ドクトル飯嶋の「認定痛風医試験」受験顛末記 (その5:最終回)
<前号から、すでに一週間たっているので全体を要約します。>
ドクトル飯嶋は「認定痛風医試験」を受験しましたが、
今年度のたった一人の受験生でした。
結果は辛うじて「合格」でしたが、芳しいできではありませんでした。
しかし、ドクトル飯嶋は合否結果よりも、
最新の専門知識の再整理のための絶好のチャンスと考えました。
そこで受験した問題を詳細に検討したところ、
医学の進歩の急速なることを知ると同時に、
どうしても納得できない不適切問題を発見して、
試験委員長宛に6月24日に報告書を提出しました。
すると早くも4日後の6月28日に試験委員長の藤森教授から
懇切丁寧なお返事をいただき恐縮した次第です。
飯嶋正広 先生
先日は認定医試験受験ご苦労様でした。
また、試験問題の詳細なご検討ありがとうございました。
先生のご指摘通り、問24はbとcいずれも正解肢でした。
X2形式で出題すべき問題でした。
出題に際しましては痛風医認定資格制度委員会で十分検討しておりますが、
このような事態になってしまい、申し訳ございませんでした。
問24は不適切問題として削除し、先生の点数を39/59=66点と訂正したいと思います。
今後、このようなことが起こらないように
問題の作成、検討には今一層注意を傾けていく所存です。
また、ガイドライン作成についてお寄せいただきました貴重なご意見を
第3版ガイドライン作成委員長の久留一郎先生に送らせていただきます。
先生の益々のご活躍を祈念申し上げます。
藤森 新( Shin Fujimori )
還暦近くになって、試験の点数にこだわる訳ではありません。
しかし、ドクトル飯嶋はなぜか3分の2にこだわりがあります。
66点が認められたとしても、3分の2には届きません。
神様にも藤森教授にも、「マダマダですね。」
と言われているような気がしてならないドクトル飯嶋なのであります。
優秀な人は判断力にすぐれ仕事も迅速、かつ親切で謙虚な方が多いものです。
頭が下がります。