<はじめに>

 

 

前回は「胆経」のお話をしました。

 

 

「完骨」は耳のすぐ後ろにある出っ張った骨(乳様突起といいます)のすぐ下にあり、「頭痛」「めまい」「耳鳴り」「不眠症」に効果があります。

 

 

「光明」は外くるぶしから、指幅5本分真上に行ったところにあり、「眼精疲労」「眼痛」「坐骨神経痛」などに効果があるというお話しでした。

 

 

今回は「肝経」のお話です。

 

 

 

<肝経>

12肝経

 

 

 

「肝経」は親指から足の内側を通り、最後は腹部に終わります。

 

 

全部で14のツボがあります。

 

 

順番に見ていきましょう。

 

 

1.大敦(たいとん)

 

2.行間(こうかん)

 

3.太衝(たいしょう)

 

4.中封(ちゅうほう)

 

5.蠡溝(れいこう)

 

6.中都(ちゅうと)

 

7.膝関(しつかん)

 

8.曲泉(きょくせん)

 

9.陰包(いんぽう)

 

10.足五里(あしのごり)

 

11.陰廉(いんれん)

 

12.急脈(きゅうみゃく)

 

13.章門(しょうもん)

 

14.期門(きもん)

 

 

 

今回は「太衝」と「中封」を見ていきましょう。

2019-09-26 16-41

 

 

「太衝」は足の甲で親指と人差し指の間で足首の方にたどっていき、指の止まるところにあります。

 

 

「頭痛」「めまい」「目の疲れ」「イライラしてよく眠れない」などに効果があります。

 

 

 

「中封」は内くるぶしと、足首の全面にある腱のちょうど真ん中にあります。

 

 

「ぎっくり腰」「気分の落ち込み」「不安」「冷え症」などに効果があります。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

退職のお知らせ

 

この度、私の個人的な事情により、令和元年9月21日をもって、

退職させていただくこととなりました。

 

(現在、心理面談を受けていらっしゃる方々には、私、宮仕から直接、

あるいは書面にて、事情を説明させていただいております。)

 

皆様にはご迷惑をおかけいたしますことを、心よりお詫び申し上げます。

 

令和元年9月18日

杉並国際クリニック

臨床心理士 宮仕 聖子

<はじめに>

 

 

前回は「三焦経」のお話をしました。

 

 

「外関」は手首の手の甲側の中央から指3本分上がったところにあり、

 

 

「難聴「「耳鳴り」「頭痛」「腱鞘炎」などに効果があります。

 

 

「絲竹空」は眉毛の一番外側にあり、「眼精疲労」によく効くツボであるというお話をしました。

 

 

今回は胆経のお話です。

 

 

 

<胆経>

11胆経

 

 

 

「胆経」は体の横側を通ります。

 

 

全部で44のツボがあります。

 

 

順番に見ていきましょう。

 

1.瞳子髎(どうしりょう)

 

2.聴会(ちょうえ)

 

3.上関(じょうかん)

 

4.頷厭(がんえん)

 

5.懸顱(けんろ)

 

6.懸釐(けんり)

 

7.曲鬢(きょくびん)

 

8.率谷(そっこく)

 

9.天衝(てんしょう)

 

10.浮白(ふはく)

 

11.頭竅陰(あたまのきょういん)

 

12.完骨(かんこつ)

 

13.本神(ほんじん)

 

14.陽白(ようはく)

 

15.頭臨泣(あたまのりんきゅう)

 

16.目窓(もくそう)

 

17.正営(しょうえい)

 

18.承霊(しょうれい)

 

19.脳空(のうくう)

 

20.風池(ふうち)

 

21.肩井(けんせい)

 

22.淵腋(えんえき)

 

23.輒筋(ちょうきん)

 

24.日月(じつげつ)

 

25.京門(けいもん)

 

26.帯脈(たいみゃく)

 

27.五枢(ごすう)

 

28.維道(いどう)

 

29.居髎(きょりょう)

 

30.環跳(かんちょう)

 

31.風市(ふうし)

 

32.中瀆(ちゅうとく)

 

33.膝陽関(ひざのようかん)

 

34.陽陵泉(ようりょうせん)

 

35.陽交(ようこう)

 

36.外丘(がいきゅう)

 

37.光明(こうめい)

 

38.陽輔(ようほ)

 

39.懸鐘(けんしょう)

 

40.丘墟(きゅうきょ)

 

41.足臨泣(あしのりんきゅう)

 

42.地五会(ぢごえ・ちごえ)

 

43.俠谿(きょうけい)

 

44.足竅陰(あしのきょういん)

 

 

今回は「完骨」「風市」を見ていきましょう。

 

2019-09-19 22-55

 

 

「完骨」は耳のすぐ後ろにある出っ張った骨(乳様突起といいます)のすぐ下にあります。

 

 

 

「頭痛」「めまい」「耳鳴り」「不眠症」に効果があります。

 

 

 

「光明」外くるぶしから、指幅5本分真上に行ったところにあります。

 

 

 

「眼精疲労」「眼痛」「坐骨神経痛」などに効果があります。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

2017年元旦よりスタートした高円寺南診療所HP新着情報は、曜日ごとに臨床各領域のテーマを定めて解説してきました。

 

しかし、同じテーマの続きが一週間後になることは、読者の皆様の計画的なご活用にとっては望ましいことではない点を反省しました。

 

そこで、杉並国際クリニックHPの新着情報<医療>は、これを改めて週ごと(ウィークデイの5日間)の連載とすることにいたしました。ただし、その場合、第1週と第5週は、月によって5日間以下の連載となります。

 

また、曜日ごとのプログラムとして、心身医学・漢方医学は総合医学というテーマで毎土曜日に掲載することにいたしました。

 

なお、杉並国際クリニック関連活動である水氣道および聖楽院の記事も充実させていく予定です。

 

 

2019年9月11日

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

杉並国際クリニックHP新着情報番組表

 

令和元年10月の番組予定表

 

<医療>    

Week Days(月~金)

第1週:呼吸器・感染症

⇒ 肺炎について         

 

第2週:循環器・腎臓病

⇒ 高血圧について

 

第3週:消化器・肝臓病・腫瘍医学

⇒ 慢性便秘症について

 

第4週:内分泌・代謝病・神経病

⇒ 糖尿病について

 

第5週:アレルギー・膠原病・血液病

⇒ 関節リウマチについて

 

 

<特集>

毎週曜日

<水氣道>

⇒ 水氣道の技法について

 

毎週曜日

<総合医学(心身医学・漢方医学)カンファランス>

⇒ 心身医学療法としての鍼灸

 

毎週曜日<聖楽院>

⇒ 藝術歌曲集「小倉百人一首」

No1,No2、CD発売について

 

<はじめに>

 

 

前回は「心包経」のお話をしました。

 

 

「内関」は手首の手のひら側にあるシワの真ん中から指2本分肘よりにあり、

 

 

「不整脈」「頻脈」「嘔吐」「胃炎」「不眠」「つわり」等に効果があります。

 

 

「労宮」は手のひらの中央で手を握ると中指の先端が当たるところにあり、

 

 

「身体の緊張を緩和」「気持ちを落ち着かせる」「ストレスやイライラを抑える」

 

 

「手のほてり」「動悸」「吐き気」「上半身の血行の改善」などに効果があるというお話でした。

 

 

今回は「三焦経(さんしょうけい)」のお話です。

 

 

 

<三焦経>

10三焦経

 

 

 

 

「三焦経」は薬指から眉毛の外側までつながっています。

 

 

全部で23のツボがあります。

 

 

順番に見ていきましょう。

 

1.関衝 (かんしょう)

 

2.液門 (えきもん)

 

3.中渚 (ちゅうしょ)

 

4.陽池 (ようち)

 

5.外関 (がいかん)

 

6.支溝 (しこう)

 

7.会宗 (えそう)

 

8.三陽絡 (さんようらく)

 

9.四瀆 (しとく)

 

10.天井 (てんせい)

 

11.清冷淵 (せいれいえん)

 

12.消濼 (しょうれき)

 

13.臑会 (じゅえ)

 

14.肩髎 (けんりょう)

 

15.天髎 (てんりょう)

 

16.天牖 (てんよう)

 

17.翳風 (えいふう)

 

18.瘈脈 (けいみゃく)

 

19.顱息 (ろそく)

 

20.角孫 (かくそん)

 

21.耳門 (じもん)

 

22.和髎 (わりょう)

 

23.絲竹空 (しちくくう)

 

 

今回は「外関」「絲竹空」を紹介します。

 

2019-09-11 15-29

 

 

 

「外関」は手首の手の甲側の中央から指3本分上がったところにあります。

 

 

「難聴「「耳鳴り」「頭痛」「腱鞘炎」などに効果があります。

 

 

「絲竹空」は眉毛の一番外側にあります。

 

 

「眼精疲労」によく効くツボです。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

前回<不注意>タイプに当てはまっていることに気づきました。
さらにもう一つ<忘れてしまう>というパターンもあります。
それぞれを検証していきます。
両方に共通している背景は習慣化され無意識となった「手抜き」の思考と行動です。


<不注意>
私は自分自身のことを「不注意なタイプ」と認めたくありませんでした。
自分は大丈夫だという根拠の無い過信がありました。そう考えると手抜きができるからで一見便利だからです。

 

そのため不注意でミスをしても「たまたま」と深く反省せず、次にどのようにしてミスを防ぐかも、あまり考えずに済みます。
つまり記憶だけでなく思考も手抜きをしていました。


ミスを度重ね、皆から散々指摘されてようやく、「不注意なタイプ」であると自覚しました。

 

そこで「見直しも含めて、はじめて業務完了」という認識を徹底させてミスを防ぐよう努めています。

 


<忘れてしまう>
自分は、根拠もなく記憶力は悪くないと思っていましたが、物忘れが多いので記憶することが苦手だと気づきました。
しかし、記憶することが苦手なのに記憶に頼ろうとします。

 

それは苦手ではなく手抜きでした。また手抜きをするからかえって記憶力が低下することに気づいていませんでした。

 

加えて、気が乗らない事は「あとで」と先送りにしてメモも取らずにいました。これも手抜きです。この時に不注意が発生します。
「今ここで」何か手を打たなければ記憶のプロセスがあいまいになってしまうわけです。


更に気が乗らないので先送りにしていると、そもそも興味や関心の薄いあいまいな記銘(インプット)なのですからそのうち忘れてしまい抜けてしまいます。
そして記憶が抜けつつあることに気づいても放置してしまいます。これも続発的な二次性の手抜きです

直ぐにメモを取るようにしないと、どんどんと記憶が抜けてしまい、覚えておき続けること(記憶の保持)ができなくなります。
手抜きによるミスの雪だるま現象でこうなると手に負えなくなってしまいます。
その予防のために「自分の記憶力は特別優秀ではない」と再認識してどのようにすれば、記憶の負担を減らせるかを考えました。

まず、「できることを直ぐに実行すること」で記憶の負担を減らしています。

そして、「後でする事は、忘れないように直ぐにメモを取ること」でも負担の軽減に努めています。
メモを取るということは、その場で正確な判断をしてより確かな記銘(インプット)につながることを知りませんでした。

メモを取ることも含め、記憶しなければならないことを溜めないようにして、「気が付いたら忘れてしまっていた」というこれまで数々繰り返してきたことを防ぐよう心がけています。

不要となった情報はどんどん捨てていくことが記憶の容量を維持することになると気づきました。

 

以上の2点は「段取り」とも関わっています、
「段取り」をしっかりさせて
ミスを減らす工夫をしています。

「手抜き」をすることでは決して楽にならないばかりか、かえって負担が増してしまうことが今回の教訓です。

 

某林先生ではありませんが「いつやる?今でしょ!」を肝に命じていきます。

<線維筋痛症 JFIQの経過報告>

 

 (図1)

スクリーンショット 2019-09-05 時刻 21.45.42

 

 

 

JFIQは線維筋痛症の経過観察に欠かせない指標です。

 

 

最高点が100点で、20点未満が正常値になります。

 

 

 (図1)は左側が初期時の点数、右側が現在の点数でその2点を結んだものです。

 

 

 

 図2)

スクリーンショット 2019-09-05 時刻 21.46.14

 

 

 

(図2)は線維筋痛症の治療効果の割合を表したものです。

 

 

 

 50以上点数が下がると「著効」です。

 

 

 

 20以上50未満点数が下がると「改善」です。

 

 

 

 20未満の点数の低下は「無効」の判定となります。

 

 

 

 

<今回の考察>

 

 

 

正規性の検定で初期値、現在値共に正規性がありました。

 

 

その後、関連2群の検定と推定を行いました。

 

 

1)統計的にみて、JFIQスコアが有意に改善したことが証明されました。P(危険率)=0.001%でした(図1)

 

 

pが0.05以下であれば統計学的優位である。

 

 

pが0.01以下であれば統計学的に極めて優位である。

 

 

2)JFIQスコアの判定基準として、20点以上改善されると治療が有効、50点以上改善されると著効となります。

 

 

  今回、 15名の平均で    37.3点改善していたため、全体として鍼治療は   有効であったと言えます。

 

 

個別でみると、著効3名(20%)、有効9名(60%)、無効3名(20%)でした。(図2)

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

「Nogucchiの課題は…」

 

「Nogucchiはやるべきことの順番を決めて着々とこなすことや、時間どおりに終わらせることが苦手。」

この弱点に気づき、克服したく色々と調べていると、「注意欠陥多動性障害(ADHD)」にかなり当てはまる部分がありました。

 

一般的にADHDでは、<不注意、衝動性、多動性>という特性があるようです。

それぞれ見ていきます。

 

<不注意>

好きな事には集中しすぎる。反面すぐに気が散る、集中力がもたない。

当てはまる例として

・注意が維持できない

・書類等の見直しが苦手

・ものの整理整頓ができない

・順序立てて考えるのが苦手

 

 

<衝動性>

・思いついた事にはすぐに行動しなと気がすまない。

・判断と行動が直結している。

・人の話を最後まで聞かない

 

 

<多動性>

・じっとしていられず、落ち着きがない。

・退屈なことに耐えられない。

 

 

Nogucchiは不注意と衝動性に当てはまりまる部分が多いです。

 

じっくり考えたり待つことができない(衝動性)

やるべきことがわかっていても先送りし、とりかかれない(不注意)

決められらた手順にしたがって進められない(不注意・衝動性)

計画が立てられない、準備不足(不注意。・衝動性)

 

当てはまる部分が多いですね。

 

ですので、前回までの5つの課題を意識して段取りをつけ、自分の弱点と向き合い、克服していきたいと思います。

 

5つの課題①

 

5つの課題②