ムッシュGPTと討論する全人的健康エクササイズ 「水氣道」入門(第 14 回)

 

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集団的・水中の有酸素運動である「水氣道」を個人的・陸上の有酸素運動に応用して、一般化・日常化を図るという発想は、自然な発展の流れに逆行しているような印象を受けるかもしれません。

 

しかし、ここで御一考ください。

すべての生物は海から誕生した、と言われています。

また、私たち、一人一人の生命の誕生も、母親の胎内の羊水という海に守られ、育まれてきたという事実を否定することはできません。

さらにいえば、私たちは、羊水という天与の自然な温水プールで有酸素運動(臍帯によって母体から酸素が持続的に供給を受けます)をしながら心身の形成が促進されてきたというプロセスを忘れてはいないでしょうか。

つまり、私たちは胎生期において例外なく、原初の「水氣道」を実践していたということになります。

 

そこで、次の追加質問が、先週の質問者(水氣道のシニア会員)から提出されましたので、ご紹介いたします。

 

 

<質問者:水氣道のシニア会員>

水氣道は水中での有酸素運動ですが、日常の陸上での生活においても水氣道の稽古を活用する様に指導されます。

 

たとえば、勤務中の間の短時間の休憩時間を活用して、ステップ1水分摂取、ステップ2深呼吸、ステップ3筋肉のストレッチ、というメソッドを活用し、これも水氣道の陸上簡略版であると聞きました。

 

温水プールの中でインストラクター付きで行うのと比べて陸上で自分で実施することは効果がかなり劣るような気がします。

どのくらいを目安に実施したらよいのか、1回あたりの時間と頻度についての目安についてアドヴァイスしていただけますか?

 


ChatGPT
水氣道の陸上簡略版を日常の休憩時間に取り入れることは、リフレッシュやストレスの軽減に効果があります。

ただし、その効果は個人差があり、一概に劣るとは言えません。以下は、ステップごとの実施目安と頻度についての一般的なアドバイスですが、個人の体調や目標に応じて調整することが重要です。


ステップ1: 水分摂取
目安: 約5分程度


水分補給は個人の水分摂取状況や環境によって異なりますが、短時間の休憩であれば、数口から一杯程度の水分を摂取することが効果的です。

 


 ステップ2: 深呼吸
目安: 約5分程度


深呼吸を行うことでリラックスが促進されます。数回の深呼吸サイクルを意識的に行い、ストレスを解消しましょう。

 


 ステップ3: 筋肉のストレッチ
目安: 約5分程度


短い時間であれば、全身を効果的にストレッチするために、特に重点を置きたい部位を中心に行います。首、肩、背中、腰、脚などを柔軟にすることが重要です。
これらのステップを合計して、1回あたり約15分程度を目安に実施すると効果的です。頻度としては、日中の複数回に分けて行うことができます。たとえば、午前中と午後の休憩時間に実施するなど、短い時間でもリフレッシュできるように工夫してみてください。


ただし、これはあくまで一般的な目安であり、個人差があります。自分の体調や仕事の性質に合わせて調整し、無理なく取り入れることが重要です。また、運動やストレッチの際に痛みや不快感を感じた場合は、無理せず適度な範囲で行うようにしましょう。

 


ドクター飯嶋のコメント:
「水氣道の陸上簡略版を日常の休憩時間に取り入れることは、リフレッシュやストレスの軽減に効果があります。」このメッセージを私が繰り返し発表しても、そのインパクトや影響力が限られていることを私はしばしば経験しています。しかし、このように、ムッシュGPTが明言するとなると、まったく異なった印象として皆様の心に残るかもしれません。


ただし、ムッシュGPTが想定している「水氣道の陸上簡略版」は、私が指導している方法と若干異なっています。それは、要素である3つのステップの各ステップを5分ずつ、積み上げてトータル15分で単回実行する、というのムッシュGPTが推奨する方法とは、異なるからです。


もちろん、彼が推奨する方法でも十分効果を期待できます。そして、彼はまた「午前中と午後の休憩時間に実施するなど、短い時間でもリフレッシュできるように工夫してみてください。」と示唆していますが、「水氣道の陸上簡略版」での標準所要時間は、5分ないし10分以下です。