<朝ミサ療法>

スピリチュアルな健康法としての健全な習慣

 

これまでの2回(12月4・11日)は、スピリチュアルな健康とは健全な習慣のことです

というサブタイトルでお話してきました。

 

今回は、スピリチャルな健康法の一つとして、私が個人的に実践している方法をご紹介させていただこうと思います。それをここでは仮に「朝ミサ療法」と呼ぶことにします。

 

 

この「朝ミサ療法」は、とてもユニークです。

 

その特徴を説明します。

 

まず、治療費がかかりません。これは、とても良いことです。

 

次に、水氣道や聖楽院の聖楽療法と同様に、診療所外の施設で行います。

 

さらに、治療者は居ますが、治療者は、ご自身が治療をしているという認識はありません。

 

これは聖楽院の協力アーティストであるピアニストなどの音楽家も同様で、音楽療法しているという意識がないのと似ています。水氣道についても、指導員・支援員をはじめ上級の修錬生も治療を行っているという認識を持ち合わせていないのと同様です。

 

ましてや、「朝ミサ療法」などという言葉自体、ご存知ないはずです。

 

 

この「朝ミサ療法」は、

 

平日の朝6時からおよそ25分程度行われています。

 

場所は、カトリック高円寺教会の大聖堂です。

 

この教会は、光塩女子学院(初等部・中等部・高等部)や聖心幼稚園に隣接する場所にあります。

 

カトリック等のキリスト教信者でなくとも、参加できます。

 

未信者のためにも神父様からの祝福が受けられます。

 

洗礼を強く勧められることは全くありません。

 

参加は、義務でなく任意です。

 

内容は、祈り、聖歌、「主の平和」と言って周囲に会釈するだけの短い挨拶、神父様からの祝別(祝福)です。神父や担当信者による短い聖書朗読はありますが、一般の方が要請されることはありません。

 

得られる効果は、スピリチュアルな全人的健康と健全な生活リズム形成による充実感溢れる毎日です。

 

ご興味・ご関心のあるかたは、私、飯嶋正広にお申し出ください。

 

なお、12月7日(金)に、「聖ヒルデガルト修養会」の第1回目の集会を、カトリック高円寺教会集会室にて開催しました。参加者は、私の他は水氣道会員の4名でしたが、充実した経験をすることができたことをご報告いたします。

 

次回は年明け2月1日(金)に、同じくカトリック高円寺教会(ビアンネ・ホールおよび集会室)にて予定しております。皆様からのお問い合わせ、ご参加申し込みをお待ちしております。

 

前回の続きです。

 

 

数遅(さくち)の脈について見ていきましょう。

 

 

数遅も脈は、身体の中の寒熱の状態を表します。

 

 

数(さく)とは一呼吸のあいだに6回以上の脈をいいます。

 

 

発熱、動悸、熱による痛みが出ることがあります。

 

 

遅(ち)とは一呼吸あいだに3回以下の脈をいいます。

 

 

寒気、疲労感、脱力、無気力、冷えによる痛みが出ることがあります。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

先週からの続きです。

 

temporalと時間との関係で、temporalを時間的と訳すとき、しばしば、これと一対を形成するのがspacial(空間的)です。しかし、spiritualが空間的かと言うと、どうもそうではならないのが言語の難しい所です。spiritualとはむしろ、空間的制約や時間的制約を受けない、すなわち「時空を超えた」世界での生き方ということにはならないでしょうか。

 

 

「時空を超える」何か尊いことを求めるとしたら、どうしたらよいのでしょうか?

 

私は、これを「時間や空間から解放される」という意味で受け止めています。

 

それでは、私自身が実際に「時間や空間から解放されている」のか、という検討課題が発生します。ホームページで公開している私のスケジュールを見てくださっている方は、むしろ、私が時間や空間の拘束を受けて、雁字搦め(がんじがらめ)になっているように感じられるかもしれません。

 

しかし、実際にはそうではないのです。私の24時間を知っている家族や身近な人々は、私が奴隷のように強いられているとは考えないはずです。

 

それどころか、いつも私が意味のある好き勝手な生き方を自由に謳歌していることを知っているからです。

 

 

 一見して、いつも時間に追われ、居場所を拘束されているかのようでいて、なぜ「時間や空間から解放されている」といえるのでしょうか。

 

その答えは実に簡単です。ヒントは無意識の世界にあります。半ば無意識で行っている好ましくない習性は悪癖といいますが、逆に、正しい認識をもって意識的に行動を反復的に繰り返せば好ましい習慣を形成することができるからです。

 

しかし、一旦完成させた習慣は簡単には壊れません。

 

なぜならば、習慣は半ば無意識で、つまり、さしたる努力を払うことなく反復し、継続させることができるからです。

 

ただし、油断は禁物です。毎日、少しずつでも油をさしておく必要があるからです。

 

これはほんのわずかな油(意識的努力)で済むのですが、怠け心が生じると、これを怠ります。これが、文字通りの油断です。油断大敵とはよく言ったものです。

 

 

高円寺南診療所は平成元年(1989)から約30年間、水氣道は平成12年(2000年)から約18年間、聖楽院は平成26年(2014年)から4年間、ライフワークとして継続しています。

 

長期にわたって継続できているということは、習慣になっていることを証明します。

 

 

私は、幸いなことに良い習慣によって支えられています。

 

良い習慣は良い出会いと、気づきの場を提供し続けてくれます。

 

いわば、人生を耕す生命の畑のようなものです。

 

スピリチュアルな生き方というのは、普段は特別に宗教性を意識しなくとも、与えていただける恩寵です。

 

ですから、健全な習慣を持つことはスピリチュアルな全人的健康への橋渡しになるものと思います。

 

 

今回は、脈状について解説していきましょう。

 

 

最初は「浮沈(ふちん)」について解説します。

 

 

「浮沈」とは身体の中の陽氣の位置を示します。

 

 

「浮」は脈に軽く触れたときに強く感じる脈を言います。

 

 

体表部に氣があることがわかります。

 

 

「沈」は脈を沈めたときに強く感じる脈を言います。

 

 

身体の奥に氣があることがわかります。

 

 

病気のときは病気の位置がわかります。

 

 

「浮」の時は体の浅いところに氣の停滞があり、発熱、悪寒、頭痛、腰痛、関節痛等の症状が出ます。

 

 

「沈」の時は体の内側に氣が溜まっていて、胃腸症状、口渇、便秘、下痢などの症状が出ます。

 

 

次回は「数遅(さくち)」の脈について解説します。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

スピリチュアルというと、音楽の世界では、黒人霊歌(ニグロ・スピリチュアル)が良く知られています。

 

医療や緩和ケア、心理学の領域ではスピリチュアリティという言葉が用いられます。とりわけ、ターミナルケアやガン治療など終末医療で注目される概念です。

 

ただし、心霊術とか交霊術でもスピリチュアル、スピリチュアリティ、スピリティズムなどの用語が用いられているため、一般の方には不可解で怪しげな言葉であるといった懸念が拭い去れないのではないかと思います。

 

 

スピリチュアル(英: spiritual)は、ラテン語の spiritusに由来し、霊的でること、霊魂に関するさまを表すキリスト教用語です。

 

キリスト教神学では、スピリチュアリティ(霊性)が用いられます。なお、わが国のキリシタン時代には、ポルトガル語読みでスピリツアル(すぴりつある)と表記されていたそうです。

 

現代英語としてのspiritualは、宗教的・精神的な物事、教会に関する事柄、または、神の、聖霊の、霊の、魂の、精神の、超自然的な、神聖な、教会の、などを意味します。

 

 

このように列記してしまうと、かえってわかりにくいのでOXFORD現代英英辞典を調べてみました。

 

① connected with the human spirit, rather than the body or physical things: “OPP”METERIAL

 

② connected with religion:-compare TEMPORAL

 

 

理解の助けとなるのは、まず1の“OPP”METERIAL(対義語:物質的)です。

 

spiritualの意味は、人間の身体や肉体よりもspiritに関与していること。

 

次いで、compare TEMPORAL(TEMPORALを参照のこと)、とありますが、宗教に関与していること。

 

 

temporalについては、

①(formal)connected with the real physical world, not spiritual matters:

 

(公式用語) スピリチュアルな事象ではなく現実の実体のある世界に関連

 

② (formal) connected with or limited by time:

 

(公式用語)時間に関連する、または時間の制約を受ける

 

③ (anatomy) near the temple(s) at the side of the head

  

(解剖用語)頭部の両側のtemple(こめかみ)に近い(もの)

 

 

私が医学生であった頃、解剖学の授業では、身体部位はすべて日本語、英語、ドイツ語の他にラテン語でも覚えさせられたことを思い出します。

 

実際、日本の解剖学用語辞典には、この4言語が併記されていました。骨学ではtemporal bone(側頭骨)を覚えましたが、日々の診療ではtemporal region (側頭部)とかtemporal headache(側頭部痛)という表現をカルテに記載していることが多いです。

 

ただし、一般の方にとっては、templeは寺院という意味の方で用いられていることが多いと思います。

 

私自身、templeには「こめかみ」という意味があることには気づきませんでした。

 

皆様、それでは食べ物は良く咀嚼(そしゃく)して、「こめかみ」を使って良く噛み、人生を良く味わいましょう。

 

そういえば、「かみ」しめることと神は同じ語源であると聞いたことがあります。オオカミ(狼)は大神だとか。

 

獅子舞の獅子に頭を噛んで貰うと縁起が良いというのも、このあたりに関係があるのかもしれません。

 

 

私が興味深いと感じるものの一つは、temporalと時間との関係です。

 

temporalを時間的と訳すとき、しばしば、これと一対を形成するのがspacial(空間的)です。

 

しかし、spiritualが空間的かと言うと、どうもそうではならないのが言語の難しい所です。

 

spiritualとはむしろ、空間的制約や時間的制約を受けない、すなわち「時空を超えた」世界での生き方ということにはならないでしょうか。

私が脈を診ていると患者様に「脈で何がわかるのですか」と尋ねられる時があります。

 

 

簡単に言うと、脈の状態を診て体に流れている氣の状態を探っています。

 

 

最初に手首にある動脈に軽く触れます。

 

 

その後に一番深くまで沈めます。

 

 

最後にその中間の深さで脈を診ていきます。

 

 

次回は・浮沈、・数遅、 ・虚実と名のついた脈状について解説します。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

今回は、氣の異常について勉強していきましょう。

 

 

氣が体を循環していれば、なんの問題もなく生命活動を続けられますが、氣の循環が乱れると、様々な症状が現れます。

 

 

氣虚(ききょ)、陽虚(ようきょ)、氣滞(きたい)、氣逆(きぎゃく)があります。

 

 

氣虚:気が不足した状態。氣は生命活動の原動力なので、氣が不足すると

1.疲れやすい

 

 

2.元気がない

 

 

3.倦怠感

 

 

4.低血圧

 

 

5.冷え症

 

 

等の症状が現れます。

 

 

陽虚:氣が不足した状態で、特に温煦(おんく)作用の低下したものを言います。

 

 

1.寒がり

 

 

2.四肢の冷え

 

 

3.自汗

 

 

4.  顔面蒼白

 

 

5.活気がなく食欲が不審

 

 

等の症状が現れます。

 

 

氣滞:氣が停滞状態。

 

 

1.不安感

 

 

2.イライラ

 

 

3.抑うつ

 

 

等の症状が現れます。

 

 

氣逆:氣が上に昇ったままになる状態

 

 

1.のぼせ

 

 

2.  動悸

 

 

3.発汗

 

 

4.頭痛

 

 

5.顔の火照り

 

 

等の症状が現れます。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

高血圧症、高血圧予備軍、肥満、糖尿病、脂質異常症、痛風、各種心臓病にてご来院中の皆様、ならびに線維筋痛症をはじめ各種心身症、神経症、うつ病等の皆様へ

 

2016年から毎年3月中旬に、2週間程の日程で、ドイツ心身医学会(DKPM)等に参加し、本年3月までで既に3回の学会発表を続けてきました。

 

DKPMは、日本心療内科学会と姉妹関係を締結しているドイツの専門医学会です。

 

私は2011年に姉妹関係締結書のための英文草稿を準備し、さらに、それを元に和訳(日本心療内科学会向け)、ドイツ語訳(ドイツ心身医学会側向け)したものが両学会の理事会の承認を得て、それぞれの締結書正文として認証されました。

 

私は、内科医ですが、日本心療内科学会の専門医のみならず登録指導医でもあるため、国際学会での研鑽は今後も継続していきたいところです。

 

 

ただし、来年のみは、例年のDKPMへの参加を見送ることにしました。

 

理由は、欧州にて、当クリニックの専門性に密接に関連する充実した複数の関連国際学会が絶妙なタイミング開催されるためです。

 

そこで出発時期を通例より3週間ほど早めて以下の国際学会へ参加し、研修を積むプランを作成しました。

 

 

<参加予定学会> 

○2月28日(木)~3月3日(日)<4日間>

第6回高血圧前症・高血圧症・代謝性疾患・循環器疾患国際会議

 

開催地:ビリニュス(リトアニア)

 

 

○3月4日(月)~5日(火)<2日間>

線維筋痛症の論点に関する国際会議

開催地:ウィーン(オーストリア)

 

 

○3月7日(木)~9日(土)<3日間>

第4回国際心理学

開催地:パリ(フランス)

 

 

今年から高円寺南診療所改め、杉並国際クリニック(Suginami International Clinic)の院長である医学博士、飯嶋正広として、国際学会に参加する予定です。 

 

 

今回は「氣の働き」について学んでいきましょう。

1.栄養作用

身体に栄養を与えて内蔵などがしっかりはたらけるように活力を与えます。

 

 

 2.推動(すいどう)作用

血や津液を身体中に巡らすはたらきです。血や津液は氣に引っ張られるように巡っていきます。氣は呼吸の力によって全身を巡ると前回書きましたが、呼吸は、血、津液を循環させるためにも大切であることがわかります。

 

3.温煦(おんく)作用

身体を温めるはたらきです。氣によって体は温められます。手足か冷たくなるのは、隅々まで氣が渡っていない事が考えられます。

 

 

4.防御(ぼうぎょ)作用

寒さ、暑さ、湿度、乾燥などから身体を守るはたらきです。

氣の充実によってこれらの環境要因から身を守ります。

 

 

5.固摂(こせつ)作用

身体にとって必要なものを身体内にしっかり保持するはたらきです。

氣の少ない人は、ダラダラと汗を書くことが多いですが、固摂作用の働きが低下しているからと考えられます。

 

 

6.氣化(きか)作用

氣・血・津液がそれぞれに変化していくことを氣化作用といいます。

血が少なくなると、氣が血に変化します。またその逆のこともあります。

出血は血の消耗とともに、気化作用で氣が血へと変化して血の消耗を補うので氣の消耗をもたらします。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

今回は氣の種類について学んでいきましょう。

 

 

1.原気

親から受け継ぎ腎に貯蔵されたもので生命活動の原動力です。

 

 

2.宗気

肺で後天の精と大気中の氣が合わさって胸部に集まる氣です。

 

 

3.営気

後天の精が元になっている氣です。水を血に変化させて血と一緒に脈中を循環し臓腑や手足を栄養します。

 

 

4.衛気

体表近くを循環し体を温め、皮膚の収縮と弛緩させて外邪(がいじゃ)※から身を守ります。

 

 

5.真気

人体の正常な活動を支えます。

 

 

※外邪ー外(外気)から侵襲した邪気の総称で、風邪、暑邪(熱邪)、火邪、燥邪、湿邪、寒邪があります。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭