皆様、明けましておめでとうございます

 

 

 

平成三十年の幕開けです。

私にとりましては、水気道15年目のスタートになります。

 

本年も定期的な水気道での心身の鍛錬やお互いの切磋琢磨や支え合いを通じて全人的な健康維持、増進に努めて参りたいと思います。

 

 

また、団体的な鍛錬術としての水気道は、内向きの集まりに留まっていては、一人一人の発展や向上が見込めません。

 

なぜならば、自分が修得したことを他者に伝えることで、ようやく水気道を真に習得しはじめることができるようになるからです。

 

 

このように水気道の技能の定着と発展的な拡大再生産を実践するためにも、個々の参加者の皆様とともに、会員増に向けて積極的に推進していくことは欠かせない心掛けだと考えます。

 

 

皆様のご協力とご支援を賜ることが叶えば幸いです。

 

これからも皆様と共に生涯エクササイズとしての水気道を通して、お互いにイキイキ、のびのび、楽しく鍛錬に励み、充実した毎日を過ごして参りましょう。

 

 

水氣道従弐段下 上席支援員 

水氣道活水航法 直伝 林 亮博(はやし あきひろ)

 

新年おめでとうございます。

 

今年もよろしくお願いします。

 

 

昨年は7月に体調を崩したため体力を落としてしまいました。

 

これは、自分の体調管理の上で、本来、実用的であるはずの水氣道、とりわけ、自分のために与えられた課題でもある『遊戯航法』の意義を私が十分に理解した上で実践できていなかったためであると思われます。

 

体調を崩した原因を水氣道の稽古を通して反省することによって、今年は大きく体調を崩すことが無いようにしていきます。

 

そのための基本的方略としては創始者直伝の『遊戯航法』の理解をより深めていかなければ、と考えています。

 

私は、応用技法としての『遊戯航法』の認識が浅かったように思います。

 

具体的な目標として、私に不足している持久力と肺機能を皆様と共に向上させたいです。

 

そのための方術としては応用技法である『遊戯航法』の基礎として、持久力を向上させるための『調血航法』、肺機能を高めるための『理氣航法』をそれぞれの直伝者や皆様と共に稽古を積み重ねていく中で、しっかり身につけて『遊戯航法』の発展に繋げていかなければ、と考えている次第です。

 

 

水氣道 大初段下 

 

遊戯航法 直伝 大塚 健輔

 

皆様明けましておめでとうございます。

 

今年も宜しくお願い致します。

 

 

今年の目標は、【少しずつ丁寧に】です。

 

 

昨年を振り返ってみますと、動作に集中するあまり、まだまだお一人お一人に寄り添った気持ちで接しているとはいえず、かえって雑になってしまう部分も多くありました。形ばかりにとらわれすぎて、相手の方を緊張させてしまった事もあったように思います。

 

【氣】には形がありません。【形のあるもの】にとらわれるのではなく【形のないもの】を忘れないように、つねに心掛けていかなければ、理氣航法の真髄に到達するのは困難です。私にはまだ見えるものに対する執着があるようです。

 

ただそんな中、少しずつですが会場ごとの時間(本稽古、半稽古)、環境の違いなど、その時々で臨機応変に対処出来る場面も増えてきたように感じています。

 

今年は、理氣航法の更なる探求、そして黄帽子(支援員)として、自分本意にならず、【少しずつ丁寧に】を心掛けて頑張っていきたいと思います。

 

 

少初段上 正支援員

 

水氣道 理氣航法 直伝 金澤 克彦

皆様、明けましておめでとうございます。

 

 

 昨年は、年頭に掲げました、「平常心を保つ」を抱負として過ごしてまいりました。

 

実際には、それがなかなか上手くいかず一喜一憂し、水氣道の仲間に迷惑をかけることもありました。それでも飯嶋先生をはじめ多くの仲間に助けられ、なんとか切り抜けることができました。

 

先生、皆さま、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 

 

そんな経験が「平常心を保つ」の再吟味を促しました。

 

私は、それまで自分の感情を抑えることがこの言葉の全てだと思い込んでいました。

 

しかし、それは間違いであることに気付きました。

 

なぜならば、これでは早晩息が詰まってしまうからです。

 

 

<感情を抑圧することと、感情を調整することは全く別物です。>

 

私はこの言葉の意味を少し履き違えて考えていたようです。

 

嬉しい時には大いに喜び、哀しい時には大いに泣き、楽しい時には大いに笑う。

 

それを皆で分かち合い、そして、翌日までズルズル、ダラダラと残さず、潔く(いさぎよく)生きることがこの言葉を生かす秘訣なのだと思い始めました。

 

(怒っているときにはどうして良いのかまだ分からないのですが、怒りを封印するのではなく「決して怒りを引きずらず」といった感じでしょうか?)

 

 

私は「平常心を保つ」

 

この言葉を今年も引き続き水氣道や聖楽院での実践を通して一層の理解を深めていきたいと思います。

 

 

そしてもう一つ、気付かせていただけたことがあります。

 

それは、目標がぶれたときには、それまでの平常心を保てなくなることが起こっていたということです。

 

昔、私が社会人になりたての頃、会社の先輩にいただいた言葉があります。

 

「邁進(まいしん)する」という言葉です。

 

目標や目的に向けてひたすらに進めること、という意味です。

 

当初、私の性格に合っていたのでしょうか、まさにその言葉のように仕事や生活に邁進していました。

 

しかし、この言葉の恐ろしさは、目標を見失ってしまったときに突然私を襲ってきました

 

気持ちだけが前に出て、どこに向かっているのか分からず暴走し、その結果、心と体に大きな負担を与えてしまっていました。

 

まさにその時は、平常心を保てる状態では無くなっていたのです。

 

昨年は、この時と同じように目標を見失い、皆さまにご迷惑をおかけしてしまいました。

 

 

幸い、今の私には「水氣道」「聖楽院」の中での目標があります。

 

目標を見失わないよう、見失いそうなときには立ち止りながら、

 

✖ 邁進していきたいと思います。

 

⇒ いつものリズムとペースを保てるように「水氣道」「聖楽院」での活動を通して調整していきたいと思います。

 

この言葉を本当の意味で自分のものにすることが今年の抱負です。

 

 

与えていただいた「水氣道」「聖楽院」という居場所があることに感謝しつつ、今年も皆様と楽しく一緒に、時には教え教わりながら日々を過ごしていきたいと思います。

 

どうか今年もよろしくお願い致します。

 

 

日本水氣道協会 水氣道2級(中等修錬生)

 

調血航法直伝 加藤博文

 

 

 

皆様明けましておめでとうございます。

 

平成29年は<誤魔化し、先送り、早合点>の3点、を改善し自分を厳しく鍛えていくことを目標に掲げました。

 

総括すると、「誤魔化し、先送り」は改善できたと思います。

 

「早合点」はまだまだで、思い込みで動いてしまいミスをすることが多いのが課題です。

 

 

今年の目標は「信頼を得る」です

 

平成30年は、自分を甘やかすことなく、周りに気を配れる工夫をし、皆様の信頼を得られるよう努力してまいります。

 

本年さらに生まれ変わっていきますので、よろしくお願いします。

 

 

体重の目標は85㎏→75㎏です!頑張ります!

 

メタボリックシンドローム、番外編

 

<ウェスト:ヒップ比>

 

ウェスト(腹囲周囲径)÷ヒップの値です。

 

何の指針になるかと調べてみると…

 

肥満のタイプには内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満の2種類に判別できます。内臓脂肪は比較的落としやすく、皮下脂肪は落としにくいです。

 

従って自分がどちらの肥満のタイプかを知ることが効果的なダイエットを行う上で重要です。ウエスト・ヒップ比は、内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満の判定を行うための指標です。

 

ウエスト・ヒップ比は、内蔵脂肪型肥満はお腹まわりに脂肪が蓄積し、皮下脂肪型肥満はお尻、太ももを中心とする下半身に脂肪が蓄積することから、ウエストサイズをヒップサイズで割った値で、内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満を判定します。

 

とありました。

 

厚生労働省で、メタボと絡めてどのように扱っているかも見てみると。

 

肥満者の体型を表す「洋なし型肥満」と「リンゴ型肥満」のどちらのタイプの肥満かの目安。

 

ウェスト・ヒップ比の値が大きいと、上半身(腹部)に脂肪が蓄積しているリンゴ型肥満(腹部肥満)であり、種々の合併症をきたしやすい肥満体型と言えます。欧米では、男性は1.0以上、女性は0.9以上が目安とされています。

 

肥満者に限っては国際的な肥満判定指標であるBMIよりも肥満体型を表すためのある程度有効な指標であると思われますが、皮下脂肪の少ない非肥満者ではウェストヒップ比が相対比であるため体型を表す指標としては適切でないことからあまり使われておらず、ウエスト周囲径の実測値が用いられています。

 

 

つまり欧米で、リンゴ型肥満の目安には使われている。

 

ただし日本では、ウェスト周囲経を実際に計測した値を使う。

 

ということですね。

 

※洋梨型は皮下脂肪、リンゴ型は内臓脂肪が多いのです。

 

 

高円寺南診療所では、ウェスト周囲径の実測値とウェスト・ヒップ比を計測しています。

今回は40代、男性、MNさんです。

 

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<「水気道」に行くから水着を買いに行こう>と友人から誘われたM.Nさんは、12年前の当時は、突然なので驚きとまどっていらしたのではないでしょうか。

 

それにもかかわらず、御自分でも決断して水着を購入したM.Nさんは、思い切りが良く、柔軟な協調行動がとれたことが報告示されています。

 

 

一方<(友人からの勧めが)12年前、その後、ちゃんと始めてから10年たちました。>

 

という辺りには、M.Nさんらしさの本音(興味はあるが仕事が忙しいのできちんと続けるつもりはない)を垣間見ることができます。

 

2年間のためらいの理由は明らかではありませんが、決断と実行の後でもためらいが生じることはよくあります。

 

 

<体や気持ちがしんどい時もあります。>そのような時はだれにでもありがちなことですね。

 

そして、ややともすれば、定期的で周期的な健康行動のペースさえも崩してしまいがちになります。

 

本来であれば、いつもの通りに実行できることさえもためらってしまう傾向は水氣道の初心者である体験生や、少し慣れてきて気が緩みがちになる訓練生にしばしば見られる傾向です。

 

多くの場合は、ためらって過ごした稽古時間ばかりでなく、その後の時間までもがかえって非生産的になり、体や気持ちがますますしんどくなるのを経験した皆さんも少なくないことでしょう。

 

 

M.Nさんが立派なのは、そんな時の適切な対処法に気づいていて、しっかりと実践してできていることです。

 

<そんな時「えいや!」と気合を入れていきます。>私の場合もそんな時期があったように記憶しています。

 

因みにM.Nさんもかつては低体温で平熱が35.5℃程度だったのが現在では標準的な平熱である36.5℃になっているとのことです。

 

私の場合自己判断ですが体温が37℃以下(かつての平熱が36.1℃、現在は36.5℃なので、それより0.5℃上昇までの範囲)で、悪寒(寒け)が無ければ、多少不具合でも出向きます。

 

すると、M. Nさんが体験したように心身が軽やかになり、体が温かくなります。

 

程よい疲れは熟睡の効果を生むことになります。

 

すると、M. Nさんが体験したように、

<(水氣道の稽古が)終った後は体も気持ちもかろやかになります。> 

私の場合も心身が軽やかになり、体が温かくなります。

 

<疲れも感じますが、むしろそれは心地良く、その日の夜はぐっすり眠れます>

との報告ですが、程よい疲れは熟睡の効果を生み、心身の疲労をバランスよく自然な回復を促進させてくれます。

 

 

M.Nさんは<何をやっても三日坊主の私が>と述懐されておりますが、たとえ体調が悪くなくとも、納得して始めなければ、またやっていることの意味が腑に落ちなければ継続が不可能なのは当然だと思います。

 

水氣道は、少なくとも一年間の春夏秋冬の四季の稽古を継続すれば、必ず納得できる変化が現れ、頭でではなく体感や行動変容を通して腑に落ちる経験ができるはずです。それが水氣道の魅力でもあると思います。

 

 

また、こうした行動パターンがとれるならば、たとえば早起きも容易になります。

 

寒い日はつい布団が恋しくなり、休日ともなればなおさら朝寝坊して生活リズムを崩しがちになりますが、そうした不摂生とも無縁になっていくことができます。

 

 

M.Nさんの行動変容は立派ですね。彼を水氣道に導いてくれた友人の方にも感謝したいと思います。

 

たとえ紆余曲折しながらであっても<10年も続けてこられた>ということはM.Nさんにとって生涯の財産になっていると思います。正に継続は力です。

 

 

ドクターが常日頃話されているように「母親の羊水」に浮かんでいる胎児のような感覚の遺伝子やDNAを備えているのでしよう。

 

恵みあふれる水の偉大さに感謝して水気道の稽古に皆様と共に精進したいと思います。

 

 

日本水氣道協会 上席支援員 水氣道従弐段下

 

水氣道 活水航法 直伝 林 亮博(はやし あきひろ)

メタボとは?Nogucciでも解る基礎知識⑤

 

 

今回は特定健診と、特定保健指導です。

 

 

特定健診・特定保健指導はセットになっています。

 

 

この2つの目的です。

 

平成20年(2008年)4月から「特定健診・特定保健指導」が始まりました。

 

これは40歳~74歳のすべての国民に対して年1回の健診を行い、その結果を踏まえて保健指導を行うことを健康保険組合などの医療保険者に義務づけたものです

 

これまで機会があってもあまり健診を受けなかった、家庭の主婦などの扶養家族や自営業などの人たちも全員が受診することを目指しています。

 

 

被保険者ではなく、医療保険者(医療保険証を発行している団体です)に義務づけているのがポイントです。厚生労働省の本気がうかがえます。

 

 どうして?その理由は。

 

「健康日本21」の中間評価でも示されたように、糖尿病患者やその予備群の増加・肥満者の増加などに歯止めがかかっていません。

生活習慣病の増加を、その川上にあるメタボリックシンドロームにならない段階でくい止めるために、「特定健診・特定保健指導」が実施されることになったのです。

 

要は、メタボリックシンドローム、さらにその先の動脈硬化まで進行させない。

 初期のうちに問題意識を持ち、改善に取り組んでもらおう、というのが最大の目的です。

 

 

 

※特定健診

日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病の予防のために、40歳から74歳までの方を対象に、メタボリックシンドロームに着目した健診。

 

 

※特定保健指導

特定健診の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善による生活習慣病の予防効果が多く期待できる方に対して、専門スタッフ(保健師、管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポート

 

 

※「健康日本21」

日本国政府レベルでの健康日本21は、2000年(平成12年)3月31日の厚生省事務次官通知等により策定された。

生活習慣病の予防を目的とし、その大きな原因である生活習慣を改善する運動である。

早期発見、早期治療という二次予防にとどまらず、疾病の発生を防ぐ一次予防に重点対策を置くものである

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大坂さんの水氣道と私、ステップ3へのコメントです

 

 

気付いて試す

 

 

<水に委ねる、仲間に委ねる、水氣道に委ねる>

 

 

大坂さんは定期的に水氣道に参加され修錬されています。

 

その過程で、水に体を委ねる大切さや、リズムを刻む動作の大切さに気付かれているようです。

 

このような経験を繰り返していると、仲間に委ねること、そして水氣道に委ねることができるようになり、気付きの大切さそのものに気付くことができてくるようです。

 

 

<気付いて、仲間と共にそれを自分で試してみて、また新たな気付きが生まれる。>

 

何をするにしても、人は気付き試行錯誤して最終的には自分自身が納得してこそ、本当に身に付くのだと思います。

 

しかし、自分ひとりで試行錯誤しても解決できないこともあるでしょう。

 

幸い水氣道には支えてくれる水と仲間が居ます。

 

対番制度もあります。仲間と一緒になり課題を解決することで、より大きな自信ともに仲間との絆が得られるのです。

 

 

<自分本位では気づけない。>

 

また、気付きが必要なのは自分自身の技術や知識だけに留まりません。

 

皆が楽しく続けているだろうか?負荷をかけ過ぎていないだろうか?など、仲間への配慮や奉仕を通してはじめて気付けることもあります。

 

より良い気づきのために、また多くの気づきを得るためには、自分のできる範囲で、身近な周囲の仲間と協調したり、分かち合ったり、そうして日頃からグループ全体に奉仕することを心がけていることが大切なのではないでしょうか。

 

 

<継続は力なり!>

 

水氣道は皆が楽しく無理なく定期的に続けていけることが基本だと思います。

 

その点を頭に置いて稽古を行っていくと、また違った方向からの気付きが生まれてくるでしょう。

 

しばらく稽古を中断した仲間が戻ってくると、大きな喜びが生まれます。

 

継続とは、過去に向けてではなく、「今、ここで」そして、今から将来に向けての覚悟にあると思います。

 

日々継続、日々実践、それによって、今をいきいき、のびのびと生きることができ、将来を無据えてたくましく過ごしていけるという自信が培われるのではないでしょうか。

 

 

<気づきのヒントは与えられるものであるが、真の気づきは自ら獲得するもの>

 

時折、飯嶋先生から『気付くかなぁ』という様な質問をいただきます。

 

直ぐに答えが閃く時もあれば、まったく出てこないこともあります。

 

私自身もその点について目下勉強中です。

 

 

色々な方面からの気付きとそれに対する試行(考える)の繰り返しにより、私たちは仲間と共に成長していけるのだと思っています。

 

 

私は、今回の大坂さんの文章で、この大切さを再認識させていただきました。

 

ありがとうございました。

 

 

日本水氣道協会 水氣道2級(中等修錬生)

 

調血航法 直伝 加藤 博文