統合失調症、境界性パーソナリティ障害

 

種々の依存症等の受付は

 

平成28年10月31日で終了しました。

 

 

上記の患者の皆様で特にお気の毒なのは、急を要するケースです。

 

 

これまで人道上、心身医学を専門とする内科医として可能な限りの初期対応の後、

 

精神科受診に繋げて参りましたが、すでに限界に達しております。

 

 

その原因は、多くの精神科医が神経科以外に安易に心療内科を標榜し、

 

精神科と心療内科との混同を助長しているためだと思われます。

 

 

しかも、精神科の外来は予約制の場合が圧倒的に多いため、

 

予約不要な当科に救いを求める受診者が急増するのも無理ならぬこととは存じます。

 

 

しかし、とても残念なことですが、当診療所のコアである一般内科および

 

アレルギー・リウマチ・痛風およびストレス病外来の受診者の皆様に直接・間接にご迷惑が及び、

 

本末転倒の状態となりつつある次第です。

 

 

統合失調症、境界性パーソナリティ障害、種々の依存症等の受付は

 

平成28年10月31日で終了しました。

 

今後は慣例通り、直接、精神神経科専門医の先生方とご相談くださいますよう、

 

お願い申し上げます。

 

 

 

今月のテーマ<医療機関の科目標榜と専門医制度について>

 

 

第Ⅳ話:心療内科標榜の混乱②

 

 

高円寺南診療所は平成元年以来多くの患者の皆様の信頼と期待に応え今日を迎えております。

 

 

そうした多数の患者の皆様が憂慮してくださった、書き込み例を提示します。

 

 

「11か月前のクチコミの例/ 医者が高圧的、難病だと言われて納得いかなく、

 

セカンドオピニオンを他の病院ですると言うと怒鳴る。

 

精神科は心療内科と違う、カウンセラーは専門外だと言われました。

 

高額な医療費に週一で来いと言われて辛く逃げ出した病院です。」

 

 

(心療内科医は保険診療で時間をかけて精神疾患の患者さんのカウンセリングするのが当然である、

 

との思い込みが強く、誤解なさっていたようです。以前の書き込みを読み、

 

見当違いな過剰な期待とともに受診されていた模様です。

 

これがネット書き込みの褒め殺しの一大副作用です。

 

期待外れになって俄かに不穏状態になった患者さんに

 

熱心に誠意をもって説明を試みることになり難渋いたします。

 

声楽家でもあるためか、

 

どうしても声の響きが大きくなりがちなので普段から気を付けてはいます。

 

ただし、怒鳴る、のとは真逆です。残念です。)

 

 

上記の書き込みを懸念して応援してくださった患者さんのコメントの抜粋です。

 

「2週間前のクチコミの例/(前略)心療内科とありますが、医師の専門性は非常に高く広く、

 

今までに糖尿、痛風、躁鬱、パニック障害、不眠などなど、

 

現代病を患う友人や部下が何人もお世話になっています。

 

(中略)私は医師の高い専門性と倫理観を高く評価、信頼をしており、

 

さまざまな現代病で苦しむ方の一助になればと、

 

率直な意見をコメントさせていただきます。」

 

 

(コメント:この患者さんのメッセージにどれだけ励まされたことでしょうか。

 

このメッセージを読んで励まされた方は多数にのぼります。

 

とてもありがたく厳粛な気持ちになりました。)

わかっています、でも… 「できることなのに、課題の先延ばし」

 

 

1)かつてのMr.NoGucciの行動パターン③

 

≪他人に任せるより自分でするほうが早くて楽。≫ 

 

この思い込みは、どこから来たのだろうか?

 

さらに、検討を続けます。

 

 

Q3 : 本当に自分でする方が楽だったか?

 

 

A3-1:頼むことの面倒を考えたら、頼まないで済む方が楽なハズ・・・だった

 

 

A3-2:自分ですれば自分のペースでいけるから訳なハズ・・・だった

 

しかし、結果はいつもパンクして終わった。

 

なお悪いことに中途半端のまま放棄。

 

したがって、これらの仮説も、ことごとく誤りだったハズだ。

 

しかし、同じ過ちを何度も何度も繰り返し。

 

性懲りもせずに、改めようともせずに、ただ繰り返し。

 

 

なぜ、繰り返してしまうのだろうか。

今回は、腰痛のためのストレッチを行いましょう。

 

 

まず前回までに学んだ腰部と頚部の検査を行って下さい。

 

 

ストレッチの前と後で動き易さを比べるので

 

 

<痛み、怠さ、突っ張り>等の不快な症状が出るポーズがあったら記憶しておきましょう。

 

 

<注意>

・痛みが出るほど強くストレッチしない。

     

・やり過ぎは禁物です。後で痛くなったら、1日休んでもう一度 やってみましょう

    

1つの動作につき、深呼吸3~5(15~20)行ってください。 11~2回、朝、寝る前(風呂あがり)に行うのがよいでしょう。

 

 

まず、大腿部(太腿)の前をストレッチしてみましょう。

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壁に手をついて身体が揺れないようにして下さい。

 

 

深呼吸を3回ほどしながら大腿部(太腿)の前に集中しましょう。

 

 

終わったら反対の足も同様に行います。

 

 

このストレッチは腰を反らす動きを楽にします。

 

 

次は大腿部(太腿)の後ろのストレッチを行います。

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まず、鼠径部(ビートたけしさんの「コマネチ」というギャグを思い出して下さい)に手を当てます。

 

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そこを支点にして身体を倒して下さい。

 

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大腿部(太腿)の後ろに伸びを感じたら手をテーブルや壁について下さい。

 

 

深呼吸を3回ほどしながら大腿部(太腿)の後ろに集中しましょう。

 

 

このストレッチは、身体を前に倒す動きを楽にします。

 

 

 

次は、大腿部(太腿)の内側と体幹の横を伸ばすストレッチを行います。

 

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椅子に座り、右足を左足の大腿部にのせます。

 

 

右足はなるべく床と並行になるようにします(無理はしないでください)。

 

 

右足大腿部(太腿)の内側が伸びている感覚があれば OKです。

 

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右の股関節が痛くなければ胴体を左斜めに倒していきます(股関節に痛みがある場合はやらないでください)。

 

 

右の腰と臀部が伸びている感覚があれば OKです。

 

 

深呼吸を3回ほどしながら右大腿部(太腿)の内側と腰と臀部に集中しましょう。

 

 

反対側も同様に行って下さい。

 

 

このストレッチは身体を横に倒す動きを楽にします。

 

終わったら、腰の検査を行いましょう。

 

 

動きが楽になりましたか?

 

 

うまくいくと頚部の動きも楽になっています。

 

 

頚部の検査もしてみて下さい。

 

 

次回は肩こりためのストレッチを行います。

前回、ご紹介いたしました「曝露法」の動画はご覧になりましたか?

 

動画のリンク先(注:自分が怖くない生き物での動画を観ることをオススメします)

 

http://www.animalplanet.com/tv-shows/my-extreme-animal-phobia/videos/what-scares-animal-planet/

 

 

動画の曝露法はかなり強烈です。

 

しかし、その分だけ確かな効果も見込める方法です。

 

「フラッディング法」とも呼ばれます。

 

 

この方法では初回から自分にとって最強の脅威に立ち向かいます。

 

まさに不安や緊張、恐怖の洪水のまっただ中に自分をさらすことを反復して実行します。

 

いつまで繰り返せばよいかというと、脅威がおさまるまで(馴れるまで)さらし続けるのです。

 

 

言うまでもなく、一人ではそうそう取り組めません。

 

 

カウンセラーは専門的な見地から、このむずかしい課題に立ち向かうクライエントを

 

励まし、後押しし、克服をサポートするのです。

 

 

臨床心理士 宮仕 聖子

 

今月のテーマ<医療機関の科目標榜と専門医制度について>

 

 

第Ⅳ話:心療内科標榜の混乱①

 

 

実際の書き込み例です。

 

 

「2010・8・9の口コミの例 /親切すぎる精神科:

 

儲けを度外視して、真剣に患者と向き合い、その人に合った方法で、治療をしてくれます。

 

先生は独特ですが、患者の事を考えて、怒ったり指導してくれたりと、

 

なかなか普通では出会えないような、精神科医です(笑)」

 

 

(コメント: この患者さんは、とても感謝してくださったのだと素直に受け止めています。

 

ですから悪意はみじんも感じられません。ご活躍をお祈りしています。

 

ただし、善意ではあっても、誤解に基づく意図せぬ褒め殺し効果は後々に大きく現れるのは確かです。

 

一般に内科医としての医療費は精神科のそれより低廉です。

 

「診療費が安くて済んだから良心的な医療なのだ」という判断は全くの誤解です。

 

精神科医でなく内科医の括りだから安いのです。

 

この口コミを鵜呑みにして過剰な期待を胸に来院した方は、

 

悪い予感通り、大きな失望と怒りをもたらす結果となりました。)

 

 

「2010・10・27のクチコミ例/ 心療内科以外の知識も豊富なので、

 

医師としての技量・知識としては素晴らしいのかもしれませんが…。

 

心療内科として通われるのであれば、あまりオススメできません。」

 

 

(コメント:心療内科専門医は、

 

少なくとも日本内科学会が認定する内科医の資格が必須条件です。

 

ですから心療内科専門医の一般内科の知識が豊富なのは当然です。

 

心療内科専門医は受診者の重大な身体疾患を見逃すことは免責されないからです。

 

この方は心療内科としての心身医学的アプローチが必要な方でしたが、

 

心療内科=精神科の固定観念に縛られ前身できない状況に陥りました。)

今月のテーマ<医療機関の科目標榜と専門医制度について>

 

 

第Ⅳ話:「心療内科」標榜の問題点

 

 

平成25年8月現在、精神科専門医数10,104名に対して心療内科専門医数127名に過ぎません。

 

全国の心療内科専門医数は精神科専門医数の1.3%にも満たないのです。

 

多少データが古いですが、厚生労働省の平成20年の統計資料(全国)によると、

 

精神科を標榜する病院1539、診療所5629

 

心療内科を標榜する病院590、診療所3775

 

 

これらの数字が何を意味するのか、単純に計算してみると、

 

心療内科を標榜する全国の医療機関(病院+診療所)4365施設

 

そこで心療内科専門医のみが心療内科標榜医療機関に所属していると仮定すると、

 

4365÷127=34.4、つまり、34施設を掛け持ちしなければならないことになります。

 

 

逆に心療内科専門医が一つの医療機関にのみ所属しているとすれば、

 

34施設あたり33施設までが心療内科専門医でない医師が心療内科を担当していることになります。

 

 

実際には、心療内科を担当しているのは、

 

心療内科専門医ではなく、ほとんどが精神科医だとされています。

 

 

これが、日本の心療内科の在り方を難しくしている最も大きな原因の一つなのです。

 

 

心療内科が精神科と同一視されている限り、

 

患者と心療内科専門医との深い理解と信頼関係の樹立は困難なように思われます。

 

 

心療内科は精神科の婉曲な表現として使用されている現実にしばしば遭遇します。

 

 

こうした誤解が深刻な状況に至っていることは、

 

ウェッブでの口コミを通してたびたび気づかされます。

今月のテーマ<医療機関の科目標榜と専門医制度について>

 

 

第Ⅲ話:広告可能ではない専門医資格の例

 

温泉療法専門医(全国218名>都内33名>杉並区内1名>高円寺1名

 

⇒ この資格は、水氣道の発案の医学的背景と密接なつながりがあります。

 

 

心身医学専門医(全国581名>関東甲信越212名>>高円寺1名

 

この資格は、心療内科専門医の多くが同時に取得しています。

 

⇒ 心療内科学会の母体である日本心身医学会の専門医資格です。

 

心療内科専門医とは異なり、認定内科医の資格がない精神科等の医師でも取得可能です。

 

 

<日本痛風・核酸代謝学会>

 

認定痛風医(全国55名>都内10名>杉並区内0名

 

 ⇒ 高円寺南診療所院長は平成28年度認定痛風医資格試験に合格しました。

 

全国で痛風患者が50万人、予備軍である高尿酸血症患者が500万人以上だとすると、

 

認定痛風医55名は極端に少なすぎます。

 

仮に認定痛風医だけが痛風患者の診療を担当するならば医師1人につき9000人の痛風患者、

 

9万人余りの高尿酸血症患者を診なければならない計算です。

 

認定痛風医資格試験は余りにも難しいので敬遠されているのではないかと思います。

 

 

<日本頭痛学会>

 

頭痛専門医(全国778名>都内113名>杉並区内2名>高円寺0名

 

⇒ 慢性頭痛は3,000万人、日本人の3人に1人に上る頻度ですが、

 

適切に遅漏されていないのが現実です。高円寺南診療所院長は、

 

目下、頭痛専門医資格取得のため研鑽を積んでいます。

水氣道 准3級(特別訓練生) 野口将成

 

集団で稽古することの効果をグループ・ダイナミクス(集団力動)というのだそうです。

 

個人単位の稽古とは異なり、対人関係の場が与えられます。

 

そこには、各人の自分と他者に対する態度の特性が明らかにされます。

 

 

Mr.NoGucciの始めの頃は

 

「(本音を言えば)他人には厳しく(意外でしょう?)、自分には甘い」態度でした。

 

稽古がきつく感じられると「他人にも自分にも甘くなる」態度に改めて、

 

相手と共に楽をしようと細工するのです。

 

しかし、そんな小細工は私より真面目に取り組んでいる相手には通用しません。

 

 

そこで「自他ともに厳しく」の稽古が始まります。

 

ただし、そんな厳しさの中にも、

 

過度にならないよう、無理をしたり、させたりしないよう、

 

互いに十分配慮することを体得していきます。

 

 

今月のテーマ<医療機関の科目標榜と専門医制度について>

 

 

第Ⅱ話:高円寺南診療所の診療標榜科目と院長の専門医資格との対応関係

 

 

医療機関のホームページはトップページは広告とみなされます。

 

診療科目は麻酔科を除き自由に広告できますが、

 

専門医資格も広告可能なものは限られています。

 

 

第一標榜の内科に関する資格は『内科認定医』です。

 

「総合内科専門医」の資格ではないので内科専門医と広告することはできない、ということになります。

 

 

高円寺南診療所の院長が保持している

 

広告可能な4つの専門医資格と地域現状をご紹介いたします。

 

 

『心療内科専門医』(全国127名>都内27名>杉並区内2名>高円寺1名

 

『漢方専門医』(全国2193名>都内316名>杉並区内5名>高円寺1名

 

『アレルギー専門医』(全国3235名>都内262名>杉並区内5名>高円寺1名

 

『リウマチ専門医』(全国4653名>都内667名>杉並区内7名>高円寺1名

 

 

最近、高円寺の近隣医療機関で

 

リウマチ科、アレルギー科、心療内科等の標榜は珍しくなくなりました。

 

しかし、専門医資格をもっているのは、

 

残念ながらわずか1名ずつに過ぎないのが現状です。

 

読者の皆様は、どのようにお感じになられましたか。

 

 

何のための専門医制度、あるいはどなたのための専門医広告制度なのでしょうか。