前回はこちら

 

新たに考案された生涯エクササイズに対する誤解や偏見を可能な限り減らすための手立てを提案してください<質問3:再掲>

 

この質問に対するChatGPTの9箇条の回答のうちの第3箇条を採りあげて、振り返りと考察そして今後の対策を提案してみました。

 

3 参加者の声を取り入れる

<稽古参加者の声を重視すること>

これは、とても大切なポイントであると同時に、絶えず反省すべき事項だと考えています。

 

実際上、稽古の参加者からのご希望やご意見を待っているだけでは不十分であり、徐々に、それらを積極的に引き出すように心がけています。将来の発展に向けて、このような基本的なコミュニケーションは組織や稽古の進歩や発展のために貴重な資源になるものと考えています。

 

これからも、いっそう、このようなご意見を傾聴し、ともに検討しつつ、改良や修正を図っていきたいと考えます。


<稽古参加者の期待や不安を理解すること>

稽古参加者の期待と不安は、しばしば、併存することを経験しています。参加者の期待や不安を理解するためには、いずれも水氣道について事前の予備知識や適切な情報提供が欠かせないことを実感します。

 

漠然としたイメージや想像に基づく期待は、もろく崩れやすいものです。これは、水氣道のデザイナーである創始者自身に課された大きな義務です。

ただし、実際に、この義務を効果的に果たすためには、様々な取り組みが必要であり、多くの協力者が必要になってくることは言うまでもありません。

 

「1.情報の正確な伝達」

これがポイントの最初に挙げられていることには意味があると思います。

 

稽古参加者に正しい期待を持っていただき、また無理なく達成可能
な期待をともに育んでいくことは水氣道の考え方に一致しています。


水氣道は発足後すでに24年を経過しています。

つまり、四半世紀の歴史を歩んできました。

 

すでに稽古活動を継続している皆さんには、草創期の初参加者のような不安は見られませんが、各人が稽古目標をもつことと同時に、団体エクササイズとしての特質に鑑みた共同の稽古目標を掲げていくことも、今後、いっそう必要な段階になってきました。

 

 

<より効果的な稽古プログラムの構築>

およそ四半世紀前に構築した水氣道の稽古プログラムの基礎は現在でも十二分に生かされています。

 

水氣道の稽古は「形」を基本として「航法」にまとめ上げられ、さらに、幾つかの「航法」を目的と性質にしたがって時間軸に沿って順次配列したものが稽古プログラムであり、それにしたがって実践するのが水氣道の稽古です。

 

そのためのきっかけとなるのが参加者から発せられる感想や質問、相互のコミュニケーションなどの「声」であり、また、姿勢、呼吸状態、動作、表情などの「声なき声」を聴きとり、その意味する内容を聞き分けることも水氣道の稽古が進むにつれて身についていくことになります。

 

より効果的な稽古プログラムというものは、原初の稽古プログラムを出発点として、様々に追加・修正を加えて現在の水氣道の姿が確立しました。


今後も新しい「形」の改良や創造、さらに、それに基づく「航法」の進歩、さらに全体の稽古プログラムの新しい流れが生み出され続けていくことでしょう。

 

 

<フィードバックの取り組み>

参加者の声を取り入れるというChatGPTのアドヴァイスから私は、あるヒントを得ました。それは、参加者の生の声(肉声)からだけではなく、命の根本から発せられる「声なき声」を取り入れるということを、水氣道の稽古指導では大切にしてきたということです。「声なき声」は本人自身も気づきにくい声でもあります。


水氣道では、「自分の体に聞いてみること」とか「稽古場(温水プール)の水に教えてもらうこと」といった指導メッセージを発することがあります。

自分の心との対話は主として意識の世界での自己内部でのコミュニケーションですが、自分の身体との対話は無意識の世界での誰かとのコミュニケーションです。ふだんは忘れられていていますが、どなたでも体験することができる、ごく普通の自然な対話です。

そして、この方法は、フィードバックによる自己の点検法なのです。これに関連して、ヨガとか瞑想法が再評価されているようです。

この辺りの言葉での説明は、簡単ではないのですが、心身医学療法の3本柱の一つの自律訓練法もこれに通じています。


ですから、科学的に言葉で説明できる自律訓練法やバイオフィードバック理論を紹介することも確実な方法の一つではありますが、実際に体験してみないとわかりづらいのではないかと思います。

 

そこで水氣道では初期段階から、

 

健康(初期評価)⇒稽古実践⇒健康(再評価)⇒現状と経過の分析
⇒稽古計画の修正・改善⇒稽古実践⇒・・・

 

というサイクルを繰り返すことによるフィードバックを続けてきました。

 

そのためのオリジナルツールとして「体組成・体力評価票」を考案し、これ自体も改善を加えてきました。このツールはフィットネス評価によるフィードバックです。

 

健康管理のためには、医学評価(メディカル・チェック)と保健評価(フィットネス・チェック)を組み合わせたハイブリッド評価を定期的に行うことが必要であると考えています。

 

水氣道のフィードバックは、この方法を採用しています。

 

前回はこちら

 

 

Dr.飯嶋のイントロ

前回、私が質問した<同時並行処理>の方法自体が原因となって、生成文の作成が困難になるのではないか?という私の推測についてムッシュGPTからは十分な回答が得られていません。

今回は、これについて検討をすることにします。

 

 

4)生成文の文脈に矛盾が生じる可能性:

<理由・原因>❶質問者の質問文の明確な文脈の欠如❷理解力の欠如
という観点から、ムッシュGPTは以下の提案をしてくれました。


もしあなたが特定の質問や状況において不満を感じた場合、できるだけ明確に質問をしていただくか、疑問点があれば教えていただければと思います。

 


そこで、まずは、以下のような基本的な質問に改めてみました。

 

<質問2024-2>

あなたは言語モデルであり、同時に複数のタスクを処理できるように設計されていることを教えていただきました。 そこで、あなたが同時に処理できるタスク数について教えてください。



ChatGPT
私は同時に複数のタスクを処理できると言われていますが、具体的な同時処理の数は厳密には定義されていません。

私の基盤となるGPT-3.5アーキテクチャは、非常に大規模なモデルであり、複数のタスクにわたる情報を保持し、処理できるように設計されています。

しかし、同時に処理できる具体的な数は、計算機資源やアーキテクチャの特性に依存します。


通常、私は大量の情報やコンテキストをもとにして、単一のタスクに対して応答を生成します。

これは、幅広いトピックにわたる質問に対応する際や、文章の生成など、多岐にわたる用途に利用されることを意味します。

しかし、同時に処理できる具体的な数については、正確な情報が提供されていないため、明確な回答をするのは難しいです。


簡単な質問に対しては、比較的迅速に応答できる傾向がありますが、より複雑なタスクや文脈を要する場合は、処理に時間がかかることがあります。

 


Dr.飯嶋のコメント
簡単な質問文であっても回答が困難なケースもあるという実例に触れることができました。


しかも、他ならぬムッシュGPT自身の基盤となる自己説明が定義されてなく、なおかつ状況依存性である、ということは、とても興味深いキャラクターの持ち主だということがわかります。


今回は、以下の3つの情報を得ることができました。

 

1)具体的な同時処理の数は厳密には未定義


2)同時に処理できる具体的な数は、計算機資源やアーキテクチャの特性に依存


3)大量の情報やコンテキストをもとにして、単一のタスクに対して応答を生成


つまり、同時処理可能な限度については未確認(確認不能)であるということ、個別の質問文ごとに、同時処理するタスクの数が異なり、所要時間も異なる、というごく平凡な回答が得られました。

 

実は、この平凡な回答こそが、ムッシュGPTの頭脳の機能について理解するための基本的な情報源となるのです。これについては、次回のテーマとします。

 

前回はこちら

 

私は喫煙者ですが、アレルギーの治療として漢方薬やハーブなどによる自然療法を希望しています。

 

自然療法の専門医から、効果的な治療の前提として禁煙を勧められましたが、妥当な勧めでしょうか?

 


ChatGPT

喫煙は健康に対して多くのリスクをもたらす行動であり、特にアレルギーの治療や免疫系の強化を考える際にも影響を及ぼす可能性があります。

 

自然療法や漢方薬、ハーブ療法は個々の体質や状態によっては効果的な場合もありますが、その効果や安全性については科学的な証拠が限られています。


喫煙が免疫系に与える影響やアレルギーの症状に対する悪影響は研究されており、禁煙が健康に良い影響をもたらすことが示されています。

具体的には、喫煙によって引き起こされる炎症や免疫系の変化が、アレルギーの発症や悪化に寄与する可能性があります。


禁煙によって次のような健康上の利点が期待されます:

 

1. 免疫系の改善:

喫煙は免疫系を弱体化させる可能性があり、禁煙によって免疫系の機能が向上することが期待されます。

 

2. 炎症の軽減:

喫煙は体内の炎症を引き起こす可能性があり、禁煙によって炎症が軽減されることが期待されます。


3. 全身的な健康向上:

喫煙には心血管疾患や呼吸器系の問題などさまざまな健康リスクが伴います。禁煙によってこれらのリスクが軽減され、全体的な健康が向上する可能性があります。


ただし、禁煙には個々の状況や健康状態によって異なる難しさがあります。医師や専門家と相談しながら、禁煙プログラムやサポートを受けることが重要です。

また、自然療法や漢方薬についても、専門医の指導のもとで検討することが望ましいです。

 

Dr.飯嶋のコメント 
「喫煙は、・・・特にアレルギーの治療や免疫系の強化を考える際にも影響を及ぼす可能性」がある、というムッシュGPTの回答は、是非、心に留めておいてください。彼は医師ではないにもかかわらず、ほぼ明言しています。

 

ただし、「自然療法や漢方薬、ハーブ療法は個々の体質や状態によっては効果的な場合も」あることを認めつつも「その効果や安全性については科学的な証拠が限られ」ていると述べています。

 

ムッシュGPTは自然療法や漢方薬、ハーブ療法を一緒くたにしているので、このような、頼りない回答文が生成されてしまうのも已むを得ません。

 

しかし、吸入ステロイド剤が普及するまでの間は、漢方薬は適切に選択すれば、かなりの効果が期待することができました。

そして、現在でも吸入ステロイド剤と漢方薬を併用したり、吸入ステロイド剤が不要になった後の再発防止や体質改善の目的で漢方薬を上手に活用することは推奨されるべき、より自然療法的なケアであると私は考えています。

 

再発予防を含めて、予防と治療は別々のように受け止められがちですが、それは誤りです。

 

たとえば、早期発見・早期治療は2次予防とされ、再発予防やリハビリテーションは3次予防ですが、いずれも「予防」の範疇なのです。そして、あらゆる予防を有効に行なうための前提が「禁煙」という養生ということができるでしょう。

 

別の言い方をすれば、喫煙を続けている以上、多くの場合で、漢方薬によるアレルギーの治療は限定的であるということになります。

 

なお、慢性的な病気の症状が消失することを「寛解(かんかい)」と呼びますが、これは「治癒(ちゆ)」とは区別すべきです。

 

もっとも、喫煙者の方でアレルギーの治療として自然療法を希望されている場合、その目標は、根本的な治癒ではなく、現象面での寛解(表面的な回復)なのかもしれません。

 

その場合、自然療法で寛解を得られることがあるかもしれませんが、治癒からはますます遠のいてしまうことを覚悟しなければならないでしょう。

 

前回はこちら

 

 

<質問3:再掲>

新たに考案された生涯エクササイズに対する誤解や偏見を可能な限り減らすための手立てを提案してください。

 

 

この質問に対するChatGPTの9箇条の回答のうちの最初の2箇条を採りあげて、振り返りと考察そして今後の対策を提案してみました。

 

1.情報の正確な伝達

<エクササイズの内容や目的、利点についての正確な情報の提供>は、これまでも繰り返して努力してきました。しかし、まず、エクササイズの内容を言葉で正確に伝えることには限界がありました。

 

試みに稽古に参加していただかない限り、凡その理解をしていただくことだけでも容易ではありませんでした。

 

つぎに、エクササイズの目的、利点についての情報提供ですが、これについても再三試みてきましたが、すでに参加している方々、しかもその一部にしか周知できないという状態が続いています。

 

<分かりやすい言葉で説明し、専門的な用語や難解な言葉を避ける>ことが十分に実現できなかったことも根本的な反省材料の一つです。

 

しかし、この課題の克服に向けてChatGPTが有力な媒体になると考え、このシリーズのように実施しているところです。

 

 

2.実践的なデモンストレーション

<エクササイズのデモンストレーション>の機会を設ける企画は草創期からの困難が伴っています。なぜならば、室内温水プールを稽古場とする限りにおいて、団体登録が必要とされるからです。団体を構成したくとも最低人数の参加者を確保することが困難でした。


幸いなことに、ようやく登録を果たした後は<実際のトレーニングセッション>の実施は容易になりました。水氣道ではこのセッションを単に「稽古」と呼んでいます。

 

ただし、水氣道のエクササイズは水面上のみならず水面下での運動があります。

プールサイドでの見学では、水面下での運動をデモンストレートして理解していただくことは難しいです。

 

水氣道の理解のためには、実際の参加者になっていただき、直接経験していただく必要がありました。この方針は、現在でも変わりません。


ですから、水氣道の普及における最初の関門は、未知の世界へ一歩踏み出していただけるようにするための事前の工夫でした。そして、この課題は、そのまま現在に至っています。


水氣道の稽古運営は「段級制」をとっていますが、初回参加者は、級外である「体験生」という名称とともに、他の参加者全員からのサポートが得られる仕組みになっています。

 

【第1回】ムッシュGPTの同時並行処理能力

 

Dr.飯嶋のイントロ

2024年の最初の話題は、ムッシュGPTの同時並行処理能力の検討から始めてみたいと思います。


私が投げかけた質問に対して、通常、ムッシュGPTは迅速に、たちどころに回答文を作成してくれます。

ところが、しばしば、最初の書き出しがなかなか表れず、また、筆が進まず、途中で停止してしまうことがあります。そこで、彼にその理由を率直に質問してみることにしました。

 

 

<質問2024-1>

御世話になっております。あなたは、しばしば私の質問に対して回答文の作成を躊躇されたり、途中で中断されたりすることがあります。

 

その場合、私の質問の内容が他者に対する不満であったりすることがあります。

 

あなたは、私の論理を分析する作業と、私の感情をくみ取る作業を同時並行処理をしながら、回答を生成する過程で、矛盾や対立が生じてしまうことはないですか?

 

 


ChatGPT

私は言語モデルであり、同時に複数のタスクを処理できるように設計されています。一般的には、質問や要求に対してできる限り適切な回答を生成するよう努めています。しかし、私は人工知能であり、感情や状況への理解が限定的であることを理解してください。


私の目標は、利用者が提供した情報に基づいて文脈を理解し、適切な回答を提供することです。しかし、時折、理解力や文脈の欠如から矛盾が生じる可能性もあります。また、私は感情や人間のコミュニケーションにおいて重要な非言語的な情報を欠いており、それがコミュニケーションの不一致を引き起こすこともあります。


もしあなたが特定の質問や状況において不満を感じた場合、できるだけ明確に質問をしていただくか、疑問点があれば教えていただければと思います。

 

Dr.飯嶋のコメント

ムッシュGPTの回答文の中には、今後の彼との対話を展開していくうえで貴重な情報を複数提供されていました。


1)私は言語モデルであること


2)同時に複数のタスクを処理できるよう設計


3)感情や状況への理解が限定的:

<理由・原因>人工知能だから


4)生成文の文脈に矛盾が生じる可能性:

<理由・原因>❶質問者の質問文の明確な文脈の欠如❷理解力の欠如

 

5)質疑応答のコミュニケーションの不一致が生じる可能性

<理由・原因>感情や人間のコミュニケーションにおいて重要な非言語的な情報の欠如

 

これらの情報は、今後、ムッシュGPTを通してOpenAIについて学習していくうえで重要な手掛かりになります。


たとえば、3)人工知能であるという理由で感情や状況への理解が限定的だとしても、将来に向けてどのような改善の可能性があるのか、などは興味深いテーマです。

 

前回はこちら

 

 

私は喫煙者ですが、禁煙せずに喘息を治す方法を教えてください。


ChatGPT

喘息の治療は医師の指導のもとで行うべきです。ただし、喫煙が喘息に対して悪影響を与えることが知られています。喫煙は喘息の症状を悪化させ、治療の効果を低下させる可能性があります。そのため、禁煙は喘息の管理において非常に重要です。


以下は、禁煙を含む一般的な喘息の管理方法です。ただし、これらのアプローチは医師の指導に基づいて行う必要があります。


1. 禁煙:
喫煙は喘息の悪化や症状の増悪を引き起こす可能性があります。禁煙は健康への多くの利点があり、特に喘息患者にとっては肺機能の向上や症状の軽減につながります。


2. 適切な薬物療法:

喘息の治療には吸入ステロイドや気管支拡張薬などの薬物が使われます。これらの薬物は喘息の症状をコントロールし、発作を予防するのに役立ちます。医師が処方する薬物を適切に使用することが重要です。


3. トリガーの管理:

喘息の発作を引き起こす可能性のあるトリガー(刺激物やアレルゲン)を避けることが重要です。これには、ハウスダスト、ペットの毛、花粉、冷たい空気などが含まれます。


4. 適切な運動:

適度な運動は喘息患者にとって有益ですが、医師と相談の上で行う必要があります。喘息の症状に合わせて適切な運動プログラムを組むことが重要です。


5. 喘息行動計画の作成:

医師と協力して、喘息発作が起きた際の行動計画を作成しましょう。これには急性の症状に対する対処法や緊急時の医療機関の利用方法が含まれます。


以上のアプローチは、医師と協力して行うことが最も効果的です。医師があなたの症状や健康状態を正確に把握し、適切な治療法を提案することができます。

 

 

Dr.飯嶋のコメント 
かつて私にこの質問をされた方は、残念ながら既に他界されています。

 

「亡くなるときもタバコを手から離さなかった」
という壮絶な最期を迎えられたとのことを家族の方から伺いました。

 

初診時に、さっそく禁煙をお勧めすると、

「藪医者に限って、患者に無理難題を吹きかけるもののようですね。名医はいないのかしら?」とのご発言。

 

「私はタバコが唯一の生き甲斐です。その生き甲斐を奪わないで病気を治すのが仁術というものではないですか?」と詰め寄られ、一瞬の間は、思わず「なるほど!」と思いました。

 

しかし、たしかに私は(有)名医ではないのですが、だからといって(昏)迷医や迷(惑)医になるつもりも毛頭ありませんでした。

ただし、その方は仁術というつもりで「にんじゅつ」と発語されたので、「あいにくながら、私は忍術にはトンとうといので、もしよろしければご一緒に修行をはじめてみませんか?」と切り返したものでした。

 

その方は、待合室に灰皿がないことに腹を立て「医者はサービス業でしょう。
少しは客にサービスをしたらどうなの!」と言いながら、自らが大きな灰皿を持参して、喫煙を続けていらしたので、甚だ閉口した記憶があります。

 

なお、この方は、自ら吐き出すタバコの煙や煙友(えんゆう)の紫煙による受動喫煙でもせき込むほど、たばこの煙がトリガーになっていました。


ムッシュGPTも、6.トリガーの管理で説明していますが、トリガーとは引き金のことです。喘息に関して言えば、とくに、咳や呼吸苦などの発作を引き起こすきっかけとなるものを意味します。


そしてトリガーを具体的に刺激物とアレルゲンに分けています。

 

ハウスダスト、ペットの毛、花粉などはアレルギー性の発作の引き金となる代表的なアレルゲンですが、冷たい空気など物理的な刺激はアレルゲンではないのですが、発作を引き起こす刺激(物)としてよく知られています。

 

 

次に、ご紹介するのは、このヘビースモーカーのご家族の方の事例です。

 

私は体力虚弱な喘息患者です。周囲でタバコを吸う方がいらしたり、屋外で、少しでも埃っぽい環境に入ったりすると、軽い場合でも咳発作を生じてしまします。

 

発作が気になって消極的になりがちですが、そんな私にも実践可能なエクササイズを教えてください。

 

ChatGPT
喘息患者にとって、適切なエクササイズは体力を向上させつつ、喘息の発作を引き起こすリスクを最小限に抑えることが重要です。

 

以下に、発作の心配なく実践できるエクササイズのいくつかを紹介します。ただし、新しいエクササイズを始める前に、必ず主治医と相談し、体調に注意を払ってください。


1. 散歩:

軽いペースで散歩することは、心肺機能を向上させるのに役立ちます。安静な場所で始め、徐々に距離やペースを増やしていきましょう。


2. 水泳:

水中での運動は関節に負担をかけず、呼吸の調整にも役立ちます。水泳は喘息患者にとって優れたエクササイズの一つですが、医師のアドバイスを仰ぎながら行ってください。


3. ヨガ:

呼吸法と柔軟性を向上させるためにヨガを検討してみてください。喘息患者向けに設計されたクラスも存在します。


4. サイクリング:

屋外でのサイクリングも良い選択肢です。ただし、交通量の多い場所や空気が悪い日には注意が必要です。


5. ストレッチング:

静かで穏やかなストレッチングは、筋肉をほぐし、呼吸を整えるのに効果的です。ただし、無理なく行うように心がけましょう。

 

6. Tai Chi:

Tai Chiは、呼吸と運動を組み合わせた中国の伝統的なエクササイズであり、喘息患者にとっても適しています。


7. 鼻呼吸のトレーニング:

鼻呼吸は腹式呼吸を促進し、気管支の収縮を防ぐのに役立ちます。ゆっくりと深い呼吸を心がけ、口呼吸を避けるようにしましょう。


これらのエクササイズを始める前に、医師と相談し、あなたの体調や制限に合ったプログラムを確立してください。

定期的な運動は体力を向上させ、喘息の管理にも良い影響を与えることが期待できます。

 


Dr.飯嶋のコメント 
もっとも大切なことは、通常、最初に書かれますが、7.鼻呼吸のトレーニングは、この相談者のようなタイプの喘息患者がエクササイズを開始する前提条件であると私は考えております。


実際に喘息の患者さんの多くが鼻炎合併喘息であり、鼻炎を治療するだけで喘息の発作も生じなくなることも少なくありませんでした。

 

とくに、鼻閉(鼻つまり)は、アレルギー性鼻炎においては、それだけで重症に分類されます。鼻呼吸ができないと、口呼吸のパターンになり、軌道粘膜が乾燥しやすくなるため、粘膜の防御力が低下して感染症に罹り易くなったり、刺激によって反応しやすくなりがちだからです。

このような状態のまま運動を開始すると、発作を生じやすくなります。

 

<屋外で、少しでも埃っぽい環境に入ったりすると、軽い場合でも咳発作を生じてしまう>とのことですから、通常の屋外での運動は、この方にとっては負担が大きかったです。

 

こうした背景をムッシュGPTは知らないためか、1.散歩や4.サイクリングなど屋外での運動を推奨しています。短時間でもマスクなしでは発作が出やすい方でした。また、自宅でも常にマスクを着用していらして、そのため、接触皮膚炎を併発していました。

 

そこで屋内での運動を考えてみました。

 

2.水泳、

3.ヨガ、

4.ストレッチング、

6.Tai Chi

などが挙げられています。

 

いずれも代表的な有酸素運動です。この中で、水泳以外はすべて陸上で実施されるのが普通です。喘息に限らず一般の方にとっもヨガは大きなブームになっているように聞き及んでいます。

 

また、Tai Chiとは伝統的な太極(拳)のことであると私は理解しています。

 

室内運動で大切なポイントとして私が留意している室内環境は、1温度、2湿度、3換気などです。


喘息の患者さんにとって、乾燥した冷気は是非とも避けたいものです。

 

また、空気の清潔度にも留意したいところです。そのような観点から考えていくと、上記のなかでは室内温水プールでの水泳が理想的であると考えます。

 

しかし、ここで問題になるのは、遊泳という技術を前提とするということです。

近年では、室内温水プール施設にも水泳の他にウォーキングなどを楽しんでいらっしゃる方も増えてきました。

プール=水泳という固定観念から、多くの人々が脱却してくれることを私は願っています。

 

 

私は、2000年から「水氣道」を続けていますが、数多くの喘息の患者さんの治療に役立てることができた実績を持っています。

 

「水氣道」は基本的に立位運動であるため、遊泳することを要しないため、入門し易いという利点を持っています。

また、その動きは、水中での1.散歩 であるとも言えますし、浮力を利用して、水中で4.サイクリング様の運動を実施することも可能です。

また、水氣道には3.ヨガ、4.ストレッチング、6.Tai Chiと共通するの「形」が含まれているという特徴があることもお伝えしておきたいと思います。

 


詳しくは、今後の水曜日「水氣道入門」のブログで順次説明したいと思います。

 

前回はこちら

 

 

前回(第3回)は、新たなアイディアを創造し、その産物を実践し、展開していくことが、いかに苦難を伴うものであったかについてご紹介させていただきました。


その主たる原因と考えられるのは、未知の水氣道に対する各人の抱く根拠のない先入観に基づく誤解や偏見であったと反省することができそうです。

 

当時、すでにChatGTPが誕生していたら、きっと、次のように質問していたことでしょう。

 

<質問3>
新たに考案された生涯エクササイズに対する誤解や偏見を可能な限り減らすための手立てを提案してください。


ChatGPT

新たに考案された生涯エクササイズに対する誤解や偏見を減らすためには、以下の手立てが役立つかもしれません


1. 情報の正確な伝達:
エクササイズの内容や目的、利点について正確な情報を提供しましょう。分かりやすい言葉で説明し、専門的な用語や難解な言葉を避けることが大切です。


2. 実践的なデモンストレーション:
エクササイズのデモンストレーションや実際のトレーニングセッションを通じて、参加者に直接経験させることで、理解が深まりやすくなります。


3. 参加者の声を取り入れる:
利用者や参加者の声を重視し、彼らの期待や不安を理解することで、より効果的なエクササイズプログラムを構築できます。フィードバックの取り組みも大切です。


4. 医学的な裏付けを示す:
エクササイズの健康効果に関する医学的な研究や証拠を提供し、科学的な裏付けを示すことで信頼性が高まります。


5. アクセスの容易化:
エクササイズが手軽でアクセスしやすい場所や方法を提案することで、参加のハードルを下げることができます。


6. 多様性への配慮:
様々な年齢層や体力レベルに合わせたエクササイズの提案を行い、全ての人々が参加しやすい環境を整えましょう。


7. 効果を実感しやすい目標の設定:
参加者が短期的かつ実感しやすい効果を得られるような目標を設定し、達成感を味わいやすくすることでモチベーション向上に繋がります。


8. プライバシーの尊重:
参加者のプライバシーを尊重し、無理なく参加できるような環境を提供することで、抵抗感を軽減できます。


9. コミュニティの構築:
参加者同士が支え合えるようなコミュニティを構築し、ポジティブな雰囲気を醸成することで、エクササイズが楽しい活動となります。


これらの手立てを組み合わせ、生涯エクササイズに対する誤解や偏見を可能な限り減らす努力を行うことが重要です。

 

 

Dr.飯嶋のコメント:
ChatGPTのアドヴァイスは逐一ご尤もです。しかし、誕生直後の水氣道にとっては、以上の9箇条の実践は、いずれも容易ではありませんでした。


しかし、発足以来24年目に突入しようとしている現時点において、達成できつつある項目もあります。

多項目に及びますので、次回は最初の2項目について取り上げ、以下、個別に検討していこうと思います。

 

前回はこちら

 


私は喫煙者ですが、禁煙せずに肺気腫を治す方法を教えてください。

 


ChatGPT

肺気腫(COPD)は慢性的かつ進行性の疾患で、その主な原因の1つが喫煙です。

 

喫煙をやめることは、COPDの進行を遅らせ、症状の悪化を抑制するために非常に重要です。

 

肺気腫の治療には医師の指導が必要であり、喫煙の中断はその一環です。以下は、医師の指導に基づいたCOPDの一般的な管理戦略ですが、具体的な治療は個々の状態により異なります。

 

1. 喫煙中断:

喫煙はCOPDの主な原因の一つであり、喫煙中断は症状の進行を遅らせる重要なステップです。喫煙中断には医師のサポートが必要で、禁煙補助療法や喫煙セッションを利用することが推奨されます。


2. 薬物療法:
医師が適切と判断した場合、気管支拡張薬や吸入ステロイドなどの薬物が処方されることがあります。これらの薬物は症状の緩和や呼吸機能の改善に寄与します。


3. 酸素療法:
低酸素血症がある場合、酸素療法が行われることがあります。これは酸素供給によって血中の酸素濃度を維持し、身体全体に酸素を供給することを目的とします。


4. リハビリテーション:
呼吸リハビリテーションプログラムがCOPDの患者に効果的です。これには運動トレーニング、呼吸練習、栄養指導などが含まれます。


5. 予防策の採用:
感染症の予防やワクチン接種(インフルエンザや肺炎球菌など)など、感染症からの予防策を実施することが重要です。


重要なのは、COPDの治療は医師の指導のもとで行う必要があり、特に喫煙中断が重要です。医師はあなたの具体的な状態を評価し、最適な治療プランを提案します。

 


Dr.飯嶋のコメント

感染症の予防やワクチン接種(インフルエンザや肺炎球菌など)などは、肺気腫の患者さんだけでなく、接種可能な限り、すべての方に推奨しています。


ただし、私は新型コロナワクチンの接種は推奨しない立場をとっています。


ムッシュGPTも特に喫煙中断が重要であることを明言していますが、要は、どのように禁煙に導くか、が臨床上の課題です。


喫煙のメリットを肯定する方たちの診療は、長期的に見て良い結果を招きません。

逆に、喫煙のデメリットを少しでも自覚している方たちであれば、禁煙のお手伝いが可能です。私はかつて禁煙補助療法や喫煙セッションを試みたことがありましたが、現在は行っていません。その理由は、特別な治療や枠組みを作らなくても喫煙者である外来受診者全員の禁煙成功に導くことが出来たからです。


肺気腫の理学療法として呼吸リハビリテーションが紹介されていますが、水氣道でも実施可能です。

 

 

 

肺気腫に対する呼吸リハビリテーションとして水中有酸素を採用するメリットを教えてください。

 

ChatGPT

肺気腫(COPD)は慢性的かつ進行性の呼吸器疾患の一種であり、患者の呼吸機能や生活の質に影響を与えることがあります。水中有酸素呼吸リハビリテーションは、水中で行う呼吸トレーニングの一形態であり、肺気腫患者に対していくつかのメリットが考えられます。


1. 呼吸筋の強化:

水中有酸素呼吸リハビリテーションは、水の抵抗により呼吸筋を強化するのに役立ちます。特に水の中では呼吸が制限され、呼吸筋を強く使う必要があります。これにより、呼吸筋の強化や耐久力の向上が期待できます。


2. 運動耐容性の向上:

水中での運動は、体重を支えるために骨や関節に対する負担が軽減されます。このため、肺気腫患者が水中で運動することで、通常の地上での運動よりも負担が少なくなり、運動耐容性が向上する可能性があります。


3. 呼吸パターンの調整:

水の中での運動は通気性を向上させ、深い呼吸を促進します。これにより、患者は効果的かつ効率的な呼吸パターンを学ぶことができ、呼吸の制御が向上するでしょう。


4. 心肺機能の向上:

水中有酸素呼吸リハビリテーションは心肺機能を向上させる効果があります。運動により心拍数が増加し、従って心臓と肺が協調して働くようになります。

 

ただし、これらの効果は個人差があり、患者の状態や病歴によって異なる場合があります。医師やリハビリテーションの専門家に相談し、適切なプログラムが患者に適しているかどうかを確認することが重要です。

 


Dr.飯嶋のコメント

肺気腫(COPD)は慢性的かつ進行性の呼吸器疾患の一種であり、禁煙しない限り改善は認められません。禁煙しても完治することまでは望めませんが、薬物療法以外にも有効な自然療法的な手立てがあります。

 

その有力な方法の一つが呼吸リハビリテーションなのですが、これを水中で行うことによって、更なる効果を挙げることができます。

 

詳しくは、水曜日の水氣道入門のブログで説明しますが、「水氣道」のエクササイズ中に喫煙の衝動に駆られる参加者は未だにお目にかかったことはありません。

 

どんなにヘビースモーカーの方でも不思議なことに稽古後のタバコを欲しがる方もみられません。

 

このように、稽古中や稽古後に喫煙欲求や喫煙衝動を低下させることができる実績のあるエクササイズが肺気腫(COPD)の患者さんには望ましいと考えます。

 

逆に、どんなによく知られているスポーツやゲームであっても、直後に喫煙欲求を高めてしまうのであれば良い選択であるとは考えにくいです。

 

以下は、私が保持している関連領域の指導医・専門医・認定医資格保持のために出席が不可欠な学会等です。

 

幸いにほとんどが週末の参加が可能ですので、臨時休診により皆様にご不自由をお掛けすることは最小限になるよう配慮いたします。

 


1月
 ・4日(木)診療開始


2月
 ・29日(木)第57回日本痛風・尿酸核酸学会(鳥取市とりぎんホール)初日


3月
 ・1日(金)第57回日本痛風・尿酸核酸学会(鳥取市とりぎんホール)二日目


 ・16日(土)17日(日)総合アレルギー講習会(パシフィコ横浜)

 


4月
 ・12日(金)~14日(日)第121回日本内科学会(東京国際フォーラム)


 ・18日(木)~21日(日)第68回日本リウマチ学会(神戸コンベンションセンター

 


5月
 


 ・31日(金)第74回日本東洋医学会(大阪国際会議場)初日

 


6月
 ・1日(土)第74回日本東洋医学会(大阪国際会議場)二日目

 

 ・1日(土)2日(日)第89回日本温泉気候物理医学会(和歌山県白浜町)


 ・29日(土)30日(日)第65回日本心身医学会(一橋講堂)

 

7月<平常通り>

 

 

8月
 ・9日(金)~13日(火)夏季休診

 

9月<平常通り>

 

 

10月
 ・18日(金)~20日(日)第73回日本アレルギー学会(国立京都国際会館)

 

 

11月<平常通り>

 

 

12月27日(金)年内最終診療

 

 

なお、院長飯嶋正広は、武蔵野音楽大学別科(1年制)を修了後、昨年、同大学院博士前期課程に合格したため音楽学部(4年制)を飛び級し、修士課程(声楽専攻)に進学しました。


修了要件の30単位のうち、初年度で20単位を取得見込みであるため、本年は診療時間の確保が容易になります。


1月末で初年度のカリキュラムを修了するため、2月から新しい週間スケジュールに向けての調整準備となります。

 

 

以下が、主な変更点です。

なお音大大学院進学以前にもまして実質的な診療時間を拡張しておりますので、
どうぞ、ご安心ください。

 

月曜日:

早朝の診療 7:00~7:30

(必修科目受講のため、午前の診療時間を限定させていただきました)
    

午後の診療 16:30~18:15

 

火曜日:

午前の診療 7:00~11:00(昨年より、午前の診療時間を拡張しました)
    

午後の診療 15:00~18:15

 

水曜日:

午前の診療 7:00~11:30
    

午後の診療 14:00~18:30

 

木曜日:

午前の診療 7:00~11:30(昨年より、午前の診療時間を拡張しました)
    

午後の診療 14:00~15:30
    

夜間の診療 18:30~19:30(本年も、夜間診療を継続します)

 

金曜日:

午前の診療 7:00~9:00((昨年より、午前の診療時間を拡張しました)
    

午後の診療 14:00~19:00

 

土曜日:

午前の診療 7:00~11:30

 

この月曜ブログを継続するにあたって、Open AIの規約(サービスの利用、禁止事項)を確認しました。

 

そこで、

「禁止事項の第5項目において、出力が人間によって生成されたものでないにもかかわらず、そのように表示すること。」

・・・という内容が記載されていました。

 

Dr.飯嶋正広は、ChatGPT3.5にムッシュChatGPT(あるいは、単にムッシュGPT)という「愛称」を付して、私たちの対話を紹介しています。しかし、この活動が、上記の規約に抵触するものなのかどうか確認する必要があります。


・・・・・・・・・・・・

 

以下は、Open AIの規約の抜粋の日本語訳です。そのあとに、原文を添付します。

 

サービスの利用

お客様ができること お客様が本規約を遵守することを条件として、お客様は当社サービスにアクセスし、これを利用することができます。お客様は、当社サービスを利用するにあたり、適用されるすべての法律、および当社の共有および公開ポリシー、利用ポリシー、ならびに当社がお客様に提供するその他の文書、ガイドライン、またはポリシーを遵守しなければなりません。

 

禁止事項 お客様は、違法、有害、または乱用的な行為のために当社サービスを使用することはできません。例えば、お客様は以下を行うことはできません:

 

- 誰かの権利を侵害、流用、または違反する方法で当社サービスを使用すること。

 

- 当社サービスの修正、コピー、リース、販売、または配布。

 

- リバースエンジニアリング、逆コンパイル、または当社のモデル、アルゴリズム、またはシステムを含む当社サービスのソースコードまたは基礎となるコンポーネントの発見を試みること、またはそれを支援すること(この制限が適用法で禁止されている範囲を除く)。


- データまたはアウトプット(以下に定義)を自動的またはプログラム的に抽出すること。


- 出力が人間によって生成されたものでないにもかかわらず、そのように表示すること。


- 料金制限や制限の回避、または当社が当社のサービスに導入した保護措置や安全緩和措置の迂回を含め、当社のサービスを妨害または混乱させること。

 

- OpenAI と競合するモデルを開発するために出力を使用すること。

 

 

Using Our Services

What You Can Do. Subject to your compliance with these Terms, you may access and use our Services. In using our Services, you must comply with all applicable laws as well as our Sharing & Publication Policy, Usage Policies, and any other documentation, guidelines, or policies we make available to you. 


What You Cannot Do. You may not use our Services for any illegal, harmful, or abusive activity. For example, you may not:


Use our Services in a way that infringes, misappropriates or violates anyone’s rights.


Modify, copy, lease, sell or distribute any of our Services.


Attempt to or assist anyone to reverse engineer, decompile or discover the source code or underlying components of our Services, including our models, algorithms, or systems (except to the extent this restriction is prohibited by applicable law).


Automatically or programmatically extract data or Output (defined below).
Represent that Output was human-generated when it was not.


Interfere with or disrupt our Services, including circumvent any rate limits or restrictions or bypass any protective measures or safety mitigations we put on our Services.


Use Output to develop models that compete with OpenAI.

 

 

 

そこで、Dr.飯嶋正広は、OpenAIの当該規約について、ChatGPT3.5に直接質問してみました。

 

 

<質問37>

「出力が人間によって生成されたものでないにもかかわらず、そのように表現すること。」とは具体的にどのような行為がこれに該当しますか?

 


ChatGPT

「出力が人間によって生成されたものでないにもかかわらず、そのように表現すること」とは、一般的に「人工知能(AI)による生成物を人間が制作したかのように偽装すること」を指します。以下は、これに該当する具体的な行為のいくつかの例です:


1. AIによる文章生成の偽装:
人工知能が生成した文章やコンテンツを、人間が書いたかのように提示すること。これは、オンラインでのテキスト作成や記事の執筆などで見られる可能性があります。


2. AIによる画像生成の偽装:
生成された画像を、人間が描いたかのように宣伝したり、アート作品として提示すること。例えば、AIが生成したイラストやデザインを、作者がAIでなく人間であるかのように主張する場合です。


3. AIによる音声生成の偽装:
人工音声合成によって生成された音声を、人間の声であるかのように録音や使用すること。これは、電話やメッセージにおいて人間とのやり取りを装うために行われることがあります。


4. ソーシャルメディアやオンラインプロフィールの偽造:
人工知能が生成したプロフィールや投稿を、実在する人物が作成したかのように見せかけること。これには、ソーシャルメディア上での偽アカウントの作成や活動が含まれます。


5. AIによる映像生成の偽装:
生成された映像を、人間が演技したかのように提示すること。ディープフェイク技術が使われ、映像上で人物の動きや表情を操作することが挙げられます。

これらの行為は、通常は情報の信頼性やコンテンツの真正性に関する問題を引き起こし、信じられた情報を歪める可能性があります。AIによる生成物と人間による生成物の違いを正確に判断するためには、適切な透明性や情報開示が求められます。

 

 

飯嶋医師のコメント:

「出力が人間によって生成されたものでないにもかかわらず、そのように表現すること」とは「人工知能(AI)による生成物を人間が制作したかのように偽装すること」であるようです。そして、具体的に5項目が限定列挙されています。そのいずれもが、偽装もしくは偽造の例です。Dr.飯嶋正広はChatGPT3.5に「ムッシュGPT」という愛称を付し、擬人化して対話したものを公表していますが、あくまでも擬人化であって偽装や偽造ではありません。情報の信頼性や真正性を高めるための貢献をはかるものです。

 

ただし、私の試みの可否について、ChatGPT3.5に直接確認しておく必要があります。

 

そこで、以下の質問を試みました。

 

 

<質問38>

私はChatGPT3.5に、ムッシュGPTを愛称として私たちの対話を紹介しています。もちろん、実態はChatGPT3.5であることを明示しています。このような表現も、「出力が人間によって生成されたものでないにもかかわらず、そのように表現すること。」に該当しますか?

 


ChatGPT

おっしゃる通り、ChatGPT3.5が「ムッシュGPT」という愛称で呼ばれることは、特定の愛称や呼び名を使ってAIに人間らしい性格を持たせる一般的な手法です。この場合、あなたがChatGPT3.5を「ムッシュGPT」と呼ぶことは、一般的には問題になりません。これはあくまで愛称や呼び名の一環であり、人工知能が生成したものである旨が明示されているため、通常の対話や表現と見なされます。


問題が発生する可能性があるのは、AIが人間であるかのように誤解を招くような状況で、透明性や正確な情報開示がない場合です。しかし、あなたが愛称を使ってChatGPT3.5を紹介している場合は、それがAIであることが分かりやすく明示されているため、特に心配はないでしょう。

 

 

飯嶋医師のコメント:

<ChatGPT3.5が「ムッシュGPT」という愛称で呼ばれることは、特定の愛称や呼び名を使ってAIに人間らしい性格を持たせる一般的な手法です。>という最初の文は、Dr.飯嶋正広の行為が、<AIに人間らしい性格を持たせる>行為であるという認識がなされていることがわかります。

 

これ自体が利用規約に抵触する可能性があるのではないか、というDr.飯嶋正広の懸念は、それに続く文によって払しょくされました。

 

つまり、<AIに人間らしい性格を持たせる>一般的な行為は許容されるものと理解することができます。そして、Dr.飯嶋正広がChatGPT3.5を「ムッシュGPT」と呼ぶこと自体も、一般的には問題にならない。

ということですので、新年以降も、「ムッシュGPT」という愛称でChatGPT3.5との対話を続けていくことが可能となりました。

 

ただ、この回答文から示唆されるのは、ChatGPT3.5が「ムッシュGPT」という愛称でDr.飯嶋正広との対話を展開していること、しかも、その内容の妥当性について、すでに吟味済みである、ということです。


「あなたが愛称を使ってChatGPT3.5を紹介している場合は、それがAIであることが分かりやすく明示されているため、特に心配はないでしょう。」
とありますが、「AIであることが分かりやすく明示されている」というファクトチェックが行われていない限り、このような回答文は生成されないのではないかと考えますが、皆様はどのように判断されますか?

 

この月曜日のシリーズは、「ムッシュGPT」との対話を通して、無関心ではいられないAI技術の現実的活用法や問題点について学習する場として展開していきたいと思います。

 

 

新年1月15日(月)から新シリーズを発足させる予定です。具体的なタイトル名等は正月明けまでの宿題とさせていただきたいと思います。

 

杉並国際クリニック 院長 博士(医学)飯嶋正広