ここで掲載する内容は、

一般社団法人日本アレルギー学会のホームページ<一般の皆さま>から引用したものです。

 

最後に高円寺南診療所からのメッセージを加えています。

 

 

気管支喘息(小児)②

 

Q3

吸入ステロイドなどの喘息のお薬は長期に使用しても安全ですか。

 

A

喘息のお子さんの気管支には、好酸球という白血球を中心とした慢性の気道炎症がおこっていて、それは喘息発作がないときでも、治っていません。

 

喘息発作のない日常生活を送るためには、この慢性気道炎症を治療すること(これを長期管理といいます)が、最も重要です。

 

長期管理薬は、吸入ステロイド薬やロイコトリエン受容体拮抗薬を中心に使用します。

 

お子さんの喘息の症状の重さと、頻度で病型を診断して、それに合わせて治療します(小児気管支喘息治療・管理ガイドライン)。 吸入ステロイド薬は、ステロイドホルモンですが、吸入で使用するので、全身への影響は少なく、安全性は確立しています。

 

しかし、一部の論文で、長期の吸入ステロイド薬使用で、身長の増加がわずかに停滞することも報告されています。

 

必要最小限の吸入ステロイド薬で治療するには、環境整備や正しい手技で上手に吸入することも大切です。

 

環境整備の方法や吸入手技の確認は、専門医と相談してください。

 

 

【高円寺南診療所からのメッセージ】 

小児科から内科へのスムーズな連携がなければ、長期管理は難しいと思われます。

 

なお、長期の吸入ステロイド薬使用をなるべく避けることができるような、非薬物療法に関して、最近では熱心な指導者が少なくなっていることも残念です。

 

高円寺南診療所では水泳や水氣道、呼吸体操やヴォイストレーニングを組み入れた音楽療法などが吸入ステロイド減量・離脱に有効だと考えています。

 

木曜日のテーマ:関節リウマチについてQ&A

ここで掲載する内容は、アステラス製薬提供の患者さん・ご家族の皆さまなるほど病気ガイドから引用したものです。関節リウマチについてわかりやすい解説をしています。

以下のHPで確認することができます。

https://www.astellas.com/jp/health/sys/questions/index/ra

関節リウマチは、免疫の異常により関節の腫れや痛みを生じ、それが続くと関節の変形をきたす病気です。関節リウマチを治療することで、炎症や痛みを最小限に抑え、毎日の生活を快適にすることができます。現在と将来の生活の質を保っていくためにも、病院・診療所を受診し、きちんと治療を受けましょう。

監修医:東邦大学医学部医学科 内科学講座膠原病学分野 川合 眞一 先生

解り易い解説であること、日本リウマチ学会では一般患者向けQ&Aが掲載されていないため、これを採り上げました。ただし、記述内容が古いままで改訂されていないため、それぞれのQ&Aのあとに【高円寺南診療所からのコメント】を加えました。

関節リウマチ患者の運動、生活での注意点①

関節リウマチの治療中ですが、痛みは軽く日常生活に支障はありません。少し運動をしたいのですが、やっても大丈夫でしょうか?

どのような運動がよいですか?

 

 

関節に大きな負荷がかからないようにして筋力をつけ、関節の動く範囲を広げるような運動をしましょう。水中歩行がお勧めです。

関節リウマチの患者さんが、関節を動かさずにいると、関節の動く範囲が狭くなり、腱や筋肉も弱まり、症状が悪くなることにつながります。症状がひどくない時は、リハビリテーションに取り組みましょう。

 

リハビリテーションを行う時には、ひとつの関節や筋肉に過大な負荷がかかることを避けて下さい。浮力により関節にかかる負担が軽くなる水中歩行が勧められます。

【高円寺南診療所からのコメント】関節リウマチの運動療法として、水中歩行をはじめとする水中での運動療法が有効だということを否定するリウマチ専門医はいません。むしろ積極的に勧めるのが普通です。しかし、リウマチ専門医みずからが直接指導しているという話は全く耳に入ってきません。関節リウマチに役立つ運動療法の要素は1)ROM(関節可動域)訓練、2)筋力増強訓練(最大筋力、筋パワー、筋持久力)、3)全身調整訓練、4)巧緻性、協調性訓練、5)姿勢保持、バランス訓練、6)歩行訓練、などです。

水氣道®は、これらの運動療法の要素のすべてを包含した集団的水中運動です。

水療法という自然療法を元に体系化した非薬物療法ですが、薬物療法との併用は可能であり、手術前の体力強化や手術後のリハビリテーションとしても優れた効能を発揮しています。長期的には投与薬物の漸減も可能としています。

 

関節リウマチ患者の運動、生活での注意点②

関節リウマチ患者が旅行に行く時に何か気を付けることはありますか?飛行機や電車に長時間乗っても問題ありませんか?

 

 

飛行機や電車に乗ることはとくに問題ありません。無理のない範囲で旅行を楽しみましょう。

関節リウマチの患者さんでも、飛行機や電車に乗ることはとくに問題ありません。

旅行を楽しむことは、ストレスの解消にもよいでしょう。

 

ただし、乗り物などで、長時間同じ姿勢でいると、そのあと立ち上がったり動いたりするのに時間がかかってしまうこともあります。

同じ姿勢を続けることは避け、その場で可能な適度な運動を取り入れることを心がけておきましょう。

【高円寺南診療所からのコメント】リウマチ患者の皆様には、心配せずに旅行を楽しんでいただけるように相談に乗っています。お勧めは、保養地で過ごすことです。夏であれば海浜(海水浴、海洋療法:タラソセラピー)、年間を通してであればリウマチの治療に適した温泉地が国内にはたくさんあります。最近のリウマチ専門医の間では生物学的製剤による治療にばかり関心が高まり、温泉療法の効果が忘れられようとしているのが残念でなりません。

そうした自然と触れ合うことができる旅行を成功させるためにも、日頃から水氣道®で鍛錬しておくことをお勧めします。

ここで掲載する内容は、アステラス製薬提供の患者さん・ご家族の皆さまなるほど病気ガイドから引用したものです。

 

関節リウマチについてわかりやすい解説をしています。

 

以下のHPで確認することができます。

 

 

関節リウマチは、免疫の異常により関節の腫れや痛みを生じ、それが続くと関節の変形をきたす病気です。

 

関節リウマチを治療することで、炎症や痛みを最小限に抑え、毎日の生活を快適にすることができます。

 

現在と将来の生活の質を保っていくためにも、病院・診療所を受診し、きちんと治療を受けましょう。

 

監修医:東邦大学医学部医学科 内科学講座膠原病学分野 川合 眞一 先生

 

 

解り易い解説であること、日本リウマチ学会では一般患者向けQ&Aが掲載されていないため、これを採り上げました。

 

ただし、記述内容が古いままで改訂されていないため、それぞれのQ&Aのあとに【高円寺南診療所からのコメント】を加えました。

 

 

関節リウマチ患者の運動、生活での注意点①

 

Q

関節リウマチの治療中ですが、痛みは軽く日常生活に支障はありません。少し運動をしたいのですが、やっても大丈夫でしょうか?

 

どのような運動がよいですか?

 

関節に大きな負荷がかからないようにして筋力をつけ、関節の動く範囲を広げるような運動をしましょう。水中歩行がお勧めです。

 

関節リウマチの患者さんが、関節を動かさずにいると、関節の動く範囲が狭くなり、腱や筋肉も弱まり、症状が悪くなることにつながります。

 

症状がひどくない時は、リハビリテーションに取り組みましょう。

 

リハビリテーションを行う時には、ひとつの関節や筋肉に過大な負荷がかかることを避けて下さい。

 

浮力により関節にかかる負担が軽くなる水中歩行が勧められます。

 

 

【高円寺南診療所からのコメント】

関節リウマチの運動療法として、水中歩行をはじめとする水中での運動療法が有効だということを否定するリウマチ専門医はいません。

 

むしろ積極的に勧めるのが普通です。

 

しかし、リウマチ専門医みずからが直接指導しているという話は全く耳に入ってきません。

 

関節リウマチに役立つ運動療法の要素は

1)ROM(関節可動域)訓練、

2)筋力増強訓練(最大筋力、筋パワー、筋持久力)、

3)全身調整訓練、

4)巧緻性、協調性訓練、

5)姿勢保持、バランス訓練、

6)歩行訓練、

 

などです。

 

水氣道®は、これらの運動療法の要素のすべてを包含した集団的水中運動です。

 

水療法という自然療法を元に体系化した非薬物療法ですが、薬物療法との併用は可能であり、手術前の体力強化や手術後のリハビリテーションとしても優れた効能を発揮しています。

 

長期的には投与薬物の漸減も可能としています。

 

 

関節リウマチ患者の運動、生活での注意点②

 

Q

関節リウマチ患者が旅行に行く時に何か気を付けることはありますか?

 

飛行機や電車に長時間乗っても問題ありませんか?

 

飛行機や電車に乗ることはとくに問題ありません。無理のない範囲で旅行を楽しみましょう。

 

関節リウマチの患者さんでも、飛行機や電車に乗ることはとくに問題ありません。

 

旅行を楽しむことは、ストレスの解消にもよいでしょう。

 

ただし、乗り物などで、長時間同じ姿勢でいると、そのあと立ち上がったり動いたりするのに時間がかかってしまうこともあります。

 

同じ姿勢を続けることは避け、その場で可能な適度な運動を取り入れることを心がけておきましょう。

 

 

【高円寺南診療所からのコメント】

リウマチ患者の皆様には、心配せずに旅行を楽しんでいただけるように相談に乗っています。

 

お勧めは、保養地で過ごすことです。

 

夏であれば海浜(海水浴、海洋療法:タラソセラピー)、年間を通してであればリウマチの治療に適した温泉地が国内にはたくさんあります。

 

最近のリウマチ専門医の間では生物学的製剤による治療にばかり関心が高まり、温泉療法の効果が忘れられようとしているのが残念でなりません。

 

そうした自然と触れ合うことができる旅行を成功させるためにも、日頃から水氣道®で鍛錬しておくことをお勧めします。

水気道と私〜新たな3つの気付き〜

 

第2回(3回シリーズ)

皆さんこんにちは。水気道3級初等修錬生の大坂です。

 

度々不定期でこちらへ書かせて頂いていますが今回も宜しくお願いします。

 

前回に引き続き、今回もまた、水気道を通して新たな気付きがありましたので、「3つの気付き」として、紹介させて頂こうと思います。

 

 

2つ目の気づき

「自分を成長」させていく場が水気道

 

正直なところ、私はこれまで「修錬生3級」という立場が重荷になっていました。

 

仕事を終えてバタバタと土曜夕方四時から参加する自分にとって、プールは仕事からの解放、癒しを求めたくなる場所です。

 

本音はダラダラとお風呂の様に浸かっていたかったりします。

 

しかし水気道はそれを許しません。

 

自分の頭で考えること、全体を見ること、訓練生体験生を引率していくこと、先生からの指導など。

 

沢山のプレッシャーが乗っかってくるわけです。

 

これもまた、①同様、自己成長の場所という意識が低かったです。

 

修錬生であっても、「プールに浸かってちょっと運動が出来ればいいのに…」くらいの気持ちだったように思います。

 

しかし、過度なストレスやプレッシャーはまずいにしても、自分を高め、成長させていこうという目的意識がなければ次第に気持ちに弛みが生じ、水気道に行くのも面倒になっていきます。

 

そして健康意識がさらに希薄になり、最後は大きな病気を引き起こすという最悪パターンです。

 

そういった意味でも、自己の成長を願い、目的意識を持って取り組む事の大切さは大きいと思うのです。

 

<タバコ①:パイプを逆に咥えている?>

 

最近、パイプを逆に咥えている人や、タバコに四角い物を付けて喫煙している人をよく目にします。

 

「何だろうか?」と思い調べてみると、それらは「新型タバコ」と呼ばれる物でした。

 

名称の分類には特に定義が無く加熱式タバコ、電子タバコなどの名称で呼ばれています。

 

火を使わない「非燃焼式」で、電気で加熱するタバコのことです。

 

使用する使用する原料によって大きく3つに分類されます。

 

①葉たばこを使用した製品

②ニコチン非配合リキッドを使用した製品

③ニコチン配合リキッドを使用した製品

 

日本では①と②の販売が許可されています。

 

Nogucciの身近で喫煙している人に聞いてみたところ、3人中2人が①を持っていました。

 

従来のタバコとはどこが違うのか、解りやすい例えがありましたので引用します。

 

蚊取り線香を従来の紙巻きタバコとすれば、

殺虫成分の板を熱するベープマットとかが加熱式タバコで、

なんとかリキッドとかの液体式が電子タバコ、ということになります。

 

「公益社団法人 受動喫煙撲滅機構」HPより

 

 

新型タバコはニコチンを気化させ、水蒸気と一緒に吸い込みます。

 

よく言われているのが、

 

「加熱式非燃焼方式で火を使って燃やさないため煙や臭いがほとんどなく、有害物質が軽減されている。」

 

ということです。

 

本当にそうなのか、調べてみました。(次回に続きます)

 

 

心療内科についてのQ&Aをご紹介いたします。

それは日本心療内科学会のHPです。

 

 心療内科Q&Aのコラムを読むことができます。

 

Q&Aは、想定した事例です。

Q&Aや疾患についてのご質問、病院の紹介等は、受け付けておりませんのでご了承下さい。

※「質問」をクリックするとが表示されます。

 

と書かれています。

 

 

高円寺南診療所に通院中の皆様が、一般論であるこのQ&Aを読んでいただくためには、実際に即した具体的な解説が必要だと考えました。

 

そこで、「質問」「答え」の後に、<高円寺南診療所の見解>でコメントを加えることにしました。

 

 

「質問4」

仕事をなかなか人には任すことができず、全部自分でしないと気が済まない性分です。

 

しかし、風邪をこじらせてから、頭重感がとれず、仕事に集中できません。

 

さらに、下痢と便秘が繰り返されています。

 

市販の頭痛薬や整腸剤を服用していますがなかなか良くなりません。

 

どうしたらいいでしょうか?

 

 

「答え」

(年齢,性別が不詳なので回答が困難ですが,一般的な対応について述べます)。

 

風邪をこじらせ頭重感などの身体症状が市販薬ではなかなか良くならないとのことですが,まずきちんとした診療を受けるため内科を受診して下さい。

 

微熱や咽頭痛,咳,痰などの症状が長引いていれば,咽頭炎・気管支炎などの上気道の呼吸器系感染症やその他の病気について精査し,早目の適切な治療が必要です。

 

場合によっては抗生物質などの服用も必要かもしれません。

 

また長引く頭重感も単に風邪のこじれによるものなのか,あるいは高血圧や脳の血流不全,糖尿病,肝臓・腎臓などに異常が潜んでいるためなのかの鑑別診断 (かんべつしんだん)が大切です。

 

下痢や便秘についても同様に,何らかの胃や腸などの異常はないのかを,きちんと内科的あるいは外科的に診察してもらってください。

 

日頃から貧血,体力低下のある人や糖尿病,メタボ,あるいは高血圧や動脈硬化,その他内蔵の病気や喘息,免疫不全,癌などの基礎疾患をもっている方とか,とりわけ高齢者には,身体医学的な診断治療が第一に必要です。

 

一応,身体的には問題ないのに、問い合わせのような症状があらわれている方では,心療内科的診療が必要となります。

 

一応,頭重感,下痢便秘,仕事に集中困難が長引き,睡眠障害や食欲不振,だるさ,気分不良,意欲減退や億劫,大儀,面倒くさいなどがみられるようならば,身体的疲労の蓄積だけではなく脳が疲れていることが考えられます。

 

脳の疲れが心身の症状としてあらわれる心気症や身体表現性障害などのストレス関連疾患や,軽いうつ状態 (うつ病性障害) なども考えられますので,心療内科的に診断してもらい,その場合には,適切な薬物療法や心理療法を受ける必要があります。

 

なかなか仕事を他人に任すことが出来ず,全部自分でしないと気がすまない性分は,真面目で責任感旺盛とはいえ,過剰適応の結果,心身の疲労とストレスを抱え込み蓄積させるおそれがあり,対処方法をこのあたりで考える必要があります。

 

自分の性格や行動を少しでも改善するには,認知行動療法などの心理療法があります。また,ストレス解消には自律訓練法なども有効ですので,心療内科医に相談してみて下さい。

 

(石津 宏)

 

 

<高円寺南診療所の見解> 

「質問4」は、心療内科のQ & Aに相応しい相談だと思います。

 

相談というのは、原則として患者さん本人からのものですが、心療内科では、しばしば家族をはじめとする重要他者からのものであることもあります。

 

「質問4」のような相談は、患者さん本人からというよりは、配偶者をはじめその他のご家族からしばしば受けることがあります。

 

もし、患者さん本人であるとしたら、以下のように単純に相談することが多いでしょう。

 

『風邪をこじらせてから、頭重感がとれず、仕事に集中できません。さらに、下痢と便秘が繰り返されています。市販の頭痛薬や整腸剤を服用していますがなかなか良くなりません。どうしたらいいでしょうか?』

 

つまり、冒頭から『仕事をなかなか人には任すことができず、全部自分でしないと気が済まない性分です。』と自己開示できるようなタイプの人はとても少ないということです。

 

このように、身体症状のみならず、心理社会的な情報まで提供してくれる患者さんばかりであれば、一般の内科医でも、もっと当たり前のように心療内科外来をはじめることができると思います。

 

それを上手に聞き出すし、自己洞察を深めていただけるようにサポートするのが心療内科専門医の腕の見せ所ということです。

 

さて、回答者の石津宏先生は琉球大学医学部の名誉教授です。

 

石津先生のアドバイスの要点は、まず①内科を受診して身体疾患についてきちんと診てもらうこと、そして、②身体的には問題ないのに、問い合わせのような症状があらわれている方では,心療内科的診療が必要、ということです。

 

石津先生の「答え」では、「質問4」のような症例では、第一段階で内科受診、第二段階で心療内科受診、ということになりますが、多少なりとも誤解を招きかねないので、私が少し解説を加えることにします。石津先生の「答え」の背景には、内科医(多数の一般内科医)、心療内科医(希少な超専門医)という現実があると思われます。

 

もし、あなたの主治医が心療内科専門医であれば、最初からその心療内科専門医を受診することをお勧めします。

 

なぜならば、心療内科専門医は、内科医(多数の一般内科医)と同等以上の資格と経験を持っているからです。

 

わたしはすべての一般内科医が優秀な心療内科医を目指して研鑽を続けていけたら、日本の医療崩壊の根本原因の一つを解決に導けるものと確信しています。

 

もう少しツボの世界を見ていきましょう。

 

 

今回は「四神聡(ししんそう)」です。

 

IMG_2986

場所は頭頂部の前後左右指1本外にあります。

 

 

「頭痛」「不眠」「めまい」「健忘」等に効果があります。

 

 

<参考文献>

このツボが効く 先人に学ぶ75名穴       谷田伸治 

 

 

経穴マップ イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼      監修  森 和

                                      著者  王 暁明・金原正幸・中澤寛元 

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

漢方治療に関しては

 

一般社団法人 日本東洋医学会 一般の方へ

 

のHPを検索してみました。

 

 

ここには<漢方ストーリー>という読み物がりますので、お読みになってください。

 

ただし、具体的なQ&Aは掲載されていません。

 

 

これに対して、慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&Aは比較的上手にまとめられていると思います。

 

ただし、その記載は概ね一般的ではありますが、慶應義塾大学医学部漢方医学センター受診者を想定して書かれているようです。

 

そこで、高円寺南診療所の立場から、<高円寺南診療所からのメッセージ>を加えてご紹介を試みることにしました。

 

 

Q

漢方治療(漢方薬)は保健がきかないのでしょうか?

 

漢方治療を受ける前に受付あるいは担当医に、保険がきくかどうかをしっかりと確認してみてください。

 

ある調査によると7割以上の人が漢方薬は保険がきかず高い、と思っていらっしゃいます。

 

しかし、漢方薬は昭和51年から保険薬として収載されており、現在では多くの医師が日常診療で使っております。

 

中には煎じ薬でも保険の効く施設もあります。

 

ただし、こじれた病状では自費診療による漢方治療で事細かに診てもらうことが必要な場合もあります。

 

 

<高円寺南診療所からのメッセージ>

高円寺南診療所で処方する漢方薬はすべて保険が効きますからご安心ください。

 

 

Q

漢方薬は値段が高いと聞きますが本当ですか?

 

保険診療で使う漢方薬は、西洋医学的な薬と比べれば、漢方薬のほうがずっと値段が安い場合がほとんどです。

 

最近の医療経済の研究では「漢方薬を使用した方が医療費は安くてすむ」という報告があります。

 

漢方薬は一つの薬で、その患者さんの持つ多くの病気を治します。

 

特に高齢者ではいろいろな訴えを持っていらっしゃる方が、たくさんいらっしゃいます。

 

その訴え一つ一つに対応する薬を使うのが西洋医学のやり方ですので、自然と薬の種類が増えてしまいます。

 

それに対して漢方治療では、体は一つと考えて、その調節をするための漢方薬一つで対応するのが基本です。

 

そういう意味からも漢方薬を飲むことは医療費の節減にもつながるのです。

 

 

<高円寺南診療所からのメッセージ>

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの解説で大切なのは、「漢方薬は一つの薬で、その患者さんの持つ多くの病気を治します」というポイントだと思います。

 

医学的に問題のある多剤併用を最近ではポリファーマシーといいます。

 

複数の慢性疾患を抱える高齢者は特にポリファーマシーが生じやすく,潜在的な不適切処方も増えます。

 

ポリファーマシーは,薬剤有害事象(副作用)や服薬アドヒアランス低下(医師の指導通りに服用しない)などにつながる恐れが指摘されています。

 

漢方処方を個々人に併せて適切に駆使することによって、ポリファーマシーを減少させることができ、安価で安心・安全で納得のいく医療に寄与することができると思います。

 

 

ここで掲載する内容は、一般社団法人日本アレルギー学会の

 

ホームページ<一般の皆さま>から引用したものです。

 

最後に【高円寺南診療所からのメッセージ】を加えています。

 

 

アレルギーの病気についてQ&A

 

気管支喘息(小児)①

 

Q1

乳幼児にどのような症状があるときに喘息を疑って、医療機関に相談したほうがいいですか。

 

A

乳幼児も、学童と同様に喘鳴(呼吸する時にゼイゼイと聞こえる音)と、せき込んだり、眠れなかったりなどの呼吸困難を繰り返す場合に喘息を疑います。

 

原因は、遺伝やアレルギー体質、そしてRSウイルスによる重症な細気管支炎の既往などがあります。

 

風邪をひいて医療機関を受診した際にゼイゼイしているねと何度か指摘されたり、風邪をひくといつもゼイゼイして苦しそうな咳をする場合は、喘息を疑ってみましょう。

 

乳児喘息にも、年に数回の風邪をひいたときだけゼイゼイし、それ以外は全く元気な子供もいれば、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患を合併し、冷気やたばこの煙などの少しの刺激でもゼイゼイしてしまう子供もいるなど、いくつかのタイプがあります。

 

タイプの判定は簡単ではありませんので、専門医に相談しましょう。

 

 

【高円寺南診療所からのメッセージ】 

高円寺南診療所では、小児ぜんそく患者を診ることはほとんどありません。

 

かつてはアトピー性皮膚炎が合併しているようなケースを多数例経験していました。

 

小児科の先生方のご活躍によるものだと思います。

 

ただ、残念なことには、内科が担当する年齢になっても、アレルギーが遷延しているケースが少なくありません。

 

再発や再燃を繰り返している要因としては、進学や就職などの社会的背景や医療費(中学3年生まで医療費の自己負担免除)の関係もあるためか、必要なケアが中断される例も少なくないようです。

 

 

Q2

喘息発作が出た時に家庭でできることや受診のタイミングを教えてください。

 

A

喘息発作の程度には、ゼイゼイしても普通の生活ができる小発作と苦しくて運動や睡眠などが困難になる中・大発作があります。

 

小発作であれば、安静にして、水分補給をしながら、医師から指導されている吸入や内服で治療をしてみてください。

 

中・大発作の場合と小発作でも家庭の治療でよくならない場合は医療機関の受診が必要です。

 

特に、爪や唇の色が白っぽくてよくない、息を吸うときに胸がぺこぺこへこむ、苦しくて話したり歩いたりができない、ボーッとしたり、ひどく興奮するなどの症状は危険なサインです。

 

自宅でできる治療をしながら、すぐに医療機関を受診しましょう。

 

 

【高円寺南診療所からのメッセージ】 

上記の記述は、少しわかりにくいかもしれません。

 

ゼイゼイしても普通の生活ができる小発作であるとしても、発作は発作です。

 

発作の程度と頻度によっては、家庭で様子をみるのではなく、すぐに医療機関を受診しましょう。

 

とくに、喘息の発作は夜間や早朝に頻発し、小発作が中発作や大発作に発展しかねないからです。

 

夜間や週末などで、あわてて救急車を呼ぶくらいでしたら、日中の受診をお勧めします。