高円寺南診療所は、海外での国際学会ではすでに、

 

Suginami International Clinic(杉並国際クリニック)

として活動しています。

 

以下は今年の2月28日から3月3日まで国際医学会が開催されるバルト三国の一つリトアニアの首都ヴィリニウスの風景写真です。

ヴィリニウス

 

 

To: Suginami International Clinic ⇐ 所属

 

Masahiro Iijima ⇐ 学会参加者

 

Koenji-minami3-46-5 Suginami Tokyo Japan

 

Original 20/11/2018 Electronic document Tax Invoice Receipt 80868

 

Item # Description Qty Price VAT Paid 2158391

 

Registration Fee Participant Ticket 1.0 €550 €0 €550 2158392

 

Gala Dinner Gala Dinner 1.0 €110 €0 €110 Total €660

 

Payments Date Method Details Amount Amount EUR 20/11/2018 Credit card Visa 12/20 ***4112 ref. 0080936 €660 €660 Total: €660

 

Invoice total before VAT €660 VAT €0 Invoice total €660

 

Paid €660 ⇐ 参加費

 

28/02/2019 ⇐ 学会開始日

 

The 6th International Conference on Prehypertension, Hypertension, Diabetes, Lipids and Obesity ⇐学会名

(高血圧前症、高血圧症、糖尿病、脂質および肥満症に関する第6回国際会議)

 

2856915 Produced by Pamela Levi Vaserman

eventact v0.93.319.857

 

 

この国際学会のタイトルはとても長いためか、PreHTという略称を持っています。これはPrehypertention(高血圧前症)の略称であり、私にとってはインパクトがありました。

 

この学会参加の決定理由は、1)テーマ、2)時期、3)開催地です。

 

とくにPrehypertention(高血圧前症)に相当する患者さんが増加しているなかで、どのような理解と対応をすべきか、という臨床的課題が生じていたからです。

 

高血圧前症 Prehypertensionとは(120-139/80-89 mmHg)の範囲の血圧範囲に相当します。これはNormal(正常血圧)とHigh normal(正常高値)を合わせた新たな変更による概念です。たとえ正常域血圧の範囲内でも、より早期の段階から注意が 必要であるという考え方に基づいています。

 

水氣道の継続会員は稽古の前後で血圧を測定することは習慣になっていますが、全般的にとても良好な血圧値を呈しています。ただし、水氣道の創始者で20年来の経験者である私自身の血圧でさえ、最近では高血圧前症の範囲にあることが多いです。充実してはいますがストレスフルな生活が原因であろうと推測していますが、しっかりと見極めなければならない責任があると感じています。

 

 

学会の案内文(原文)を掲載し、訳文を添えました。

 

About PreHT 2019

It is our pleasure to invite you to participate in the 6th International Conference on Prehypertension, Hypertension, Metabolic Disorders and Cardiovascular Disease, which will take place in Vilnius, Lithuania from 28 February – 3 March, 2019.

⇐ これはよろしいですね!

 

Prehypertension is a part of the continuum from normotension to hypertension it is a part of a dynamic process of stiffening and aging of the arteries and of the heart with its consequences.

訳:高血圧前症は正常血圧から高血圧までの連続体の中の一領域です。

それは動脈や心臓が硬化し加齢するという動的過程の一部であるということです。

 

Patients in the prehypertensive range will become finally hypertensive.

訳:高血圧前症領域の患者は最終的には高血圧状態に至ります。

 

Diseased arteries will not only participate in propagation of end organ damage but will enhance the progression of additional damage in the arteries and the heart.

訳:病的動脈は末端臓器に進展するにとどまらず動脈や心臓のさらなる障害を促進してしまうことになります。

 

Understanding the risk of borderline conditions in the metabolic syndrome will enable us to understand the nature of end organ damage and will create a possibility of better prevention of this continuous process.

訳:メタボリック症候群との境界域にあるリスクを理解するならば、末端臓器障害の性状を理解できるようになり、さらに、こうした連続的な過程を予防するためのより有効な手立てを考案することができるでしょう。

 

日本消化器病学会ホームページを検索してみました。

 

すると、「患者さんとご家族のためのガイド

が公開されていますので、ご参考になさってください。

 

規定により直ちに転載できませんので、「消化性潰瘍」の概要を紹介し、コメントを加えることにしました。

 

Q1

消化性潰瘍ってどんな病気ですか?

 

A 

消化性潰瘍は、食物を分解する働きを持つ胃酸や消化酵素が、胃や十二指腸の壁を傷つけてしまうことによって起こる病気です。

  

潰瘍のうちでもっとも傷が浅いものは「びらん」という胃炎です。

 

 

Q1-1 

消化性潰瘍の原因は?

 

A-1 

主に胃の粘膜がヘリコバクター・ピロリ菌に感染することが原因です。

   

他に、非ステロイド系抗炎症薬によって起きる薬剤性潰瘍もあります。

   

ヘリコバクター・ピロリ菌の発見以来、「ストレス性潰瘍」という表現が減っていますが、消化性潰瘍と精神的・身体的ストレスとの関連はに密接です。

 

 

Q1-2 

消化性潰瘍の症状は?

 

A-2 

おなかの上の方やみぞおちのあたりに鈍い痛みを感じることが多いです。

 

胃潰瘍では食後に痛みを感じることがあります。

  

十二指腸潰瘍では空腹時、夜間に痛みを感じることがあります。

  

その他の自覚症状としては、吐き気や胸焼けを感じることもあります。

  

また重要な他覚所見としては、嘔吐物に黒いスス(少量の血液)や血液(中等量の血液)が混じったり、吐血(大量の血液)をみたりすることがあります。便にでるときには黒い便になります。

   

血液に赤い色を与える赤血球は、胃酸に触れて酸化すると変色して黒っぽくなります。消化管の出血のうちで、色が黒っぽいものは胃酸に暴露された出血ということがいえます。

心療内科についてのQ&Aをご紹介いたします。

それは日本心療内科学会のHPです

 

 心療内科Q&Aのコラムを読むことができます。

 

Q&Aは、想定した事例です。Q&Aや疾患についてのご質問、病院の紹介等は、受け付けておりませんのでご了承下さい。※「質問」をクリックするとが表示されます。

と書かれています。

 

高円寺南診療所に通院中の皆様が、一般論であるこのQ&Aを読んでいただくためには、実際に即した具体的な解説が必要だと考えました。そこで、「質問」「答え」の後に、<杉並国際クリニックの見解>でコメントを加えることにしました。

 

 

「質問22」

自宅での食事はできますが、外食や人前で食事をしようとすると胃がむかむかし、吐き気がして食べられません。

 

大学では学生相談室のフリースペースで、一人で昼ごはんを少しだけ食べていますが、社会人になったらこれでは困ると思います。

 

どこで相談したらよいでしょうか。

 

 

「答え」

人前で食事をしようとすると吐き気がして食事ができないのは、いつ頃からでしょうか。

 

みんなで食事をした時に何か恥ずかしい思いをしたり、いやな経験をしたりしたことはありませんか。

 

社会人になると、他人とコミュニケーションを取る上で一緒に食事をとる機会も多くなりますので、そのことを考えると逆に不安が強くなってしまうのではないでしょうか。

 

原因としては、いろいろなことが考えられます。自宅での食事はできるということですが、食事をしていて、少しの食事量でも胃もたれがしたり、時々胃が痛くなったりすることはないでしょうか。

 

症状を繰り返しているようでしたら、一度、胃カメラなどの検査を受けることを勧めます。検査で器質的な異常がない場合には、消化管の機能的異常が原因の機能性ディスペプシアという病気が考えられます。

 

症状を繰り返すうちに、会食や食事をすること自体にネガティブになり、症状が難治化する場合もあります。

 

また心理的な要因で症状が増悪することがあり、不安や抑うつなどの心理的問題と身体症状がお互いに影響しあっています。

 

治療としては、適切な内服薬、および、病気の原因を理解してもらい、症状と認知(症状に対する考え方)についてのアプローチを行う認知行動療法などが有効で、心療内科で治療を行います。

 

人前で食事をする時に、胃がむかついたり、吐き気がしたりするということですが、自宅や家族だけで食事する時にはほとんど何ともないのに、外食や知人・友人とは食べることが出来ない状態は「会食不能症候群」と呼ばれます。

 

また、自宅では他人と話をする時に緊張しすぎてうまく話せなかったり、人前に出ると、他人の視線が気になりすぎて、逃げだしたくなったりする場合には、社交不安症という病気が疑われます。

 

重症化すると、講義を受講できなくなって不登校の原因となったりします。

 

早い段階での治療が必要で、適切な治療で改善する疾患です。

 

また、幼少期から、他人と一緒に遊んだり、友人を作るのが苦手な方の中には、自閉症スペクトラム症の方もいます。

 

社交不安症や自閉症スペクトラム症では、精神科での治療が必要な場合が多いです。

 

まずは、学生相談室や保健管理センターへの相談をお勧めします。

 

(佐藤研)

 

 

<杉並国際クリニックの見解>

残念ながら、心療内科学会のHPに掲載するケースとしては中途半端です。

 

回答者も答えにくかったのではないでしょうか。診断としては機能性ディスペプシア、会食不能症候群、社交不安症、自閉症スペクトラムが挙げられていますが、社交不安症(社交不安障害)の会食恐怖がもっとも疑われると思います。

 

社交不安症とは、他人から注目されるような場面や恥ずかしい思いをするかもしれない状況に対して強い不安や恐怖を感じる病気です。その不安や恐怖が大きくなると、社会生活にも支障を来してしまいます。10人に1~2人がかかるふつうの病気です。人によって不安や恐怖の対象はさまざまです。

 

社交不安症の代表的な恐怖状況は複数知られているので列挙してみます。

 

会食恐怖:

食べているところを他人に見られると緊張して食べられなかったり、自分の立てる音が気になってのどが詰まってしまったり、人前で食事をすることを極端に恐れるタイプです。

 

スピーチ恐怖:

人前でスピーチをする際、緊張のあまり頭が真っ白になったり、声が震えたりして強いプレッシャーを感じます。

人前に立つ機会が増えた人にあらわれやすく、他の状況ではあまり不安を感じない人が多いのも特徴です。

 

実は、私もこの症状が繰り返し出現したことがあります。水氣道と声楽(東京藝術大学の別科の実技試験を5年連続で受験して、藝大教授であろうと誰であろうと人前で歌うことが平気になりました)と国際医学会(英語でもドイツ語でも発表できるようになったので、平気になりました)。

 

 

赤面恐怖:

人前や異性の前などの特定の場面で緊張し顔が赤くなることを恐れて、そのような場面を過剰に意識したり、人が集まる場所を避けてしまったりするタイプです。

 

 

電話恐怖:

周囲に人がいるなかで電話を取ったり掛けたりするとき、強い緊張を感じて、言葉が出なくなったり、不安になったりするタイプです。

 

会社職員の女性に多く、電話の相手や周囲の人達からどう思われたかを気にする傾向があります。

 

 

視線恐怖:

人と目を合わせることが怖く、「見られている感じ」が常にしてしまうような他人の視線が怖いタイプと、自分の視線が相手を不快にさせてしまうことを恐れるタイプがあります。

 

前者が重症になり妄想的になると統合失調症などの可能性もあるので注意して観察しています。

 

 

書痙:

人前で字を書こうとすると緊張してしまい、手が震えて書くことがむずかしくなるタイプ。人から変に思われるのではないかと思うと、ますます震えたり書けなくなったりしてしまいます。

 

 

振戦恐怖:

人と接する場面で、手や足など体がガタガタ震えてしまい、そうした場面が怖くなるタイプです。

 

 

発汗恐怖:

人から話しかけられると、緊張してぐっしょりと汗をかく、仕事で接客をしていると、額からポタポタと流れるほど汗をかき、タオルが手放せないなど、人と接する恐怖や緊張のあまり、大量の発汗をするタイプです。

 

 

これらの社交不安症に対して薬物療法と心理療法、とくに認知行動療法を併用

 

すると有効性が高いといわれています。

 

克服のコツは性格の問題としてあきらめるのではなく、病気の性質を正しく理解して、解決可能な課題であるという認識を持つことです。

 

「逃げず、避けず、誤魔化さず」状況に直面〔暴露〕する勇気をもつことです。

 

杉並国際クリニックでは、薬物療法は必須であるとは考えていませんが、不安・恐怖や回避行動が顕著な方は、いったん薬物療法でそれらの辛い症状を緩和し、水氣道や聖楽療法を通して、これらの病気を克服してきた患者さんをたくさん経験しています。

 

<東洋医学の話をしよう2ー氣・血・津液・精・神(1)>

 

 

<はじめに>

 

 

前回、人体を構成する3つの要素とは「氣」、「五臓」、「経絡」である。とお話しました。

 

 

これからはしばらくは、「氣」についてお話していきます。

 

 

皆さんは「氣」と言われて何を想像しますか?

 

 

「元氣がない」「氣が滅入る」「氣をいれる」等「氣」を使った言葉ってけっこう使いますよね。

 

 

目に見えないものなのでイメージしづらいですが、氣を理解すると東洋医学のほとんどを理解できるほど重要なものですので、ゆっくりと解説していきます。

(以前、氣の感じ方を解説しましたので読んでみて下さい。)

 

 

今回は「氣」の作られ方について解説します。

 

 

<先天の精、後天の精>

まず、氣の元になっているのは、「精(せい)」です。

 

 

「精」が変化して「氣」になります。

 

 

「精」は「先天の精(せんてんのせい)」と「後天の精(こうてんのせい)」の2種類があります。

 

 

先天の精」は両親から受け継いだ精で五臓の一つである「*」に蓄えられます。発育、生殖などに関わります。(*腎については後ほど解説していきます。西洋医学の腎臓に相当します。)

 

 

不足すると発育不全、生殖機能低下の問題が起きます。

 

 

後天の精」は五臓の一つである「*脾・胃(消化器官)」で作られます。飲食物の消化吸収の源です。飲食物から「後天の精」が作られ「先天の精」を補充していきます。(*脾・胃については後ほど解説していきます。西洋医学で胃に相当します。)

 

 

加齢、無理なダイエットなどで精が不足し氣が少なくなると身体が老化します。例えば、耳、骨、髪などに影響を与えます。

 

 

加齢によって、耳の聞こえが悪くなる、骨粗鬆症、脱毛、白髪になるのはこういう理由があるのです。

 

 

<まとめ>

・「氣」は「精」が変化したものである。

・「精」は「先天の精」「後天の精」の2つの種類がある。

・「先天の精」は両親から受け継いだのもで「腎」に蓄えられる。

・「後天の精」は飲食物から消化器官である「脾・胃」で作られ「先天の精」を補充する。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

漢方治療に関しては一般社団法人 日本東洋医学会 一般の方へ

のHPを検索してみました。

 

ここには<漢方ストーリー>という読み物がりますので、お読みになってください。

ただし、具体的なQ&Aは掲載されていません。

 

そのため、以下のQ&Aを採り上げ、解説を加えてきました。

 

慶應義塾大学医学部漢方医学センターの漢方Q&A

 

富山県立中央病院 内科和漢・リウマチ科-Q&A

 

今回からは、三和生薬株式会社のHP「よくあるご質問」をご紹介いたします。

 

 

高円寺南診療所の立場から、<杉並国際クリニックからのメッセージ>を加えてきました。

 

 

Q           

漢方薬はよく食前、食間の服用と言われますが、食後ではいけませんか?

 

A

漢方薬は一般的には、食前(食事の30分~1時間前)や食間(食事と食事の間の事で食後2時間位)に飲みます。

 

用法・用量の記載を確かめて、その指示に従って飲んでください。何らかの理由で、どうしても食前や食間に飲めない場合は、医師または薬局・薬店にご相談ください。

 

 

<杉並国際クリニックからのメッセージ>

同様の質問は、12月8日にもありましたが、この回答は、とくに具体的なので採り上げました。

 

 

漢方薬内服のタイミングですが、

 

①食前(食事の30分~1時間前)

 

②食間(食事と食事の間の事で食後2時間位)に飲みます。

 

以上が伝統的に推奨されている漢方薬服薬のタイミングです。

 

 

少しわかりにくいので、<前の食事後2時間くらいで内服し、次の食事は内服後1時間くらいは控える>というふうに覚えておくと良いでしょう。

 

実際には、それほどこだわるには及びませんが、病者の心理としては、少しでも効果的な方法で内服したいのも理解できます。

 

ただし、内服に緒タイミングを外したからといって、内服を間引きする方もたくさんいらっしゃることは残念です。見当違いな完璧主義は良い結果をもたらしません。何よりも、おおよそのところで自分が納得して安心して内服することが大切です。

 

また漢方薬にはそれぞれ個性的な風味があります。苦手な味や香りであることもあるでしょうが、それすらも効き目であると割り切って素直に受容することができれば素晴らしいです。

 

徐々に慣れていって、おいしく感じるようになる頃は、むしろその漢方薬とのお別れ(卒業)の時期が近づいている証拠かもしれません。

 

希望をもって内服をはじめ、穏やかな効き目に感謝できるようなタイプの方は漢方薬が良く効くタイプだと思います。

 

 

診療所の書き込みに、「素直な方にとっては良い病院だと思います」(☆1つ)というのを見て苦笑したことがあります。その方ももう少し素直でさえあったなら、納得できる結果が得られたのではないかと気の毒に思います。

アレルギー

 

ここで掲載する内容は、一般社団法人日本アレルギー学会のホームページ<一般の皆さま>から引用したものです。

 

最後に杉並国際クリニックからのメッセージを加えています。

 

 

薬物アレルギー①

Q 

薬物アレルギーの症状にはどのようなものがありますか?

 

A 

薬物アレルギーでは様々な症状が現れますが、最もよくみられるのが皮膚症状です。

 

皮膚症状は8割以上の患者さんに現れ、「薬疹」とよばれます。薬疹は、蕁麻疹や湿疹、ニキビのような赤い斑点ができる軽症のものから、薬を飲むたびに同じ場所が赤くなり、治るとシミになることを繰り返す固定薬疹、水疱やびらん(ただれ)が体中に広がる重症薬疹まで多彩です。

 

他にも呼吸器障害(喘息発作や間質性肺炎、好酸球性肺炎)が現れたり、検査によって肝障害、腎障害、血液障害(貧血、好酸球増多、白血球数異常、血小板減少)が見つかることもあります。

 

薬物アレルギーのなかでも生命を脅かす重篤なのが、アナフィラキシーと重症薬疹です。

 

アナフィラキシーは、全身に起こる即時型アレルギー反応で、薬剤が投与されてすぐに、体のかゆみや赤み、蕁麻疹、鼻水、喘息発作、腹痛、下痢、嘔吐などが分単位で現れ、血圧が下がり、呼吸困難に陥り意識を失うこともあります。重症薬疹については他項をご参照ください。

 

 

〈杉並国際クリニックからのメッセ―ジ〉

 

薬物アレルギー(薬剤アレルギー)は、薬物を適切に使用していても起こり得る異常反応のうちで、薬物あるいはその代謝産物が抗原として免疫反応を引き起こして発症するものです。ただし、薬理作用とは無関係です。

 

薬物アレルギーの病変は、圧倒的に皮膚にみられることが多く、それは薬疹(アレルギー性薬疹)とよびます。薬物アレルギーのうち圧倒的に多いのが薬疹である最大の理由は、皮膚病変がもっとも気づきやすいからです。

 

薬物アレルギーの病変は皮膚だけでなく、肝、肺、腎などにもみられます。これらの臓器では気づかれないまま原因不明の炎症性疾患として扱われている場合がほとんどであると推測されています。

 

薬疹は、皮膚科医でなくとも遭遇しますが、見落とされがちな内臓病変については、一般の内科医でも難しいと思われます。

 

それにもかかわらず薬物アレルギーについてのガイドラインは世界的にも完備されていません。アレルギー症状の発症後に診察した医師により個別の診療が行われているため、正確な情報の収集・解析システムが確立されていません。

 

そのため、診断において特に重要なのは、特殊な精密検査よりも薬剤使用状況と症状を正確に把握するための問診と患者-医師間の対話です。多忙な医療機関ほど問診や対話がおざなりになりがちなので、薬物アレルギーの見落としも、それだけ多く発生している可能性があると思われます。

 

 

りうまち

 

ここで掲載する内容は、公益財団法人 骨粗鬆症財団のホームページから引用したものです。

 

骨粗鬆症についてわかりやすい解説をしています。

 

骨粗鬆症は、長年の生活習慣などにより骨がスカスカになって骨折しやすくなる病気です。最初は、自覚症状はありませんが、ひどくなると骨折を起こし、寝たきりの原因となる場合もあります。

 

多くは腰や背中に痛みが生じて医師の診察を受けてからみつかります。しかし、骨粗鬆症になってから治すのはたいへんです。骨粗鬆症にならないように、日ごろから予防を心がけることが大切です。骨粗鬆症を予防することが、ほとんどの生活習慣病を予防することにつながります。

 

そのために、高円寺南診療所では女性では、45歳以上、男性でも50歳以上の皆様に骨量計測を推奨し、骨年齢を算出し、骨粗鬆症の早期発見、早期対応に力を注いでいます。それでは、骨粗鬆症についてもっと詳しく勉強していきましょう。

 

 

それぞれのQ&Aのあとに【杉並国際クリニックからのコメント】を加えました。

 

 

Q

リンとカルシウムの摂取比率を教えてください。

また、リンのほかにたんぱく質や食塩もカルシウムの吸収を阻害するのでしょうか

 

A

リンはカルシウムと仲がよすぎて、すぐ一緒になってしまうのです。

 

骨の中でも、リンとカルシウムはリン酸カルシウムとして結晶になっています。大量にリンを摂り、腸の中でカルシウムとくっついてしまうとやはり結晶になるので、腸管に吸収されて体の中には入らず、そのまま便に混じって出てしまいます。

そのため、リンを取りすぎるとカルシウムの吸収の邪魔をするのです。ですからリンは摂り過ぎない方がよく、カルシウムの2倍ぐらいまでが良いとされています。

 

しかし、この基準は厳密なものではなく、カルシウムの吸収率はいろいろな影響をうけますので、3倍ぐらいでも差し支えない場合もあります。リンは肉、魚のほか、牛乳や清涼飲料水にも入っているため、自然に多めに摂ってしまいます。

 

なお、たんぱく質も食塩も大切な栄養分で、ある程度の量は必要ですが、たんぱく質で1日80グラム以上、食塩10グラム以上など、摂りすぎるとカルシウムを尿の中に出してしまいます。とはいえ、適量であればカルシウムの腸からの吸収にはあまり影響しません。むしろ適当な量のたんぱく質はカルシウムの吸収を助けるので、バランスの良い食事を心がけましょう。

 

 

 

【杉並国際クリニックからのコメント】

 

①リンとカルシウムの摂取比率

カルシウムとリンの摂取比率は、ほぼ同量が望ましいとされています。その理由は、リンの摂り過ぎはカルシウムの吸収を妨げ、カルシウムの摂り過ぎはリンの吸収を妨げるからです。そのため加工食品の摂取が多い場合には注意が必要です。

 

植物性食品には、カルシウムの吸収を阻害するシュウ酸(ほうれん草に多い)、フィチン酸(豆、穀類に多い)などが含まれるので、カルシウムの吸収率はよくありません。また、リンの他に食物繊維もカルシウムの吸収を阻害します。

 

現在の日本の食生活では、加工食品の利用が増えていることに伴って、食品添加物として使われている各種リン酸塩の摂取が多くなっているため、リン欠乏よりもむしろリンの過剰摂取の方が問題となっています。

 

特に腎機能に障害がある場合は、尿へのリンの排出量が減るために、血液中のリン濃度が増加するので、注意が必要です。

 

また副甲状腺機能が低下して副甲状腺ホルモンの分泌が低下したり、成長ホルモンの分泌が亢進したり、ビタミンDが過剰に存在することによっても、リンの濃度は増加します。

 

リンは牛乳・乳製品、卵黄、小魚類、豆類、肉類、ぬかや胚芽などに多く含まれています。

 

大豆(乾燥)50gで290mg、ワカサギ生80g(3~4尾)で280mg、プロセスチーズ30gで219mg含まれます。

 

 

②たんぱく質や食塩とカルシウムの吸収

蛋白質のなかでも、とりわけCPP(カゼイン・ホスホ・ペプチド)という牛乳中のたんぱく質はカルシウムの吸収を促進させます。またビタミンD、クエン酸、などもカルシウムの吸収を促進させることが知られています。

 

食塩はカルシウムの吸収を妨げます。他に食物繊維やホウレンソウのようにシュウ酸を多く含む野菜、砂糖、アルコールも、カルシウムの吸収率を低下させます。

Q1-2 高血糖をどのように判定するか?

 

【要点】

  • 空腹時血糖値、75gOGTT2時間値の組み合わせにより、正常、境界型、糖尿病型のいずれかを判定する。

 

  • 空腹時血糖100~109mg/dLの場合、正常域の中で正常高値とする。

 

  • 糖尿病疑い、境界型、空腹時血糖が正常高値、HbA1c5.6%以上の患者や、

肥満や脂質異常症の患者、家族歴が濃厚な患者に対しては、積極的にOGTTの施行を検討する。

 

  • POCT(point of care testing)機器によるHbA1cの測定値は、現時点で診断に用いないものとする。

 

 

【 杉並国際クリニックの実地臨床からの視点 】

このガイドラインは、理論的には参考すべきですが、実際的ではありません。

 

空腹時血糖値の測定だけならまだしも、75gOGTT2時間値の測定などは、なかなか日常的に行えるものではないからです。

 

そもそも75gOGTTとは、75gのブドウ糖を摂取して血糖値等を検査する負荷試験です。実施のためには患者さんがルールを順守してくださることが前提ですが、それがなかなか難しいのです。その理由は以下の手順を読んでいただければわかると思います。下線部は脱落しやすいルールです。

 

実施の手順として

①糖質を150g以上含む食事を3日以上摂取、

②10~14時間の絶食、

③採血して血糖値(空腹時血糖値)を測定する

④早朝空腹時に75gブドウ糖を含む250~350mLの溶液を5分以内で服用、

⑤服用後30~60分おきに採血して血糖値を測定する。検査中は禁煙とする。

 

あなたは、これらをすべてクリアできる自信がありますか。

これができるような方は、糖尿病タイプの方には少ないと思います。

 

なおガイドラインは

<空腹時と2時間値の測定は必須で、臨床の場では途中時点の血糖値や尿糖も調べるのが望ましい。>

<可能であれば空腹時と30分後のインスリン値を測定して、初期インスリン反応を調べる。>

としていますが、患者さんに以上のような負担を掛けておいて、それを調べないのは理不尽な話です。

 

しかし、実際にそこまで検査すると保険請求で却下され、医療機関にとっても大きな痛手となります。

<杉並国際クリニック>準備室から

 

 

診療所改称の理由

 

高円寺南診療所は本年5月1日に、<杉並国際クリニック>となります。

 

 

高円寺南診療所は杉並区高円寺南3丁目46番5号に立地しています。

 

<高円寺南>という地名を冠する医療機関を引き継いだ医師として、開院以来30年間、常に意識せざるを得なかったことがあります。

 

それは、地域への医療貢献でした。

 

24時間医療、往診、在宅医療、介護などすべての柱を確立することが達成できれば、地域医療として立派な責任を果たすことは可能だと思い、地域密着型のプライマリケアの確立に心がけていた時期がありました。

 

プライマリケアとは患者の抱える問題の大部分に対処でき、かつ継続的なパートナーシップを築き、家族及び地域という枠組みの中で責任を持って診療する臨床医によって提供される、総合性と受診のしやすさを特徴とするヘルスケアサービスです。

 

しかし、開院以来<高円寺南>診療所の受診者の圧倒的多数が現役世代でした。初期の受診者のほとんどは、家族や地域とのつながりも乏しい単身生活者で、かつ局所的症状に対しての応急的対応を望まれる方が多かったためです。

 

特に、午前中の受診者は開院初期には長期にわたり一桁台で夕方以降の時間帯に受診者が集中する状況でした。無料の禁煙指導なども努力すればするほど患者を遠ざける結果を招きました。

 

その限られた夕刻以降の混雑時間帯に限って複合的で長期化した持病についての窮状を長々と訴える方が多数来院されるようになり、そのため待ち時間に耐えられない多くの患者さんを失いました。このようにして経営状態は一挙に暗転していきました。

 

もっとも、こうした経験がなければアレルギー専門医、リウマチ専門医、漢方専門医ばかりでなく心療内科専門医・指導医の資格取得し、より高度な医療水準の達成は果たせなかったと思われます。

 

 

このようにプライマリケアの実践のためには教科書的なひな形はなく、優れた指導者も皆無に等しいことを知りました。そして置かれた現場ごとに医師が自ら手探りで展開し、現場に必要な知識や技能は、そのつど貪欲に習得していかなければならないものであるという現実に直面しました。

 

そこで自分なりの新たな方向性を模索する必要に迫られ、今日のシステムを展開していくことにしました。

 

そのお蔭で現実の困難から逃げず、避けず、誤魔化さず、ピンチの状況にあって、チャンスを生み出す技を学び続けるという姿勢を確立することができたことは感謝すべきことです。

 

 

最近の診療所の傾向としては、超高齢社会を反映してか高齢者さらには後期高齢者に達した皆様も徐々に比率を増しています。しかし、それでもほとんどの皆様が生涯現役を望み、私を生涯の主治医として選んでくださっています。

 

診療圏については、地元高円寺という貴重な方はごく少数で、23区内よりも都下をはじめ、千葉、埼玉、神奈川など近県から長期間定期通院されている方が多いことが特徴です。

 

生涯現役を目指したいという多くの患者の皆様の願いと私自身の健康維持の必要性が独自の「生涯エクササイズ」着想を得ました。そうして平成12年(2000年)水氣道が誕生しました。

 

水氣道を創始し継続していなければ、開業医の日常業務の傍ら以下の3つの学位を立て続けに取得することは叶わなかったと思います。

 

 

〇東京大学修士(保健学)平成16年(2004年)3月25日

 

〇American Holistic College of Nutrition Doctor of Philosophy in Holistic Nutrition

米国栄養ホリスティック大学博士課程(通信制)ホリスティック栄養学博士

平成17年(2005年)10月30日

 

〇東京大学博士(医学)平成22年(2010年)3月24日

 

 

この中で、最もハードだったのは、率直なところ米国大学の博士取得でした。この大学は、米国の権威主義的な大学リーグには登録されていませんが、斬新でユニークな内容で時代の最先端の情報が詰まっていました。

 

英文の指定テキスト(教科書)30冊以上の熟読と短答式、論文式の英文レポートが課されました。そこでの集中的訓練を断念していれば、査読審査の厳しい英語の医学専門誌に1回でアクセプトされることはなかったでしょう。

 

そして、幸いにもそれが叶ったことが東大の博士(医学)号を取得に不可欠な条件の一つであった経緯については、事務長の家内(薬学修士、薬剤師)と事務次長の野口将成が詳しいです。

 

 

水氣道の活動会員は現在何とか70余名を維持している状況です。発足以来20年近くを経過しているにもかかわらず会員が100名にも達していない理由は、水氣道の真価を伝えることが難しいからだと思います。

 

水氣道は、身体のコンディションを向上させるだけでなく、精神を涵養し、さらに芸術や学問的活動のための潜在的能力を引き出す効能を持っています。

 

それは、多忙でストレスフルな毎日を送っている向上心に満ち溢れた方には特に有効です。

 

杉並国際クリニック(高円寺南診療所改め)や水氣道会員に御縁があるすべての皆様に水氣道をお勧めしたい理由がここにあります。

 

 

さて、現状としては、国際化を背景としてか外国籍の方の受診が顕著に増えて参りました。

 

特にアジア圏からの皆様は知識層が多く、待合室でもお名前を伺うまでは余り目立ちません。また欧米圏の出身の方の増加も同様に顕著です。

 

こうした傾向とともに英語での診療の必要性は急激に増加しています。私がデザインする「生涯エクササイズ」とは体一つで実践できる全人的習慣をベースとしているのが特徴なので、水氣道の他、外国語学習、歌唱を併行しています。

 

水氣道によって人体を楽器(人生を楽しむ器、他者を幸福にできる器)化することで歌うことの素晴らしさを再発見し、特にクラシックの声楽は、イタリア語、ドイツ語、フランス語その他の外国語の歌詞を伴います。

 

これが、平成27年(2015年)発足の聖楽院の活動を生み、外国語診療を促進する契機となりました。

 

 

高円寺南診療所は、水氣道、聖楽院の誕生とともに当初のからの使命追及を終え、新たなる時代に向けての体制を整え、杉並国際クリニックが誕生します。

 

院長である私自身が水氣道と聖楽院活動を継続発展させることによって生涯現役を確かなものとしていきたいと思います。

 

 

地域限定の母国語である日本語による従来のプライマリケア思想の呪縛から解放され、多言語による医療・保健・文化を統合するグローバルな創造的活動によって広く国際社会に向けて、皆様とともに楽しく有意義な貢献への第一歩を踏み出していきたいと思います。

 

日本循環器病学会のHPで特筆すべきことは、この学会では、禁煙推進委員会がHPにコーナーを設けていて、広く会員その他一般の方に禁煙の必要性を訴えていることです。

 

高血圧症や心臓病などで循環器科を受診する必要のある方はもちろんのこと、すべての患者さんに禁煙を前提とする医療の推進を訴えていくか否かは個々の医師の良心の在り方に関わってくる重要事項だと思います。

 

 

喫煙は喫煙者自身と周囲の非喫煙者にさまざまな喫煙関連疾患を引き起こすが、ニコチン依存と心理的依存を生じて強固な習慣性を持つにいたることが多い。

 

2006年度からはニコチン依存症が治療の対象となる疾病とされ、「ニコチン依存症管理料」が新設されると同時に、保険診療が開始された。

 

現在、ニコチン依存に対してはニコチン製剤やニコチンを含まない内服薬(バレニクリン)による薬物療法が、心理的依存に対しては行動療法が利用されその治療効果を上げている。

 

こうした個人を対象とした禁煙支援に加えて医療機関における敷地内禁煙など環境的な因子に対する取り組みの強化は、喫煙者の禁煙動機や非喫煙者の受動喫煙防止に有効であり、循環器専門医師として積極的に取り組むべき課題である。

 

 日本における成人喫煙率は年々減少し、平成22年には19.5%と初めて20%を割った。男性は32.2%、女性では8.4%と、前年の平成21年(男性38.2%、女性で10.9%)に比べ大幅な減少が認められている。

 

しかし、最も高い年代は、男性は30歳~40歳代でまだ42%、女性は30歳代で14.2%であった。若い女性および未成年の喫煙の増加が問題であったが、未成年者の喫煙率はようやく減少の傾向となっている。

 

ニコチン依存症は確立された疾患として捉えられるべきものであり、喫煙はニコチン依存をもとに心理的依存を生じた結果、強固な習慣となり禁煙が困難となる。

 

喫煙による超過死亡は,2010年には全世界で540万人と推計されている。日本国内では少なくとも19.6万人と推計され、これは死亡者全体の16.3%にものぼる数字である。

 

 

 喫煙者では非喫煙者に比べて平均寿命が短く壮年期死亡が多いことは従来から指摘されてきたが、喫煙者の半数が喫煙に起因する死因で死亡することや、喫煙者の40%は69歳までに死亡することから、壮年期の死亡の1/3から1/2は喫煙が関連しているといわれ、喫煙が多くの早死の原因となっている。

 

中でも循環器疾患の大きなリスクファクターであることは疫学的研究からも明らかであり、日本で1980年から実施された大規模循環器疾患追跡調査(14年間)のNIPPON DATA80においても観察当初年齢が30~60歳の喫煙者の死亡の相対危険度は2倍以上となっている。

 

また受動喫煙の有害性も広く知られるようになってきた。しかしながら、喫煙と喫煙関連疾患の関連についての知識を問う調査では肺がんと妊娠以外のリスクの増加を知っているものの割合は低い。

 

こうしたことから、禁煙希望者のみならず禁煙を希望しない喫煙者や非喫煙者に対しても、正しい知識と喫煙習慣からの離脱のための広範囲の支援を提供するとともに、喫煙しにくい環境整備による禁煙への動機付けは今後ますます重要となる。

 

 

さて、この学会のHPで気になる点を発見しました。

 

国際名誉会員の中に日本人医師が一人も見られないということです。

 

アジア圏では、韓国5名を筆頭に、中国、台湾、パキスタンが各1名ということでした。率直に申し上げて、その理由がとても気になるところです。

 

日本の循環器病学の国際的権威の凋落を直ちに意味するものではない、とは言い切れないのではないかと思われます。