調血航法は、関節の律動的屈伸運動の繰り返し、ということを前回(調血航法No.2)お話ししました。
関節の動きには、<屈曲・伸展>、<内転・外転>、<内旋・外旋>、<左側屈・右側屈>、<左回旋・右回旋>、<前傾・後傾>と、6つの動作があります。
水氣道の調血航法ではこれらの動作の組み合わせで、それぞれの筋肉を鍛錬しています。
調血航法で特に重きを置いていることの一つに<左回旋・右回旋>の動作があります。
この動作を繰り返し行うことにより、腹筋やその周りの筋肉を伸縮させる事で鍛錬していきます。
また、体幹を鍛える手法の一つとして考えており、その結果、私自身が経験して実証しつつあるように、姿勢が改善され、腰痛が起こりにくくなります。
つまり、調血航法は、背骨を軸とした姿勢矯正と、腰痛治療、腰痛予防に効果的だ、というのが私の実感するところです。
同じような悩みをお持ちの方は、是非、一緒に鍛錬していきましょう。
日本水氣道協会 水氣道2級(中等修錬生)
調血航法直伝 加藤博文