5月21日(木)<シリーズ> 新型コロナ解説:私が推薦する わかりやすいガイダンスNo3

東京歯科大学市川総合病院循環器科の大木先生は、新型コロナウイルスに関して、とてもわかりやすい解説を掲載されています。御経歴からすると私より大分若手であるようですが、見習いたいと思いました。

 

私は、同市内にある昭和学院短期大学の客員教授として10年ほど勤務していたことがあり、この病院の前は数えきれないくらい通過していたのを懐かしく思い出します。

 

『知っておきたい新型コロナウイルス感染症COVID-19』

 

 

【新型コロナウイルスが起こす病気】

病原体が身体のどこかに入り込んで、健康を害すると感染症にかかった状態となります。感染するとその臓器に炎症が起きます。

 

新型コロナウイルスは肺炎、心筋炎、髄膜炎などを起こすことが知られています。

 

心筋が新型コロナウイルスに侵されると心臓が急激に動かなくなり、急速に死に至ることがあります。

 

新型コロナウイルスが髄液入ると重篤な意識障害、神経系の障害が起こります。多くの感染者では肺が侵され、酸素を身体に取り込む呼吸機能が損なわれますが、身体では酸素が消費し続けられるので、身体の酸素がどんどん低下し、低酸素血症と言われる状態になります。

 

重度の低酸素血症が生じると全身に酸素が行き渡らなくなり、脳は低酸素に陥り意識が低下します。

 

それぞれの内臓も必要な酸素が不足するため、肝臓や腎臓など多臓器が失調します。血圧や心拍数などを保つ機能さえ損なわれ、やがて血流は低下し、多臓器不全の状態となります。

 

多臓器不全に陥ると、救命できる可能性は低くなり、高齢者など体力が低下している人ではほぼ9割方が亡くなります。

 

 

<明日へ続く>