プライマリケア・救急・心療内科 Vol.5

今月のテーマ<救急医学⑤…二次救命処置>

 

 

「二次救命処置(ALS)における心停止アルゴリズム」

 

 

二次救命処置は、質の高い胸骨圧迫を継続しながら、

 

除細動器と心電図の装着からはじまります。

 

 

脈をふれない心室頻拍もしくは心電図で心室細動が確認されたら

 

電気ショックを実施し、ただちに胸骨圧迫から再開します。

 

 

2分後に脈拍・心拍のリズムチェックを行います。

 

 

二次救命処置は、あくまでも質の高い胸骨圧迫を継続しながら、

 

◎可逆的な原因の検索と是正 ◎静脈路/骨髄路確保

 

◎考慮を検討すべきなのは、血管収縮薬投与、抗不整脈薬投与、高度な気道確保です。

 

心拍再開後もモニタリングと管理が必要です。

 

◎吸入酸素濃度と換気量の適正化 ◎循環管理 ◎12誘導心電図・心エコー

 

◎体温管理療法(例:低体温療法)

 

◎再灌流療法

 

◎さらなる原因検索と治療