プライマリケア・救急・心療内科Vol.2

今月のテーマ<予防接種>

 

 

「肺炎ワクチン」

 

 

2014年10月より、以下の高齢者用ワクチンの定期接種化が始まりました。

 

 

○多糖体肺炎球菌ワクチン(肺炎ワクチン)

 

このワクチンが重要な理由は・・・

 

肺炎は、日本人の死因第3位。亡くなる方の約95%が65歳以上。

 

高齢者の肺炎球菌に対して23価肺炎球菌多糖体ワクチンを用います。

 

高円寺南診療所では65歳以上の方全員に接種状況を確認して、

 

外来受診の際などにお知らせしています。

 

 

原則として65歳以上を対象としますが、

 

65歳未満でも60歳以上のハイリスクの方は

 

積極的に接種していただくことが望まれます。

 

 

ハイリスクとは、心臓、腎臓、呼吸器または免疫機能に

 

一定以上の障害があることです。

 

 

より具体的には、

 

心・呼吸器の慢性疾患、腎不全、肝障害、糖尿病、

 

慢性髄液漏などの病気に罹っている方、脾臓を摘出した方などです。