Nogucciの懺悔録 No.73

メタボリックシンドローム、番外編

 

<ウェスト:ヒップ比>

 

ウェスト(腹囲周囲径)÷ヒップの値です。

 

何の指針になるかと調べてみると…

 

肥満のタイプには内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満の2種類に判別できます。内臓脂肪は比較的落としやすく、皮下脂肪は落としにくいです。

 

従って自分がどちらの肥満のタイプかを知ることが効果的なダイエットを行う上で重要です。ウエスト・ヒップ比は、内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満の判定を行うための指標です。

 

ウエスト・ヒップ比は、内蔵脂肪型肥満はお腹まわりに脂肪が蓄積し、皮下脂肪型肥満はお尻、太ももを中心とする下半身に脂肪が蓄積することから、ウエストサイズをヒップサイズで割った値で、内臓脂肪型肥満と皮下脂肪型肥満を判定します。

 

とありました。

 

厚生労働省で、メタボと絡めてどのように扱っているかも見てみると。

 

肥満者の体型を表す「洋なし型肥満」と「リンゴ型肥満」のどちらのタイプの肥満かの目安。

 

ウェスト・ヒップ比の値が大きいと、上半身(腹部)に脂肪が蓄積しているリンゴ型肥満(腹部肥満)であり、種々の合併症をきたしやすい肥満体型と言えます。欧米では、男性は1.0以上、女性は0.9以上が目安とされています。

 

肥満者に限っては国際的な肥満判定指標であるBMIよりも肥満体型を表すためのある程度有効な指標であると思われますが、皮下脂肪の少ない非肥満者ではウェストヒップ比が相対比であるため体型を表す指標としては適切でないことからあまり使われておらず、ウエスト周囲径の実測値が用いられています。

 

 

つまり欧米で、リンゴ型肥満の目安には使われている。

 

ただし日本では、ウェスト周囲経を実際に計測した値を使う。

 

ということですね。

 

※洋梨型は皮下脂肪、リンゴ型は内臓脂肪が多いのです。

 

 

高円寺南診療所では、ウェスト周囲径の実測値とウェスト・ヒップ比を計測しています。