<水氣道の意義と卓越性の根拠>その5

 

前回はこちら

 


その5:屋内環境性(破の段)

 

前回は、健康寿命の延長と疾病防止のために理想的な団体エクササイズの場について、屋外と屋内の両方にはそれぞれ利点があるとしつつも、「総合的に勘案すると、屋外の場所が優れているというのが、ムッシュGPTの結論でした。

 

ここで、総合的に判断する、ということについて少しばかり考えてみたいと思います。

 

わたしは、医師であるためか、<健康寿命の延長と疾病防止>をエクササイズの目的の基本に据えています。そして、それを前提として、このシリーズでムッシュGPTと分析作業を続けています。

 

しかし、そのために欠かせない重要なポイントとして、私は生涯にわたり継続可能なエクササイズであること、すなわち、<生涯エクササイズ>という条件を挙げたいと思います。年齢的に若さを必要とする競技スポーツなどは、加齢に伴って継続することが難しくなり、引退したり、中止したり、ということが避けられなくなることが多いようです。そのようなスポーツは、<生涯エクササイズ>には向きません。

 

総合的に評価する際には、短期的な効果ばかりでなく、長期的に継続したあとの効果の持続性などの側面はとても重要ではないでしょうか?


そこで、ムッシュGPTには、<生涯エクササイズ>であることも考慮して、総合的に再評価してもらうことにします。

 

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋

健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズの場について、屋外と屋内とでは総合的に勘案すれば、どちらの方が優れているでしょうか?

 


ChatGPT
屋外と屋内のエクササイズの場所を総合的に勘案すると、一概にどちらが優れているとは言い切れません。その理由は以下のような要素があります。


1. 屋外のエクササイズの場所の利点:

自然の中での運動:

屋外での運動は、日光や新鮮な空気を楽しみながら行えるため、心身の健康にプラスの影響を与える可能性があります。


自由な空間と多様なトレーニングオプション: 屋外では、ランニングやウォーキング、サイクリングなど、多くの運動を自由に行うことができます。


ソーシャル面の利点: 屋外でのエクササイズは、他の人と交流する機会があります。グループでの運動やアウトドアイベントに参加することで、コミュニティ感を高めることができます。


2. 屋内のエクササイズの場所の利点:
季節や気象条件に左右されない:

屋内の施設では、季節や気候に左右されずにエクササイズを行うことができます。これにより、一貫したトレーニング環境を確保できます。


専門的な施設と設備: 屋内のジムやフィットネスセンターには、多様なトレーニング機器やプログラムが用意されています。また、専門的な指導やサポートを受けることも可能です。


安全性と快適さ: 屋内の施設では、安全な環境で運動することができます。特に高齢者や身体的制限を持つ人にとって、安全性と快適さは重要な要素です。


したがって、どちらが優れているかは個々の好みや状況によります。屋外でのエクササイズは自然の中で活動することができるためリフレッシュ効果が高い一方、屋内でのエクササイズは安定した環境でトレーニングができる利点があります。

 

最適な選択は個々の目標や好み、ライフスタイルによって異なりますので、自分に合った環境を選ぶことが重要です。

 

 

ドクター飯嶋(水氣道創始者・実践指導者)のコメント

ムッシュGPTが、健康寿命の延長と疾病防止のための団体エクササイズを総合的に評価するにあたって、<生涯エクササイズ>を前提にしていなかったこと、すなわち、エクササイズの長期継続可能性について考慮していなかったことがどうやら判明したようです。

 

屋内エクササイズより「屋外のエクササイズの方が・・・総合的に優れている」というのがムッシュGPTの最初の結論でした。

 

しかし、<生涯エクササイズ>という条件を加味して総合判断することによって、今回は、屋内エクササイズの利点も挙げ、屋外と屋内では「どちらが優れているか」の判断は、「個々の好みや状況」による、という結論に変更しています。

 

より妥当でバランスのとれた判断ではあると思いますが、残念ながら、ムッシュGPTには、総合的な判断の指標の中で、まだ欠落している重要な視点があるのではないかと考えます。


<生涯エクササイズ>という条件を満たすためには、そのプログラムの<安全性>も確保されなければなりません。

とくに、稽古中の事故やけがの発生は極力最小限に抑制されなければならないはずです。