<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(4)>

 

 

<はじめに>

 

 

前回まで氣についてお話してきました。

 

 

「氣」は「氣化作用」によって「血(けつ)」、「津液(しんえき)」に変化すると説明しました。

 

 

「氣」の理解がいちばん大切なのですが、「血」、「津液」について理解するとより東洋医学の理解が深まりますので今回は「血」と「津液」について説明していきます。

 

 

<「血」と「津液」について>

 

 

」とは血管の中の赤い液体で全身に栄養を送る「営氣」とともに流れます。

 

 

西洋医学で血液が当てはまります。

 

 

後天の精」と「営氣」と「津液(しんえき)」が組み合わさり作られます。

 

 

津液」とは 体内の正常な水分の総称です。「津(しん)」と「液(えき)」に分けられます。

 

 

」は澄んで粘り気のない水分で血液・皮膚などに多く存在します。

 

 

」は粘り気があります。目・口・鼻・臓腑・脳髄などに多く存在します。

 

 

」と違い無色透明です。

 

 

<「血」と「津液」の役割>

 

 

」とともに体内を循環して栄養を運び身体を潤します

 

 

つまり「氣」に引きずられるように「血」「津液」は体内を循環していくのです。

 

 

氣の流れを良くしていくことが健康を保つために大切なことになります。

 

 

<まとめ>

・「血」は血管内の赤い液体で「営氣」とともに流れる

・「津液」は体内の水分の総称で無色透明。

・「血」「津液」は体内を循環して栄養を運び身体を潤す。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

―ゾフルーザ錠(抗インフルエンザ錠)服用後の患者から耐性ウイルス検出―

 

ゾフルーザ

 

 

 国立感染症研究所は、1月24日(木)に、新しいインフルエンザの治療薬「ゾフルーザ」を使った患者から、治療薬に耐性をもつ変異ウイルスが検出されたと発表しました。

 

 

塩野義製薬(大阪市)が開発、昨年発売したゾフルーザは、タミフルのように5日間連続でのみ続けたり、吸入が必要だったりする従来の薬と比べ、1回錠剤をのめば済み便利な夢の薬というイメージで24日(木)のTV番組で話題になったそうです。

 

この日は、くしくも国立感染症研究所での発表があった日ですが、こちらの情報にアクセスできるのは限られたスペシャリストに過ぎません。

 

しかし、臨床試験の段階から、従来のインフルエンザ治療薬より耐性ウイルスが生まれやすいと指摘されていたため、当院では当初から処方を控えてきました。

 

 

ゾフルーザの臨床試験では、耐性変異ウイルスの検出率が12歳未満で23・3%、12歳以上で9・7%と高いため耐性ウイルスが広がると薬の効果が薄れることが懸念されます。

 

これに対してタミフルの耐性変異ウイルスの検出率は0~2%程度です。註)

 

 

昨年12月に耐性変異ウイルスが発見されました。変異を持たないウイルスに比べて、ゾフルーザに対する感受性が約80~120倍低く、これは臨床的には、ほとんど無効であることを意味します。

 

「薬の特徴を踏まえた上で適切で注意深い処方を」と呼びかける専門家もいるようですが、「ゾフルーザは使用すべきではない」と解り易く断言できないのは残念なことです。

 

註)約2,000名の患者を対象としたタミフルの臨床試験の累計データでは、耐性変異ウイルスの検出率は成人で0.32%,小児で4.1%です。

また、日本国内における過去5シーズンのNA阻害剤(タミフル) 耐性ウイルス検出率は、0~1.9%で推移しており、2018/19シーズンは2019年1月現在、約250株の解析株からNA阻害剤耐性ウイルスは検出されていません。

 

 

抗インフルエンザ薬耐性株サーベイランス

<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(3)>

 

 

<はじめに>

 

 

前回は「氣」の働きについてお話しました。

 

 

氣は生命活動を様々な角度から身体を支えていることに驚かれたと思います。

 

 

今回は氣の役割についてお話しましょう。

 

 

氣の役割を理解すると、健康を保つためにはどのようにしていけばよいか理解するきっかけになります。

 

 

では、始めましょう。

 

 

<氣の役割>

 

 

氣の役割には「推動(すいどう)作用」「防御(ぼうぎょ)作用」「固摂(こせつ)作用」「気化(きか)作用」「温煦(おんく)作用」の5つがあります。

 

「推動作用」ー 氣が*臓腑(ぞうふ)や**経絡(けいらく)の活動、血液循環の機能を推し進めます。

 

「防御作用」ー 身体を病原体や外部の環境(暑さ、寒さ等)から守り、病気になりにくくします。

 

「固摂作用」ー 体液が漏出するのを防ぐ作用です。汗や尿、血液が無駄に出ないようにします。

 

「気化作用」ー 精(氣の元)が氣になったり、精が*血(けつ)になったり*津液(しんえき)                             に相互に変化する作用です。        

 

「温煦作用」ー全身を温める作用です。

 

(*臓腑ー内臓のこと   **経絡ー氣の通り道で全身に分布します。)

 

*血、津液については後ほど解説していきます。ここでは、血は血液、津液はリンパ液とご理解ください。

 

 

<まとめ>

・氣には5つの役割がある

・推動作用ー臓腑、経絡の活動、血液を巡らせる。

・防御作用ー身体を病原体や外部の環境から守る。

・固摂作用ー体液が無駄に出てしまうのを防ぐ。

・気化作用ー氣が*血や*津液に変化する。

・温煦作用ー全身を温める。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(2)>

 

 

<はじめに>

 

 

前回は、「氣」の作られ方を解説しました。

 

 

今回は「氣」の身体内の働きによって4つに分類されますので、そのことについて解説していきます。

 

 

「氣」の様々な働きに驚かれるのではないかと思います。

 

 

<4つの氣>

 

 

氣には働きによって「元氣(げんき)」、「営氣(えいき)」、「衛氣(えき)」、「宗氣(そうき)」に分類されます。

 

 

元氣」は生命活動の原動力で、先週お伝えした「先天の精」、「後天の精」を材料としています。

 

 

臍下丹田(せいかたんでん)、つまり下腹部に集まります。下腹部に張りがある人は元氣がたくさんある証拠です。

 

 

「営氣(えいき)」「衛氣(えき)」「宗氣(そうき)」は「後天の精」から作られます。

 

 

営氣」は脈中(血管)を通って全身に栄養を送ります

 

 

衛氣」は脈外を流れ、身体にバリアを張ります。それにより身体を病原体などから防衛します。

 

 

昼間は体表、夜間は体内に入ります。

 

 

ですから、夜間は無防備になってしまうため風邪をひきやすくなります。

 

 

宗氣」は呼吸でえられる大気(清氣(せいき))と「後天の精」により作られ五臓の一つである「心」「肺」の機能を支える役割があります。

 

 

<まとめ>

・氣には働き方によって「元氣(げんき)」、「営氣(えいき)」、「衛氣(えき)」、「宗氣(そうき)」に分類されます。

・「元氣」は生命活動の原動力である。

・「営氣」は全身に栄養を送る。

・「衛氣」は身体を病原体などから防衛する。

・「宗氣」は心肺機能を支えて氣や*血(けつ)(血液)や*津液(しんえき)(水)を循環させる

*血、津液については後ほど解説していきます。ここでは血は血液、津液はリンパ液とご理解下さい

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

高円寺南診療所は、海外での国際学会ではすでに、

 

Suginami International Clinic(杉並国際クリニック)

として活動しています。

 

以下は今年の2月28日から3月3日まで国際医学会が開催されるバルト三国の一つリトアニアの首都ヴィリニウスの風景写真です。

ヴィリニウス

 

 

To: Suginami International Clinic ⇐ 所属

 

Masahiro Iijima ⇐ 学会参加者

 

Koenji-minami3-46-5 Suginami Tokyo Japan

 

Original 20/11/2018 Electronic document Tax Invoice Receipt 80868

 

Item # Description Qty Price VAT Paid 2158391

 

Registration Fee Participant Ticket 1.0 €550 €0 €550 2158392

 

Gala Dinner Gala Dinner 1.0 €110 €0 €110 Total €660

 

Payments Date Method Details Amount Amount EUR 20/11/2018 Credit card Visa 12/20 ***4112 ref. 0080936 €660 €660 Total: €660

 

Invoice total before VAT €660 VAT €0 Invoice total €660

 

Paid €660 ⇐ 参加費

 

28/02/2019 ⇐ 学会開始日

 

The 6th International Conference on Prehypertension, Hypertension, Diabetes, Lipids and Obesity ⇐学会名

(高血圧前症、高血圧症、糖尿病、脂質および肥満症に関する第6回国際会議)

 

2856915 Produced by Pamela Levi Vaserman

eventact v0.93.319.857

 

 

この国際学会のタイトルはとても長いためか、PreHTという略称を持っています。これはPrehypertention(高血圧前症)の略称であり、私にとってはインパクトがありました。

 

この学会参加の決定理由は、1)テーマ、2)時期、3)開催地です。

 

とくにPrehypertention(高血圧前症)に相当する患者さんが増加しているなかで、どのような理解と対応をすべきか、という臨床的課題が生じていたからです。

 

高血圧前症 Prehypertensionとは(120-139/80-89 mmHg)の範囲の血圧範囲に相当します。これはNormal(正常血圧)とHigh normal(正常高値)を合わせた新たな変更による概念です。たとえ正常域血圧の範囲内でも、より早期の段階から注意が 必要であるという考え方に基づいています。

 

水氣道の継続会員は稽古の前後で血圧を測定することは習慣になっていますが、全般的にとても良好な血圧値を呈しています。ただし、水氣道の創始者で20年来の経験者である私自身の血圧でさえ、最近では高血圧前症の範囲にあることが多いです。充実してはいますがストレスフルな生活が原因であろうと推測していますが、しっかりと見極めなければならない責任があると感じています。

 

 

学会の案内文(原文)を掲載し、訳文を添えました。

 

About PreHT 2019

It is our pleasure to invite you to participate in the 6th International Conference on Prehypertension, Hypertension, Metabolic Disorders and Cardiovascular Disease, which will take place in Vilnius, Lithuania from 28 February – 3 March, 2019.

⇐ これはよろしいですね!

 

Prehypertension is a part of the continuum from normotension to hypertension it is a part of a dynamic process of stiffening and aging of the arteries and of the heart with its consequences.

訳:高血圧前症は正常血圧から高血圧までの連続体の中の一領域です。

それは動脈や心臓が硬化し加齢するという動的過程の一部であるということです。

 

Patients in the prehypertensive range will become finally hypertensive.

訳:高血圧前症領域の患者は最終的には高血圧状態に至ります。

 

Diseased arteries will not only participate in propagation of end organ damage but will enhance the progression of additional damage in the arteries and the heart.

訳:病的動脈は末端臓器に進展するにとどまらず動脈や心臓のさらなる障害を促進してしまうことになります。

 

Understanding the risk of borderline conditions in the metabolic syndrome will enable us to understand the nature of end organ damage and will create a possibility of better prevention of this continuous process.

訳:メタボリック症候群との境界域にあるリスクを理解するならば、末端臓器障害の性状を理解できるようになり、さらに、こうした連続的な過程を予防するためのより有効な手立てを考案することができるでしょう。

 

<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(1)>

 

 

<はじめに>

 

 

前回、人体を構成する3つの要素とは「氣」、「五臓」、「経絡」である。とお話しました。

 

 

これからはしばらくは、「氣」についてお話していきます。

 

 

皆さんは「氣」と言われて何を想像しますか?

 

 

「元氣がない」「氣が滅入る」「氣をいれる」等「氣」を使った言葉ってけっこう使いますよね。

 

 

目に見えないものなのでイメージしづらいですが、氣を理解すると東洋医学のほとんどを理解できるほど重要なものですので、ゆっくりと解説していきます。

(以前、氣の感じ方を解説しましたので読んでみて下さい。)

 

 

今回は「氣」の作られ方について解説します。

 

 

<先天の精、後天の精>

まず、氣の元になっているのは、「精(せい)」です。

 

 

「精」が変化して「氣」になります。

 

 

「精」は「先天の精(せんてんのせい)」と「後天の精(こうてんのせい)」の2種類があります。

 

 

先天の精」は両親から受け継いだ精で五臓の一つである「*」に蓄えられます。発育、生殖などに関わります。(*腎については後ほど解説していきます。西洋医学の腎臓に相当します。)

 

 

不足すると発育不全、生殖機能低下の問題が起きます。

 

 

後天の精」は五臓の一つである「*脾・胃(消化器官)」で作られます。飲食物の消化吸収の源です。飲食物から「後天の精」が作られ「先天の精」を補充していきます。(*脾・胃については後ほど解説していきます。西洋医学で胃に相当します。)

 

 

加齢、無理なダイエットなどで精が不足し氣が少なくなると身体が老化します。例えば、耳、骨、髪などに影響を与えます。

 

 

加齢によって、耳の聞こえが悪くなる、骨粗鬆症、脱毛、白髪になるのはこういう理由があるのです。

 

 

<まとめ>

・「氣」は「精」が変化したものである。

・「精」は「先天の精」「後天の精」の2つの種類がある。

・「先天の精」は両親から受け継いだのもで「腎」に蓄えられる。

・「後天の精」は飲食物から消化器官である「脾・胃」で作られ「先天の精」を補充する。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

<杉並国際クリニック>準備室から

 

 

診療所改称の理由

 

高円寺南診療所は本年5月1日に、<杉並国際クリニック>となります。

 

 

高円寺南診療所は杉並区高円寺南3丁目46番5号に立地しています。

 

<高円寺南>という地名を冠する医療機関を引き継いだ医師として、開院以来30年間、常に意識せざるを得なかったことがあります。

 

それは、地域への医療貢献でした。

 

24時間医療、往診、在宅医療、介護などすべての柱を確立することが達成できれば、地域医療として立派な責任を果たすことは可能だと思い、地域密着型のプライマリケアの確立に心がけていた時期がありました。

 

プライマリケアとは患者の抱える問題の大部分に対処でき、かつ継続的なパートナーシップを築き、家族及び地域という枠組みの中で責任を持って診療する臨床医によって提供される、総合性と受診のしやすさを特徴とするヘルスケアサービスです。

 

しかし、開院以来<高円寺南>診療所の受診者の圧倒的多数が現役世代でした。初期の受診者のほとんどは、家族や地域とのつながりも乏しい単身生活者で、かつ局所的症状に対しての応急的対応を望まれる方が多かったためです。

 

特に、午前中の受診者は開院初期には長期にわたり一桁台で夕方以降の時間帯に受診者が集中する状況でした。無料の禁煙指導なども努力すればするほど患者を遠ざける結果を招きました。

 

その限られた夕刻以降の混雑時間帯に限って複合的で長期化した持病についての窮状を長々と訴える方が多数来院されるようになり、そのため待ち時間に耐えられない多くの患者さんを失いました。このようにして経営状態は一挙に暗転していきました。

 

もっとも、こうした経験がなければアレルギー専門医、リウマチ専門医、漢方専門医ばかりでなく心療内科専門医・指導医の資格取得し、より高度な医療水準の達成は果たせなかったと思われます。

 

 

このようにプライマリケアの実践のためには教科書的なひな形はなく、優れた指導者も皆無に等しいことを知りました。そして置かれた現場ごとに医師が自ら手探りで展開し、現場に必要な知識や技能は、そのつど貪欲に習得していかなければならないものであるという現実に直面しました。

 

そこで自分なりの新たな方向性を模索する必要に迫られ、今日のシステムを展開していくことにしました。

 

そのお蔭で現実の困難から逃げず、避けず、誤魔化さず、ピンチの状況にあって、チャンスを生み出す技を学び続けるという姿勢を確立することができたことは感謝すべきことです。

 

 

最近の診療所の傾向としては、超高齢社会を反映してか高齢者さらには後期高齢者に達した皆様も徐々に比率を増しています。しかし、それでもほとんどの皆様が生涯現役を望み、私を生涯の主治医として選んでくださっています。

 

診療圏については、地元高円寺という貴重な方はごく少数で、23区内よりも都下をはじめ、千葉、埼玉、神奈川など近県から長期間定期通院されている方が多いことが特徴です。

 

生涯現役を目指したいという多くの患者の皆様の願いと私自身の健康維持の必要性が独自の「生涯エクササイズ」着想を得ました。そうして平成12年(2000年)水氣道が誕生しました。

 

水氣道を創始し継続していなければ、開業医の日常業務の傍ら以下の3つの学位を立て続けに取得することは叶わなかったと思います。

 

 

〇東京大学修士(保健学)平成16年(2004年)3月25日

 

〇American Holistic College of Nutrition Doctor of Philosophy in Holistic Nutrition

米国栄養ホリスティック大学博士課程(通信制)ホリスティック栄養学博士

平成17年(2005年)10月30日

 

〇東京大学博士(医学)平成22年(2010年)3月24日

 

 

この中で、最もハードだったのは、率直なところ米国大学の博士取得でした。この大学は、米国の権威主義的な大学リーグには登録されていませんが、斬新でユニークな内容で時代の最先端の情報が詰まっていました。

 

英文の指定テキスト(教科書)30冊以上の熟読と短答式、論文式の英文レポートが課されました。そこでの集中的訓練を断念していれば、査読審査の厳しい英語の医学専門誌に1回でアクセプトされることはなかったでしょう。

 

そして、幸いにもそれが叶ったことが東大の博士(医学)号を取得に不可欠な条件の一つであった経緯については、事務長の家内(薬学修士、薬剤師)と事務次長の野口将成が詳しいです。

 

 

水氣道の活動会員は現在何とか70余名を維持している状況です。発足以来20年近くを経過しているにもかかわらず会員が100名にも達していない理由は、水氣道の真価を伝えることが難しいからだと思います。

 

水氣道は、身体のコンディションを向上させるだけでなく、精神を涵養し、さらに芸術や学問的活動のための潜在的能力を引き出す効能を持っています。

 

それは、多忙でストレスフルな毎日を送っている向上心に満ち溢れた方には特に有効です。

 

杉並国際クリニック(高円寺南診療所改め)や水氣道会員に御縁があるすべての皆様に水氣道をお勧めしたい理由がここにあります。

 

 

さて、現状としては、国際化を背景としてか外国籍の方の受診が顕著に増えて参りました。

 

特にアジア圏からの皆様は知識層が多く、待合室でもお名前を伺うまでは余り目立ちません。また欧米圏の出身の方の増加も同様に顕著です。

 

こうした傾向とともに英語での診療の必要性は急激に増加しています。私がデザインする「生涯エクササイズ」とは体一つで実践できる全人的習慣をベースとしているのが特徴なので、水氣道の他、外国語学習、歌唱を併行しています。

 

水氣道によって人体を楽器(人生を楽しむ器、他者を幸福にできる器)化することで歌うことの素晴らしさを再発見し、特にクラシックの声楽は、イタリア語、ドイツ語、フランス語その他の外国語の歌詞を伴います。

 

これが、平成27年(2015年)発足の聖楽院の活動を生み、外国語診療を促進する契機となりました。

 

 

高円寺南診療所は、水氣道、聖楽院の誕生とともに当初のからの使命追及を終え、新たなる時代に向けての体制を整え、杉並国際クリニックが誕生します。

 

院長である私自身が水氣道と聖楽院活動を継続発展させることによって生涯現役を確かなものとしていきたいと思います。

 

 

地域限定の母国語である日本語による従来のプライマリケア思想の呪縛から解放され、多言語による医療・保健・文化を統合するグローバルな創造的活動によって広く国際社会に向けて、皆様とともに楽しく有意義な貢献への第一歩を踏み出していきたいと思います。

 

新年明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

 

<(鍼灸)東洋医学の話をしよう1ー人体を構成する3つの要素>

 

 

<はじめに>

早速東洋医学の話を始めましょう。

 

 

東洋医学では人体が3つの要素で構成されていると考えます。

 

 

今は何を言っているのかわからないと思いますが、順番に解説していく予定ですのでご安心下さい。

 

 

<人体を構成する3つの要素>

まず第一に「氣」が挙げられます。

・原氣(げんき)

・営氣(えいき)

・衛氣(えき)

・宗氣(そうき)に分けられます。

 

 

第二に「五臓(ごぞう)」が挙げられます。

・肝(かん)

・心(しん)

・脾(ひ)

・肺(はい)

・腎(じん)

に分けられます。

 

 

第三に「経絡」が挙げられます。経絡とは氣が流れる通り道です。

・肺経(はいけい)

・大腸経(だいちょうけい)

・胃経(いけい)

・脾経(ひけい)

・心経(しんけい)

・小腸経(しょうちょう)

・膀胱経(ぼうこう)

・腎経(じんけい)

・心包経(しんぽうけい)

・三焦経(さんしょうけい)

・胆経(たんけい)

・肝経(かんけい)

に分けられます。

 

 

<まとめ>

人体を構成する3つの要素とは

「氣」、「五臓」、「経絡」

である。

 

 

次回も東洋医学についてお話していきます。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

今回で今年最後のコラムになります。

 

 

今年も大変お世話になりました。

 

 

今年はツボの話に始まり、氣の話や脈の話をしてきました。

 

 

東洋医学を少しでも身近に感じてもらえたら嬉しく思います。

 

 

来年は東洋医学の話をもう少し詳しくお話していこうと思います。

 

 

来年もよろしくお願いいたします。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

前回の続きです。

 

 

虚実(きょじつ)について見ていきましょう。

 

 

虚実とは、脈の中身の量をあらわします。

 

 

つまり、血管内が充実しているかどうかをみているのです。

 

 

実(じつ)とは中身が充実している状態を示します。

 

 

肩こり、頭痛、冷えのぼせ、生理痛、生理不順、めまい、頭重感、食欲不振、動悸、咳、痰、関節の鈍痛、イライラ、おならが出やすい、怒りっぽい、憂鬱などの症状が出ることがあります。

 

 

虚(きょ)とは中身が空虚な状態を示します。

 

 

皮膚に艶がない、顔色が悪い、貧血、眠れない、目がかすむ、疲れやすい、倦怠感、食欲不振、低血圧、冷え症、皮膚乾燥、目が乾く、口渇、便秘、手足のほてり、のぼせなどの症状が出ます。

 

 

虚実の中間の脈が良い脈であると言えます。

 

 

何事も程々ということですね。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭