(鍼灸)東洋医学の話をしようー経絡(16)肝経

<はじめに>

 

 

前回は「胆経」のお話をしました。

 

 

「完骨」は耳のすぐ後ろにある出っ張った骨(乳様突起といいます)のすぐ下にあり、「頭痛」「めまい」「耳鳴り」「不眠症」に効果があります。

 

 

「光明」は外くるぶしから、指幅5本分真上に行ったところにあり、「眼精疲労」「眼痛」「坐骨神経痛」などに効果があるというお話しでした。

 

 

今回は「肝経」のお話です。

 

 

 

<肝経>

12肝経

 

 

 

「肝経」は親指から足の内側を通り、最後は腹部に終わります。

 

 

全部で14のツボがあります。

 

 

順番に見ていきましょう。

 

 

1.大敦(たいとん)

 

2.行間(こうかん)

 

3.太衝(たいしょう)

 

4.中封(ちゅうほう)

 

5.蠡溝(れいこう)

 

6.中都(ちゅうと)

 

7.膝関(しつかん)

 

8.曲泉(きょくせん)

 

9.陰包(いんぽう)

 

10.足五里(あしのごり)

 

11.陰廉(いんれん)

 

12.急脈(きゅうみゃく)

 

13.章門(しょうもん)

 

14.期門(きもん)

 

 

 

今回は「太衝」と「中封」を見ていきましょう。

2019-09-26 16-41

 

 

「太衝」は足の甲で親指と人差し指の間で足首の方にたどっていき、指の止まるところにあります。

 

 

「頭痛」「めまい」「目の疲れ」「イライラしてよく眠れない」などに効果があります。

 

 

 

「中封」は内くるぶしと、足首の全面にある腱のちょうど真ん中にあります。

 

 

「ぎっくり腰」「気分の落ち込み」「不安」「冷え症」などに効果があります。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭