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先週は過敏性腸症候群Irritable Bowel Syndrome(IBS)のガス型を巡って、ムッシュGPTと複雑なやりとりを展開してしまいました。

しかし、私は、ムッシュGPTから有益なヒントを貰うこともできました。

それは、私が不満に思っていた医学的常識の不備について、彼も一定の情報を得ていることがみえてきたからです。それでは、質問というより、対話と討論を続けることにします。

 

 

対話者:ドクター飯嶋

便の形状によるIrritable Bowel Syndrome(IBS)のローマⅣ分類の4類型にはガス型の記載はありません。私はガス型と呼ぶべき症例を多数経験しています。そして、あなたは過剰気腸症候群をIrritable Bowel Syndrome(IBS)の一形態と説明していることは理解できます。しかし、過敏性腸症候群こそがIrritable Bowel Syndrome(IBS)の正式な日本語訳であり、説明に混乱が生じてしまっているようです。一般的ではありませんが、IBSには腹部膨満を来すガス型がある、という記述の方が適切なのではないでしょうか?

 


ChatGPT
ありがとうございます。確かに、IBSのローマⅣ分類では便の形状に基づいて4つのサブタイプが定義されており、ガス型という具体的な分類はありません。IBSのサブタイプは、症状の特徴や便の形状に基づいて区分されますが、ガス型はそれぞれのタイプに特有の特徴ではなく、複数のタイプに共通する可能性があります。


また、私の前の説明において、過剰気腸症候群をIBSの一形態として説明しましたが、その表現は不正確でした。IBSの正式な日本語訳は過敏性腸症候群です。誤解を招く表現を使ってしまい申し訳ありませんでした。


一般的に、IBSには腹部膨満を来すガス型があるという指摘は、そのような症状を経験する患者にとって重要な情報であるかもしれません。したがって、それを説明する際には適切な表現を使うことが重要です。

 


ドクター飯嶋のコメント:
ムッシュGPTよ!貴殿はローマⅣ分類による診断基準からは見落とされてしまいがちなガス型について、適切な言及を加えています。


そして、誤りをきちんと是正してくれたので、今後は、安心して本論に戻れます。
私は、ガス型の過敏性腸症候群の患者さんをたくさん診療してきたので、ムッシュGPTと接点が持てたことをうれしく思います。


そこで、皆様に理解を深めていただくために、私にかわって、彼に過敏性腸症候群についての説明をして貰うことにしました。

 

 

インタヴューアー:ドクター飯嶋

過敏性腸症候群の発症頻度について教えてください。

 


ChatGPT
過敏性腸症候群(IBS)の発症頻度は、一般的に一定ではなく、地域や人口集団によって異なります。しかし、世界中でかなり広く見られる疾患であるとされています。一般的な推定によると、成人の約10〜15%がIBSの症状を経験しているとされていますが、これは一般的な統計であり、個々の地域や集団での実際の割合は異なる場合があります。


IBSは女性に男性よりも多く見られる傾向があり、一般的に若い成人から中年にかけての年齢層でより頻繁に発症することが報告されています。ただし、高齢者や子供でも発症することがあります。


IBSの正確な発症頻度を特定するのは難しいため、疫学的な研究やデータ収集が継続されています。また、IBSの診断が一貫してされていない場合もあり、そのため正確な発症頻度を把握することがより困難になっています。

 

 

ドクター飯嶋のコメント:
ムッシュGPTは無駄の少ない説明を展開しています。ここでも、再び、IBSの診断の不備を指摘していますが、診断基準の不備が、患者さんをどれだけ苦しめる結果を招いているのか、私には実体験があります。

 

来週は、空気嚥下のメカニズムという基礎的な話題に立ち戻ってムッシュGPTと議論していく予定です。

 

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水氣道は健康寿命の延長と疾病防止のために有利な団体性を持っています。それでは、この目的のために理想的な団体エクササイズとは、どのような特徴を備えたものなのでしょうか?

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋(水氣道創始者)

健康寿命の延長と疾病防止のために理想的な団体エクササイズの諸条件について教えてください。

 


ChatGPT
健康寿命の延長や疾病の予防を目的とする理想的な団体エクササイズには、いくつかの重要な条件があります。以下に、それらの条件をいくつか挙げます。


1. 適切な運動強度:

エクササイズの強度は適切でなければなりません。運動強度は個々の参加者のフィットネスレベルや健康状態に合わせて調整されるべきです。適切な運動強度で行われるエクササイズは、心臓血管機能を向上させ、筋力や持久力を向上させます。


2. 安全性の確保:

エクササイズが安全であることが最も重要です。参加者のけがや事故を防ぐために、正しいフォームとテクニックの指導が必要です。また、適切なウォーミングアップとクールダウンも含め、運動前後のケアが重要です。


3. 多様性とバラエティ:

エクササイズのプログラムには、多様な運動が含まれるべきです。有酸素運動、筋力トレーニング、柔軟性向上のための運動など、さまざまなタイプの運動が組み込まれることで、全身の健康を促進し、モチベーションを高めます。


4. ソーシャルサポートとコミュニティ:

グループエクササイズは、ソーシャルサポートとコミュニティの提供も重要です。仲間と一緒に運動することで、モチベーションが高まり、継続的な運動の習慣を形成しやすくなります。


5. 適切な時間と頻度:

エクササイズの時間と頻度も重要です。理想的な団体エクササイズは、週に数回行われ、各セッションの時間が適切に設定されています。適度な運動量を確保するために、セッションの長さや頻度が調整されるべきです。


6. 専門家の指導:

エクササイズプログラムは、専門家によって設計され、指導されるべきです。トレーナーやインストラクターが参加者をサポートし、適切なフォームや安全な運動の実行方法を指導することが重要です。


これらの条件が整った理想的な団体エクササイズは、参加者の健康寿命を延ばし、慢性疾患の予防や管理に役立ちます。

 

 

ドクター飯嶋のコメント:

「参加者の健康寿命を延ばし、慢性疾患の予防や管理
に役立つ理想的な団体エクササイズの諸条件をムッシュGPTが示してくれました。

 

既に、水氣道に参加して、継続的に活動している会員であれば、以上の6つの条件のすべてが水氣道に当てはまっていることを、実感をもって確認することができるはずです。


逆に言えば、これらの条件下でエクササイズしていることが、習慣化しているため、改めて、これらの個々の条件の意義について再認識できるかもしれません。

 

これに対して、水氣道を全く知らない、ほとんどの読者の方にとっては、以上の6つの条件を兼ね備えたエクササイズを具体的にイメージすることは簡単ではないかもしれません。

 

しかし、そうした皆様にとっても、水氣道は水中で実施する団体エクササイズであるという情報を提供することによって、幾分イメージしやすくなるのではないかと思います。


<喘息のオペラ歌手たちから学ぶホリスティック健康医学>

 

武蔵野音楽大学大学院修士課程声楽専攻の1年生最後の締めくくりは、1月29日(月)の声楽実技試験でした。私の受験曲は全てロシア語の歌で、チャイコフスキー2曲、ラフマニノフ4曲でした。これをブラームスホールという学内のホールで歌ったのでした。


翌1月30日(火)からが春休み、そして4月からは2年目に突入です。

 

音大の声楽専攻というと呼吸器系統がタフな方ばかりか、というと必ずしもそうではないようです。たとえば、一流の声楽家のなかにも、しばしば喘息の方がいらっしゃいます。


もっとも、私自身がアレルギー内科専門医であり、その中心的な対象疾患が気管支喘息であるためか、そうした情報に敏感であるせいかもしれません。

 

意外に思われるかもしれませんが、喘息は、声楽家にとって必ずしも不利な病気だとは、私は考えていません。むしろ、天与の御恵みかもしれません。それには医学的な根拠があります。

 

ですから喘息でも歌うのが好きな方は、むしろ、これからも是非、歌をお続けになったらよいと思います。

ただし、花粉症などのアレルギー性鼻炎を未治療のまま放置していたり、たびたび風邪をひいてしまう状態を長引かせたりすることはご法度です。

 

この件に関して、私はムッシュGPTとの対話を試みることを思いつきました。

 

ただし、彼は専門家ではないので、予め信頼性をテストしたうえ、質問の仕方に工夫が必要であり、なお回答に対しては妥当性を検討したうえで、皆様にフィードバックさせていただく方法を考案しました。

 

入門編5回、本編6回および発展編4回、計15回のシリーズをまとめました。

 

 

<入門編:その1>

喘息の患者に特有な姿勢があるでしょうか。もしあれば、その特徴と矯正法を教えてください。

 


ChatGPT

喘息患者には、喘息発作時や症状が悪化した際に、呼吸をしやすくするために特有の姿勢を取ることがあります。

 

これは、呼吸困難を和らげるための自然な反応であり、以下にその特徴と、矯正法をいくつか挙げてみます:

 

特有の姿勢: 

1. 前かがみの姿勢:

患者が前かがみになり、手でテーブルや壁をつかむような姿勢をとることがあります。この姿勢は、腹式呼吸を助け、気道の開放を促進することを意図しています。


2. 座位での前かがみ:

座位の際にも前かがみになり、手を膝に置いて呼吸をしやすくすることがあります。この姿勢も同様に腹式呼吸を助けるためのものです。


3. 上半身を支える姿勢:

寝ている際に上半身を多少起こして寝ることで、気道の圧迫を軽減し、呼吸しやすくなることがあります。

 


矯正法:

1. 正しい呼吸法の学習:

患者には正しい呼吸法(腹式呼吸)を学習させ、発作時や症状が悪化した際にも適切な呼吸を心がけるよう指導することが重要です。


2. 姿勢の改善:

前かがみの姿勢が喘息の症状を和らげる場合でも、その姿勢が続く場合は、適切な呼吸法を妨げないようにするなど、姿勢の改善に取り組むことが重要です。


3. リラックス法の導入:

ストレスが喘息のトリガーになることがあるため、リラックス法やストレス管理のテクニックを導入して、患者が冷静になり、呼吸が楽になるようサポートします。


4. 体力の向上:

適切な運動や体力向上のプログラムを組むことで、呼吸筋の強化や全身の健康を促進し、喘息の症状の軽減に寄与します。


これらのアプローチは、患者ごとの状態に合わせて専門家によって評価され、個別化されるべきです。

 

患者が適切な姿勢や呼吸法を習得し、症状を管理できるようサポートすることが喘息のケアにおいて重要です。

 


ドクター飯嶋のコメント 
入門編の5回のシリーズでの質問の内容は、奇異に感じられるかもしれません。

 

この質問は、ドクター飯嶋がムッシュGPTとどの程度までの対話が可能か?ということの見通しを事前に評価することを第一の目的としたものだからです。

 

まず喘息の方が自分自身の姿勢をどの程度意識しているでしょうか?

 

喘息の診療を30年以上続けてきましたが、姿勢の悪さに気付いている方は滅多に遭遇できるものではありませんでした。

 

何事にも例外があります。それは、モデル、俳優、声楽家、ダンサーなど人前で身体表現をする職業についている方々です。

しかし、プロである彼らでさえ、自分自身で姿勢の悪さに気付いたというケースよりも、指導者から厳しい指摘を受けて気付かされた、というケースの方が圧倒的に多かったです。

 

ただし、その姿勢の悪さが喘息に由来していることに気付いている方は、ほぼ皆無です。

 

残念ながら、医師、とりわけ耳鼻咽喉科医や喘息を専門とする内科医ですら、喘息患者の姿勢について評価し、適切なアドバイスをする機会には、ほとんど恵まれていないのが現状です。

入門編の最初に「姿勢」を取り上げたのは、上記のような背景があるからです。ムッシュGPTは、一般的な喘息専門医より、喘息と「姿勢」との関係を深く<認識>していることを確認することができました。

それから、ムッシュGPTは正しい呼吸法(腹式呼吸)とまとめていますが、この点については、呼吸筋強化のための具体的な方法を含め、いっそうの解明が必要だと思います。そして彼は、
「発作時や症状が悪化した際にも適切な呼吸を心がける

と述べ、また、喘息発作とストレスとの関係までは言及していますが、「発作時や症状が悪化した際」の喘息患者の心理状態についてまでは言及していません。実は、このあたりをしっかりと検討しておかないと効果的な指導はできません。

ムッシュGPTは、「前かがみの姿勢」を冒頭からズバリと指摘しています。この姿勢は、喘息発作の際には観察しやすいですが、発作間欠時(非発作時)には目立たなくなることもあります。しかし、長年にわたって発作を繰り返してきたような方は、呼吸苦がないときでさえ、「前かがみの姿勢」になっていることが少なくありません。

それでは、喘息をもつプロの声楽家は「前かがみの姿勢」になっていないか、というと、どうやらそうとは限りません。これは、観客席からは判別しにくいのですが、ステージの袖から側面を見守っているとわかりやすいです。この姿勢は、喘息患者が腹式呼吸を維持するために有利に働くことがあるからなのかもしれません。ただし、「前かがみの姿勢」と「前傾姿勢」は明確に区別しておく必要はあるでしょう。

この「姿勢」の基礎の上に「歩行」や「動作」、さらには「呼吸」が構築され、または大きな影響を受けることになります。

これらの論点については、全15回の本シリーズに続く「研究編」で検討する予定です。

 

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今月のテーマは「空気の嚥下」と「腹満」についてです。


腹痛を訴える杉並国際クリニックの受診者の中で最も多い原因は、無意識に空気を嚥下してしまうことによるものでした。

 

これは、過敏性腸症候群のガス型(腹部膨満型)と呼ぶべき病態であると私は考えているのですが、便の形状による過敏性腸症候群のローマ分類Ⅳにはガス型がありません。

 

大学病院の消化器内科から私のクリニックへ紹介を受けることが多かったのは、一般の消化器内科専門医が、あまりにもローマ分類Ⅳに忠実であったために、分類不能となり、診断未確定のまま適切な治療が選択できなかったせいではないかと考えていました。

 

そこで、試みに、ムッシュGPTに、このような病態の患者さんがどの程度認知されているのかどうかについての問いかけを試みました。

 

 

質問者:ドクター飯嶋

無意識に空気を嚥下して腹部が膨満して腹痛を来すことを経験したことがある人々の頻度について教えてください。

 


ChatGPT
そのような経験をした人々の頻度については、具体的な統計情報が利用可能であるかどうかによって異なります。一般的に、無意識に空気を嚥下して腹部が膨満して腹痛を引き起こす現象は、特定の医学的条件や疾患に関連している場合があります。


例えば、過剰な空気を嚥下することによって引き起こされることがあるのは、過剰気腸症候群(過敏性腸症候群の一形態)です。この症候群では、腹部膨満感や腹痛、消化器症状が現れることがあります。


また、無意識のうちに空気を嚥下することが病気の症状として現れることもあります。例えば、過剰気腸症候群だけでなく、胃食道逆流症や消化器系の他の問題も関連している可能性があります。


一般的な人口全体でこのような経験をした人々の頻度についての統計情報は限られており、個々の医学的状況や個人の健康状態に基づいて異なります。したがって、具体的な統計情報を提供することはできませんが、医師や専門家に相談して個々の症状や状況について詳細を知ることが重要です。

 


ドクター飯嶋のコメント:
ムッシュGPTの悪い癖の一つは勝手な翻訳による造語です。医学分野においてこの傾向が顕著なので、我々医師は十分に警戒し慎重に吟味しておかなければなりません。

 

「過剰気腸症候群」という病名は聞いたことがありません。

ましてや、過剰気腸症候群(過敏性腸症候群の一形態)などと記述されるもっともらしく聞こえるだけに恐ろしいです。


このような疑問が生じた場合には、適切な質問を謙虚に試みることが良いと思います。

 

 

質問者:ドクター飯嶋
過剰気腸症候群という病名を初めて知りました。これは英語の病名の翻訳なのですか?

 


ChatGPT
はい、その通りです。"過剰気腸症候群"という日本語の病名は、英語で言うところの "Irritable Bowel Syndrome (IBS)" の翻訳です。IBSは、消化器系の疾患の一つで、腸の動きが異常に活発または不規則になり、腹痛、腹部膨満感、便秘、下痢などの症状が現れる病気です。IBSは、症状の程度や出現頻度が個人によって異なることがあり、その症状が生活や日常活動に影響を及ぼすことがあります。

 


ドクター飯嶋のコメント:
これで判明しました。ムッシュGPTは、英語で言うところの "Irritable Bowel Syndrome (IBS)" の翻訳として"過剰気腸症候群"という日本語の病名を捏造するという過ちを犯しています。

 

私たちは、「過敏性腸症候群」という病名を用いています。これは、大腸および小腸に潰瘍や腫瘍などの器質的異常がないにもかかわらず、下痢あるいは便秘などの便通異常と腹痛、腹部膨満感などのおなかの症状がある病気です。


このまま引き下がるわけにはいきません。さらに質問を続けてみます。

 

 

質問者:ドクター飯嶋
過剰気腸症候群という病名は、日本語の病名として適切でしょうか?医学用語集に収載された病名でしょうか?

 


ChatGPT
申し訳ありませんが、私のデータには日本の医学用語集が含まれていないため、特定の用語が医学用語集に収載されているかどうかを確認することはできません。しかし、一般的に、医学用語は医学的な正確さと理解しやすさの両方を考慮して選ばれます。


"過剰気腸症候群"という表現は、一般的に日本の医学界で使用されている用語であり、過剰気腸症候群は特定の疾患を指す日本語の名称です。ただし、この用語が医学用語集に収載されているかどうかは、その医学用語集の内容に依存します。


医学用語が広く受け入れられ、一般的に使用されるかどうかは、専門家や学術機関、関連する医学団体などがその用語を使用し、支持するかどうかによって決まります。

 

ドクター飯嶋のコメント:
「私のデータには日本の医学用語集が含まれていない」という回答も残念ではありますが、正直な所でしょう。

 

ただし、<"過剰気腸症候群"という表現は、一般的に日本の医学界で使用されている用語であり、過剰気腸症候群は特定の疾患を指す日本語の名称です。>という回答は、明らかにこれと矛盾しています。

 

そのあとのムッシュGPTの透かしたような説明は、いかにOpen-AIとはいえ看過できません。

 

このような、議論は、本来であれば月曜日のシリーズで行うべきでありましたが、4月1日(月)から産業医学に関するシリーズを開始するため、已むをえず、ここで採りあげることにしました。
 

この議論の決着は来週に持ち込むことに致します。

 

新年度が始まりました。


最初の四半期の4月から6月までのテーマは、水氣道の意義と卓越性について、様々な角度から検討していきます。

 

まず、水氣道とは何かについて、もっとも簡単に、その目的とともに提示してみることからはじめてみます。

 

水氣道は、生涯エクササイズです。


水氣道の目的は、健康寿命の延長と疾病防止にあります。

 

水氣道は競技スポーツではなく、また、活動の引退も予定していません。
なぜならば、生涯現役を目指す、生涯エクササイズだからです。

 

既存の競技スポーツの目的は、健康寿命の延長と疾病防止にはありません。以上のことは、水氣道は既存の競技スポーツとは明確に区別できる活動であるということになります。

 

次に、水氣道において大切にしている本質的な柱としては、「団体エクササイズ」である、ということです。

 

なぜ、水氣道を単独のエクササイズではなく、団体のエクササイズとしてデザインしたかというと、理由があります。


水氣道に限らず、健康寿命の延長と疾病防止のための生涯エクササイズとしての目的により適切なのは、単独のエクササイズよりも団体のエクササイズであるからです。

 

それでは、ムッシュGPTとの間での質疑応答を始めたいと思います。

 

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋(水氣道創始者)

健康寿命の延長と疾病防止のための生涯エクササイズとしては、単独エクササイズと団体エクササイズとでは、総合的に勘案すれば、どちらの方が優れているでしょうか?

 



ChatGPT
単独エクササイズと団体エクササイズの両方には利点がありますが、健康寿命の延長と疾病防止の観点から総合的に勘案すると、団体エクササイズが優れていると考えられます。以下にその理由を示します。


1. モチベーションの向上:
団体エクササイズでは、他の参加者と一緒に活動することでモチベーションが高まります。仲間と競争したり、サポートしあったりすることで、運動を続ける意欲が向上します。


2. 社会的絆の形成:
団体エクササイズは、参加者同士が交流する機会を提供します。新しい友人を作ったり、コミュニティに参加したりすることで、社会的な絆が形成され、孤独感の軽減や心理的な健康の向上につながります。


3. 指導者のサポート:
団体エクササイズでは、専門の指導者やコーチが運動の指導やアドバイスを行います。正しいフォームやテクニックを学ぶことで、ケガや運動障害のリスクが低減し、効果的な運動が行えます。


4. 多様な運動の提供:
団体エクササイズでは、さまざまな種類の運動やトレーニングが提供されることがあります。これにより、身体の様々な部位を均等に鍛えることができ、トータルな健康維持に貢献します。


5. 楽しさとストレス軽減:
団体エクササイズは、楽しい音楽やグループの雰囲気の中で行われることが多く、ストレス軽減やリラックス効果が期待できます。運動を楽しむことで、継続的なモチベーションが維持されます。

 


以上の理由から、健康寿命の延長と疾病防止の観点からは、団体エクササイズが単独エクササイズよりも優れていると考えられます。しかし、個々の好みや体力レベル、ライフスタイルに応じて最適な選択を行うことが重要です。

 

ドクター飯嶋のコメント:

「健康寿命の延長と疾病防止の観点からは、団体エクササイズが単独エクササイズよりも優れている」とムッシュGPTも私と同じ判断をしています。

 

しかし、だからといって、私は単独エクササイズを否定しているのではありません。単独エクササイズのメリットもたくさんあります。「個々の好みや体力レベル、ライフスタイルに応じて」選択することが容易だからです。そして私もムッシュGPTと同様に最適な選択というのは個人差があると考えています。


また、最適な選択というのは、必ずしも択一的でなければならないということもありません。むしろ、両方を上手に組み合わせて行うことは賢明な方法だとすら考えています。

 

それでは、水氣道を団体エクササイズとして規定したのかというと、基本を団体エクササイズに基本を置くことによって、単独エクササイズをもより有効に併用できるからなのです。日頃、単独エクササイズを中心に活動していて、適宜、団体エクササイズを取り入れようとしても、なかなか容易ではありません。

 

水氣道のエクササイズの団体性が優れているという積極的な側面については、今後も、多くの健康要素との関連で、次第に明らかになっていくことをご期待ください。


皆様へのご挨拶をさせていただくにあたり、まず心より感謝申し上げます。

 

令和六年は、新たな年の始まりとしては波乱の幕開けとなりましたが、これまでの経験と知恵をもって、私たちは未来に備える覚悟を新たにし、日々を大切に過ごしていくことが大切であると感じています。

 


私はこの度、地元の杉並区役所の産業医の統括責任者(統括産業医)を拝命いたしましたことをご報告申し上げます。

これまで医療の現場で30年以上にわたり携わってまいりましたが、今後はさらに地域社会に貢献していきたいと考えております。

 


また、世界的なコロナパンデミックの影響もありましたが、水氣道®という取り組みはその間も安定した形で続けることができました。

新年度には多くの方が参加を希望しており、これは明るい兆しと捉えています。

水氣道®は生涯現役を目指す方々にとって重要な支えとなっており、これからも多くの方々に見直していただけることを願っています。

 


昨年は武蔵野音楽大学大学院に進学するため、患者の皆様にご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

しかし、皆様のご理解と温かいご支援のおかげで、無事に予定していた単位を取得し、成績も期待以上の結果(成績表、下記添付)を得ることができました。

今後は修士論文の執筆と残りの単位取得を目指して努力してまいります。

 


皆様のご支援のおかげで、今年度の診療時間をより拡張することが可能になりました。

 

これからも皆様の健康と幸福のために全力で尽力してまいります。

 


令和六年4月1日


心穏やかな春の訪れと、皆様の健康と平和を心から祈念しています。

 

 

杉並国際クリニック院長
高円寺南産業医労働衛生コンサルタント事務所所長
日本水氣道協会理事長
医学博士 飯嶋正広

 

大切な御案内

 

今年度から、診療業務日程が若干変更になります。


診療受付対応可能時間を全体的には若干拡張することができました。


月曜日は午前7時から7時30分まで、午後5時から7時30分まで
(変更点:午前短縮午後延長


火曜日は午前7時から9時30分まで、午後3時から6時30分まで
(変更点:午前延長


水曜日は午前7時から11時30分まで、午後3時から7時まで
(変更点:午後短縮


木曜日は午前7時から11時30分まで、
午後2時から3時まで、午後6時から8時まで
(変更点:午前延長午後短縮


金曜日は午前7時から9時まで、午後は2時から7時まで
(変更点:午前・午後ともに延長


土曜日は午前7時から12時まで
(変更点:午前延長

 

武蔵野音楽大学大学院音楽研究科(声楽専攻) 成績表

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<開講にあたって>


私は、今年度から武蔵野音楽大学大学院修士課程(声楽専攻)で2年目を迎えますが、1年目で必須30単位のうち20単位を取得することができました。また、修士論文作成の進捗も良好であるため拘束時間が大幅に減りました。そのため、求めに応じて、その時間の一部を活用して、以下の現場の産業医を新たにお引き受けすることになりました。


1)杉並区役所(月例)


2)上記の関連7事業所(隔月)


(杉並保健所、荻窪および高円寺福祉事務所、児童青少年課、こども発達センター、済美教育センター、すぎのき生活園)

 


3)ダイハツ工業株式会社本社
およびダイハツ東京販売株式会社(月例)
 

4)R企画株式会社(隔月)

 

 

私は、虎の門病院での研修を終了した後、内科医、心療内科指導医、アレルギー・リウマチ・痛風等の専門医、漢方専門医、労働衛生コンサルタントの資格を有する産業医などのキャリアを本格的に積む前に東大医学部の衛生学教室にて、わが国における毒物学や予防医学、環境医学、産業医学の権威である故、和田攻教授に師事し、自由に学べたのは、とても幸運なことでした。


開業医となり、水氣道を創始し活動を継続しつつも、東大からは老年医学やリハビリテーション等の分野でも二つの学位(保健学修士、医学博士)を取得することができたのも奇跡的でした。


そのような背景をもつ私にとって、日常の臨床医としての診療と企業における産業医活動との間に垣根はありません。いずれの活動にとっても、それぞれの経験が生かされているからです。


産業医学や産業衛生関連で私が取得した資格を列記しておきます。

 


日本医師会認定産業医
労働衛生(衛生)コンサルタント
衛生工学衛生管理者
第1種作業環境測定士(全5部門)/第3種放射線取扱主任者
技術士補(環境)
防災士


このような勉強を続けてきたことによって、単科のスペシャリストでは対応困難であり、盲点となりやすい総合的な気付きのスキルを体得することができるようになることによって、標準的な保険診療の制度的な不備により見捨てられがちだった患者さんにも対応できる術を身に着けることができるようになりました。


重度の冷え性・起立性調節障害・更年期障害・自律神経失調症・難治性アトピー性皮膚炎・過換気症候群・広場恐怖を伴うパニック障害・気分障害・線維筋痛症・栄養障害性免疫不全(亜鉛・ビタミンD欠乏)等々・・・


これらの患者さんの多くは、その時代ごとに社会問題化し、かつては難病扱いをされ、そのため都内の有名な大学病院等から私の個人クリニックに紹介されてきたものでした。


次回から、毎週月曜日に、企業の衛生委員会における産業医の「衛生講話」シリーズを開始します。


このブログは、実際の「衛生講話」のガイドとしてもご活用していただく予定です。

 

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現代医療は専門分化や取り扱いの細分化が進行している結果、受診者の専門医志向も高まっています。

しかしながら、長寿社会(受診者の高齢化)に伴う併発疾患の増加などのため、単一の専門医に主治医としての役割を求めることには限界があります。

現に、3ヵ月に1回程度の受診頻度での健康状態の改善にどれほどの期待ができるでしょうか?

 

以下は、肝臓専門医から見放されたと嘆くDさんからの質問です。


なおDさんは私の音楽関係の知人ですが、アクセスの都合上、近くに主治医を確保するようアドヴァイスして差し上げた方です。

 

 

質問者:Dさん(飲酒歴30年、ほぼ毎日飲酒)

 

私は愛飲家でしたが、肝臓専門医から、肝臓の線維化が進んでいるため、主治医の元で禁酒をはじめ栄養療法を実行するよう指導を受けました。飲酒は良くないとする一方で、栄養療法が必要であるという理由について教えてください。

 


ChatGPT
まず、おっしゃる通り、飲酒は肝臓にとって悪影響を及ぼす可能性があります。肝臓はアルコールを分解し、代謝する役割を果たしていますが、過剰な飲酒によって肝細胞が損傷を受け、炎症が引き起こされることがあります。これが繰り返されると、肝臓の組織が線維化し、最終的に肝硬変や肝癌などの合併症が発生するリスクが高まります。


一方で、栄養療法は、肝臓の健康をサポートし、線維化を抑制するために重要です。特に、以下の点が栄養療法の一環として考慮されることがあります:


1. タンパク質摂取の調整:

適切な量のタンパク質を摂ることが重要です。一部の肝疾患では、過剰なタンパク質摂取が負担となることがありますが、十分なタンパク質は肝臓の修復や機能の維持に役立ちます。

 

2. ビタミンとミネラルの補給:

特にビタミンB、ビタミンC、およびミネラル類は、肝臓の機能に不可欠です。これらの栄養素は食事やサプリメントを通じて摂取され、肝臓の健康をサポートします。

 

3. 脂質の制限:

飽和脂肪やトランス脂肪酸の摂取を制限し、代わりに健康な脂肪(オメガ-3脂肪酸など)を摂取することが推奨されることがあります。

 

4. 塩分の制限: 塩分の摂取を制限することが、肝臓の水分蓄積を抑制し、高血圧などの合併症を防ぐ助けになります。


5. 適切な体重維持:

適切な体重維持が重要であり、肥満は肝臓の病気のリスクを増加させる可能性があります。


主治医の指導に従い、禁酒と共に栄養療法を実践することで、肝臓の線維化の進行を抑制し、肝臓の機能をサポートすることが期待されます。個々の状態に応じて、主治医が具体的な食事指導を提供してくれるでしょう。

 

 

ドクター飯嶋のコメント:
私は、過日Dさんから「食物線維は肝臓に良くないのか?」という唐突な質問を受けました。食物繊維が肝臓にとって悪い、という医学的常識はありません。そこで、そもそもなぜ、そのような問題意識を持たれるに至ったのかが気になったため、詳細にお話をうかがったところ、「肝臓の線維化」と混同されていたことが判明しました。

 

肝臓の線維化が進むと、積極的に働いている肝細胞が減少していきます。その結果、肝細胞の働きである代謝機能が損なわれることになります。そして、代謝機能は全身に及んでいるため、この障害は肝臓のみならず筋肉、心臓、腎臓などさまざまな臓器との関連が破綻する原因になります。

 

基本的には、ムッシュGPTの回答通りなのですが、大切なのは、結論部分の「個々の状態に応じて」実施すべきであるということです。

 

これは肝硬変診断ガイドライン2020改訂第3版(GL2020)の栄養療法フローチャートに示されています。肝硬変とは肝臓の線維化が進行した病態なのですが、肝硬変に至る前に活用することが大切なのではないかと私は考えています。

 

このフローチャートは、肝硬変に対する栄養アセスメントと栄養食事指導の流れが示されています。

 

その最初の手続きが、「栄養アセスメント」です。
その内容は、

 

❶肝予備能の評価

 

❷栄養指標の測定(アルブミン、コリンエステラーゼ、プロトロンビン時間、
腎機能、HbA1c、アンモニア、亜鉛、カルニチン分画、BTRなど)

 

❸身体測定(BMI、握力、骨格筋量、脂肪量、体液貯留の評価)

 

❹栄養調査

 

❺栄養アセスメント

 

❻肝硬変合併症の評価:肝性脳症、腹水、サルコペニア、筋痙攣など

 

杉並国際クリニックは、概ね3カ月に1回、「体組成・体力測定票」に基づくアセスメントを実施しています。たとえ、肝硬変ではなくとも、上記❷❸❹は日頃から、一般的な健康管理のための指標として確認しておく必要があると考えています。上記の中で、下線を施した項目は、当クリニックにおいてルーチン化している項目です。

 

 

前回はこちら

 

《年度末特集》として5日連続で、産業技術系企業の安全衛生委員会において技術士を選任することの意義について検討してきました。

 

ただし、このような考察をする際に大切なのは、意義すなわちメリットばかりでなく、反対の側面から検討することによって、バランスの良い妥当な見識を持つことができるのではないかということです。

 

要はメリットを最大限に引き出し、デメリットを最小に抑制する、という両サイドから妥当な考え方と意思決定ならびに行動開始に繋げていくことが現実の社会においては望ましい手続きであると考えることができます。

 

私の友人のムッシュGPTには、今回の特集シリーズでは大変活躍して貰いました。

わが国の技術士と科学技術倫理との関係の重要性については、十分に理解を深めることができたと思います。

そこで、果たして技術士に職場の安全衛生委員会の委員として参加して貰う上での留意点について検討するために、最後の締めくくりとして以下の質問を試みました。

 

 

質問者:ドクター飯嶋

産業技術系企業の安全衛生委員会において技術士を選任することのデメリットについて考察してください。

 

ChatGPT

産業技術系企業の安全衛生委員会に技術士を選任することにはいくつかのデメリットが考えられます。以下にそのいくつかを挙げてみます:


1. 専門知識の不足:

技術士は技術分野において高度な知識と経験を持つ専門家ですが、安全衛生に関する法規や実務において専門的な知識や経験を持っているとは限りません。安全衛生におけるリスク管理や規制順守などの専門知識が求められる場面で、技術士が不足している可能性があります。


2. 視野の狭さ:

技術士は通常、自身の専門分野に焦点を当てているため、他の分野についての理解が不十分な場合があります。安全衛生は様々な分野と関連しており、技術士がその広範な範囲を十分に理解していないと、総合的な安全衛生の管理が難しくなります。


3. コミュニケーションの課題:

技術士は専門家として高い専門知識を持っていますが、その知識を非専門家に適切に伝える能力には個人差があります。

 

安全衛生委員会では、非技術者や異なる職種のメンバーとの円滑なコミュニケーションが不可欠ですが、技術士がその役割を果たすことができない場合があります。


4. 判断の偏り:

技術士は一般的に技術的な解決策に重点を置く傾向がありますが、安全衛生問題はしばしば技術だけでなく組織文化や人間の行動にも関連しています。そのため、技術士が安全衛生問題にアプローチする際に、他の側面を見落とす恐れがあります。


これらのデメリットを考慮すると、技術士を安全衛生委員会に選任する場合は、その能力や専門知識だけでなく、安全衛生に関する総合的な理解やコミュニケーション能力も重視して選考する必要があります。また、技術士だけでなく安全衛生に関する専門家や経験豊富なメンバーをバランスよく委員会に組み込むことも重要です。

 


産業医・労働衛生コンサルタントのDr.飯嶋による補足説明
ムッシュGPTの考察は、ある意味妥当ですが、別の意味で見当違いな回答になっています。

 

それでは彼の結論で、見当違いな点を指摘してみましょう。


1)彼は「技術士だけでなく安全衛生に関する専門家や経験豊富なメンバーをバランスよく委員会に組み込むこと」が重要であると、わざわざ指摘していることです。

 

しかしながら、安全衛生委員会は、そもそも安全衛生委員会は複数の委員による会議体です。

 

当然ながら技術士のみが構成員ではなく、産業医や衛生管理者等を含め労使双方から現場の実際を把握している複数の代表者が選任される仕組みになっていることを度外視した不適切な回答です。

 


2)また、彼は委員の選考にあたって「安全衛生に関する総合的な理解やコミュニケーション能力も重視」する必要があるとしていますが、いかがなものでしょうか?


多くの安全衛生委員会を、その立ち上げから携わってきた産業医の立場からすれば、要求水準が高すぎるということを指摘しておかなければならないでしょう。

 

最初から「安全衛生に関する総合的な理解」が求められるのは産業医のみです。

また衛生管理者の有資格者といえども、ただちに総合的な理解が可能であると期待するのは誤りです。それに加えて、日常の業務や安全衛生委員会における高度の「コミュニケーション能力」をすべての委員に最初から要求することは現実的ではありません。

 

これは、毎月の安全衛生委員会に積極的に参加して、組織の中で、チームの一員として、日常の業務に反映させていく継続的な努力と工夫が不可欠になるからです。

 


3)以上を総じて評価するならば、実際の安全衛生委員会の実務は、最初から高い完成度を期待すべきものではなく、実行可能な事項から、少しずつ業績を継続的に積み重ねていく「スモール・ステップ・アップ」の姿勢が求められるべき性質のものです。

 

生涯学習という言葉がありますが、これの必要性は実務経験を通してこれは産業医や衛生管理者などの有資格者も例外ではないことを強調しておきたいと思います。

 

 

以上、5日間連続の本シリーズ

《年度末特集》産業技術系企業の安全衛生委員会において技術士を選任することの意義について

をお読みくださった読者の皆様に感謝申し上げます。


今後の安全衛生委員会の立ち上げや、委員の選任、業務の継続や成長を目指して、幾分でもご参考になれば幸いです。

 

杉並国際クリニック院長
兼、高円寺南産業医労働衛生コンサルタント事務所長
医学博士 飯嶋正広

 

前回はこちら

 

大部分の技術士は、国・地方自治体・企業等の組織において高度の技術力を発揮しつつ業務を遂行しています。 また、自営のコンサルタントとして、次のような分野においても活躍しています。


すなわち、以下の分野です。


① 公共事業の事前調査・計画・設計監理


② 地方公共団体の業務監査のための技術調査・評価


③ 裁判所、損保機関等の技術調査・鑑定


④ 地方自治体が推進する中小企業向け技術相談等への協力


⑤ 中小企業を中心とする企業に対する技術指導、技術調査・研究、技術評価等


⑥ 大企業の先端技術に関する相談


⑦ 開発途上国への技術指導


⑧ 銀行の融資対象等の技術調査・評価


技術士が自営のコンサルタントになると、これらの8分野の根底に据えられているのが社会正義と技術倫理であることが忘れてしまいがちなので、いっそうの注意が必要になるかもしれません。

 

恒例により、引き続き、私の友人のムッシュGPTに、わが国の技術士と科学技術倫理との関係について諸外国との比較という視点から要領よく説明して貰うことにしました。

 

 

質問者:ドクター飯嶋

技術士と科学技術倫理との関係を教えてください。

 

ChatGPT

技術士と科学技術倫理の関係は非常に重要です。以下にその主な点を示します。

 

1. 倫理的責任:

技術士は、自らの専門知識や技術力を社会に活かす際に、科学技術倫理に基づいて行動する責任があります。倫理的な判断が不可欠であり、技術士はプロジェクトや業務において常に倫理的な観点を考慮する必要があります。

 

2. 安全性と公益性の確保:

科学技術倫理は、技術士が設計やプロジェクト管理において安全性や公益性を確保することを重視します。技術士は、自らの専門知識を用いて社会に対する責任を果たし、技術的な問題やリスクを適切に評価し、安全な製品やサービスの提供に努めなければなりません。


3. 環境保護と持続可能性:

科学技術倫理には環境保護や持続可能性が重要な要素として含まれています。技術士は、環境への配慮や持続可能な開発を促進する役割を果たすことが求められます。彼らは、新技術やプロセスの開発に際して環境への影響を考慮し、持続可能な解決策を提供する必要があります。


4. 社会的影響の考慮:

技術士は、自らの行動が社会に及ぼす影響を理解し、その影響を最小限に抑える努力をしなければなりません。科学技術倫理は、技術の導入や利用が社会に与える影響を考慮することを奨励し、技術士はこの観点から活動する必要があります。


5. 職業倫理との関連:

技術士は職業倫理規範に基づいて行動することも求められます。科学技術倫理は、その一環として、職業倫理に関する考え方や原則を提供し、技術士が職務を遂行する際の指針となります。


このように、技術士は科学技術倫理の考え方や原則に基づいて行動し、社会に対する責任を果たす必要があります。技術士の活動が倫理的な基準に則っていることは、技術の発展と社会の利益の両立に不可欠です。

 


産業医・労働衛生コンサルタントのDr.飯嶋による補足説明


一言で言えば、科学技術の専門的知識や経験が無ければ、技術者倫理についての理解や認識が深まらないということです。

 

逆に言えば、科学技術について専門家でない多くの人々については、それを吟味する手段や能力が制限されているということになります。

 

社会一般の非専門家に対して、適切な社会的責任を果たしていくことの必要性としての重要な根拠になるのではないでしょうか?