<原則、例外、事例分け>

 

ミスを繰り返さないために、その3です

 

 

物事には、「原則」と「例外」があります。

 

さらに個別に「事例別に対応していく」ことが必要です。

 

当たり前のことですね。

 

なかなか出来ません…

 

 

どうしても、原則で動こうとしてしまいます。

 

原則で動いてすらミスをするに、

 

さらに例外に当たると慌ててしまい、

 

自分の思い込みで、原則のほうに持って行こうとして更にミスをします。

 

事例別けをできていないわけですね…

 

ですので、<原則、例外、事例分け>を唱えながら、

 

動いていこうと思います。

 

 

水毒は、体を内側からも外側からも冷やさず、利尿と発汗を促す、

 

という日々のちょっとした習慣である程度改善できます。

 

しかし、相当な工夫と配慮が伴わなければ克服することはできません。

 

そのために、水氣道の活水航法では、冷え対策という受身(消極的身のかわし)の姿勢でなく、

 

冷えに打ち克つ捨身(積極的働きかけ)の意識をもって、

 

胃腸などの消化管をはじめ、下半身や、関節周辺組織など、

 

特に体液が貯留しやすい身体部位を鍛錬します。

 

 

足腰の筋力を強化しながら、

 

徐々に関節の可動域を拡大していくことを可能とする

 

運動技法の体系が水氣道の活水航法なのです。

 

 

 

日本水氣道協会 上席支援員 水氣道従弐段下

 

水氣道活水航法 直伝 林 亮博(はやし あきひろ)

ミスを繰り返さないために、その2

 

ミスを繰り返す原因のを探ると他にもありました。

 

指示を受けると「今まで通り」と何も考えずに動いてしまうことです。

 

「今まで通り」楽ですねぇ~。考えず、体を動かせばよいのです。

 

今まで通りでも考えずに動いているのでミスをするのです、

 

指示が変わると更に早合点し、今まで通りこなそうとすると、

 

「!」となって慌ててしまう。

 

よくあります。

 

 

 

ここで、一旦「何のため」と内容を吟味する。

 

意図を考えてから動く。

 

理解できなけければ、確認する(前回につながります)。

 

頭を使って行こうと思います。

活水航法は、文字通り身体の「水」を「活かす」ことを目的とする航法です。

 

そもそも東洋医学では「気・血・水(き・けつ・すい)」が

 

体内を巡ることによって、体が正常に機能すると考えます。

 

気は元気の気(エネルギー)、血は血液に対応するのに対して、「水」は体液です。

 

それぞれ理気航法、調血航法、そして活水航法が対応しています。

 

 

この「水」が必要以上に体内に溜まって悪さをすることを「水毒」と考えます。

 

代謝が低下している人や冷え症の人は水毒になりやすい体質といえます。

 

水毒は生活習慣の改善、具体的には食生活の見直しや、

 

適切な運動習慣を身に着けることで改善できます。

 

 

水氣道の活水航法とは、まさに、この「水毒」を解消することを目的とする航法です。

 

水氣道の活水航法は、また、水毒を改善することで、

 

気と血のめぐりも相乗的によくすることができます。

 

 

日本水氣道協会 上席支援員 水氣道従弐段下

 

水氣道活水航法 直伝 林 亮博(はやし あきひろ)

ミスを、繰り返してしまうこと

 

Nogucci はミスを繰り返しています。

 

それは、ポイントは何で、外してはいけないものは何か

 

が曖昧なままで、何となく気分で仕事をしているからです。

 

 

ミスをした後も何となく終わらせて、原因を突き詰めず、再発防止を講じない。

 

こんなことではミスの繰り返しが無くなるはずがありません。

 

 

まずは「確認」

 

曖昧なまま仕事をしたり、自分の早合点で動かない。

 

「ん?」と思ったことは確認を取って納得して動く。

 

 

次は「点検」

 

動いた後に必ず点検する。

 

単純なことですが、ものぐさなNogucciには中々の難易度です。

 

しかし、私は変わるんです。

 

1つ1つ工夫を重ねて変わっていきます。

 

 

 

 

調血航法 No.2

 

調血航法は、理気航法と密接な相互補完関係があります。

 

 

理気航法では呼吸法を訓練しますが、その主役となる臓器は肺です。

 

しかし、肺は肺自身が筋肉でできているわけではないので、単独では動けない臓器です。

 

横隔膜や腹筋群をはじめとする呼吸筋のはたらきによって、

 

はじめて肺は収縮・拡張を繰り返して呼吸をつかさどることができます。

 

そして、私たちの意志によって呼吸の深さや呼吸数を調節することができます。

 

つまり、理気航法といえども呼吸筋という筋肉の鍛錬が基礎になっているのです。

 

 

これに対して、調血航法の血液循環の主役となる臓器は心臓です。

 

心臓はそれ自体が心筋という特別な筋肉によって成り立っているので、

 

自動能がありリズミカルに収縮・拡張を繰り返すことができます。

 

しかし、私たちの意志によって心拍数をコントロールすることは簡単にはできません。

 

簡単ではないですが、不可能ではありません。

 

脳を使って、調血航法は各自が脈拍をチェックしながら

 

運動の強度や疲労度と心拍数・脈拍数との関係に関する感覚を

 

身に着けるための訓練も含まれています。

 

 

特に立位の姿勢では下半身の組織から心臓に戻ってくる静脈の血液の流れは、

 

重力に逆らう方向になります。

 

この流れを助けるポンプが下肢の筋肉です。

 

 

ここからは前回の重複となりますが、大事なことですので再度ご紹介いたします。

 

調血航法では、左右両方の大脳を使って(考えると同時に感じながら)、

 

心臓のリズムのように1・2、1・2…と、心地良く歌う気持ちで声に出し、

 

皆と合唱するように、リズムカルに体を動かしていきます。

 

 

一歩一歩段階的に、単純な動きから、次第に複雑な動きに向けて、

 

それぞれ目的とする筋肉を意識しながら、関節の屈伸運動を律動的に繰り返していきます。

 

それによって、最終的に全身の筋肉の瞬発力(パワー)と持久力(スタミナ)を

 

無理なく強化し、平衡感覚や協調運動能力を磨くことによって、

 

その目的を実現することができるのです。

 

 

日本水氣道協会 水氣道2級(中等修錬生)

 

調血航法直伝 加藤博文

Do you have a Japanese insurance card ?

(日本の保険証を持っていますか?)

 

このフレーズを電話の受け答えの際、得意に使い

 

患者さんや、ドクトル飯嶋にご迷惑をかけました。

 

 

さて、みなさん何処が問題だと思いますか?

 

 

<答え>

「insurance」は「保険」という意味です。

 

つまり、「健康保険」以外も含みます。

 

健康保険証を正確に伝えるには「Health insurance card」です。

 

 

お問い合わせの方は、医療保険には加入していましたが、

 

健康保険証は持っていませんでした。

 

 

こちらは「健康保険」で聞いたつもりが、

 

「医療保険」と解釈されていたわけです。

 

 

すったもんだしているところに、ドクトル飯嶋が助け舟を出してくれました。

 

 

次回は間違いの無いように。

 

 

Do you have a Japanese health insurance card ?

日本の【健康保険証】は持ってますか?

 

 

を使います。

 

 

 

 

調血航法 No.1

 

人は肺で取り入れた酸素を栄養素と共に血液で全身に運び、筋肉を使って体を動かします。

 

調血航法という名称で、<調血>というのは血液の成分と血流とを整えることからきています。

 

中国医学では血の異常を”瘀血”(おけつ)および

 

“血虚”(けっきょ) という概念でとらえます。

 

簡単にいえば ”瘀血”は血流停滞、“血虚”は血流不足ということです。

 

 

血液がドロドロしていたり、

 

心臓や筋肉の働きが十分でなかったりすると血流停滞が生じます。

 

逆に血液の希薄な貧血状態や冷え性などをともなう血行不良や血流不足となります。

 

 

調血航法は、脳を使って、心肺機能と筋肉の働きを鍛錬します。そして、

 

全身のしなやかな筋肉を作り、怪我を起こしにくく、障害に陥りにくい、

 

しかも回復力に優れた体作りを目的とします。

 

繰り返し鍛錬することによって血液を

 

心臓から頭や指先・爪先まで滞りなく送り出し、

 

また全身から心臓へ戻ってくる循環を促します。

 

 

血液を全身に送り出すポンプである心臓は、変則二拍子のリズムで歌っています。

 

 

心臓の真上の胸壁に聴診器を当てて聴くと、

 

日本人の耳では、コッ・コロ、コッ・コロと聞こえます。

 

それが、心(こころ)の語源だと言われています。

 

第一心音(コッ)は高調音で、第二心音(コロ)は低調音です。

 

また、英語のネイティブの方はラップ・タップ、ラップ・タップと聞こえるそうです。

 

人体は楽器性がありますが、何と心臓自体が楽器なのです。

 

 

調血航法では脳を使って心蔵の鼓動のようにリズムカルに1・2、1・2…と声に出しましょう。

 

それに合わせて体を動かし、全身の筋肉の屈伸運動を繰り返します。

 

それによって、無理なくその目的を実現し、

 

瞬発力(パワー)と持久力(スタミナ)を強化し、

 

平衡感覚や協調運動能力を磨くことができるのです。

 

 

 

日本水氣道協会 水氣道2級(中等修錬生)

 

調血航法直伝 加藤博文

 

 

※次回は調血航法と理氣航法の関係についてです。

 

理気航法No2

 

理想的な呼吸を保つためには、前提条件があります。

 

それは、「良好な姿勢」です。

 

姿勢が崩れていると、理想的な呼吸に近づくことはできません。

 

正しい姿勢の保持も、呼吸と同じ理屈で、

 

トレーニングのときだけ意識するだけでは十分に矯正することはできません。

 

水中での歩行は、おのずと「良好な姿勢」になっていなければ運動が継続できません。

 

水氣道の稽古は、特別に姿勢を意識せずとも、

 

無意識に「良好な姿勢」になるように考えられています。

 

この無意識での力みのない「良好な姿勢」は、

 

「良好な呼吸」をもたらすことに繋がります。

 

 

 

もう一つの大切な条件。

 

それは「氣」とは何かということを探求し続けることです。

 

私は理気航法の名称の由来にもなっている「氣」、

 

このキーワードを常に頭に入れておくことがとても大事だと考えています。

 

 

それは呼吸を意識し体を自然に動かすことによって、

 

全身に流れているエネルギーを整えていく、

 

それこそが、この航法の中心であり、要だと実感しているからです。

 

また、理気の「理」には、<整える>、<理に適っている>、<理想的>という意味が込められています。

 

 

このように、理気航法には様々なメリットがあることが、お分かりいただけると思います。

 

 

実は、私自身も呼吸が浅く、メンタルでの不調が身体化しやすい体質のため、

 

この理気航法による鍛錬と養生を特に必要としている一人でもあります。

 

 

「自分自身の弱点を理解することが、他人を理解することに繋がる」

 

このことを忘れずに、これからも、皆さんとともに弛まずに

 

楽しくエクササイズしていけたらと思っています。

 

 

日本水氣道協会 副支援員 水氣道少初段上

 

水氣道理気航法 直伝 金澤 克彦