今年3月にベルリン自由大学で開催される

<ドイツ心身医学会総会2017>事務局から

学会参加の招待状が届きました。

 

Deutscher Kongress für Psychosomatische Medizin und Psychotherapie 2017

 

招待状(PDFファイル)

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学会参加費および学会懇親会の参加費は無料です。

 

これは日本心療内科学会とドイツ心身医学会が

 

2011年に姉妹関係を締結したことに基づくものです。

 

 

以後、毎年、日独の両学会での交流が続いています。

 

 

因みに、高円寺南診療所院長の飯嶋正広は、

 

両学会の姉妹締結文書の作成を担当しましたが、

 

ドイツの学会に参加して発表するのは、昨年3月が初回で、今年は2回目です。

 

2月になりました!

 

医療の進歩は、文字通り、日進月歩です。

 

また「一年の計は元旦にあり」と申します。

 

そこで、平成29年の1月は、医療機関としてのこれまでの振り返りとともに、

 

今後の確かな発展に向けての足元を固めておりました。

 

そのため、平成29年1月中のコラムはお休みをいただいておりました。

 

思いのほか、多数の皆様がご心配くださっていたことを恐縮に存じます。

 

 

2月より、火曜コラム(診察室より)

 

曜コラム(水氣道®へのご招待)

 

日曜コラム(聖楽の楽しみ)

 

の3シリーズが新たにスタートします。

 

よろしくお願いいたします。

 

 

まず、これまでの業績を振り返ってみます。

 

○学位取得(医学士➡医学博士;総合栄養学博士;保健学修士;法学士)

 

○専門医取得(厚生労働省認可の広告可能専門医資格4件:

アレルギー専門医、リウマチ専門医、心療内科専門医、漢方専門医)

 

○関連事業:外国人診療、水氣道®、聖楽院

 

 

以上のうちで、医師免許と医学士を除く他は、

 

すべて、平成元年7月に、高円寺南診療所を開設の後、

 

診療業務を中断せずに取得したものばかりであることに、

 

みずから改めて驚きを感じています。

 

患者の皆様、診療所職員をはじめ多くの皆様の

 

御理解とご協力の賜物であることを実感する次第です。

 

いずれにせよ、内科を基盤として、

 

日常外来診療に直結する生きた勉強を継続してこられたことに感謝いたします。

 

 

今年の取り組み

 

1)内科医としてより総合的で高度な診療ができるように、

 

漢方や心療内科の専門性をも含めて更なる研鑽を続けること、

 

今年は、漢方専門医の資格更新の年に当たるため、

 

目下、漢方診療実績の整理作業中です。

 

 

2)外来医療の取り組みとして、

 

「リウマチ専門外来」、「痛風専門外来」は一定の成果を挙げてきました。

 

リウマチ関連に限らず、難治性の慢性的な痛みに悩む皆様への対応力を更に高めていきたいと考え、

 

本年1月中に<オピオイド鎮痛療法>が可能な体制となりました。

 

3)《 総合アレルギー専門医 》として、喘息に限らず、

 

花粉症やアトピー性皮膚炎を多数経験していました。

 

アナフィラキシー対応の他、スギ花粉症・ダニアレルギーの根本療法としての

 

 <舌下免疫療法>を実施できる資格と準備を整えました。

 

3)内科領域では、脳神経内科系、

 

特に、けいれん

(本年1月中にA型ボツリヌス毒素療法に関する諸資格を取得し、治療可能な体制を整備しました。)、

 

頭痛

(より高度な診療を提供するため、目下、専門研修中です。)

 

などの診療に力を注ぎます。

 

 

3)心理相談室、鍼灸治療室との連携とサポート、

 

とくに、カンファランス

(心理カンファ:毎週木曜日午前7時から、鍼灸カンファ:毎週土曜日午前7時から)

 

を継続し、高円寺南診療所の統合医療の発展に繋げていきます。

 

 

《A型ボツリヌス毒素製剤》治療資格

 

A型ボツリヌス毒素 / ボトックス®注100

 

「眼瞼痙攣」「片側顔面痙攣」治療資格登録番号

No.06050-00051

 

「眼瞼痙攣」「片側顔面痙攣」治療資格取得日

(2006年12月10日)

 

 

「痙性斜頸」治療資格登録番号:

No.06051-00045

 

「痙性斜頸」治療資格取得日

(2006年12月10日)

 

 

「上肢攣縮」「下肢攣縮」治療資格登録番号:

 

「上肢攣縮」「下肢攣縮」治療資格取得日

(2017年01月27日)

 

 

「重度の原発性腋窩多汗症」治療資格登録番号:

 

「重度の原発性腋窩多汗症」治療資格取得日

(2017年01月27日)

 

 

「2歳以上の小児脳性麻痺患者における下肢痙縮に伴う尖足」

治療資格登録番号:

 

「2歳以上の小児脳性麻痺患者における下肢痙縮に伴う尖足」

 

治療資格取得日(2017年01月27日)

アナフィラキシー補助治療剤の処方について》

 

(アドレナリン自己注射薬エピペン®)処方医資格取得日

(2004年11月9日)

 

 

スギ花粉症・ダニ用アレルギー舌下免疫療法について》

 

スギ花粉舌下液 / シダトレン®受講修了医師番号:1055244

 

シダトレン®処方医資格取得日(2015年1月29日)

 

ダニ舌下錠 / ミティキュア®受講修了医師番号:305178

 

ミティキュア®処方医資格取得日(2017年1月13日)

 

ダニ舌下錠 / アシテア®受講終了医師番号:12852

 

アシテア®処方医資格取得日(2017年1月13日)

 

 減感作療法について

 

変形性膝関節症および腰痛症用オピオイド鎮痛剤テープの処方について》

 

オピオイド鎮痛剤テープ / ノルスパン®テープ

 

非オピオイド鎮痛剤で治療困難な、

 

変形性膝関節症および腰痛症に伴う慢性疼痛の鎮痛に用います。

 

変形性膝関節症および腰痛症に伴う慢性疼痛の診断、治療に精通し、

 

資格を取得した医師によってのみ処方・使用される薬剤です。

 

 

ノルスパン®テープ処方資格取得日(2017年1月23日)

 

 

《α2受容体作動性鎮静剤》

 

プレセデックス®適正使用講習終了(2017年1月13日)

 

前回は年始の奇跡を紹介しましたが、

 

今回は、少し時間を戻して年末のお話です。

 

 

通年でしたら実家に帰省し、親、兄弟、親戚に

 

「こんな時だから(どんな時?)、食べろ食べろ」と勧められ、

 

お肌つやつや、おなかポッコリで戻ってきていました。(勿論体重増!)

 

 

今回は一念発起、帰省せずこちらで過ごそうと思いたちました。

 

そして、早朝に、自宅の周りのごみ拾いをしながら運動しよう、と計画を立てました。

 

「年末に 空き缶拾って 運動だ 体重減らして 年末突破」

 

と一句読みつつ年末に突入(プールで運動できない不安を抱えつつ)。

 

12月26日の体重は90.7kg、

 

目標は90kgを割ること、

 

残り10日で果たして結果が出せるのか?

 

NoGucciの戦いはこれからだ!

<つづく>

 

 

 

 

 

 

 

今回は、「手の少陽三焦経」の経絡と「手の少陽」の経筋を見ていきましょう。

 

 

<手の少陽三焦経の経絡>

 

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(お手数ですが、クリックしてご覧ください)

 

 

 

薬指から上肢後面の真ん中を通り肩・頚部・側頭部を走り顔面の外眼角に至ります。

 

 

 

顔面、耳、目の疾患に効果があります。

 

 

 

手首から2寸にある「外関(がいかん)」というツボはめまい、耳鳴り、肩こり、頭痛等

 

 

に効果があります。自立神経を整えます。

 

 

 

<手の少陽経の経筋>

 

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(お手数ですが、クリックしてご覧ください)

 

 

 

第4指から起こり、手首の背側、肘に結びます。

 

 

 

上腕を上行し肩に沿って上がり頭部、舌、目の外縁に結びます。

 

 

 

<参考文献>

経穴マップ イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼      監修  森 和

                                                                              著者  王 暁明・金原正幸・中澤寛元 

                                                                               医歯薬出版株式会社

   

 

 

図解 経筋学―基礎と臨床                                                著者  西田皓一  

                                                                                          東洋学術出版社

 

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

HELP!が言いにくい理由は、自尊心が「高い」ためでしょうか?

 

自尊心が高いと、自尊感情が傷つきやすいのでしょうか?

 

 

実際には、自尊心が低い人、また他者からの評価を気にしすぎる人は、

 

状況や他者からの評価を否定的に見過ぎて、

 

その心配が的中すると傷つきも大きくなるため、

 

さらに相談しにくくなるようです。

 

 

それでは、自尊心とは、どのようなものでしょうか?

 

 

まず、一般には<自惚れ(うぬぼれ)>などとも同一視されがちですが、

 

これとは区別しておきましょう。

 

 

ここでは自尊心とは心的態度の一つとします。

 

それは自己に対して肯定的な一般化された態度です。

 

 

つまり、自分自身の理解や評価に対して、維持から、

 

さらに高揚されようとする態度、

 

あるいは『ありのままの自己を尊重し受け入れる』態度です。

 

 

これに対して自尊感情とは、

 

自分には価値があり尊敬されるべき人間であると思える感情です。

 

自尊感情の高低は、本人の願ったものがどの程度うまくいくかによって決まります。

 

また、自尊感情には「安定性-不安定性(変動のしやすさ)」

 

という質的な次元もあるようです。*1

 

 

自尊感情が高く安定的な人は困難に出会っても粘り強く努力するでしょう。

 

しかし、自尊感情が高くても変動しやすい人は困難に嫌悪感を抱きます。

 

また成功した時には、他者の助けがあっても、

 

自己評価を高めるために「自分の能力によるもの」と思う傾向があるようです。

 

一方で、自尊感情が低い人は困難への対処をすぐに諦めてしまう、

 

助けを求めることすら諦めてしまうのかもしれません。

 

 

*1 参考文献:中間玲子.2016,「自尊感情の心理学」,金子書房

 

 

ストレス対処 MIYAJI 心理相談室(高円寺南診療所内)

 

主任 臨床心理士 宮仕 聖子

 

無事に年末年始を乗り切ったNoGucci

 

英会話教室へ意気揚々と出かけました。

 

すると、生徒は自分含めて2人、挨拶をして自己紹介

 

お相手に名前が聞き取れず、関西弁だが、どこか紀州なまり(私の出身は紀州、熊野です)

 

懐かしいな、と思いながら授業終了

 

と、私にその方が「熊野出身ですよね?」と

 

続いて「僕、〇○の弟です」

 

えーーーーー!!

 

「OO」は、故郷を出て30年会っていない小中学校の友達の名前

 

しかも弟君は一緒に遊んで怒られた仲

 

一気にその頃の記憶が蘇ってきました。

 

私の風貌が中学のころに、似ていたとのことでした

 

私の中学生時は75キログラム、今は89キログラムで髪型も中学の頃のような感じです。

 

体重100キロ超えだったら気づいてもらえなかったかも!

 

頑張って体重を落とした甲斐があったと

 

年初にあった奇跡を紹介して終わります

今回は、「手の厥陰心包経」の経絡と「手の厥陰」の経筋を見ていきましょう。

 

 

<手の厥陰心包経の経絡>

 

 

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(お手数ですが、クリックしてご覧ください)

 

 

 

心臓のまわり(心膜)に属します。胸部から脇の下、上肢前面の真ん中を走り中指に至ります。

 

 

 

心臓・循環器系、神経症等に効果があります。

 

 

 

手首中央から2寸の「内関(ないかん)」は動悸、食欲不振、自立神経の調節作用があります。

 

 

 

<手の厥陰経の経筋>

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(お手数ですが、クリックしてご覧ください)

 

 

 

手の第3指に起こり肘の内側に結びます。

 

 

 

上腕の内側を上がって脇の下に結び、下降して胸に広がります。

 

 

 

<参考文献>

 

 

 

経穴マップ イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼      監修  森 和

                                                                                  著者  王 暁明・金原正幸・中澤寛元 

                                                                                   医歯薬出版株式会社

 

 

 図解 経筋学―基礎と臨床                                                著者  西田皓一  

                                                                                            東洋学術出版社

 

 

 

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭