この度、水氣道、聖楽院ポスターラリーを終了いたします。

 

令和元年5月1日よりスタートし、皆様のご協力のおかげ半年間継続できました。

 

冬となり、安全面、健康面を考慮した結果、今回の決定となりました。

 

皆様のご協力に感謝申し上げます。

 

 

 

 

水氣道の方略 その基本目標②・・・日常性からの解放<自己実現>

 

 

水氣道は、水中で行う活動であるため、日常の活動の場である陸上とは大きく次元の異なる環境に身を置くことになります。

 

これは<日常性の打破>を意味します。つまり、日常的生活環境という<常識の打破>です。

 

私たちは日常においては、身体表面のほとんどすべてが大気によって覆われている状態に置かれていますが、そこから水に覆われる環境へ変化することになります。身体を水に委ねている状態は、入浴でも経験できますが、入浴時の体位は坐位であるのに対して、水氣道では、原則として立位となります。

 

この点で、臥位(腹臥位もしくは背臥位)の体位となる水泳とは異なります。

 

 

ここで、また、よくあるやり取りをご紹介します。水氣道の説明をはじめると、
「私は金槌で、泳げないので、水泳は昔から嫌いです。」という拒否反応がしばしば返ってきます。

 

これは固定観念、先入観、思い込みなどに囚われている方の典型的な反応です。もっとも、学校教育がいささか乱暴で、水遊びを経験したことのない児童達にまで、いきなり、泳がせようとする性急さこそが問題なのだと思います。

 

そうした苦い経験を味わわされた方たちは、まるで泣きべそをかいた小学生のような表情を見せます。そして、「プールに入ったら、泳ぎ続けなければならない。金槌では恥をかきそうだ。泳げている人に迷惑だ。・・・」など、実に様々な懸念材料が頭の中を駆け巡るようです。
 

 

 

たしかに水泳プールは泳ぐところであるというのは一般常識です。ただし、この常識にばかり囚われていると、新しい創造的で生産的な人間活動の無限の可能性について思い至ることは困難です。

 

つまり、<自己実現>に向けての可能性を狭めてしまいます。そもそも、水泳だけがプールでの運動ではありません。

 

 

ところで、私たちは大気に包まれて生活していることは当たり前の日常のことになっています。

 

しかし、生命の誕生までを振り返ってみますと、私たちは1個の単細胞から約9カ月の間に、母体の羊水に全身全霊を委ねて細胞分裂を繰り返して数十兆個の細胞を抱える生命体としてこの世に出現しました。ただし、この9カ月の間の記憶は忘却の彼方にあり、その記憶を保持している人はほとんどいないはずです。

 

ただし、私たちの身体は、しっかりとそれらを記憶しているのです。水中での水氣道の活動は、胎内還元といって、胎児のような環境を再現することになるので、身体が保持していた記憶を蘇らせることができます。

水氣道の本質とその方略(戦略)および方術(戦術)

 

 

水氣道は、何かと問われて言葉で答えることは簡単ではないと思います。創始者の私自身がそのような状態なのですから、会員の皆様はなおさらのことではないかと思います。

 

それでは、水氣道の説明がなぜ難しいのか、ということから考えてみたいと思います。その第一は、既存の健康活動との関連性や位置づけが難しいということではないでしょうか。

 

 

たとえば、「水氣道はどのようなスポーツなのですか」と問われて困ることがあります。

 

そもそもスポーツの定義が様々だからです。<楽しみを求めたり、勝敗を競ったりする目的で行われる身体運動の総称>(大辞林)という定義はその一つです。

 

水氣道も身体運動であることには他なりませんが、高度な心性や精神性(霊性)に関わる活動であることがその不可欠な要素です。

 

また、その目的は勝敗を競うものではなく、また、単に楽しみを求めるだけのものでもありません。

 

ですから、大辞林が定義するスポーツは水氣道からはかなり隔たりがあることは否めません。

 

また、<競争と遊戯性をもつ広義の運動競技の総称>(ブリタニカ国際百科事典)という凝縮した定義は、水氣道からは更に遠ざかってしまいます。水氣道は競争性をむしろ排除しているからです。

 

 

水氣道は、目的や手段として競争を前提にしない団体運動であるため、一般の競技とは一線を画しているといえます。

 

人間の諸活動における遊戯性と競技性とはその本質において必ずしも一体ではないはずですが、あたかも遊戯性の前提として競技性が不可欠であるかのような伝統的かつ国際的風潮は今に始まったことではありません。

 

 

競技には、作戦とか戦略といった用語がしばしば用いられます。

 

そもそも、戦略とは、敵対的な政治集団間の闘争の技術をさした言葉で、語源となったギリシア語は「将軍の術」を意味していたようです。

 

『戦争論』で有名なクラウゼウィッツは、「多くの戦闘を連合して戦争の目的を達せしめるのが戦略であり、一つの戦闘を計画し実施するのが戦術である」と定義しています。

 

 

一般に戦略というと、このような作戦戦略(作戦目的を達成するための高次の観点から大規模な作戦部隊を運用する方策)の他に、軍事戦略(戦争目的を達成するために国の軍事力その他諸力を準備し計画的に運用する方策)、国家戦略(国家目標の達成、特に国家の安全を保障するため、平時戦時を通じて国家の軍事、政治、経済などの諸力を総合的に発展させ、効果的に運用するための方策)

 

これら3種を含めたものを意味するのだそうです。

 

 

軍事的意味は次元が違い過ぎるので、脇に置いておくこととして、政治的闘争上の戦略とは、綱領的な基本目標によって設定される闘争の一般的方向性をいいます。

 

また戦術とは戦略に基づく個々の具体的な判断や闘争の技術のことをいいます。

 

水氣道は、政治集団でもないので、敵対的な他の政治集団を想定する必要もないからです。そのうえ水氣道は競技ではないので、戦略とか戦術という言葉はそのままでは似合いません。

 

 

しかし、この概念自体は、一般的ビジネスのみならず、水氣道の組織運用にも参考になり、組織運営の上では有益であると思います。

 

ですから、水氣道では、戦略を方略、戦術を方術と呼んで説明に役立てたいと考えます。

 

水氣道の方略とは、綱領的な基本目標によって設定される集団的心身鍛錬の一般的方向性をいいます。

 

水氣道の方術とは、方略に基づく個々の具体的な判断や稽古の場での技術のことをいいます。

 

 

そこで、次回は水氣道の方略を説明するためには、まず、水氣道の基本目標とは何かということ、ついで、水氣道の集団的心身鍛錬の一般的方向性について説明しておく必要があると思います。

ウェルネスエイジ(ハイジア)で稽古の際、下記の参加要項をお読みいただき、参加をお願いします。

 

Ⅰ.個人の受付(入退出)手順<レーン貸し>の場合

 

 ◎水氣道受付担当者による全体受付

まず最初に、水氣道受付担当者が、4階ウェルネスエイジ受付にて全体の受付を行

います。受付が終了する『水氣道受付中 こちらで受付してください』と書かれた

ボードカウンターに掲示されます。

  その後、以下の手順にて個人の受付をお願いします。

 

 ◎入場

①4階ウェルネスエイジ受付カウンターににボードが掲示されていることを確認して

 ください。

 ※ボードが提示していない場合は全体受付が完了していません。

  その場でお待ちいただくか、周りにいる日本水氣道協会関係者にお尋ねください。

②ウェルネスエイジ会員証を4F受付に「水氣道です」と声をかけ提出し、ロッカー

 の鍵を受け取ってください。その後、3階に移動します。

  ③3階にてバイタルチェックを済ませ、参加者名簿に記入してください。

  ④ロッカールームに移動し水着に着替えてください。

⑤プールに入場する際は必ずシャワーを浴びてください。

 また、プール入口に置いている用紙に「性別」「入場時刻」を記入してください

 

  • 稽古開始時刻に間に合わなかった場合

 上記、①~⑤の手順で入場ください。

 ただし、稽古開始時刻になると受付担当者がプールに入っていなくなるため、

 バイタルチェックは血圧のみ測り、退出時に参加者名簿にご記入ください

 

 ◎退出

①プールから上がりシャワーを浴びてください。

 ロッカールームに入る際は、体の水滴を十分に拭き取り、水滴を持ち込まない

 ように注意してください。

②ロッカールームで私服に着替えてください。

 脱水機を使用する場合は注意事項を必ず守り、辺りを水浸しにしないように

 気を付けてください。

③3階にていバイタルチェックを済ませ、参加者名簿に結果を記入してください。

④4階に移動し、ウェルネスエイジ受付にて鍵を渡し、会員証を受け取ってください。


 

 

Ⅱ.団体で受付(入退出)手順<全面貸し>の場合

 

 ◎水氣道受付担当者による全体受付

まず最初に、水氣道受付担当者が、4階ウェルネスエイジ受付にて全体の受付を行

います。受付が終了する『水氣道受付中 3階で受付してください』と書かれた

ボードカウンターに掲示されます。

  その後、以下の手順にて個人の受付をお願いします。

 

 ◎入場

①4階ウェルネスエイジ受付カウンターににボードが掲示されていることを確認して

 ください。

 ※ボードが提示していない場合は全体受付が完了していません。

  その場でお待ちいただくか、周りにいる日本水氣道協会関係者にお尋ねください。

②ボードが確認できたら4階ウェルネスエイジ受付に「水氣道です」と伝え、3階に

 移動します。

③3階にてバイタルチェックを済ませ、参加者名簿に記入してください。

 同時にロッカーの鍵を受け取り、ロッカー番号を参加者名簿に記入してください。

  ④ロッカールームに移動し水着に着替えてください。

⑤プールに入場する際は必ずシャワーを浴びてください。

 

  • 稽古開始時刻に間に合わなかった場合

 上記、①~⑤の手順で入場ください。

 ただし、稽古開始時刻になると受付担当者がプールに入っていなくなりますが、

 バイタルチェックは通常通り行い参加者名簿にご記入ください

 

 ◎退出

①プールから上がりシャワーを浴びてください。

 ロッカールームに入る際は、体の水滴を十分に拭き取り、水滴を持ち込まない

 ように注意してください。

②ロッカールームで私服に着替えてください。

 脱水機を使用する場合は注意事項を必ず守り、辺りを水浸しにしないように

 気を付けてください。

③3階にていバイタルチェックを済ませ参加者名簿に結果を記入してください。

 ここでロッカーの鍵を返し、参加者名簿のロッカー番号にチェックをしてください。

④4階に移動し、ウェルネスエイジ受付に挨拶をして退館してください。

 

水氣道の使命と国家の任務との比較

 

水氣道はやがて創設20周年を迎えようとしています。


そこで水氣道の発展の歴史を改めて振り返り、今後の在り方を模索するにつけて、そもそも水氣道の社会的使命とは何かと、考えてみることにしました。

 

 

水氣道は、未だ小さな組織ですが、その目指すところは、一自治体はおろか一国家をも凌ぐ気概に満ち溢れています。

日本国の各省には、それぞれ設置法という法律があり、そこには各省ごとに独自の任務の内容が成文化されています。

 

水氣道の組織との近接性が高いのは、厚生労働省、文部科学省、環境省あたりまでのようです。

 

防衛省の任務内容とも表面的には似ているようですが、方法や手段が根本的に異なります。

 

また、財務省の任務に至っては、国民不在でかつ、最初に国家ありき、という冷徹な立場であるようにも読み取れます。

 

忘れがちなのは、内閣府の存在とその任務です。男女共同参画社会の形成の促進や災害からの国民の保護については、とりわけ重要な国の任務です。

 

しかし、これらの目的を実現させるためには、国民の側からの創造的な組織づくりや積極的活動が始められていなければ無力です。

 

たとえば、男女共同参画社会は、内閣府のみによって形成され促進されるべきものではありません。

 

水氣道も、今月から、ようやくにして女子稽古会(女子会)が立ち上げられました。

 

また、災害対策は、国からの保護のみにて達成できるものではありません。

 

必要最小限のリスクを伴わないような防災訓練は、いざというときには役に立たないことでしょう。

 

悪天時であっても、稽古のリーダーたちは相互に協力し合って稽古に参加し続けてきて、今日の水氣道があります。自助を促す訓練なくして互助や協働はありえません。

 

保護されるべき国民はますます増加の一途をたどるばかりなので、抜本的・根本的解決には繋がりません。

 

そこで、問題解決の鍵は、保護される国民から他者を支援し保護しようとする意識と経験と能力を有する国民を育成することだと考えますが、いかがでしょうか。

 

最初の一歩は、自助ですが、その前提条件は信頼関係を結べるコミュニティに所属し、役割をもって活動すること、そうしたコミュニティを身近に発見し、吟味した後、委ねてみる、そうした第一歩こそが肝要かと思われます。

 

そして、自覚をもったあなたの前に、いつでも水氣道が用意されていることを覚えておいてください。

 

 


厚生労働省設置法
第二章 厚生労働省の設置並びに任務及び所掌事務
第二節 厚生労働省の任務及び所掌事務(第三条・第四条)
(任務)
第三条 厚生労働省は、国民生活の保障及び向上を図り、並びに経済の発展に寄与するため、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進並びに労働条件その他の労働者の働く環境の整備及び職業の確保を図ることを任務とする。

 


文部科学省設置法
第二章 文部科学省の設置並びに任務及び所掌事務
  第二節 文部科学省の任務及び所掌事務(第三条・第四条)
(任務)
第三条 文部科学省は、教育の振興及び生涯学習の推進を中核とした豊かな人間性を備えた創造的な人材の育成、学術、スポーツ及び文化の振興並びに科学技術の総合的な振興を図るとともに、宗教に関する行政事務を適切に行うことを任務とする。

 

 

環境省設置法
第二章 環境省の設置並びに任務及び所掌事務等
  第二節 環境省の任務及び所掌事務(第三条・第四条)
(任務)
第三条 環境省は、地球環境保全、公害の防止、自然環境の保護及び整備その他の環境の保全(良好な環境の創出を含む。以下単に「環境の保全」という。)を図ることを任務とする。

 

 
防衛省設置法(最終改正:平成27年9月30日法律第76号)
第二章 防衛省の設置並びに任務及び所掌事務等
第二節 防衛省の任務及び所掌事務(第三条・第四条)
(任務)
第三条 防衛省は、我が国の平和と独立を守り、国の安全を保つことを目的とし、これがた め、陸上自衛隊、海上自衛隊及び航空自衛隊(自衛隊法(昭和二十九年法律第百六十五号)第二条第二項から第四項までに規定する陸上自衛隊、海上自衛隊及び航空自衛隊をいう。 以下同じ。)を管理し、及び運営し、並びにこれに関する事務を行うことを任務とする。
2 前項に定めるもののほか、防衛省は、条約に基づく外国軍隊の駐留及び日本国とアメリ カ合衆国との間の相互防衛援助協定(以下「相互防衛援助協定」という。)の規定に基づくアメリカ合衆国政府の責務の本邦における遂行に伴う事務で他の行政機関の所掌に属し ないものを適切に行うことを任務とする。
3 前二項に定めるもののほか、防衛省は、前二項の任務に関連する特定の内閣の重要政策に関する内閣の事務を助けることを任務とする。
4 防衛省は、前項の任務を遂行するに当たり、内閣官房を助けるものとする。

 

 

財務省設置法
 第二章 財務省の設置並びに任務及び所掌事務
  第二節 財務省の任務及び所掌事務(第三条・第四条)
(任務)
第三条 財務省は、健全な財政の確保、適正かつ公平な課税の実現、税関業務の適正な運営、国庫の適正な管理、通貨に対する信頼の維持及び外国為替の安定の確保並びに造幣事業及び印刷事業の健全な運営を図ることを任務とする。

 

内閣府設置法
 第二章 内閣府の設置並びに任務及び所掌事務(第二条-第四条)
(任務)
第三条 内閣府は、内閣の重要政策に関する内閣の事務を助けることを任務とする。
2 前項に定めるもののほか、内閣府は、皇室、栄典及び公式制度に関する事務その他の国として行うべき事務の適切な遂行、男女共同参画社会の形成の促進、消費生活及び市民活動に関係する施策を中心とした国民生活の安定及び向上、沖縄の振興及び開発、北方領土問題の解決の促進、災害からの国民の保護、国の治安の確保、国の防衛を通じた国の安全の確保、金融の適切な機能の確保、政府の施策の実施を支援するための基盤の整備並びに経済その他の広範な分野に関係する施策に関する政府全体の見地からの関係行政機関の連携の確保を図るとともに、内閣総理大臣が政府全体の見地から管理することがふさわしい行政事務の円滑な遂行を図ることを任務とする。
3 内閣府は、第一項の任務を遂行するに当たり、内閣官房を助けるものとする。

水氣道の稽古は弥撒(みさ)形式で発展し、進行している。

 

 

水氣道は、どうやら弥撒(みさ)形式で発展し、進行しているようです。

 

そのことに気づいたのは、親水航法を始めた頃でした。

 

 

つまり、私が水氣道を弥撒(みさ)形式に整えたのではなく、水氣道参加者全体が、知らず知らずのうちに、弥撒(みさ)形式に導かれ始めた、

 

あるいは、水氣道創始のインスピレーションは、弥撒(みさ)形式に導かれてきたといってもよいのかもしれません。

 

 

水氣道の恐ろしさの源泉は、ここに由来するのかもしれません。

 

 

また水氣道の稽古の前に、私に指示されることもなく、自律訓練法(註)を試みている会員は、私からではなく、導き手によって、すでに選ばれて、直接導かれている姿を示しています。

 

水氣道が水中自律訓練法と呼ぶべきものであろうことは、水氣道という名称が定まる以前から、私が体感していたことでした。

 

(註)

自律訓練法の原点は、ドイツの大脳生理学者オスカー・フォクトの臨床的催眠研究です。フォクトの研究に刺激されたシュルツは、練習によって自分自身で心身の弛緩を体系的に進めるとその結果催眠と似た状態が自然発生的に作り出せると考えました。

 

この方法の実験的、および臨床的研究結果をまとめ、臨床的にも有用なことを明らかにしました。

 

1932年シュルツは著書『自律訓練法(Das Autogene Training)』を公にしました。

 

日本で自律訓練法が初めて紹介されたのは1950年代に入ってからのことで、現在では、心身医学療法の最も基本となる3本柱の第一に位置付けられています。

 

我が国では厚生労働省によって認められた限られた数の『広告可能な専門医』の中でも、とりわけ数の少ない心療内科専門医として、さらに、その指導医としての私の使命の一つが、この自律訓練法の普及と発展にあることは、自覚をあらたにしなければならないと考えています。

 

なお、自律訓練法の提唱者シュルツ医師の父は牧師であったことを知ったことが契機となり、自律訓練法の公式と「主の祈り」の関連性に着目するようになり、2011年に、飯嶋はカトリック月刊誌『福音宣教』4月号に発表しました。

 

ご希望の方には複写した見開き二頁の印刷物を差し上げます。

 

 

 

さて、日々の水氣道(本稽古)の流れは、以下の通りです。

 

稽古会場へ入る際の一礼、退出する際の一礼は、励行したいものです。

 

水中訓練は、親水航法からはじまり、イキイキ体操、基本五航法応用航法(発展航法)のびのび体操の五段階です。

 

 

これらは、また東洋哲学の「五行説」(木・火・土・金・水)にも対応していることにも気づかされます。

 

水氣道の動作は、「陰陽説」に対応して、陰と陽、虚と実が、相互に交替しながら進行していることと合わせて、「陰陽五行説」に親和性が高いことにも気が付かされました。

 

つまり、水氣道の稽古の仕組みは、方略的には五行説、方術的には陰陽説に則っていると考えると、理解の助けになるのではないか、と思います。

 

これらのことは、空論で終わらせるべきではないので、皆様の稽古が十分進んだ段階で、いずれかの機会に恵まれれば、実践を通して紹介させていただきたいと思います。

 

 

親水航法(キリエ)木

求憐誦(憐みの賛歌)(神に憐みを求める祈り)

私が心密かに唱えている言葉《主よ、憐み給え…》

自律訓練法(標準訓練)の背景公式から第六公式「額涼感公式」までを実践しています。

 

 

イキイキ体操(グロリア)火

栄光頌(栄光の賛歌)

私が心密かに唱えている言葉《天には神に栄光、地には善意の人に平和あれ…》

 

 

基本五航法(クレド)土

信経(信仰宣言)

私は自律訓練法(標準訓練)の第一から第五公式を五航法の流に沿って実践しています。

・第一航法(素歩き)自律訓練法(標準訓練)第一公式「重感公式」

 私が心密かに唱えている言葉《私たちの日毎の糧を…》

 

・第二航法(棒歩き)自律訓練法(標準訓練)第二公式「温感公式」

 私が心密かに唱えている言葉《今日もお与えください。》

 

・第三航法(前蹴り歩き)自律訓練法(標準訓練)第三公式「心拍公式」

 私が心密かに唱えている言葉《私たちの罪をお赦しください。》

 

・第四航法(つま先浮かし歩き)自律訓練法(標準訓練)第四公式「呼吸公式」

 私が心密かに唱えている言葉《私たちも人を赦します。》

 

・第五航法(前後蹴り歩き)自律訓練法(標準訓練)第五公式「丹田公式」

 私が心密かに唱えている言葉《私たちを誘惑に陥らせないでください。》

 

 

応用航法(サンクトス

三聖頌(感謝の賛歌)

私が心密かに唱えている言葉《聖なるかな、…》

なお、発展航法(ベネディクトス)が加わることがあります。

私が心で唱えている言葉《誉むべきかな、…》

 

 

のびのび体操(アニュス・デイ)水

神羔頌(平和の賛歌)

私が心密かに唱えている言葉《神の子羊、世の罪を除きたもう主よ…》

 

 

最後に、「私が心密かに唱えている言葉」と書きましたが、実は内緒で歌っています。

 

そんなところから、<聖楽療法>が生まれ、現在、聖楽院という組織が出来上がりました。

 

杉並令和音楽祭(11月14日)は、水氣道と聖楽院と杉並国際クリニックが三位一体となった祭典として花開きます。皆様のご協力、ご関心、ご興味に感謝いたします。

 

 

水氣道 創始者 飯嶋正広

 

水氣道(Suikido:Mindfulness Group Aquabics)とは、水環境下で独自の定式の形(かた)に基づき団体で行う全人的エクササイズです。

 

生涯を通しての継続的・計画的な心身の鍛錬と精神の修養とを通して自他に有為な器となることを目的としています。

 

 

さて、健康問題といえば、大正時代に始まる健康保険制度は、敗戦後の昭和にも受け継がれたまま、高齢社会の進行とともに矛盾が露呈しました。

 

平成時代に介護保険制度を導入するも、抜本的な対策ではないため、矛盾はさらに大きくなり留まることを知りません。

水氣道は、そうした社会の健康上の問題点を、恐ろしいまでに如実に示し続けています。

 

 

私が医師になった昭和という時代を生きていた多くの人々の健康観を今日の視点から振り返ってみると、健康とは五体満足で差し迫った体調不良がなく、何とか働けているということのようでした。

 

つまり、働くに困らなければ健康であると考えている人々が多かったように思われます。

 

そして、体調不良で働けなければ病院に行くが、働ければ健康を取り戻したと自己判断して受診を中断する方も少なくなかったのではないかと思われます。

 

極論すれば、昭和の医療は<定年まで働ければ事足れり>の医療水準でした。

すると、当然のことながら、そのツケは定年後に回ってくることになり、高齢者医療費の増大は、当然の帰結でした。

 

 

 

多くの国民にこうした健康観を与え続けてきたのが、実は、健康保険制度ではないかと思います。

 

日本において最初の公的医療保険は、1922年(大正11年)に施行された健康保険法です。

 

「健康保険制度」に基づく医療は、会社(事業主)と従業員(被保険者)が保険料を出し合い、被保険者やその家族(被扶養者)が病気やケガをしたときに、一定の負担で医療を受けられる仕組みです。

 

つまり、この制度に基づいて発行される「健康保険証」は、病気やケガをしたときのみに経済的効力を発揮するという性質をもっています。

 

そのため、<病気やケガをしたという認識がない限り、健康である>という決定的な誤解を国民に与え続けることになりました。

 

その結果、健康の維持・増進や病気の予防のための対策が後手に回り、当然の帰結として老人医療費と家族の介護負担の増大をもたらしました。

 

 

私が開業医となり高円寺南診療所を開設し、水氣道を創始した2000年は、ちょうど介護保険が施行された年でした。これは、従来の健康観が決定的な誤りであったことを示すものです。

 

しかし、政府は当面の医療費対策に追われ、また多くの国民も根本的な解決をはかる工夫や努力を怠ったため、なく健康保険制度のみならず、介護保険制度の矛盾にも悩まされることとなって平成の30年間は幕を閉じました。

 

この間、民間では主に営利を目的とする多くのエクササイズジムが流行しだしました。

 

これに対し、水氣道の健康観は、自分自身という個人の身体的な健康の維持・増進のみを求めようとする人々を対象とする多くのエクササイズやジムの路線とは明らかな一線を画しているので、とても恐ろしいです。

 

 

昭和や平成時代の医療の矛盾である老人医療費や介護の問題の根本的な解決策は、健康の維持増進、介護予防、認知症対策、健康コミュニティや自助グループの育成や支援にこそありました。

 

しかし、国も自治体も国民の多くもこれに気づかないまま、平成の30年間でのチャンスは失われて空白の、あるいは後退の時代となってしまいました。

 

 

水氣道は、恐ろしいまでに、この現実を糾弾し、抜本的な解決への道を示し続けています。

 

何よりもまず水氣道は、その他に、心理的・社会的にも望ましい状態、つまり心身医学な健康を目指すものだからです。

 

水氣道が与えてくれるのは、それだけに留まりません。水氣道は霊的に望ましい状態に導いてくれる、つまり全人的な健康へと導きます。

 

この考え方は、世界保健機関(WHO)の健康の定義に何ら矛盾するものではなく、むしろその先を指し示すものであることも恐ろしいことです。

 

そこで、令和の医療は、<人生100年時代を見据えることができる>医療水準を目指さざるを得ません。

 

その目的は、健康保険制度、介護保険制度、従来型の民間のエクササイズジムでは到底達成することはできません。

 

 

水氣道は、その目的を達成することができる恐ろしい仕組みを持っています。

 

水氣道は求める人を拒みません。

 

しかし、未だ草創期の水氣道は、勤勉で誠実な人柄で、かつ一定程度の正義感と公共心とともに洞察力をもつ人材のみを引き付けてきたことが徐々に明らかになってきました。

 

つまり、神様に特別に愛されるような人々のみが全人的な健康を回復しつつあるのです。

 

創始者である私自身が、日々その恐ろしさを実感しながら、有難く精進を続けさせていただいている次第です。だから、水氣道は本当に恐ろしいのです。

 

水氣道創始者所感

前回<不注意>タイプに当てはまっていることに気づきました。
さらにもう一つ<忘れてしまう>というパターンもあります。
それぞれを検証していきます。
両方に共通している背景は習慣化され無意識となった「手抜き」の思考と行動です。


<不注意>
私は自分自身のことを「不注意なタイプ」と認めたくありませんでした。
自分は大丈夫だという根拠の無い過信がありました。そう考えると手抜きができるからで一見便利だからです。

 

そのため不注意でミスをしても「たまたま」と深く反省せず、次にどのようにしてミスを防ぐかも、あまり考えずに済みます。
つまり記憶だけでなく思考も手抜きをしていました。


ミスを度重ね、皆から散々指摘されてようやく、「不注意なタイプ」であると自覚しました。

 

そこで「見直しも含めて、はじめて業務完了」という認識を徹底させてミスを防ぐよう努めています。

 


<忘れてしまう>
自分は、根拠もなく記憶力は悪くないと思っていましたが、物忘れが多いので記憶することが苦手だと気づきました。
しかし、記憶することが苦手なのに記憶に頼ろうとします。

 

それは苦手ではなく手抜きでした。また手抜きをするからかえって記憶力が低下することに気づいていませんでした。

 

加えて、気が乗らない事は「あとで」と先送りにしてメモも取らずにいました。これも手抜きです。この時に不注意が発生します。
「今ここで」何か手を打たなければ記憶のプロセスがあいまいになってしまうわけです。


更に気が乗らないので先送りにしていると、そもそも興味や関心の薄いあいまいな記銘(インプット)なのですからそのうち忘れてしまい抜けてしまいます。
そして記憶が抜けつつあることに気づいても放置してしまいます。これも続発的な二次性の手抜きです

直ぐにメモを取るようにしないと、どんどんと記憶が抜けてしまい、覚えておき続けること(記憶の保持)ができなくなります。
手抜きによるミスの雪だるま現象でこうなると手に負えなくなってしまいます。
その予防のために「自分の記憶力は特別優秀ではない」と再認識してどのようにすれば、記憶の負担を減らせるかを考えました。

まず、「できることを直ぐに実行すること」で記憶の負担を減らしています。

そして、「後でする事は、忘れないように直ぐにメモを取ること」でも負担の軽減に努めています。
メモを取るということは、その場で正確な判断をしてより確かな記銘(インプット)につながることを知りませんでした。

メモを取ることも含め、記憶しなければならないことを溜めないようにして、「気が付いたら忘れてしまっていた」というこれまで数々繰り返してきたことを防ぐよう心がけています。

不要となった情報はどんどん捨てていくことが記憶の容量を維持することになると気づきました。

 

以上の2点は「段取り」とも関わっています、
「段取り」をしっかりさせて
ミスを減らす工夫をしています。

「手抜き」をすることでは決して楽にならないばかりか、かえって負担が増してしまうことが今回の教訓です。

 

某林先生ではありませんが「いつやる?今でしょ!」を肝に命じていきます。