K.Tさん。69歳女性のエピソード。

 

最近のKさんは、急ぎの時には走れる位、メキメキと体力がつき後輩のサポートもしてくださっています。

 

さて先日、水氣道の稽古に通う途中の地下鉄の階段でのこと。若い男性が必死な形相で猛然と駆け昇ってきました。

 

Kさんはうっかり左側を降りようとしていたので、衝突寸前となりビックリして大きな悲鳴を上げました。

 

幸い無意識に即座に右側に身をかわし転倒事故を免れることができました。

 

ご本人は九死に一生を得た思いだったようです。

 

ご本人の反省点は、うっかりせずに右側通行を守ること。

 

そして、急ぐときには、あせって小走りにせず、むしろゆっくりと歩幅をとって歩くようにすること。

 

とっさに体が俊敏に動けたことは、日ごろの水氣道の訓練の賜物であると、つくづく語ってくださいました。

 

水中での有酸素運動である水氣道はパワーやスタミナばかりでなく、

とっさの身体のバランスの崩れを回復させる平衡感覚をもトレーニングしていることが大切なのです。

日本水氣道協会は、日ごろ水氣道の支える重要な技法の確立により体系整備につとめています。


理氣航法、調血航法などを生み出し、現在も発展中です。


この成果を受けて新しい技法の担い手が必要な段階になりました。


そこで、免疫力を強化して防衛体力を充実させるための‟活水航法”を習得し、
水氣道活水航法の先駆的指導者たらんとする人材を求めています。


水氣道の幹部とは有段者を指しますが、特別幹部候補生に選ばれた会員は、
創始監督者から直接に“活水航法”の技法を伝授され、
将来は支援員以上を目標にしていただくことになります。


応募資格は、おおむね週二回以上の稽古に参加している訓練生
(初等訓練生、水氣道6級)以上のランクの会員で上位対番の推薦を受けた方です。