取材報道<NHK特設サイト 新型コロナウイルス>から学ぶ5症例の研究

 

症例が増え、5症例目となりました。

 

新型コロナウイルスに感染したとき、どんな事態に直面するのか。感染した人や家族の話を通して、その一端を知るため、NHKが行ったインタビューの内容をできるかぎり詳細にお伝えします。

 

以下は、取材記事を下敷きとし、加筆や編集部分は緑文字として区別しました。

 

症例5:ガラス越しに 夫にトランシーバーで呼びかけた

 

4月7日取材 社会部 山屋智香子

新型コロナウイルスに感染したとき、どんな事態に直面するのか。関東地方に住む50代の男性は新型コロナウイルスに感染し一時、重篤となりました。妻が、夫の発症から治療、そして感染者の家族だからこそ思うことを語りました。

 

症例5(その2)

 

第2節感染確認までの1週間 

 

夫は最初から新型コロナウイルスへの感染を心配し、仕事を休み、みずから保健所にも相談していた(患者として模範的な対応です)。しかし、すぐに検査を受けることはできなかった

 

熱が出たその日に夫が保健所に電話してみたんですけど、折り返し電話がかかってきて、何かいくつか聞かれていたようです。

何を聞かれていたのかは私はわかりませんが、「こんな感じですね」と答えていて、「それではちょっと検査ができませんね」と言われたようで。

 

医者から解熱剤を出されていた(最初から解熱剤を処方してしまう風潮には問題があります。ただし、医師も保険医療に縛られている限り、それ以上のことはできません。制度の枠組みを優先するあまり、患者の生命や健康を犠牲にしてしまいかねないこともあるのが現行の医療制度の致命的な欠陥です。それから、発熱を過剰に恐れて解熱剤を切望する一般の風潮も心ある医師を大いに悩ませています。私であれば、一般の解熱剤ではなく、常備薬No4候補の地竜(じりゅう)を勧めます)ので、飲むと熱が下がるじゃないですか。

本人も熱が下がれば治った気でいる(解熱=治癒という誤解が多くの犠牲者を生んでいます!患者の常識・思い込みはしばしば命取りです‼)と、そういうのが3日くらい続きました(この間に相当の体力、とくに防衛体力を消耗したことになります)

 

ただ、5日目に39度くらいまで上がっちゃって、私も怖くなっちゃって、解熱剤を一時期やめていたのをまた服用させて(これは、一般的な傾向かどうかはわかりませんが、女性の方が男性より発熱を恐れる人が多いように感じられます。妻が夫に解熱剤や抗生物質を勧めたのがアダになるケースも散見しています。当クリニックでも同様の事例を多数経験しています。そのような場合はたいてい、妻は私の患者さんではありません。)

翌日、熱が下がったんですけど、夫がもう1回、保健所に電話して。そうしたら「病院が検査をやる必要ありと言われればできますよ」と言われて、ではもう1回内科に行ったほうがいい(5月現在の中野区・練馬区辺りの方式です)ということで行ったんです。

 

病院に行ったら、「熱がない間は調べられない。夕方、熱が上がったらまた来てください(症状が無ければ検査ができない、検査ができなければ、結果が出ない、結果が出なければ確定診断ができない、確定診断ができなければ手当てができない、これは現代西洋医学の独断的な常識です。しかし、この医学常識が多くの患者さんの命を奪っているのです。中医学・漢方などの伝統医学では、確定診断ではなく“見て”を行います。確定診断が得られない段階でも“見立て”は直ちに可能です。“見立て”ができれば即時に”手当“を始めることができます。これを行えるかどうかで患者さんの予後が大きく変化します)」と言われ、夕方にまた行って。そのとき初めて肺のレントゲンを撮ってもらいました。

先生も最初は「そんなの(新型ウイルスへの感染)はないと思うよ(確率論で答えている可能性があります。あるいは、患者さんの精神的動揺を防ぐ目的かもしれません。とくに、治療手段が見つからない場合に、多くの医師が根拠なく確率論で、このような意見を言ってしまいかねないことも問題です。)」と言われていたんですけど、

肺の状態がちょっと悪そうだ(これが初歩的な”見立て“です。このような場合でも、中医・漢方であれば、より詳細かつ具体的な所見を取り、早期に適切な対応に繋げることが可能です)ということで、初めて保健所に電話(担当医は、やはり新型コロナウイルス感染症の可能性を考慮していたことがうかがわれます)してくれて、翌日、検査を受けることになりました。

 

<明日へ続く>

<私のフランス語修行>

平社員の最後の希望

 

今月は、私のフランス語修行の進捗状況を御報告させていただいております。

 

さて、私はそもそもビジネス向きの人間ではありません。それが証拠に開業医となってこのかた30年、経営者としての意識は皆無に等しかったかもしれません。しかし、昨今の状況の中で、開業医も経営者、それも末端の零細企業のオヤジに過ぎないことを感じています。

 

しかも非常時にあっては当然のことながら有形無形のリスクだけを不当に負わされる一方で、ほとんど有効な救済支援措置を受けられない現実に直面し、理不尽と不合理をヒシヒシと痛感しています。ですから、これまで経営に関して真剣に取り組むことなく医師としての仕事だけを続けてこられたことだけでもむしろ感謝すべきなのでしょう。

 

想えば、いくら医学の研鑽を積んでノーベル賞受賞者となった山中教授や本庶教授でさえも、研究予算の確保に苦戦しておられるようなのです。

世事に疎く、交渉ごとに弱い医学研究者の宿命なのでしょうか。それでも彼らは生活には困らない分まだましなのかもしれませんが、研究予算を切り詰められたなかで有能な若手を育成していくことは至難の業だと思います。

当然の要求を相手に認めさせる交渉のためには、相当の覚悟が必要です。私は医師でありますが、労働衛生コンサルタントという国家資格を取得している関係もあって、職場での健康管理からはじまり、多くの患者さんの職場でのキャリア形成の悩みを耳にする機会が少なくありません。

この後の課題の作文は、実際に私が携わった患者さんの経験を下敷きにして書いてみました。

 

 

課題:あなたはある会社の従業員であり、あなたの職場地位向上の要求についてあなたの上司にメールを書きます。

Vous êtes employé dans une société et vous écrivez à votre directeur pour lui part de votre demande d’évolution de poste.

 

件名は最後の望み、です。差出人の名前はシャルル・シャプレインCharles Chapleinとしました。

 

 

 Object: Dernier espoir

Monsieur le directeur,

Jʼai été fier de travailler tous les jours pendant 30 ans lorsque jʼai été affecté au service des ressources humaines de notre service des affaires générales. Pendant cette période, le capital de lʼentreprise a été multiplié par dix et ses ventes annuelles ont été multipliées par 50.

 

Cʼest parce que nous avons été en mesure dʼobtenir les meilleures personnes. Il ne sʼagit pas seulement de recruter. Pour faire de lʼatelier un succès, nous invitons dʼexcellents enseignants externes sur des stratégies dʼaffaires pratiques. Par exemple, même ceux qui nʼont pas été évalués à la réunion de recrutement se sont assis avec un certain nombre d'experts prometteurs dans la formation ultérieure.

 

Malgré cette histoire, la réduction de lʼorganisation du département des ressources humaines et lʼexpansion de son département des ventes constituent un risque majeur.

 

Est-ce lʼIA qui convient au gestionnaire des ressources humaines, ou est-ce moi? Cʼest une question sérieuse de ma part.

 

Charles Chaplein
simple employé
service du personnel

 

 

件名: 最後の希望

部長殿

私は総務部の人事部に配任された30年間、毎日働くことを誇りに思っていました。
この間、同社の資本は10倍に増加し、年間売上高は50倍に増加しました。
これは、私たちが最高の人材を得ることができたからです。採用だけではありません。ワークショップを成功させるために、私たちは、実践的なビジネス戦略に優れた外部教師を招聘してきました。例えば、採用会議で評価されなかった人材でさえ、その後のトレーニングで数多くの有望なエキスパートとしてきました。

 

こうした歴史にもかかわらず、人事部門の組織縮小と営業部門の拡大は大きなリスクとなっています。

 

人事課長にとっては相応しいのはAIなのでしょうか、それともこの私なのでしょうか。
これは私にとっては真剣な質問です。

 

シャルル・シャプレイン
人事課従業員

東京歯科大学市川総合病院循環器科の大木先生は、新型コロナウイルスに関して、とてもわかりやすい解説を掲載されています。御経歴からすると私より大分若手であるようですが、見習いたいと思いました。

 

私は、同市内にある昭和学院短期大学の客員教授として10年ほど勤務していたことがあり、この病院の前は数えきれないくらい通過していたのを懐かしく思い出します。

 

『知っておきたい新型コロナウイルス感染症COVID-19』

 

 

【新型コロナウイルスが起こす病気】

病原体が身体のどこかに入り込んで、健康を害すると感染症にかかった状態となります。感染するとその臓器に炎症が起きます。

 

新型コロナウイルスは肺炎、心筋炎、髄膜炎などを起こすことが知られています。

 

心筋が新型コロナウイルスに侵されると心臓が急激に動かなくなり、急速に死に至ることがあります。

 

新型コロナウイルスが髄液入ると重篤な意識障害、神経系の障害が起こります。多くの感染者では肺が侵され、酸素を身体に取り込む呼吸機能が損なわれますが、身体では酸素が消費し続けられるので、身体の酸素がどんどん低下し、低酸素血症と言われる状態になります。

 

重度の低酸素血症が生じると全身に酸素が行き渡らなくなり、脳は低酸素に陥り意識が低下します。

 

それぞれの内臓も必要な酸素が不足するため、肝臓や腎臓など多臓器が失調します。血圧や心拍数などを保つ機能さえ損なわれ、やがて血流は低下し、多臓器不全の状態となります。

 

多臓器不全に陥ると、救命できる可能性は低くなり、高齢者など体力が低下している人ではほぼ9割方が亡くなります。

 

 

<明日へ続く>

ADLの評価法

1) 手段的ADLと基本的ADL
 

日常生活活動度(Activities of daily living;ADL)とは、人が生活を送るために行う活動の能力のことです。

手段的ADLとは高次のADLで買い物、食事の準備、服薬管理、金銭管理、交通機関を使っての外出などのより複雑で多くの労作が求められる活動を意味します。

基本的ADLとは移動、階段昇降、入浴、トイレの使用、食事、着衣、排泄などの基本的な日常生活活動度を示します。糖尿病患者は手段的ADLが1.65倍、基本的ADLが1.82倍低下しやすいことが示されています。

 

 

2) 手段的ADLと基本的ADLの質問票
 

手段的ADLの評価は表1のLawtonの尺度,老研式活動能力指標,DASC-21の一部の質問などで行うことができます。著しい高血糖により尿失禁がおこることもあるので、トイレ使用の評価は高血糖の治療後に慎重に評価を行います。

 

基本的ADLの詳細な評価は表2のBarthel index, Katz Index, DASC-21の一部の質問などで行うことができます。

 

表1 手段的ADLの質問票

1) Lawtonの尺度:電話をする能力、買い物、食事の準備、家事、洗濯、移動の形式、服
薬管理、金銭管理の項目からなる。

 

2) 老研式活動能力指標:手段的ADL(交通機関を使っての外出、買い物、食事の準備、請求書の支払いなど)、知的能動性(書類を書く、新聞を読む、本・雑誌を読むなど)、社会的役割(友人への訪問、家族や友人からの相談、病人のお見舞いなど)の13項目からなる。

 

3) DASC-21:認知症のスクリーニングのための21の質問の中に、手段的ADLの買い物、交通機関を使っての外出、金銭管理、電話、食事の準備、金銭管理が含まれている。

 

表2 基本的ADLの質問票

1) Barthel Index:整容、食事、排便、排尿、トイレの使用、起居移乗、移動、更衣、階段、入浴の10項目からなる。20点満点で採点する方法と100点満点で採点する方法とがある。

 

2) Katz Index:入浴、更衣、トイレの使用、移動、排尿・排便、食事の6つの領域 のADLに関して自立・介助の関係より、AからGまでの7段階 の自立指標という総合判定を行う。

 

3) DASC-21:認知症のスクリーニングのための21の質問の中に、基本的ADLの入浴、更衣、排泄、整容、食事、移動が含まれている

 

 

杉並国際クリニックでの実践
当クリニックでは、これまで厳密なADL評価は実施していませんでした。

しかし、今後の必要性の発生に備えて、手段的ADLと基本的ADLの両方を評価できる質問票として、DASC-21を採用して試行を始めたいと考えています。

 

取材報道<NHK特設サイト 新型コロナウイルス>から学ぶ5症例の研究

 

症例が増え、5症例目となりました。

 

新型コロナウイルスに感染したとき、どんな事態に直面するのか。感染した人や家族の話を通して、その一端を知るため、NHKが行ったインタビューの内容をできるかぎり詳細にお伝えします。

 

以下は、取材記事を下敷きとし、加筆や編集部分は赤文字として区別しました。

症例5:ガラス越しに 夫にトランシーバーで呼びかけた

 

4月7日取材 社会部 山屋智香子

新型コロナウイルスに感染したとき、どんな事態に直面するのか。関東地方に住む50代の男性は新型コロナウイルスに感染し一時、重篤となりました。妻が、夫の発症から治療、そして感染者の家族だからこそ思うことを語りました。

 

症例5(その1)

 

第1節:新型ウイルスとのたたかいは日常のなかで突然に 

 

夫は営業職。毎日のようにスポーツジムに通うなど体力には自信(体力には2種類あって、この方は、少なくとも行動体力には優れていた可能性が高いです。しかし、このことは防衛体力に優れていたことを意味するものではありません。中医学・漢方では「実証」タイプである可能性が高いです。すなわち、病邪に対して激しく反応するタイプです。それから、インタビューにおいて喫煙歴が明かになっていないのは残念です。その場合は、むしろ「虚証」に準じて早めの治療介入をします。)があった。

2月下旬、仕事だと言っていたのに朝、夫が起きてこない(普段元気な方が起床できないというのは、とても危険な兆候です)

 

それが始まりだった

朝、高熱がある。ふだんの平熱が35度台の人が38度台まである(平熱の記載があるので医学情報としての価値は高いです。元来低体温の方は行動体力に優れていても、感染症や癌などに対する防衛体力はそれよりかなり劣っている可能性があります。あるいは、元来は強健でない体質(=虚証)であったのを継続的トレーニングによって強化してきたようなタイプにも少なくありません。仮にこの方の平熱を35.5℃として、このときの体温が38.5℃とするならば、平熱が36.5℃の人が39.5℃以上の高熱を出しているものと認識すべきでしょう。こういうタイプの方は、まじめな努力家で我慢強く、弱音を吐くことを潔しとしない傾向にある可能性があります。むしろ、若干辛くて苦しい状態に快感を覚える方もいるくらいです。家族はおろか本人自身がそうした傾向にあることに気が付いていないことさえあります。ですから、いざというときには危ないタイプであるかもしれません。厚労大臣は、後になって否定しましたが、一律37.5℃という基準は、個人差を無視した乱暴な基準ということができます)というから、おかしいなと思ったんです。ただ、インフルエンザの季節でもあったので、体も痛いと言っていました(まず、常備薬No1.玉弊風散(ぎょくへいふうさん)とNo3. 藿香正気散(かっこうしょうきさん)を同時に開始していただきたいケースです。)から、新型コロナウイルスも言われ始めているけど、まずインフルエンザを疑った(患者・医師ともに、今後はこのように特定の病気の診断のみにこだわるのはやめるべきだと思います。インフルエンザの検査が陽性になるまで検査を繰り返すことは全く無益であるどころか、甚だしく有害です!)んですよ。

それで病院に行ったら、「(インフルエンザは)陰性」と言われたから、えーっと思ったんですよね。

私も会社に行こうと思ってたんですが、もしコロナウイルスだったら危ないので休んで。

会社に言ったら、「インフルエンザもすぐに出ないから、翌日調べたら(その通りなのですが、インフルエンザ検査キットの陽性結果を得るために保険診療で連日検査を受けようとすると、制度上、その都度別の医療機関を受診することになります。このような風潮は感染拡大に繋がるため困りものです。しかも、そのような検査を第1とし、医師の臨床判断をそれより軽んじられていることによって、有効な早期の治療介入を打てなくしてしまっています。それが世界全体でどれだけ大きな損失になっているか計り知れません)」と言われて。翌日に病院に行ったら翌日も陰性で。

そこでちょっと疑わしいなと思いましたけど、まだコロナウイルスとは違ってればいいな(せっかく本人が新型コロナウイルスに関する医療情報を知っていたのにもかかわらず、それを生かすことができなかったのはとても残念です。インフルエンザ検査の結果にこだわるあまり貴重な時間を失ってしまっています)という感じではありましたね。

 

<明日へ続く>

gettyimages/Mike Meyer
FOCUS-Online-Autorin Monika Preuk
フォーカス・オンライン著者モニカ・プロイク

 

Spannend, aber gerade keine Zeit?

興味があるが時間が無い?

 

Vegan, ausgewogen und frisch – diese Wörter meidet Holger Stromberg

菜食主義、バランスの取れた、新鮮な

-これらの言葉をホルガー・シュトロンベルは避けます

 

FOCUS Online: Also vegane Ernährung?

フォーカス・オンライン:それでは菜食主義の食事なのですか?

 

Holger Stromberg: Ich finde, man sollte bei der Ernährung das Wort vegan streichen – ebenso wie „ausgewogen“ und „frisch“. In Deutschland wird einem doch eigentlich nichts Altes angeboten. Und was heißt ausgewogen? Darunter stellt sich jeder etwas anders vor, weil das Fach Ernährungslehre in den Schulen leider fehlt. Das Wort vegan scheue ich, weil es oft genauso fundamentalistisch verwendet wird wie Verfechter von fleischreicher Ernährung argumentieren.

私は食事療法をするときには「バランスの取れた」とか「新鮮な」と鹿野と同様に、菜食主義という言葉を外すべきだと考えています。そもそもドイツでは古くなったものが出されることは全くありません。そして「バランスのとれた」とは何を意味するのでしょうか?各人は互いに違ったイメージを持っていますが、その理由は学校には栄養学の科目が無いからです。菜食主義者という言葉を私は避けていますが、この言葉は肉の豊富な食事療法の擁護者が主張しているのと同じくらいにしばしば原理主義的な使われ方をされているからです。

 

FOCUS Online: Also dann fleischlose Kost?

FOCUS Online: So then meatless food?

フォーカス・オンライン:それでは肉なしの食事ということになりますか?

 

Holger Stromberg: Richtig ist eine gesunde Mitte. Das bedeutet, nicht hin und wieder mal auf Fleisch oder Wurst zu verzichten, sondern zurückzufinden zu unseren früheren Ernährungsgewohnheiten: Die Hauptmahlzeit war gemüse- oder getreidebasiert statt tierischer Produkte und Zucker, wie das heute ist – und viele Menschen krank macht, von Diabetes bis Arteriosklerose, Arthritis sowie Gehirn- und Herzproblemen.

ホルガー・シュトロンベルク:健康的な中庸さというのがなすべき正しい方法です。これはときおり肉やソーセージを断つことではなく、私たちの古い時代の食習慣を再発見することを意味するものです。それは、その日のディナーを動物性食品や砂糖から野菜類や穀類中心に変えることです。(肉や砂糖中心の)今日の食事は多くに人々を病気にします。糖尿病(参照1)から動脈硬化症(参照2)、脳(参照3)や心臓病(参照4)と同様に関節炎(参照5)にまで及んでいます。

 


参照1:わかりやすい臨床栄養学(第6版)

各論編7代謝疾患1糖尿病pp97

 

参照2:わかりやすい臨床栄養学(第6版)

各論10循環器疾患2動脈硬化pp168

 

参照3:わかりやすい臨床栄養学(第6版)

各論10循環器疾患3脳卒中pp171

 

参照4:わかりやすい臨床栄養学(第6版)

各論10循環器疾患

4狭心症・心筋梗塞pp172

5心不全pp・脳卒中pp175

 

参照5:わかりやすい臨床栄養学(第6版)

各論7代謝性疾患

3高尿酸血症および痛風pp107

各論12歯・筋骨格疾患

3骨粗鬆症pp185

5変形性関節症

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Männer erschrecken beim Wort „vegan“

人びとは「菜食主義者」という言葉におののきます。

 

FOCUS Online: Gesund bedeutet also zurück zur Ernährung unserer Großeltern?
FOCUS Online: So healthy means back to our grandparents' diet?

フォーカス・オンライン:それでは健康的というのは先祖の食事に戻ることですか?

 

Holger Stromberg: Wir müssen es schaffen, dieses Ernährungsrad umdrehen und zu einer gesunden Ernährung finden, die den Menschen schmeckt. Sie sollte pflanzenbasiert sein, dies Wort verwende ich lieber als vegan. Wenn ich mich mit Männern unterhalte, erzeugt das Wort „vegan“ immer ein Schreckensmoment – pflanzenbasiert ist freundlicher, denn ein Tag mit Pflanzenkost ist wie ein Geschenk, er tut der Gesundheit gut und richtig zubereitet schmeckt auch alles.
Holger Stromberg: We have to manage to turn this food wheel around and find a healthy diet that people like. It should be plant-based, I prefer to use this word as vegan. When I talk to men, the word "vegan" always creates a moment of horror – plant-based is kinder, because a day with plant food is like a gift, it does health well and properly prepared tastes everything.

ホルガー・シュトロンベルク:私たちはこの食事療法に工夫を凝らして皆さんが好むような健康的な食事療法としなげればなりません。それは植物性中心とすべきで、私はこの言葉を「菜食主義」よりも好んで使います。私が誰かと話をするときに「菜食主義」という言葉が出るといつもおぞましい瞬間が発生します。「植物性食品中心の」と言った方がより優しいです。というのは植物性食品がある一日は御恵みであって、健康が増進し、何を食べてもておいしく調理されるからです。

 

FOCUS Online: Was bedeutet das für den Alltag?

フォーカス・オンライン:それは毎日の生活のためにはどんな意味がありますか?

 

Holger Stromberg: Meine Empfehlung lautet fünf Tage pflanzenbasiert essen, das mach ich aber nicht dogmatisch, wenn es sich ergibt, dann auch mal nur drei Tage die Woche, dafür in der nächsten Woche dann sieben Tage. An diesen Pflanzenkost-Tagen esse ich zu 85 Prozent Gemüse.

ホルガー・シュトロンベルク:私がお勧めしたいのは5日間の植物性食品中心の食事です。ただし、私は杓子定規的には申しあげません。週に3日だけになってしまったとしても、その次の週で7日間行えばよいのです。こうした植物性中心の食事の日は私の場合は85%が野菜です。

認知症の人や介護者が住み慣れた地域の中で穏やかな暮らしを継続できるようにしていくためには、地域の中で認知症に気づき、総合的なアセスメントを実施し、多職種間でその情報を共有し、必要な支援を統合的に調整していく必要があります。

 

認知機能の評価法と認知症の診断(その3)

 

3) 認知症の診断
 認知症の診断は米国精神医学会による診断マニュアルであるDiagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders-5(DSM-5)(表2)、または国際疾病分類第10版(ICD-10)、またはNational Institute on Aging-Alzheimerʼs Association(NIA-AA)の診断基準に基づいて行います。認知機能障害だけでなく社会生活の障害を確認することが大切です(図1)。生活機能の低下があれば認知症を疑い、概ね自立している場合は、軽度認知障害(MCI)を考えます。
 認知機能障害が疑われる場合は、生活機能(手段的ADLなど)の障害について問診を行います。

 

 DSM-5による認知症の診断基準(2013年)

1. 1つ以上の認知領域(複雑性注意、遂行機能、学習および記憶、言語、知覚-運動、社会的認知)において、以前の行為水準から有意な認知の低下があるという証拠が以下に基づいている:

(1)本人、本人をよく知る情報提供者、または臨床家による、有意な認知機能の 低下があったという概念、および(2)標準化された神経心理学的検査によって、それがなければ他の定量化された臨床的評価によって記録された、実質的な認知行為の障害

 

2. 毎日の活動において、認知欠損が自立を阻害する(すなわち、最低限、請求書を支払う、内服薬を管理するなどの、複雑な手段的日常生活動作に援助を必要とする)

 

3. その認知欠損は、せん妄の状況でのみ起こるものではない

 

4. その認知欠損は、他の精神疾患によってうまく説明されない(例:うつ病、統合失調症)

 


 次に、認知機能検査(HDS-R, Mini-Cog, MMSEなどを推奨)を行います。

〇 HDS-R20点以下、Mini-Cog 2点以下、DASC-21が31点以上、MMSE 23点以下の場合には認知症疑い。

 

〇 MoCAは25点以下、MMSE 27点以下でMCI疑い。

 

しかし、これらのスクリーニング検査の成績のみで認知症・軽度認知障害(MCI)と診断することは困難です。せん妄やうつの除外、血液検査や脳のCT・MRIで二次性の脳機能低下を除外することが必要です。即ち、甲状腺機能低下症、慢性硬膜下血腫、正常圧水頭症など治療できる認知症を見逃さないようにします。

 

また、HDS-R やMMSEの点数が高くても遂行機能障害があり、セルフケアができない場合があるので注意を要します。『取り繕い行動』がある場合もあるので介護者からも情報を聴取します。

 

4) 認知症の重症度の判定
詳細な認知症の重症度の判定には臨床認知症尺度(Clinical Dementia Rating, CDR)などを使用することが望ましいが、簡易にMMSE,DASC-21を用いて重症度を判定することもできます(表3)。DASC-21では、合計点31点以上と手段的ADL障害、基本的ADL障害、場所の見当識障害などを組み合わせて認知症の重症度を簡単にスクリーニングすることが可能です。


 認知症の重症度の判定例

軽度 中等度 重度

MMSE 21点以上 11-20点 0-10点
DASC-21 合計点が31点以上の場合は認知症の可能性ありと判定する

合計点が31点以上で,遠隔記憶,場所の見当識,社会的判断力,身体的ADLに関する項目のいずれもが1点または2点の場合は「軽度認知症」の可能性ありと判定する 合計点が31点以上で,遠隔記憶,場所の見当識,社会的判断力,身体的ADLに関する項目のいずれかが3点または4点の場合

 

「中等度認知症」の可能性ありと判定する 合計点が31点以上で,遠隔記憶,場所の見当識,社会的判断力,身体的ADLに関する項目のいずれもが3点または4点の場合は「重度度認知症」の可能性ありと判定する

 

 

杉並国際クリニックでの実践
現在、当クリニックに通院中の方は、軽度認知症や軽度認知障害(MCI)疑いの方はいらっしゃいますが、中等度以上の認知症の方はいらっしゃいません。そこで、認知症の重症度判定には、MMSEを最も重視しています。ただ、今後は、症例によっては、DASC-21や、詳細な方法である臨床認知症尺度(Clinical Dementia Rating, CDR)で確認することも大切だと考えております。

東京歯科大学市川総合病院循環器科の大木先生は、新型コロナウイルスに関して、とてもわかりやすい解説を掲載されています。御経歴からすると私より大分若手であるようですが、見習いたいと思いました。

 

私は、同市内にある昭和学院短期大学の客員教授として10年ほど勤務していたことがあり、この病院の前は数えきれないくらい通過していたのを懐かしく思い出します。

知っておきたい新型コロナウイルス感染症COVID-19

 


【新型コロナウイルスの感染経路】


感染の病原体には細菌、ウイルス、カビ、その他の虫などがあります。多くの感染症は細菌かウイルスによるものです。

細菌は複雑な一つの生命体であり、食べたり消化したり、生きて動き回っています。それでも非常に小さく、0.001㎜くらいです。

それに対してウイルスは、生きていると言ってもごく簡単な構造に遺伝子が入っているような姿で、大きさは細菌の1/10〜1/100以下、0.0001㎜くらいで、通常のマスクは簡単にすり抜ける大きさです。

 

新型コロナウイルスは普段どのような姿で生きているか詳しいことは不明です。ヒトの唾液など水分と共に生きているのか、ホコリなどに付着して空中を浮遊しているのかわかりませんので、マスクがどの程度有効かもわかっていません。

少なくとも感染者のくしゃみ、咳などでのウイルスの放散量はかなり減少します。現在までにわかっている感染の状況を見てみると、ウイルスの付着した体液等への接触感染はもちろん、くしゃみ・咳などでの飛沫感染のほか、空気感染を起こすと言って良いような状況も見受けられます。

ホコリなどと共に長時間空中を漂っている可能性が示唆されており、狭い空間で換気の悪いところではコロナウイルがいつまでも空中に無数に飛んでいると考えた方が良いでしょう。

換気をしていない車内、エレベーター内も注意が必要です。カラオケボックスのような音が漏れないようにしている施設は空気が漏れにくく、つまり換気が悪くなります。

冬には室温が下がらないように暖房をかけながら密閉されること多くなりますので換気が必要ですし、夏には冷房をかけながら室温が上がらないように部屋を密閉することは危険なことになります。常時換気をしておくことが必要であり、更に飛沫や接触を避けるように気を付けることが重要です。

 

会話をすると必ず飛沫が飛んでいるので、お互いマスクを付けることは思いやりです。

やむを得ず接触した場合にはこまめに手を洗うよう心がけましょう。

屋外ならば感染の危険性は低くなりますが、どこかでくしゃみや咳をした人の空気がまとまって飛んでくればそれを吸い込んで感染してしまう可能性がありますので、屋外でも人の密集する場所は避けるべきです。ジョギングなどしていても前を走っている人の汗や吐息を吸い込む可能性があるので注意が必要です。みだりにいろいろなところに触れないようにするのは当然です。 

 

 

コメント:

感染の病原体(細菌、ウイルス、カビ、その他の虫など)のサイズについて言及されています。多くの寄生虫などは肉眼で確認できますが、カビや細菌は光学顕微鏡で確認できますが、ウイルスになると電子顕微鏡でないと見えない極小のサイズだということになります。
 

そこでマスクの効用について説明されています。「くしゃみ・咳などでの飛沫感染のほか、『空気感染を起こすと言って良いような状況』も見受けられる」ことが書かれています。最初の頃、感染症の専門家の間で「新型コロナウイルスは空気感染しない」という意見が示されたことを記憶しています。

 

空気感染を起こすことで知られている病原体として、結核や麻しんや水痘などが知られています。

麻疹(はしか)、水痘(みずぼうそう)はウイルスですが、結核は粒子の大きい細菌です。ですから、粒子の小さなウイルスは接触感染や飛沫感染の他に、程度の差こそあれ空気感染が発生しても不思議はないと考えています。

 

大木先生が、『空気感染を起こす』と言いきらずに、あえて『空気感染を起こすと言って良いような状況』と表現されているのは、「エアロゾル感染」といって、飛沫感染と空気感染の中間領域の感染形式であることを認識されているからだと思います。

 

専門家の間では「空気感染しない」と言っても問題がないとしても、一般の国民には正しいメッセージとしては通らないので不適切だったように思います。大木先生は、わかりやすく「エアロゾル感染」が発生する具体的状況を説明されています。

 

最後に、マスクの有用性についてですが、私自身は有用であると考えています。むしろマスクを上手に活用することが有益であると考えて、これに工夫を加えていきたいと考えています。

 

<明日へ続く>

東京歯科大学市川総合病院循環器科の大木先生は、新型コロナウイルスに関して、とてもわかりやすい解説を掲載されています。御経歴からすると私より大分若手であるようですが、見習いたいと思いました。

 

私は、同市内にある昭和学院短期大学の客員教授として10年ほど勤務していたことがあり、この病院の前は数えきれないくらい通過していたのを懐かしく思い出します。

『知っておきたい新型コロナウイルス感染症COVID-19』
大木 貴博(おおき たかひろ)先生 所属 循環器内科

職名 教授

最終学歴 慶應義塾大学大学院医学研究科

学位 博士(医学)

資格 医師、日本循環器学会専門医、日本内科学会認定内科医

職歴 平成 6 年 5 月 慶應義塾大学病院救急部専修医

平成 7 年 6 月 栃木県済生会宇都宮病院循環器科医員

(中略)

平成 31 年 2 月 東京歯科大学市川総合病院循環器内科教授

学会活動 日本内科学会 日本循環器学会 日本心血管インターベーション学会

2020.4.20

循環器内科 大木貴博

新型コロナウイルス感染症は大きく社会を揺るがせています。その重大性から毎日のように報告、報道がなされ、膨大な情報が発せられています。ここに今わかっていることから私見をまとめてみました。

 

【新型コロナウイルス感染症とは】

感染症は人から人にうつる可能性のある病気です。伝染病や疫病という言い方もあります。高血圧や糖尿病、心臓病や腎臓病など、薬を飲み続けて良い状態を保つという病気と違い、感染した病原体が身体からいなくなれば原則として治ります。

 

一度身体に住み着いた病原菌が身体にいなくなるには、身体が免疫という機構によって病原菌を完全に死滅させなければなりません。まれにひどい感染症によって後遺症を残す場合もありますし、なかなか病原体が完全には消え去らず、軽快と再燃ということを繰り返す場合もあります。

 

旧型のコロナウイルスはこれまでいわゆる風邪を起こすウイルスとして知られていましたが、今回従来のコロナウイルスが突然変異を生じて新しいタイプの感染症を引き起こす様になっています。いつ、どのような変異を、どこで起こしたのかは今のところわかっていません。
 

新型コロナウイルスについては未だ詳しい性質がわかっておらず、どのようなタイプの感染を生じるか不明です。免疫が働きにくく、完全に治癒することはできないといった、非常に悪質なタイプの可能性もあります。

一度陰性となった方が再び陽性となることがあり、一部の方には持続感染という現象が起きている可能性さえ考えられます。たとえば肝炎ウイルスのように、抗体ができていても体内にウイルスが残る場合もありますし、帯状疱疹のようにほぼ一生ウイルスが体内の奥に潜み、体力が低下したときに繰り返し出てくるというようなものもあります。新型コロナウイルスがどのような感染をするのか明らかになっていない以上、感染しても風邪のように症状が軽く済んでしまうのならば、かかってしまっても良いなどと考えるのは危険です。

 

 

コメント:

感染症(伝染病、疫病)をセットでまとめてくれています。

基礎疾患のある人が罹患しやすく重症化しやすいことが分かってきましたが、代表的な基礎疾患として具体的に「高血圧や糖尿病、心臓病や腎臓病」を挙げてくださいました。肺炎を発症させるととても危険なのですが、慢性の呼吸器疾患も重要な基礎疾患です。

 

免疫、突然変異、軽快と再燃、持続感染など、キーワードではありますが難しい医学用語を平易な文脈の中で相互の繋がりを明らかにしてくれています。

 

さてヒトに疾患を引き起こすことが知られているコロナウイルスは新型コロナウイルスを含めて7種類です。

 

コロナウイルスは,感冒から致死的な肺炎に至るまでの様々な重症度の呼吸器疾患を引き起こす,エンベロープを有するRNAウイルスです。

 

1930年代に家禽で初めて発見された多くのコロナウイルスは,動物で呼吸器,消化管,肝臓,および神経系の疾患を引き起こします。

 

7種類のうち4種類は感冒の症状を引き起こすことが非常に多いです。コロナウイルス229EおよびOC43は感冒を引き起こし,血清型NL63およびHUK1にも感冒との関連が認められています。まれに,肺炎を含む重度の下気道感染症が発生することもありますが,これは主に乳児,高齢者,易感染性患者にみられます。

 

7種類のコロナウイルスのうち3種類は,他のコロナウイルスよりもはるかに重度で,ときに死に至る呼吸器感染症を引き起こし,21世紀になってから致死的な肺炎の大規模なアウトブレイクを引き起こしています。

 

• SARS-CoV2は,COVID-19(coronavirus disease 2019)の原因として同定された新型コロナウイルスであり,2019年末に中国の武漢で始まり,世界中に拡大しています。

 

• MERS-CoVは,中東呼吸器症候群(MERS)の原因として2012年に同定されました。

 

• SARS-CoVは,重症急性呼吸器症候群(SARS)のアウトブレイクの原因として2002年に同定されました。
重度の呼吸器感染症を引き起こすこれらのコロナウイルスは人獣共通感染の病原体であり,感染動物から始まり,動物からヒトに伝播します。ですから、今年の初期において、何人かの感染症の専門家が、「新型コロナウイルスは動物からヒトに感染しない」、「ヒト-ヒト感染はない」、「新型コロナウイルス感染症はインフルエンザ感染症より軽い」という根拠の乏しい発言を聴いてとても失望したことを想い出します。

 

<明日へ続く>

特集:シリーズ『新型コロナウイルス罹患者の体験から学ぼう』

 

取材報道<NHK特設サイト 新型コロナウイルス>から学ぶ4症例の研究

 

新型コロナウイルスに感染したとき、どんな事態に直面するのか。感染した人や家族の話を通して、その一端を知るため、NHKが行ったインタビューの内容をできるかぎり詳細にお伝えします。

 

以下は、取材記事を下敷きとし、加筆や編集部分は赤もしくは緑文字として区別しました。

 

症例4:集団感染 それから起きたこと

4月2日取材 北見放送局 関口祥子

新型コロナウイルスに感染したとき、どんな事態に直面するのか。集団感染が起きた北海道北見市の展示会に参加していた60代の男性。激しい症状とのたたかいや感染後の苦境を明かしました。

 

症例4(その4)

第4節:“売り上げゼロ”でも前を向いていく
入院中に男性の頭をめぐっていたのは営んでいる店のことだった
仕事への不安は重たいものがありました。とにかく入院して何が不安だって言ったら仕事の不安ですよね。


商売しているのに、感染したといううわさが流れたらどうなってしまうんだろう。きっと流れるなって。店が何週間も閉まってるぞって。入院中お客さんから電話来ました。

 

「今、お店の前通ったらシャッター閉まってるんだけど、やっぱりあれかい?」「今入院してるよ」「俺、あれほしいんだ。退院したらカタログ持ってきてくれな」って。

 

僕はそのとき、そのお客さんの言葉がいちばんの薬だって言って「本当にありがとうございます」って言いました。そのお客さんはまた電話くれて「つらいだろうけど、応援するからね」って、そういうお客さんがいます。

 

男性は退院後、自主的に2週間、自宅で待機。4月1日に仕事を再開した。休んでいる間、収入はなかった。再開にあたり、取引先にあいさつのはがきを送った

 

元どおりの自分だから元どおりのようにつきあっていただきたい。感染する前の体に戻っているから、一生懸命仕事させてくださいって。

 

あいさつのはがきを回したから偏見があるっていうことはないです。ないけど、退院してからのいろんなことっていうのはごまんとあります。やっぱりうわさだよね。「関わったら、コロナうつるよ」って。仕事の影響は100%ある。売り上げゼロ。不安はあるよ、売り上げなかったら生活できない。借金払っていけないし。

 

時間だと思います。安心していただくのも時間がかかると思う。

ひと月かふた月。秋にはみんな忘れてるんじゃないかなって。

僕より被害にあってる人いると思うけど、飲食業界は大変だと思うけど、早くみんなして立ち直って、経済立て直したいっていう気持ちが強いです(<戦略4:『人助けをしている人々を助ける』ことの大切さを知る>)


みんなと飲んで騒いで遊びたいです(お気持ちは、痛いほどわかりますが・・・!<戦略3:『自分や自分の家族と同様に、親戚や知人を助ける』ための活動を開始する>)

 

(4月2日取材 北見放送局 関口祥子)

専門家会議は、「海外からの流入は続いており、また、一般に感染症の増減には一定の小幅なサイクルが存在していることなどから、引き続き、その動向を注視していくとともに、市民や事業者の皆様に、最も感染拡大のリスクを高める環境(1.換気の悪い密閉空間、2.人が密集している、3.近距離での会話や発声が行われる、という3つの条件が同時に重なった場)での行動を十分抑制していただくことが重要です」と述べていました。

 

<この項終わり>