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インタヴュアー:ドクター飯嶋


生涯エクササイズにおいて、競技スポーツのように、参加者各人の優れた側面に着目して、その側面を中心に機能をさらに強化し続けていくアプローチと、健康測定等により参加者各人の弱点や劣後する側面を発見して、その機能や能力を底上げすることによって総合的な心身機能のバランスを整えていこうとするアプローチがあります。

 

生涯現役や介護予防など健康長寿を目的とする場合には、健康長寿を目指す場合には、競技スポーツのようなアプローチと健康測定に基づくアプローチの両方を組み合わせることが重要であるとのことですが、その場合においても、いずれのアプローチをベースとすることが効果的でしょうか?

 

 

ChatGPT


生涯現役や介護予防など、健康長寿を目指す場合には、両方のアプローチを組み合わせることが効果的ですが、その際にどちらをベースとするかは、個々の参加者の状況や目標によって異なります。


1. 競技スポーツのようなアプローチをベースとする場合:

• 参加者が特定のスポーツや活動に興味を持っており、それを通じて健康を維持したい場合に有効です。

 

• 参加者が競技や特定の運動において優れた能力や技術を持っている場合、それを中心にトレーニングを行うことで、モチベーションを高め、生涯継続的な運動習慣を築くことができます。

 

• 競技スポーツのようなアプローチでは、目標設定や競争の要素が強調されるため、参加者が自己管理能力を高め、継続的な努力を続けることが促されます。

 

 

2. 健康測定に基づくアプローチをベースとする場合:

• 参加者の健康状態やリスクを評価し、個別に適したトレーニングや介入を提供することができます。

 

• 参加者の弱点や健康リスクを特定し、それらに対処することで、将来の健康問題を予防し、健康長寿を支援します。

 

• 健康測定に基づくアプローチでは、バランスの取れた全体的なトレーニングプログラムを提供することができ、生涯にわたる健康的な生活を促進します。
したがって、参加者の目標やニーズに応じて、どちらのアプローチをベースにするかを選択することが重要です。また、両方のアプローチを組み合わせることで、参加者の総合的な心身機能のバランスを整えることができます。

 

 

ドクター飯嶋(水氣道創始者・実践指導者)のコメント


水氣道は、競技スポーツのようなアプローチをとっていません。そのことで、水氣道は、エクササイズにおける大切なメリットを失っている可能性はあるでしょうか?

 

「競技スポーツのようなアプローチでは、目標設定や競争の要素が強調されるため、参加者が自己管理能力を高め、継続的な努力を続けることが促される」というのは重要な指摘です。しかし、水氣道も健康測定項目などを参考にした目標設定を推奨しているため、参加者が自己管理能力を高め、継続的な努力を続けることが促されています。

 

しかも、その目標設定は、スポーツ競技の目標項目とは異なり、ダイレクトに健康長寿や生涯現役、あるいは生涯エクササイズを体現するために直接つながる項目によって成り立っているということの意味と価値を改めて受け止めていただきたいと思います。

 

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インタヴュアー:ドクター飯嶋


生涯エクササイズにおいて、競技スポーツのように、参加者各人の優れた側面に着目して、その側面を中心に機能をさらに強化し続けていくアプローチと、健康測定等により参加者各人の弱点や劣後する側面を発見して、その機能や能力を底上げすることによって総合的な心身機能のバランスを整えていこうとするアプローチがあります。それぞれのアプローチの欠点について考察してください。

 

 

ChatGPT

それぞれのアプローチには、特定の欠点が存在します。

 

1. 競技スポーツのようなアプローチの欠点:

• 過度な焦点: このアプローチでは、参加者の優れた側面に焦点を当てるため、その側面以外の要素が見落とされる可能性があります。特定の能力や技術を強化することで、全体的な健康や機能のバランスを無視してしまうことがあります。


• リスクの増加: 競技スポーツのようなアプローチは、競技に必要なトレーニングや競技中のリスクを取り入れる場合があります。これにより、怪我や過度の負担が生じ、参加者の健康に悪影響を与える可能性があります。

 


2. 健康測定に基づくアプローチの欠点:

• 過剰な焦点: このアプローチでは、参加者の弱点や健康リスクに焦点を当てるため、ポジティブな側面が見落とされる可能性があります。参加者が持つ能力や強みを活かす機会を逃すことがあります。

 

• 統一的なアプローチの不足: 健康測定に基づくアプローチは、個々の参加者のニーズや状況に基づいて個別化される必要があります。一般的なガイドラインやプログラムだけでなく、個々のケースに応じたアプローチが必要です。
これらの欠点を克服するためには、両方のアプローチを組み合わせ、バランスを取ることが重要です。個々の参加者のニーズや目標に応じて、適切なアプローチを採用し、トレーニングやプログラムを調整することが重要です。

 

ドクター飯嶋(水氣道創始者・実践指導者)のコメント

「健康測定に基づくアプローチの欠点」について、ムッシュGPTは、2点あげています。

 

第1点は、ポジティブな側面が見落とされる可能性や参加者が持つ能力や強みを活かす機会を逃すことを指摘しています。この意見は、たとえば、水氣道が参加者の弱点や健康リスクのみに焦点を当てている場合には該当する可能性があります。しかし、実際の水氣道は、参加者の弱点や健康リスクを優先的に解決するアプローチはとっていますが、それに併せて、参加者のポジティブな側面を発見し、その持つ能力や強みを活かす機会を豊富に提供することができるシステムであるということができます。


第2点は、「一般的なガイドラインやプログラムだけでなく、個々のケースに応じたアプローチが必要」という指摘ですが、これはむしろ逆ではないでしょうか。個々の参加者の健康測定に基づくアプローチであるからこそ、「個々のケースに応じたアプローチ」が可能になるのです。


水氣道の妙味は、「統一的なアプローチ」の基礎の上に立って団体でのエクササイズを行いながら、個別のプログラムを追加していく方式が絶妙に組み合わされているところにあるといえるでしょう。

 

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生涯エクササイズによって健康長寿を目指す場合には、いろいろなアプローチがあります。

 


インタヴュアー:ドクター飯嶋
生涯エクササイズにおいて、競技スポーツのように、参加者各人の優れた側面に着目して、その側面を中心に機能をさらに強化し続けていくアプローチと、健康測定等により参加者各人の弱点や劣後する側面を発見して、その機能や能力を底上げすることによって総合的な心身機能のバランスを整えていこうとするアプローチがあります。

 

生涯現役や介護予防など健康長寿を目的とする場合には、いずれのアプローチが優れているでしょうか?

 


ChatGPT
健康長寿を目指す場合には、両方のアプローチが重要ですが、特定の状況や個々のニーズに応じて異なります。


競技スポーツのようなアプローチは、参加者の優れた側面を強調し、それをさらに発展させることで、生涯現役を維持するのに役立ちます。これは、競技力や筋力、持久力などの特定の能力を強化することで、体力やパフォーマンスを維持し、ケガや病気のリスクを減らすのに役立ちます。


一方で、健康測定や弱点の発見を中心とするアプローチは、個々の参加者の健康状態やリスクを評価し、それに基づいて適切な介入や予防策を提供することで、健康長寿を支援します。このアプローチは、潜在的な健康リスクや機能の低下を特定し、それらに対処することで、将来の健康問題を予防し、生涯を通じて健康的な状態を維持するのに役立ちます。


したがって、健康長寿を目指す場合には、競技スポーツのようなアプローチと健康測定に基づくアプローチの両方を組み合わせることが重要です。個々の参加者のニーズや目標に応じて、それぞれのアプローチを適切に組み合わせ、バランスを取ることが重要です。

 

 


ドクター飯嶋(水氣道創始者・実践指導者)のコメント


健康長寿を目指す場合には、競技スポーツのようなアプローチと健康測定に基づくアプローチの両方を組み合わせることが重要であるとのムッシュGPTの意見は尤もです。

 

しかし、単に健康長寿を目指すのと、生涯現役のために生涯継続可能なエクササイズを実践するのとは、明確な違いがあることを指摘しておきたいと思います。

 

それは、ほとんどの競技スポーツは、加齢とともに、いずれ継続が困難となり、「引退」せざるを得なくなりがちだからです。

 

これに対して、水氣道は競技スポーツから引退した方にとっても、さらに継続可能なエクササイズである、ということを大切に受け止めていただきたいと思います。

 

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水氣道は、将来の指導者になるための幹部候補生コースなどは設けてはいません。水氣道の指導者になるためには、体験生・訓練生・修錬生のステップを経て、支援員・指導員というキャリアを着実に踏んでいただくのが原則です。

 


インタヴュアー:ドクター飯嶋

健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズとしては、既存の競技スポーツに継続参加していただきスポーツ経験者の指導に委ねるシステムと、医師等の医学の専門家がオリジナルにデザインして自ら指導するというシステムとでは、総合的に勘案すれば、どちらの方が優れているでしょうか?

 


ChatGPT
健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズにおいて、既存の競技スポーツに継続参加していただきスポーツ経験者の指導に委ねるシステムと、医師等の医学の専門家がオリジナルにデザインして自ら指導するというシステムの両方には利点がありますが、総合的に勘案すると、医学の専門家がオリジナルにデザインして自ら指導するシステムが優れていると考えられます。
以下にその理由を示します:

 


1. 個別に合わせたプログラムの提供:
• 医学の専門家がオリジナルにデザインしたプログラムは、参加者の健康状態やニーズに合わせてカスタマイズされます。一般的な競技スポーツのトレーニングは、特定の競技に向けたものであり、参加者の個別の健康やフィットネスの目標とは必ずしも一致しません。


2. 医学的根拠と科学的アプローチ:

• 医学の専門家によって設計されたプログラムは、科学的な根拠に基づいています。健康リスクや制約を考慮し、安全かつ効果的な運動プランが提供されます。一方、競技スポーツの経験者は、健康やフィットネスの専門知識を持っていない場合があります。

 

3. 健康リスクの管理:

• 医学の専門家が自ら指導するシステムでは、参加者の健康状態を継続的にモニタリングし、健康リスクを管理します。競技スポーツの経験者による指導では、健康リスクを適切に把握し、運動プランを調整する能力が十分でない場合があります。

 

4. 包括的なアプローチ:
• 医学の専門家がオリジナルにデザインしたプログラムは、運動だけでなく栄養や心理的側面など、健康全般に関するアドバイスやサポートも提供します。これにより、参加者の総合的な健康を促進することができます。

 

5. 初心者や高齢者への対応:
• 医学の専門家がオリジナルにデザインしたプログラムは、初心者や高齢者などの特定の人々にも適した内容となっています。競技スポーツの経験者が指導する場合、初心者や高齢者に適切な運動プランを提供することが難しい場合があります。


以上の理由から、総合的に考えると、医学の専門家がオリジナルにデザインして自ら指導するシステムが、健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズにおいて優れていると言えます。

 


ドクター飯嶋(水氣道創始者・実践指導者)のコメント
水氣道は、健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズです。

 

そして、水氣道の特質としては、医学の専門家がオリジナルにデザインしたプログラムであるということ、そして、開発者みずからが継続的に実践し、かつ指導するシステムであるということです。

 

それが、総合的に考えて、他に類例のないすぐれたエクササイズを確立することができた重要な背景になっているということができるでしょう。

 

漆正子さんより

水氣道体験の感想を頂きましたので

紹介させていただきます。

 

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<画像をクリックで拡大します>

 

 

 

水氣道准1級 高等修錬生補
植田栄喜

 

新しい事を始めるのは勇気が要りますよね。

 

誰でも最初は慣れない場所や人に緊張して無意識に身体が身構えてしまいます。


水中では普通に歩くのにも水の抵抗があり陸上と感覚が違い、慣れるまでは私も同じ様に力が入り過ぎていました。

水氣道を始めた多くの方が力を抜こうと一生懸命意識する事で余計に身体が緊張して力が抜けない状態を経験しているのを見てきましたが、全員が回を重ねる毎に水に慣れて上手く力を抜けるようになっていきます。

水に慣れれば浮力により膝等への負荷が少ない環境でリラックスして動けるので無理なく筋力や柔軟性を向上させることが出来ます。

これからも稽古でご一緒できることを楽しみにしております。

 

 

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水氣道は、初期から段級制度を導入しています。現在では、将来の指導者を目指す会員を含め、むしろ、そうであるからこそ、全員が例外なく体験生から入門していただくシステムです。このシステムのメリットは計り知れません。

 

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋

 

健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズとしては、段級制を整備して、メンバーの中からも徐々にリーダーを養成していくシステムが整備されているものと、固定した有資格者のみを指導者にするシステムとでは、総合的に勘案すれば、どちらの方が優れているでしょうか?

 

 

ChatGPT


健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズにおいて、段級制を整備してメンバーの中から徐々にリーダーを養成していくシステムと、固定した有資格者のみを指導者にするシステムの両方には利点がありますが、総合的に勘案すると、段級制を整備してメンバーの中からリーダーを養成していくシステムが優れていると考えられます。以下にその理由を示します。

 


1. 参加者の関与と責任感:
メンバーの中からリーダーを養成するシステムでは、参加者は自身の成長と責任感を高める機会を得ます。リーダーとしての役割を果たすことで、参加者は自己成長やコミュニケーションスキルの向上を図ることができます。

 

2. リーダーの多様性と柔軟性:
メンバーの中からリーダーを養成するシステムでは、リーダーのポジションに就く人が多様であるため、様々な視点やアプローチが取り入れられます。これにより、参加者のニーズや適応能力に柔軟に対応することができます。


3. 成長と進歩の機会:
メンバーの中からリーダーを養成するシステムでは、参加者が段階的にスキルやリーダーシップ能力を向上させる機会が提供されます。成長と進歩を促すことで、参加者のモチベーションや自己成長意欲が高まります。


4. コミュニティの結束力:
メンバーの中からリーダーを養成するシステムでは、コミュニティ全体が協力してリーダーを支援し、成長を促進します。共に成長する経験を通じて、コミュニティの結束力が高まります。


以上の理由から、健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズにおいては、段級制を整備してメンバーの中からリーダーを養成していくシステムが総合的に優れていると考えられます。

 

 

 

ドクター飯嶋(水氣道創始者・実践指導者)のコメント

 

水氣道では、段級制を整備してメンバーの中からリーダーを養成していくシステムを採っています。

 

この方式が、健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズにおいて、とても有意義であることの意味やその根拠についてわかりやすく説明できたのではないかと思います。

 

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水氣道は、ムッシュGPTが提示する理想的な団体エクササイズとしての6条件のすべてを満たしていることを示してきました。


彼が指摘する様に、第六の条件の専門家の関与について、水氣道のプログラムを考案したのは医師であり、またエクササイズの実践指導を直接しているのは、ファシリテーター(5級、4級)、インストラクター(3級、2級、1級)、トレーナー(有段者)と段階的に分掌かつ統括していることも説明した通りです。


そこで、水氣道は独自の段級制を採用して、独自に専門家を養成していることの意義と有効性について検討してみたいと思います。

 

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋

健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズとしては、段級制が整備されているものと、それを排除するものとでは、総合的に勘案すれば、どちらの方が優れているでしょうか?

 


ChatGPT
健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズにおいて、段級制が整備されているものと、それを排除するものの両方には利点がありますが、総合的に勘案すると、段級制が整備されている方が優れていると考えられます。以下にその理由を示します。

 


1. 目標設定とモチベーションの向上:
段級制が整備されている団体エクササイズでは、参加者が段階的に目標を設定し、自身のレベルに応じて達成感を得ることができます。段階的な目標設定はモチベーションを高め、継続的な運動習慣を促進します。


2. 安全性と効果性:
段級制が整備されている場合、参加者は自身の能力に応じて適切なレベルの運動プログラムを選択することができます。これにより、運動障害やケガのリスクが低減し、効果的な運動が行えます。


3. 個別のニーズへの対応:
段級制が整備されている場合、参加者の個別のニーズや能力に合わせたプログラムが提供されます。これにより、幅広い年齢層や体力レベルの人々が参加しやすくなり、社会的包摂性が高まります。


4. フレキシビリティと自己選択権:
段級制が整備されている場合、参加者は自身のスケジュールや都合に合わせて適切なレベルのクラスを選択することができます。これにより、フレキシビリティが高まり、運動の継続性が促進されます。


5. 成長と進歩の機会:
段級制が整備されている場合、参加者は段階的にスキルや能力を向上させることができます。成長と進歩の機会が提供されることで、達成感や自己充実感を得ることができます。


以上の理由から、健康寿命の延長と疾病防止の観点からは、段級制が整備されている団体エクササイズが総合的に優れていると考えられます。しかし、個々の好みやニーズに応じて最適な選択を行うことが重要です。

 

 

ドクター飯嶋のコメント:
「健康寿命の延長と疾病防止の観点からは、段級制が整備されている団体エクササイズが(それがないエクササイズより)総合的に優れている」

という判断の根拠として、ムッシュGPTは上記の5条件を挙げています。その一つ一つが納得のいく内容です。


その一方で、「個々の好みやニーズに応じて最適な選択を行う」ことの重要性忘れずに指摘しています。

 

ここで、「最適な選択」とは何か、についてより個別的かつ具体的に、事例に基づいて検討していくことが、水氣道の発展を願う上で、今後も大切であることを深く認識しておきたいと思います。