今月のテーマ<予防接種>

 

「ワクチン接種後の注意点」

 

 

○ワクチン接種後には、一過性の発熱や接種した部位での

 

腫脹(はれ)など軽微な副反応(副作用)が生じることがあります。

 

 

○ごく稀ですが、重大な有害事象が起こることがあります。

 

 

有害事象とは、

 

ワクチンとの因果関係がはっきりしないものを含め、

 

ワクチンを接種された患者に生じたあらゆる好ましくない、

 

あるいは意図しない徴候、症状、または病気をいいます。

 

 

これに対して、有害反応は、

 

病気の予防、診断、治療に通常用いられる用量で起こる

 

好ましくない反応であり薬物との因果関係があるものを指す。

 

 

 

対策:

 

1、予診票の記入によるリスクの確認をします。

 

 

2、実施前の問診と診察(面談)により、体調を確認します。

 

 

3、接種後10~30分は診療所内に待機していただき安全性を確保します。

 

 

4、接種の全過程において複数のスタッフによる確認を行う。

 

 

5、接種希望者には、なるべくかかりつけ医による接種を勧めています。

 

高円寺南診療所では、虚弱体質をはじめアレルギー体質や免疫異常など、

 

副反応(副作用)の発生しやすい体質の患者さんが多数を占めています。

 

しかし、幸いなことに四半世紀の間、

 

ワクチン接種による重大な有害事象は一例も経験していません。

 

しかし、その実績が油断に繋がらないよう注意しています。 

ドクトル飯嶋の「認定痛風医試験」受験顛末記 (その1)

 

 

今年の6月6日に学会事務局から試験実施の情報を受けました。

 

手続きの後、受験票が届き、6月18日に受験しました。

 

受験番号01の受験票が届いたのは受験の数日前。

 

それから、正味3日間の超集中的受験勉強。

 

 

受験会場は東京慈恵会医科大学の第二会議室。

 

受験会場の表示が見当たらず、入り口の守衛さんに尋ねる。

 

守衛さんは怪訝そうに場所を教えてくださる。

 

幸い施錠されてなく、空室。予定より早目に入室。

 

ややあって慈恵医大名誉教授の細谷龍男先生がお見えになる。

 

試験会場と試験時間を私に確認して安心されているので、

 

私はかえって不安になり始める。

 

そのあと、女医さんらしき方が入室され、ようやく安堵しはじめる。

 

それも束の間、彼女は事務局の方とのこと。

 

 

しかも・・・

 

 

 

受験開始時間での在室者は以下の通り。

 

試験官2名(帝京大学医学部教授 藤森新、慈恵医大名誉教授 細谷龍男、の両先生)

 

事務局員1名(日本痛風・核酸代謝学会事務局の方)

 

受験生1名(高円寺南診療所院長 飯嶋正広)

 

 

 

試験時間:13:30-14-30 試験問題数:60問 合格基準点:不明

 

試験問題は、かなりハード、しかし受験放棄できる雰囲気ではありませんでした。

 

放棄しないと決断した以上、最後まで、とことん頑張るのがドクトル飯嶋流。

 

試験問題は持ち帰り可。試験終了後、さっそく復習しました。

 

すぐに確認する習慣だけは、現役の医学生の時よりも成長したなあ、と自画自賛。

 

 

合格発表は、およそ1週間後、とのこと。

 

試験委員長の藤森教授には「基礎理論が不十分でした。来年頑張ります。」

 

とご挨拶し、試験会場を早々に退く。

 

 

そのあとは、新宿のハイジアに向い、「水氣道」の稽古

 

「水氣道」と仲間たちがあって、本当に良かったと、感慨ひとしおでした。

 

つづく

6月24日(金)午前9時から11時までの2時間、

 

大宮前体育館温水プールの参加者は、

 

飯嶋正広(創始者)、金澤克彦(高等修錬生、1級)、加藤博文(中等修錬生、2級)、

 

野口将成(特別訓練生、准3級)の総勢4名でした。

 

テーマは「調血航法」、実技指導修錬生は加藤2級でした。

 

 

 

「調血航法」のパイオニア加藤2級には、

 

「調血航法」のエッセンスを伝授しました。

 

6月の「調血航法」集中修錬は、ほぼ予定通りに果たせる見込みです。

 

それは一言でいえば、調血の方略とは「耐性」を育むことです。

 

抵抗性を育むための方術は、「能動的律動性」と「反復躍動性」です。

 

 

この「調血航法」に参加した「理氣航法」のパイオニア金澤1級は、

 

5月の集中修錬を果たしましたが、両者の違いを大きく感じ取ったようです。

 

「理氣航法」の方略は調血航法とは異なり「復帰」を育むことだからです。

 

また復元性を育むための方術は、「受動的律動性」と「緩徐伸展性」です。

 

 

 

「理氣航法」と「調血航法」はともに律動的反復運動であることは共通していますが、

 

前者が受動的なのに対して、後者は能動的であることが特徴です。

 

 

心身を統合している3系統を東洋医学的に表現すると「氣」「血」「水」になります。

 

「水」に係るのは「活水(カッスイ)航法」です。

 

「活水航法」のパイオニア林亮博支援員(大初段上)には、7月に入ってから、

 

本格的な集中支援を始める予定です。

 

 

活水の方略は「弾性」を育むことにあります。

 

弾性を育むための方術は、「流動性」と「柔軟性」です。

 

今月のテーマ<予防接種>

 

 

「インフルエンザ・ワクチン」

 

季節性インフルエンザに対するワクチンは、全年齢を対象とします。

 

 

高円寺南診療所では毎年1回の接種を推奨しています。

 

まず診療所スタッフ全員(非常勤職員も含めて)に接種を済ませてから、

 

患者の皆様の接種を行っております。

 

幸いに、接種を済ませた方のインフルエンザ罹患者は少なく、

 

仮に罹患しても軽症で済むことがほとんどです。

 

インフルエンザ罹患者のほとんどは新患ですが、

 

通院中の方で罹患された方もほとんどが未接種の方でした。

 

 

 

その他の「全年齢対象の予防接種」として、

 

以下のワクチンがあります。

 

 

○狂犬病  ○A型肝炎

 

 

○B型肝炎:

 

医療従事者、腎透析を受けている人、海外長期滞在者など。

 

母親がB型肝炎抗原(HBs抗原)陽性であれば、

 

乳児の接種は保険適応になります。

食品のプリン体含量について

 

 

痛風の食事療法といえば、「プリン体の制限」です。

 

『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン』の『生活指導』で示されている食事療法、

 

そこでは特に『1日400mgを目安にしたプリン体の摂取制限』とされています。

 

 

ところでプリン体とは何でしょうか?

 

それは、「プリン骨格を持つ物質の総称です。」

 

と答えるのは簡単ですが、それでは質問者には理解できないと思います。

 

 

プリン体は食品中では旨味の成分であり、核酸中に多く含まれます。

 

 

プリン塩基、プリンヌクレオシド、ATP などのプリンヌクレオチド、

 

さらに核酸に含まれます。

 

 

そのため、プリン体は細胞数の多いもの、

 

細胞分裂の盛んな組織に多く含まれています。

 

 

 

そこで、以下の2つのクイズに挑戦してみてください。

 

 

Q1.食品のプリン体含量について正しいのはどれか。

 

a、マイワシ1尾あたりのプリン体含量は生より干物の方が多い。

 

 

b、干しシイタケは単位重量当たりのプリン体含量が多いので

 

痛風患者には勧められない。

 

 

c、ほうれん草の葉と芽では単位重量当たりのプリン体含量は葉の方が多い。

 

 

d、プリン体含量の多い大豆が原料の豆腐は高プリン体食品である。

 

 

e、青魚はプリン体含量が多いが動脈硬化抑制作用を有する。

 

 

ヒント:選択肢 a ではマイワシ「1尾あたり」で生と干物を比較しています。

 

マイワシの単位重量当たりの比較ではありません。

 

因みに、ドクトル飯嶋は、選択肢 a で引っ掛り、このクイズでコケました。

 

 

 

Q2.次の食品の中で単位重量当たりのプリン体含量が最も多いのはどれか。

 

a、カズノコ

 

b、キャビア

 

c、コンビーフ

 

d、カキ(牡蛎)

 

e、魚肉ソーセージ

 

 

ヒント:

 

ちなみに大手製薬会社G・Sの超美人MRさんに、

 

このクイズのチャレンジをお願いしたところ、

 

最初「キャ・キャ・キャ」と可愛らしく口ずさんでおられましたが、

 

さいごに「カ・・」とズバリ正解を当てました。

 

ドクトル飯嶋は、「キャ」か「カ」で悩んだ挙句、

 

結局、間違えてしまいました。

 

患者の皆様、面目ございません!

 

 

正解は、来週のお楽しみ!

今月のテーマ<予防接種>

 

 

「肺炎ワクチン」

 

 

2014年10月より、以下の高齢者用ワクチンの定期接種化が始まりました。

 

 

○多糖体肺炎球菌ワクチン(肺炎ワクチン)

 

このワクチンが重要な理由は・・・

 

肺炎は、日本人の死因第3位。亡くなる方の約95%が65歳以上。

 

高齢者の肺炎球菌に対して23価肺炎球菌多糖体ワクチンを用います。

 

高円寺南診療所では65歳以上の方全員に接種状況を確認して、

 

外来受診の際などにお知らせしています。

 

 

原則として65歳以上を対象としますが、

 

65歳未満でも60歳以上のハイリスクの方は

 

積極的に接種していただくことが望まれます。

 

 

ハイリスクとは、心臓、腎臓、呼吸器または免疫機能に

 

一定以上の障害があることです。

 

 

より具体的には、

 

心・呼吸器の慢性疾患、腎不全、肝障害、糖尿病、

 

慢性髄液漏などの病気に罹っている方、脾臓を摘出した方などです。

 

 

診療所についてドイツ語でのご案内を追加しました

 

トップページで「ENGLISH」をリック

       ↓

「ENGLISH」の横の「DEUTSCH」をクリック

 

 

ホームページにつて、

 

皆様のご意見、ご感想をお待ちしております。

「優しさ」と「甘さ」と「甘いもの」

 

 

私はよく人に「優しい」と言われます。

 

しかし、それは自分にも「優しく」し過ぎてしまう結果を招いています。

 

 

要は自己管理ができない…

 

そこそこ頑張ったという自己満足を口実に自分に過剰なご褒美!と甘い物を飲む始末。

 

これで痩せろという方が無理でした。

 

 

そこで、自らを戒める警句を一つ。

 

「気を付けよう、甘い考え、甘い物!」

 

 

今までの自分の生き様を振り返ってみると・・・

 

「他人に優しく自分に甘い、長いものには巻かれろ。」

 

ということだったようです。

 

 

私は、この懺悔録に着手するときに、

 

すでに心を入れ替えて変心(変な心ではありませんよ!)したのです。

 

しかし、変心はなかなか外からは見えないものです。

 

そこで、これからは、たとえ時間が掛っても、必ず変身してご覧に入れます!

 

自分に厳しく、人には優しいMr. No Gucci に生まれ変わりたいのです。

 

 

閲覧者の皆様からすでに多数の励ましのお言葉を頂戴いたしております。

 

このコラムの場をお借りして、心より御礼を申し上げます。

 

今後も、叱咤激励よろしくお願いします。

 

 

 

ドクトル飯嶋からのメッセージ:

 

Dr.飯嶋は、英語流のDoctor(ドクター)飯嶋ではなく、

 

ドイツ語流のDoktor(ドクトル)飯嶋を名乗るのか?

 

少しだけ、お話ししておきましょう。

 

いまどき、ドイツ語に堪能な日本人医師は希少価値です。

 

ドクトル飯嶋自身でさえドイツ語が流暢とまではいきません。

 

それから、Doktorはドイツ人でさえ、ドクターのように発音し、ドクトルと発音することはまれです。

 

ドクトル飯嶋は自然医療志向なので、

 

患者さんの体、心、魂に生じた「毒」を取り除くお手伝いをすることが

 

大切な勤めであると考えています。

 

Mr.NoGucciは、存在すること自体が周りの人々に

 

癒しを与え、彼の「言葉」、「行い」は、

 

しばしば「薬」を生み出すことができます。

 

しかし、彼は「思い」、「怠り」において、

 

しばしば、自分自身の中に「毒」を作りだしてしまうようです。

 

 

実にもったいない、放っておけない好人物なのです。

 

だから、実に厄介な人物でもあるワケなのです。

 

私がドクトルを名乗るのは、他でもありません。

 

私の仕事が「毒取る」作業だからに他ならないからなのです。

 

今月のテーマ<予防接種>

 

 

「予防接種とは?」

 

 

予防接種に用いる薬液をワクチンといいます。

 

ワクチンは大別して3種類あります。

 

1)生ワクチン:

 

生きた病原体を用いますが、

 

弱毒化といって毒を弱めているので弱毒ワクチンともいいます。

 

 

 

2)不活化または死菌ワクチン:

 

病原体が生体内で不利益な働きをしないように

 

活動性を停止させたり、死滅させたりして用いるものです。

 

 

 

3)トキソイド:

 

細菌が作り出す毒素を無毒化したものを用いるものです。

 

毒をトキシンといいますが、トキソイドは「毒もどき」です。

 

 

このように、ワクチンは生体にとって本来は「毒」です。

 

 

「毒をもって毒を制する」という表現に出会うたびに、

 

私はワクチンを思い出します。

 

 

 

ワクチンを用いる予防接種という医療行為のリスクはゼロではありません。

 

 

一定の程度で副反応(副作用)が起こる可能性があります。

 

 

 

 

そこで、重要事項のアドヴァイスをします。

 

1)生ワクチン(弱毒ワクチン)は、妊娠可能な女性においは、

 

あらかじめ約1か月間避妊していただいてから接種します。

 

またワクチン接種後約2か月間は、妊娠しないように注意していただきます。

 

 

2)生ワクチン接種後に、別の生ワクチン

 

もしくは不活化ワクチンを接種する場合には、

 

通常27日以上の間隔をおきます。

 

 

3)不活化ワクチン接種後に、別の不活化ワクチン

 

もしくは生ワクチンを接種する場合には、

 

通常6日以上の間隔をおきます。

 

 

このように、ワクチンの中でも、

 

とりわけ生ワクチン(弱毒ワクチン)を摂取する場合には、

 

予め十分な準備と計画を立てておくことが必要となります。

 

音海「聖楽」コンサートは、次回6月29日で第15回、

 

前身の「音海」水曜ミニサロン・コンサートから通算して35回目を迎えます。

 

 

昨年10月発足以来、これまででピアニストの確保と充実を基礎として

 

週別先任制を確立することができました。

 

 

ついで、ピアノ以外の器楽奏者の参加協力が得られるようになり、

 

さらにこの6月に入って、

 

女性声楽家からのオーディションの問い合わせが続いています。

 

 

 

音海「聖楽」コンサート協力アーティストに就任していただくまでには、

 

複数のルートや幾つかのステップがあります。

 

 

一番の近道は、各週の先任ピアニストの推薦者です。

 

しかし、推薦を受けた演奏家といえども、

 

初回からの演奏には御参加いただけません。

 

 

最初のステップは音海「聖楽」コンサートの観客としてご来場いただき、

 

実際のコンサートを楽しんでいただけたかどうか、が問われるのです。

 

 

そこで音海「聖楽」コンサートを気に入っていただいた上で、

 

「試演会」をプログラムします。

 

 

これに対して、一般公募による参加希望アーティストも、

 

最初のステップは同様です。

 

 

ただし、その場合は、「プレ試演会」といって、

 

主宰の聖楽稽古時間にて、予め演奏をしていただきます。

 

その結果に応じて、「試演会」のプログラムの相談が始まることになります。

 

 

 

 

現在の進行状況をご報告いたします。

 

<声楽部門>

 

ソプラノ4人、メゾ・ソプラノ1人

 

 

Step1「音海」聖楽コンサートご来場者

 

ソプラノ2人、メゾ・ソプラノ1人

 

 

Step2「プレ試演会」経験者

 

ソプラノ1人、メゾ・ソプラノ1人

 

 

Step3「試演会」参加登録完了者

 

ソプラノ1人

 

 

 

<器楽部門>

 

チェロ2人、クラリネット1人、パンフルート1人

 

 

Step1「音海」聖楽コンサートご来場者

 

チェロ1人、クラリネット1人、パンフルート1人

 

 

Step2「プレ試演会」経験者

 

チェロ1人

 

 

Step3「試演会」参加登録完了者

 

チェロ1人、クラリネット1人、パンフルート1人

 

 

Step4「音海」聖楽コンサート参加登録完了者

 

チェロ1人