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先週は過敏性腸症候群Irritable Bowel Syndrome(IBS)のガス型を巡って、ムッシュGPTと複雑なやりとりを展開してしまいました。

しかし、私は、ムッシュGPTから有益なヒントを貰うこともできました。

それは、私が不満に思っていた医学的常識の不備について、彼も一定の情報を得ていることがみえてきたからです。それでは、質問というより、対話と討論を続けることにします。

 

 

対話者:ドクター飯嶋

便の形状によるIrritable Bowel Syndrome(IBS)のローマⅣ分類の4類型にはガス型の記載はありません。私はガス型と呼ぶべき症例を多数経験しています。そして、あなたは過剰気腸症候群をIrritable Bowel Syndrome(IBS)の一形態と説明していることは理解できます。しかし、過敏性腸症候群こそがIrritable Bowel Syndrome(IBS)の正式な日本語訳であり、説明に混乱が生じてしまっているようです。一般的ではありませんが、IBSには腹部膨満を来すガス型がある、という記述の方が適切なのではないでしょうか?

 


ChatGPT
ありがとうございます。確かに、IBSのローマⅣ分類では便の形状に基づいて4つのサブタイプが定義されており、ガス型という具体的な分類はありません。IBSのサブタイプは、症状の特徴や便の形状に基づいて区分されますが、ガス型はそれぞれのタイプに特有の特徴ではなく、複数のタイプに共通する可能性があります。


また、私の前の説明において、過剰気腸症候群をIBSの一形態として説明しましたが、その表現は不正確でした。IBSの正式な日本語訳は過敏性腸症候群です。誤解を招く表現を使ってしまい申し訳ありませんでした。


一般的に、IBSには腹部膨満を来すガス型があるという指摘は、そのような症状を経験する患者にとって重要な情報であるかもしれません。したがって、それを説明する際には適切な表現を使うことが重要です。

 


ドクター飯嶋のコメント:
ムッシュGPTよ!貴殿はローマⅣ分類による診断基準からは見落とされてしまいがちなガス型について、適切な言及を加えています。


そして、誤りをきちんと是正してくれたので、今後は、安心して本論に戻れます。
私は、ガス型の過敏性腸症候群の患者さんをたくさん診療してきたので、ムッシュGPTと接点が持てたことをうれしく思います。


そこで、皆様に理解を深めていただくために、私にかわって、彼に過敏性腸症候群についての説明をして貰うことにしました。

 

 

インタヴューアー:ドクター飯嶋

過敏性腸症候群の発症頻度について教えてください。

 


ChatGPT
過敏性腸症候群(IBS)の発症頻度は、一般的に一定ではなく、地域や人口集団によって異なります。しかし、世界中でかなり広く見られる疾患であるとされています。一般的な推定によると、成人の約10〜15%がIBSの症状を経験しているとされていますが、これは一般的な統計であり、個々の地域や集団での実際の割合は異なる場合があります。


IBSは女性に男性よりも多く見られる傾向があり、一般的に若い成人から中年にかけての年齢層でより頻繁に発症することが報告されています。ただし、高齢者や子供でも発症することがあります。


IBSの正確な発症頻度を特定するのは難しいため、疫学的な研究やデータ収集が継続されています。また、IBSの診断が一貫してされていない場合もあり、そのため正確な発症頻度を把握することがより困難になっています。

 

 

ドクター飯嶋のコメント:
ムッシュGPTは無駄の少ない説明を展開しています。ここでも、再び、IBSの診断の不備を指摘していますが、診断基準の不備が、患者さんをどれだけ苦しめる結果を招いているのか、私には実体験があります。

 

来週は、空気嚥下のメカニズムという基礎的な話題に立ち戻ってムッシュGPTと議論していく予定です。

 

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水氣道は健康寿命の延長と疾病防止のために有利な団体性を持っています。それでは、この目的のために理想的な団体エクササイズとは、どのような特徴を備えたものなのでしょうか?

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋(水氣道創始者)

健康寿命の延長と疾病防止のために理想的な団体エクササイズの諸条件について教えてください。

 


ChatGPT
健康寿命の延長や疾病の予防を目的とする理想的な団体エクササイズには、いくつかの重要な条件があります。以下に、それらの条件をいくつか挙げます。


1. 適切な運動強度:

エクササイズの強度は適切でなければなりません。運動強度は個々の参加者のフィットネスレベルや健康状態に合わせて調整されるべきです。適切な運動強度で行われるエクササイズは、心臓血管機能を向上させ、筋力や持久力を向上させます。


2. 安全性の確保:

エクササイズが安全であることが最も重要です。参加者のけがや事故を防ぐために、正しいフォームとテクニックの指導が必要です。また、適切なウォーミングアップとクールダウンも含め、運動前後のケアが重要です。


3. 多様性とバラエティ:

エクササイズのプログラムには、多様な運動が含まれるべきです。有酸素運動、筋力トレーニング、柔軟性向上のための運動など、さまざまなタイプの運動が組み込まれることで、全身の健康を促進し、モチベーションを高めます。


4. ソーシャルサポートとコミュニティ:

グループエクササイズは、ソーシャルサポートとコミュニティの提供も重要です。仲間と一緒に運動することで、モチベーションが高まり、継続的な運動の習慣を形成しやすくなります。


5. 適切な時間と頻度:

エクササイズの時間と頻度も重要です。理想的な団体エクササイズは、週に数回行われ、各セッションの時間が適切に設定されています。適度な運動量を確保するために、セッションの長さや頻度が調整されるべきです。


6. 専門家の指導:

エクササイズプログラムは、専門家によって設計され、指導されるべきです。トレーナーやインストラクターが参加者をサポートし、適切なフォームや安全な運動の実行方法を指導することが重要です。


これらの条件が整った理想的な団体エクササイズは、参加者の健康寿命を延ばし、慢性疾患の予防や管理に役立ちます。

 

 

ドクター飯嶋のコメント:

「参加者の健康寿命を延ばし、慢性疾患の予防や管理
に役立つ理想的な団体エクササイズの諸条件をムッシュGPTが示してくれました。

 

既に、水氣道に参加して、継続的に活動している会員であれば、以上の6つの条件のすべてが水氣道に当てはまっていることを、実感をもって確認することができるはずです。


逆に言えば、これらの条件下でエクササイズしていることが、習慣化しているため、改めて、これらの個々の条件の意義について再認識できるかもしれません。

 

これに対して、水氣道を全く知らない、ほとんどの読者の方にとっては、以上の6つの条件を兼ね備えたエクササイズを具体的にイメージすることは簡単ではないかもしれません。

 

しかし、そうした皆様にとっても、水氣道は水中で実施する団体エクササイズであるという情報を提供することによって、幾分イメージしやすくなるのではないかと思います。

 

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第1回:オリエンテーション:企業の衛生委員会とは

 

社内の(安全)衛生に関する計画や報告を審議する場

 

年間活動計画の審議については、骨子を事業者側で作成し、委員会で承認するスタイルが多いようです。その際、「衛生委員会の議事録」は毎回作らなければなりません。
そして、衛生委員会では下記のような内容を優先順位にしたがって報告、審議していきます。


• 災害報告(労災発生事例の共有)


• 職場のヒヤリハット事例報告


• ケガや病気の報告


• 休職者の報告


• 前回の指摘からの改善報告


• 長時間労働の状況の報告と対応についての協議


• 健康診断実施状況や結果の報告、共有


• ストレスチェック実施計画の審議


• ストレスチェックの実施状況や組織分析結果の報告


• 前回の指摘からの改善報告


• 産業医からの衛生講話※(5分~10分程度)

 

 

産業医からの衛生講話とは、産業医が、健康管理や衛生管理を目的に、社員に向けて実施する研修のことです。

 

これは、企業の希望に応じて行うもので、頻度・開催方法などが法に定められているものではなく、健康教育の一環として企業・組織の自発的な要望により開催されるものです。

 

一般的に、衛生委員会はあくまで企業主導で行うべきものです。

産業医が年間スケジュールや、議事録の作成などを行う必要はありません。
ただし、何もしない産業医は、俗に「名義貸し産業医」と呼ばれます。


わたしは、議事録に目をとして確認し、コメント欄に記載して、記名捺印をさせていただいています。


企業の都合で、そのような形ばかりの産業医の登録が、労基署に指摘されれば安全配慮義務違反に問われる可能性もあります。


基本的には企業が安全衛生委員会を開催し、産業医は議題についてアドバイスや意見を述べる立場となります。

 

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<喘息のオペラ歌手たちから学ぶホリスティック健康医学>

 

武蔵野音楽大学大学院修士課程声楽専攻の1年生最後の締めくくりは、1月29日(月)の声楽実技試験でした。私の受験曲は全てロシア語の歌で、チャイコフスキー2曲、ラフマニノフ4曲でした。これをブラームスホールという学内のホールで歌ったのでした。


翌1月30日(火)からが春休み、そして4月からは2年目に突入です。

 

音大の声楽専攻というと呼吸器系統がタフな方ばかりか、というと必ずしもそうではないようです。たとえば、一流の声楽家のなかにも、しばしば喘息の方がいらっしゃいます。


もっとも、私自身がアレルギー内科専門医であり、その中心的な対象疾患が気管支喘息であるためか、そうした情報に敏感であるせいかもしれません。

 

意外に思われるかもしれませんが、喘息は、声楽家にとって必ずしも不利な病気だとは、私は考えていません。むしろ、天与の御恵みかもしれません。それには医学的な根拠があります。

 

ですから喘息でも歌うのが好きな方は、むしろ、これからも是非、歌をお続けになったらよいと思います。

ただし、花粉症などのアレルギー性鼻炎を未治療のまま放置していたり、たびたび風邪をひいてしまう状態を長引かせたりすることはご法度です。

 

この件に関して、私はムッシュGPTとの対話を試みることを思いつきました。

 

ただし、彼は専門家ではないので、予め信頼性をテストしたうえ、質問の仕方に工夫が必要であり、なお回答に対しては妥当性を検討したうえで、皆様にフィードバックさせていただく方法を考案しました。

 

入門編5回、本編6回および発展編4回、計15回のシリーズをまとめました。

 

 

<入門編:その1>

喘息の患者に特有な姿勢があるでしょうか。もしあれば、その特徴と矯正法を教えてください。

 


ChatGPT

喘息患者には、喘息発作時や症状が悪化した際に、呼吸をしやすくするために特有の姿勢を取ることがあります。

 

これは、呼吸困難を和らげるための自然な反応であり、以下にその特徴と、矯正法をいくつか挙げてみます:

 

特有の姿勢: 

1. 前かがみの姿勢:

患者が前かがみになり、手でテーブルや壁をつかむような姿勢をとることがあります。この姿勢は、腹式呼吸を助け、気道の開放を促進することを意図しています。


2. 座位での前かがみ:

座位の際にも前かがみになり、手を膝に置いて呼吸をしやすくすることがあります。この姿勢も同様に腹式呼吸を助けるためのものです。


3. 上半身を支える姿勢:

寝ている際に上半身を多少起こして寝ることで、気道の圧迫を軽減し、呼吸しやすくなることがあります。

 


矯正法:

1. 正しい呼吸法の学習:

患者には正しい呼吸法(腹式呼吸)を学習させ、発作時や症状が悪化した際にも適切な呼吸を心がけるよう指導することが重要です。


2. 姿勢の改善:

前かがみの姿勢が喘息の症状を和らげる場合でも、その姿勢が続く場合は、適切な呼吸法を妨げないようにするなど、姿勢の改善に取り組むことが重要です。


3. リラックス法の導入:

ストレスが喘息のトリガーになることがあるため、リラックス法やストレス管理のテクニックを導入して、患者が冷静になり、呼吸が楽になるようサポートします。


4. 体力の向上:

適切な運動や体力向上のプログラムを組むことで、呼吸筋の強化や全身の健康を促進し、喘息の症状の軽減に寄与します。


これらのアプローチは、患者ごとの状態に合わせて専門家によって評価され、個別化されるべきです。

 

患者が適切な姿勢や呼吸法を習得し、症状を管理できるようサポートすることが喘息のケアにおいて重要です。

 


ドクター飯嶋のコメント 
入門編の5回のシリーズでの質問の内容は、奇異に感じられるかもしれません。

 

この質問は、ドクター飯嶋がムッシュGPTとどの程度までの対話が可能か?ということの見通しを事前に評価することを第一の目的としたものだからです。

 

まず喘息の方が自分自身の姿勢をどの程度意識しているでしょうか?

 

喘息の診療を30年以上続けてきましたが、姿勢の悪さに気付いている方は滅多に遭遇できるものではありませんでした。

 

何事にも例外があります。それは、モデル、俳優、声楽家、ダンサーなど人前で身体表現をする職業についている方々です。

しかし、プロである彼らでさえ、自分自身で姿勢の悪さに気付いたというケースよりも、指導者から厳しい指摘を受けて気付かされた、というケースの方が圧倒的に多かったです。

 

ただし、その姿勢の悪さが喘息に由来していることに気付いている方は、ほぼ皆無です。

 

残念ながら、医師、とりわけ耳鼻咽喉科医や喘息を専門とする内科医ですら、喘息患者の姿勢について評価し、適切なアドバイスをする機会には、ほとんど恵まれていないのが現状です。

入門編の最初に「姿勢」を取り上げたのは、上記のような背景があるからです。ムッシュGPTは、一般的な喘息専門医より、喘息と「姿勢」との関係を深く<認識>していることを確認することができました。

それから、ムッシュGPTは正しい呼吸法(腹式呼吸)とまとめていますが、この点については、呼吸筋強化のための具体的な方法を含め、いっそうの解明が必要だと思います。そして彼は、
「発作時や症状が悪化した際にも適切な呼吸を心がける

と述べ、また、喘息発作とストレスとの関係までは言及していますが、「発作時や症状が悪化した際」の喘息患者の心理状態についてまでは言及していません。実は、このあたりをしっかりと検討しておかないと効果的な指導はできません。

ムッシュGPTは、「前かがみの姿勢」を冒頭からズバリと指摘しています。この姿勢は、喘息発作の際には観察しやすいですが、発作間欠時(非発作時)には目立たなくなることもあります。しかし、長年にわたって発作を繰り返してきたような方は、呼吸苦がないときでさえ、「前かがみの姿勢」になっていることが少なくありません。

それでは、喘息をもつプロの声楽家は「前かがみの姿勢」になっていないか、というと、どうやらそうとは限りません。これは、観客席からは判別しにくいのですが、ステージの袖から側面を見守っているとわかりやすいです。この姿勢は、喘息患者が腹式呼吸を維持するために有利に働くことがあるからなのかもしれません。ただし、「前かがみの姿勢」と「前傾姿勢」は明確に区別しておく必要はあるでしょう。

この「姿勢」の基礎の上に「歩行」や「動作」、さらには「呼吸」が構築され、または大きな影響を受けることになります。

これらの論点については、全15回の本シリーズに続く「研究編」で検討する予定です。

 

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今月のテーマは「空気の嚥下」と「腹満」についてです。


腹痛を訴える杉並国際クリニックの受診者の中で最も多い原因は、無意識に空気を嚥下してしまうことによるものでした。

 

これは、過敏性腸症候群のガス型(腹部膨満型)と呼ぶべき病態であると私は考えているのですが、便の形状による過敏性腸症候群のローマ分類Ⅳにはガス型がありません。

 

大学病院の消化器内科から私のクリニックへ紹介を受けることが多かったのは、一般の消化器内科専門医が、あまりにもローマ分類Ⅳに忠実であったために、分類不能となり、診断未確定のまま適切な治療が選択できなかったせいではないかと考えていました。

 

そこで、試みに、ムッシュGPTに、このような病態の患者さんがどの程度認知されているのかどうかについての問いかけを試みました。

 

 

質問者:ドクター飯嶋

無意識に空気を嚥下して腹部が膨満して腹痛を来すことを経験したことがある人々の頻度について教えてください。

 


ChatGPT
そのような経験をした人々の頻度については、具体的な統計情報が利用可能であるかどうかによって異なります。一般的に、無意識に空気を嚥下して腹部が膨満して腹痛を引き起こす現象は、特定の医学的条件や疾患に関連している場合があります。


例えば、過剰な空気を嚥下することによって引き起こされることがあるのは、過剰気腸症候群(過敏性腸症候群の一形態)です。この症候群では、腹部膨満感や腹痛、消化器症状が現れることがあります。


また、無意識のうちに空気を嚥下することが病気の症状として現れることもあります。例えば、過剰気腸症候群だけでなく、胃食道逆流症や消化器系の他の問題も関連している可能性があります。


一般的な人口全体でこのような経験をした人々の頻度についての統計情報は限られており、個々の医学的状況や個人の健康状態に基づいて異なります。したがって、具体的な統計情報を提供することはできませんが、医師や専門家に相談して個々の症状や状況について詳細を知ることが重要です。

 


ドクター飯嶋のコメント:
ムッシュGPTの悪い癖の一つは勝手な翻訳による造語です。医学分野においてこの傾向が顕著なので、我々医師は十分に警戒し慎重に吟味しておかなければなりません。

 

「過剰気腸症候群」という病名は聞いたことがありません。

ましてや、過剰気腸症候群(過敏性腸症候群の一形態)などと記述されるもっともらしく聞こえるだけに恐ろしいです。


このような疑問が生じた場合には、適切な質問を謙虚に試みることが良いと思います。

 

 

質問者:ドクター飯嶋
過剰気腸症候群という病名を初めて知りました。これは英語の病名の翻訳なのですか?

 


ChatGPT
はい、その通りです。"過剰気腸症候群"という日本語の病名は、英語で言うところの "Irritable Bowel Syndrome (IBS)" の翻訳です。IBSは、消化器系の疾患の一つで、腸の動きが異常に活発または不規則になり、腹痛、腹部膨満感、便秘、下痢などの症状が現れる病気です。IBSは、症状の程度や出現頻度が個人によって異なることがあり、その症状が生活や日常活動に影響を及ぼすことがあります。

 


ドクター飯嶋のコメント:
これで判明しました。ムッシュGPTは、英語で言うところの "Irritable Bowel Syndrome (IBS)" の翻訳として"過剰気腸症候群"という日本語の病名を捏造するという過ちを犯しています。

 

私たちは、「過敏性腸症候群」という病名を用いています。これは、大腸および小腸に潰瘍や腫瘍などの器質的異常がないにもかかわらず、下痢あるいは便秘などの便通異常と腹痛、腹部膨満感などのおなかの症状がある病気です。


このまま引き下がるわけにはいきません。さらに質問を続けてみます。

 

 

質問者:ドクター飯嶋
過剰気腸症候群という病名は、日本語の病名として適切でしょうか?医学用語集に収載された病名でしょうか?

 


ChatGPT
申し訳ありませんが、私のデータには日本の医学用語集が含まれていないため、特定の用語が医学用語集に収載されているかどうかを確認することはできません。しかし、一般的に、医学用語は医学的な正確さと理解しやすさの両方を考慮して選ばれます。


"過剰気腸症候群"という表現は、一般的に日本の医学界で使用されている用語であり、過剰気腸症候群は特定の疾患を指す日本語の名称です。ただし、この用語が医学用語集に収載されているかどうかは、その医学用語集の内容に依存します。


医学用語が広く受け入れられ、一般的に使用されるかどうかは、専門家や学術機関、関連する医学団体などがその用語を使用し、支持するかどうかによって決まります。

 

ドクター飯嶋のコメント:
「私のデータには日本の医学用語集が含まれていない」という回答も残念ではありますが、正直な所でしょう。

 

ただし、<"過剰気腸症候群"という表現は、一般的に日本の医学界で使用されている用語であり、過剰気腸症候群は特定の疾患を指す日本語の名称です。>という回答は、明らかにこれと矛盾しています。

 

そのあとのムッシュGPTの透かしたような説明は、いかにOpen-AIとはいえ看過できません。

 

このような、議論は、本来であれば月曜日のシリーズで行うべきでありましたが、4月1日(月)から産業医学に関するシリーズを開始するため、已むをえず、ここで採りあげることにしました。
 

この議論の決着は来週に持ち込むことに致します。

 

新年度が始まりました。


最初の四半期の4月から6月までのテーマは、水氣道の意義と卓越性について、様々な角度から検討していきます。

 

まず、水氣道とは何かについて、もっとも簡単に、その目的とともに提示してみることからはじめてみます。

 

水氣道は、生涯エクササイズです。


水氣道の目的は、健康寿命の延長と疾病防止にあります。

 

水氣道は競技スポーツではなく、また、活動の引退も予定していません。
なぜならば、生涯現役を目指す、生涯エクササイズだからです。

 

既存の競技スポーツの目的は、健康寿命の延長と疾病防止にはありません。以上のことは、水氣道は既存の競技スポーツとは明確に区別できる活動であるということになります。

 

次に、水氣道において大切にしている本質的な柱としては、「団体エクササイズ」である、ということです。

 

なぜ、水氣道を単独のエクササイズではなく、団体のエクササイズとしてデザインしたかというと、理由があります。


水氣道に限らず、健康寿命の延長と疾病防止のための生涯エクササイズとしての目的により適切なのは、単独のエクササイズよりも団体のエクササイズであるからです。

 

それでは、ムッシュGPTとの間での質疑応答を始めたいと思います。

 

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋(水氣道創始者)

健康寿命の延長と疾病防止のための生涯エクササイズとしては、単独エクササイズと団体エクササイズとでは、総合的に勘案すれば、どちらの方が優れているでしょうか?

 



ChatGPT
単独エクササイズと団体エクササイズの両方には利点がありますが、健康寿命の延長と疾病防止の観点から総合的に勘案すると、団体エクササイズが優れていると考えられます。以下にその理由を示します。


1. モチベーションの向上:
団体エクササイズでは、他の参加者と一緒に活動することでモチベーションが高まります。仲間と競争したり、サポートしあったりすることで、運動を続ける意欲が向上します。


2. 社会的絆の形成:
団体エクササイズは、参加者同士が交流する機会を提供します。新しい友人を作ったり、コミュニティに参加したりすることで、社会的な絆が形成され、孤独感の軽減や心理的な健康の向上につながります。


3. 指導者のサポート:
団体エクササイズでは、専門の指導者やコーチが運動の指導やアドバイスを行います。正しいフォームやテクニックを学ぶことで、ケガや運動障害のリスクが低減し、効果的な運動が行えます。


4. 多様な運動の提供:
団体エクササイズでは、さまざまな種類の運動やトレーニングが提供されることがあります。これにより、身体の様々な部位を均等に鍛えることができ、トータルな健康維持に貢献します。


5. 楽しさとストレス軽減:
団体エクササイズは、楽しい音楽やグループの雰囲気の中で行われることが多く、ストレス軽減やリラックス効果が期待できます。運動を楽しむことで、継続的なモチベーションが維持されます。

 


以上の理由から、健康寿命の延長と疾病防止の観点からは、団体エクササイズが単独エクササイズよりも優れていると考えられます。しかし、個々の好みや体力レベル、ライフスタイルに応じて最適な選択を行うことが重要です。

 

ドクター飯嶋のコメント:

「健康寿命の延長と疾病防止の観点からは、団体エクササイズが単独エクササイズよりも優れている」とムッシュGPTも私と同じ判断をしています。

 

しかし、だからといって、私は単独エクササイズを否定しているのではありません。単独エクササイズのメリットもたくさんあります。「個々の好みや体力レベル、ライフスタイルに応じて」選択することが容易だからです。そして私もムッシュGPTと同様に最適な選択というのは個人差があると考えています。


また、最適な選択というのは、必ずしも択一的でなければならないということもありません。むしろ、両方を上手に組み合わせて行うことは賢明な方法だとすら考えています。

 

それでは、水氣道を団体エクササイズとして規定したのかというと、基本を団体エクササイズに基本を置くことによって、単独エクササイズをもより有効に併用できるからなのです。日頃、単独エクササイズを中心に活動していて、適宜、団体エクササイズを取り入れようとしても、なかなか容易ではありません。

 

水氣道のエクササイズの団体性が優れているという積極的な側面については、今後も、多くの健康要素との関連で、次第に明らかになっていくことをご期待ください。


皆様へのご挨拶をさせていただくにあたり、まず心より感謝申し上げます。

 

令和六年は、新たな年の始まりとしては波乱の幕開けとなりましたが、これまでの経験と知恵をもって、私たちは未来に備える覚悟を新たにし、日々を大切に過ごしていくことが大切であると感じています。

 


私はこの度、地元の杉並区役所の産業医の統括責任者(統括産業医)を拝命いたしましたことをご報告申し上げます。

これまで医療の現場で30年以上にわたり携わってまいりましたが、今後はさらに地域社会に貢献していきたいと考えております。

 


また、世界的なコロナパンデミックの影響もありましたが、水氣道®という取り組みはその間も安定した形で続けることができました。

新年度には多くの方が参加を希望しており、これは明るい兆しと捉えています。

水氣道®は生涯現役を目指す方々にとって重要な支えとなっており、これからも多くの方々に見直していただけることを願っています。

 


昨年は武蔵野音楽大学大学院に進学するため、患者の皆様にご不便をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

しかし、皆様のご理解と温かいご支援のおかげで、無事に予定していた単位を取得し、成績も期待以上の結果(成績表、下記添付)を得ることができました。

今後は修士論文の執筆と残りの単位取得を目指して努力してまいります。

 


皆様のご支援のおかげで、今年度の診療時間をより拡張することが可能になりました。

 

これからも皆様の健康と幸福のために全力で尽力してまいります。

 


令和六年4月1日


心穏やかな春の訪れと、皆様の健康と平和を心から祈念しています。

 

 

杉並国際クリニック院長
高円寺南産業医労働衛生コンサルタント事務所所長
日本水氣道協会理事長
医学博士 飯嶋正広

 

大切な御案内

 

今年度から、診療業務日程が若干変更になります。


診療受付対応可能時間を全体的には若干拡張することができました。


月曜日は午前7時から7時30分まで、午後5時から7時30分まで
(変更点:午前短縮午後延長


火曜日は午前7時から9時30分まで、午後3時から6時30分まで
(変更点:午前延長


水曜日は午前7時から11時30分まで、午後3時から7時まで
(変更点:午後短縮


木曜日は午前7時から11時30分まで、
午後2時から3時まで、午後6時から8時まで
(変更点:午前延長午後短縮


金曜日は午前7時から9時まで、午後は2時から7時まで
(変更点:午前・午後ともに延長


土曜日は午前7時から12時まで
(変更点:午前延長

 

武蔵野音楽大学大学院音楽研究科(声楽専攻) 成績表

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<開講にあたって>


私は、今年度から武蔵野音楽大学大学院修士課程(声楽専攻)で2年目を迎えますが、1年目で必須30単位のうち20単位を取得することができました。また、修士論文作成の進捗も良好であるため拘束時間が大幅に減りました。そのため、求めに応じて、その時間の一部を活用して、以下の現場の産業医を新たにお引き受けすることになりました。


1)杉並区役所(月例)


2)上記の関連7事業所(隔月)


(杉並保健所、荻窪および高円寺福祉事務所、児童青少年課、こども発達センター、済美教育センター、すぎのき生活園)

 


3)ダイハツ工業株式会社本社
およびダイハツ東京販売株式会社(月例)
 

4)R企画株式会社(隔月)

 

 

私は、虎の門病院での研修を終了した後、内科医、心療内科指導医、アレルギー・リウマチ・痛風等の専門医、漢方専門医、労働衛生コンサルタントの資格を有する産業医などのキャリアを本格的に積む前に東大医学部の衛生学教室にて、わが国における毒物学や予防医学、環境医学、産業医学の権威である故、和田攻教授に師事し、自由に学べたのは、とても幸運なことでした。


開業医となり、水氣道を創始し活動を継続しつつも、東大からは老年医学やリハビリテーション等の分野でも二つの学位(保健学修士、医学博士)を取得することができたのも奇跡的でした。


そのような背景をもつ私にとって、日常の臨床医としての診療と企業における産業医活動との間に垣根はありません。いずれの活動にとっても、それぞれの経験が生かされているからです。


産業医学や産業衛生関連で私が取得した資格を列記しておきます。

 


日本医師会認定産業医
労働衛生(衛生)コンサルタント
衛生工学衛生管理者
第1種作業環境測定士(全5部門)/第3種放射線取扱主任者
技術士補(環境)
防災士


このような勉強を続けてきたことによって、単科のスペシャリストでは対応困難であり、盲点となりやすい総合的な気付きのスキルを体得することができるようになることによって、標準的な保険診療の制度的な不備により見捨てられがちだった患者さんにも対応できる術を身に着けることができるようになりました。


重度の冷え性・起立性調節障害・更年期障害・自律神経失調症・難治性アトピー性皮膚炎・過換気症候群・広場恐怖を伴うパニック障害・気分障害・線維筋痛症・栄養障害性免疫不全(亜鉛・ビタミンD欠乏)等々・・・


これらの患者さんの多くは、その時代ごとに社会問題化し、かつては難病扱いをされ、そのため都内の有名な大学病院等から私の個人クリニックに紹介されてきたものでした。


次回から、毎週月曜日に、企業の衛生委員会における産業医の「衛生講話」シリーズを開始します。


このブログは、実際の「衛生講話」のガイドとしてもご活用していただく予定です。

 

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