前回のお話は…

 

「先日、疲れていた私はカエルを見て「あら、かわいいー」と思わず頭をナデナデ。

 

疲れがとんで、ほっこりした気分になりました。

 

でもカエルはプクーッとふくれていました。

 

私のこの対処法の問題点を挙げるとしたら何だと思いますか?」でした。

 

 

何が問題かといいますと、

 

自分にとってはストレス発散でも、

 

相手(カエル)にとってはストレッサーになってしまったことです (^^;;)

 

 

もし、あなたが自分のストレスを上手に発散できる方法をいくつも持っているとしたら、

 

それはたいへん素晴らしいことです。

 

 

しかし、その次のステップは

 

身近な周囲の人々の関係性の維持と改善に心がけることが求められます。

 

 

自分のストレス発散法が身近な相手へのストレッサーになってしまったのでは

 

中・長期的にみて、その技法を使い続けることは困難になってしまいます。

 

 

そうならないためには、使用できるコーピング技法を複数習得しておいて、

 

状況に応じて、また必要に応じて臨機応変にベストな方法を選択できることが望ましいです。

 

 

認知行動療法ではストレス対処法を習得できるだけではなく、

 

そうした複数のコーピング技法を、

 

いつ、どこで、どのような状況で、どの技法を選択するのが良いのかを

 

判断できるようになることも目標となります。

 

 

そうした判断能力はなかなか自分一人では身に付きにくいように思われます。

 

 

そこでカウンセリングでは、お一人お一人に応じてアドヴァイスすることも可能なのです。

 

 

臨床心理士 宮仕 聖子

今月のテーマ<救急医学⑤…二次救命処置>

 

 

「二次救命処置(ALS)における心停止アルゴリズム」

 

 

二次救命処置は、質の高い胸骨圧迫を継続しながら、

 

除細動器と心電図の装着からはじまります。

 

 

脈をふれない心室頻拍もしくは心電図で心室細動が確認されたら

 

電気ショックを実施し、ただちに胸骨圧迫から再開します。

 

 

2分後に脈拍・心拍のリズムチェックを行います。

 

 

二次救命処置は、あくまでも質の高い胸骨圧迫を継続しながら、

 

◎可逆的な原因の検索と是正 ◎静脈路/骨髄路確保

 

◎考慮を検討すべきなのは、血管収縮薬投与、抗不整脈薬投与、高度な気道確保です。

 

心拍再開後もモニタリングと管理が必要です。

 

◎吸入酸素濃度と換気量の適正化 ◎循環管理 ◎12誘導心電図・心エコー

 

◎体温管理療法(例:低体温療法)

 

◎再灌流療法

 

◎さらなる原因検索と治療

今月のテーマ<救急医学④…心肺蘇生の教育>

 

 

市民に対しての一次救命処置のコースは、

 

従来の人工呼吸を含めたトレーニングの代替として、

 

胸骨圧迫のみのトレーニングを行うことも可能です。

 

 

その根拠は、胸骨圧迫のみの心肺蘇生でも、人工呼吸を含めた心肺蘇生でも、

 

神経学的障害に予後の差はないという結果が得られたからです。

 

 

また市民に対する指導に関して、30分のe-ラーニングのコースと

 

3~4時間のインストラクター付の指導では習得する技能に有意差がなかったとのことです。

 

 

ただ、トレーニングにおいてフィードバック器具を使用すると、

 

正確な深さの胸骨圧迫ができるようになるので使用が推奨されています。

 

 

ただし、一次救急処置、二次救急処置とも、

 

ある程度期間をおいて再トレーニングの必要があります。

 

 

除細動器には単相性のものと二相性のものがあります。

 

心室細動に対する初回の電気ショックエネルギーは

 

単相性除細動器の場合は360ジュールが推奨されます。

 

二相性除細動器の場合は切断指数波形で150ジュール以上、

 

矩形波形で120ジュール以上が推奨されます。

 

 

除細動器を使用する場合は粘着性除細動パッドはパドルより安全性が高いので、

 

パドルの代用になります。

 

 

波形が心室細動であることを確認した場合、電気ショックを1回行い、

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胸骨圧迫を再開します。

 

 

最初のリズムチェック後、再度のチェックは2分後に行います。

 

今月のテーマ<救急医学③…心肺蘇生における電気的治療>

 

 

電気的除細動は、心肺蘇生の基本手技になってきました。

 

電気的除細動は生命予後を左右します。

 

2005年のガイドライン(ILCOR)など複数の心肺蘇生ガイドラインで、

 

早期除細動の有効性は実証されています。

 

まず、正常の心電図の例をお示しします。

 

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以前は医師・看護師・救急救命士のみに電気的除細動器を用いた

 

「除細動」「指同期性通電」の実施が認められていました。

 

 

しかし、2002年の高円宮憲仁親王の急逝が心室細動によるものであったことなどを受け、

 

2004年7月、厚生労働省から「緊急性があり医師がいないなどの条件を満たした場合は、

 

一般市民が除細動を実施しても医師法違反とはならない」旨の見解が出されました。

 

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これは、心室細動では心停止から除細動を行うまでの時間が生命予後を決定する

 

という研究結果を踏まえたものであり、

 

事実上、一般市民へ除細動の実施が解禁されたことになります。

水氣道 准3級(特別訓練生) 野口将成

 

 

Mr.NoGucciが特訓を受けている技術。

 

それは、すでに<減肥航法>と命名されています。

 

 

これはドクトル飯嶋の「今から私(野口)を鍛えるから」という一声で、

 

ある日突如として始められました。 

 

 

忘れもしないあの日、新宿のプールでのできごとでした。

 

ドクトル飯嶋に、いきなり後ろから腰を掴まれ、

 

驚くや否や、「さあ歩け」と…これは、仕置きか、可愛がりか?

 

足は滑るは、バランスは崩すは、力みで足が痙攣しそうになるは、

 

などなど、さんざんなスタートでした。

 

 

毎度レーンの一部をお借りして、大きな体をゆすり、波を立てながら

 

注目(何をしているの?と思っている方も多いと思いますが)を一身に集め

 

贅肉(無理・無駄・ムラ)を減らし、

 

筋肉(合理的思考や行動力・資源の有効活用・安定した習慣性)

 

を確保するために楽しく頑張っているのです。

 

今月のテーマ<救急医学②…心肺蘇生時の気道確保>

 

 

心肺<脳>蘇生においては、胸骨圧迫による脳血流の維持に加え、

 

可能な限り血液の酸素化を維持することが大切です。

 

 

気道確保器具において基本的器具と高度器具の優劣の比較はなされていません。

 

 

基本的な気道確保器具には、バッグバルブマスクがあります。

 

 

高度な気道確保器具は、気管チューブと声門上気道デバイスのことです。

 

 

声門上気道デバイスとは、ラリンゲアルマスクエアウェイと食道閉鎖式エアウェイ

 

(コンビチューブ)が含まれます。

 

 

心肺蘇生時に、食道挿管に気づかないことは、気道管理において最も致命的なミスです。

 

気管挿管後の挿管チューブの先端位置の確認、連続モニターには、

 

身体所見に加えて波形表示のある呼気CO₂モニターが現在最も推奨されています。

 

 

心肺蘇生中の最適な換気量については知見がありません。

 

ただし、現行ガイドラインでは

 

「人工呼吸は1分間に約10回として過換気を避ける」としています。

 

 

訓練を受けていない救助者は胸骨圧迫のみ、

 

訓練を受けている場合は胸骨圧迫と人工呼吸を30:2の比で行います。

 

水気道をはじめ関連する全4種の名称が、

 

特許庁に商標登録されました。

 

商標登録証4通が9月21日に到着しました。

(画像クリックで拡大、ブラウザの戻るで戻ります)

 

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水気道 商標登録証

 

登録日平成28年9月9日

 

 

指定商品又は指定役務並びに商品及び役務の区分

 

第41類 技芸・スポーツ又は知識の教授、セミナーの企画・運営又は開催、

 

 スポーツの興行の企画・運営又は開催

 

 

登録第5879758号 水気道

 

登録第5879759号 水氣道

 

登録第5879760号 suikido

 

登録第5879761号 Mindfulness Group Aquabics

 

『突然ですが、あなたは極楽と天国、どちらに行きたいですか?』

 

いきなりドクトル飯嶋に問いかけられ、ボクは言葉に詰まりした。

 

それはボクが、とあることでドクトルに叱られたときの質問でした。

 

 

知識もないので、「google」のお世話になってみました。

 

以下Wikipedia より引用

 

 

「極楽とは」・・・

 

「衆苦あることなく、ただ諸楽を受くるが故に極楽と名づく」諸楽を楽の材料というから、

 

極楽とは身心が共に苦を離れていて、幸福の材料だけがあるところの意味。

 

 

相対の立場では四苦や八苦のような現実苦と相対する身心共に楽な世界ということ。

 

絶対の立場では、不苦不楽の世界 であり、無為涅槃界である。

 

 

「天国(heaven)とは」・・・

 

神や天使などがいて、清浄とされる、天上の理想の世界。

 

信者の霊魂が永久の祝福を受ける場所(キリスト教での用法)。

 

 

(転じて)そこで暮らす者にとって、理想的な世界のこと。

 

何にわずらわされることもない、快適な環境。

 

もしくは、かくあるべきだとする究極の神の創造理想と定義できる世界。

 

 

うーむ、「極楽は幸福の材料だけがある」はボクにも少しは理解できます。

 

 

ところが「かくあるべきだとする究極の神の創造理想と定義できる世界」

 

これはボクの理解を超えています。

 

 

今月のテーマ<救急医学①…一次救命処置(JRC蘇生ガイドライン2015)>

 

日本蘇生協議会(JRC)は、2015年に5年ぶりに蘇生ガイドラインを改訂しました。

 

 

◎2010年のガイドラインより、引き続き

 

「心停止と判断した場合は、救助者は気道確保、人工呼吸よりも胸骨圧迫から心肺蘇生を開始する」とされ、

 

質の高い胸骨圧迫が重視されています。

 

 

人工呼吸を2回行うための胸骨圧迫の中断時間は10秒以内です。

 

 

AEDが到着したら、速やかに電源を入れて、電極パッドを貼付します。

 

AEDの音声メッセージに従って、必要があればショックボタンを押します。

 

電気ショックを行った後は、直ちに胸骨圧迫を再開します。

 

 

一次救命処置の変更点

 

1)倒れている人を発見した場合、まず二次災害防止のため、周囲の安全を確認する。

 

2)死戦期呼吸は「呼吸なし」と判断し、速やかに胸骨圧迫を開始する。

 

3)胸骨圧迫の深さは5㎝以上で6㎝を超えない(胸骨圧迫の部位は胸骨の下半分)

 

4)1分間あたりの胸骨圧迫の回数は100~120回である。