私は喫煙者ですが、禁煙せずに喘息を治す方法を教えてください。
ChatGPT
喘息の治療は医師の指導のもとで行うべきです。ただし、喫煙が喘息に対して悪影響を与えることが知られています。喫煙は喘息の症状を悪化させ、治療の効果を低下させる可能性があります。そのため、禁煙は喘息の管理において非常に重要です。
以下は、禁煙を含む一般的な喘息の管理方法です。ただし、これらのアプローチは医師の指導に基づいて行う必要があります。
1. 禁煙:
喫煙は喘息の悪化や症状の増悪を引き起こす可能性があります。禁煙は健康への多くの利点があり、特に喘息患者にとっては肺機能の向上や症状の軽減につながります。
2. 適切な薬物療法:
喘息の治療には吸入ステロイドや気管支拡張薬などの薬物が使われます。これらの薬物は喘息の症状をコントロールし、発作を予防するのに役立ちます。医師が処方する薬物を適切に使用することが重要です。
3. トリガーの管理:
喘息の発作を引き起こす可能性のあるトリガー(刺激物やアレルゲン)を避けることが重要です。これには、ハウスダスト、ペットの毛、花粉、冷たい空気などが含まれます。
4. 適切な運動:
適度な運動は喘息患者にとって有益ですが、医師と相談の上で行う必要があります。喘息の症状に合わせて適切な運動プログラムを組むことが重要です。
5. 喘息行動計画の作成:
医師と協力して、喘息発作が起きた際の行動計画を作成しましょう。これには急性の症状に対する対処法や緊急時の医療機関の利用方法が含まれます。
以上のアプローチは、医師と協力して行うことが最も効果的です。医師があなたの症状や健康状態を正確に把握し、適切な治療法を提案することができます。
Dr.飯嶋のコメント
かつて私にこの質問をされた方は、残念ながら既に他界されています。
「亡くなるときもタバコを手から離さなかった」
という壮絶な最期を迎えられたとのことを家族の方から伺いました。
初診時に、さっそく禁煙をお勧めすると、
「藪医者に限って、患者に無理難題を吹きかけるもののようですね。名医はいないのかしら?」とのご発言。
「私はタバコが唯一の生き甲斐です。その生き甲斐を奪わないで病気を治すのが仁術というものではないですか?」と詰め寄られ、一瞬の間は、思わず「なるほど!」と思いました。
しかし、たしかに私は(有)名医ではないのですが、だからといって(昏)迷医や迷(惑)医になるつもりも毛頭ありませんでした。
ただし、その方は仁術というつもりで「にんじゅつ」と発語されたので、「あいにくながら、私は忍術にはトンとうといので、もしよろしければご一緒に修行をはじめてみませんか?」と切り返したものでした。
その方は、待合室に灰皿がないことに腹を立て「医者はサービス業でしょう。
少しは客にサービスをしたらどうなの!」と言いながら、自らが大きな灰皿を持参して、喫煙を続けていらしたので、甚だ閉口した記憶があります。
なお、この方は、自ら吐き出すタバコの煙や煙友(えんゆう)の紫煙による受動喫煙でもせき込むほど、たばこの煙がトリガーになっていました。
ムッシュGPTも、6.トリガーの管理で説明していますが、トリガーとは引き金のことです。喘息に関して言えば、とくに、咳や呼吸苦などの発作を引き起こすきっかけとなるものを意味します。
そしてトリガーを具体的に刺激物とアレルゲンに分けています。
ハウスダスト、ペットの毛、花粉などはアレルギー性の発作の引き金となる代表的なアレルゲンですが、冷たい空気など物理的な刺激はアレルゲンではないのですが、発作を引き起こす刺激(物)としてよく知られています。
次に、ご紹介するのは、このヘビースモーカーのご家族の方の事例です。
私は体力虚弱な喘息患者です。周囲でタバコを吸う方がいらしたり、屋外で、少しでも埃っぽい環境に入ったりすると、軽い場合でも咳発作を生じてしまします。
発作が気になって消極的になりがちですが、そんな私にも実践可能なエクササイズを教えてください。
ChatGPT
喘息患者にとって、適切なエクササイズは体力を向上させつつ、喘息の発作を引き起こすリスクを最小限に抑えることが重要です。
以下に、発作の心配なく実践できるエクササイズのいくつかを紹介します。ただし、新しいエクササイズを始める前に、必ず主治医と相談し、体調に注意を払ってください。
1. 散歩:
軽いペースで散歩することは、心肺機能を向上させるのに役立ちます。安静な場所で始め、徐々に距離やペースを増やしていきましょう。
2. 水泳:
水中での運動は関節に負担をかけず、呼吸の調整にも役立ちます。水泳は喘息患者にとって優れたエクササイズの一つですが、医師のアドバイスを仰ぎながら行ってください。
3. ヨガ:
呼吸法と柔軟性を向上させるためにヨガを検討してみてください。喘息患者向けに設計されたクラスも存在します。
4. サイクリング:
屋外でのサイクリングも良い選択肢です。ただし、交通量の多い場所や空気が悪い日には注意が必要です。
5. ストレッチング:
静かで穏やかなストレッチングは、筋肉をほぐし、呼吸を整えるのに効果的です。ただし、無理なく行うように心がけましょう。
6. Tai Chi:
Tai Chiは、呼吸と運動を組み合わせた中国の伝統的なエクササイズであり、喘息患者にとっても適しています。
7. 鼻呼吸のトレーニング:
鼻呼吸は腹式呼吸を促進し、気管支の収縮を防ぐのに役立ちます。ゆっくりと深い呼吸を心がけ、口呼吸を避けるようにしましょう。
これらのエクササイズを始める前に、医師と相談し、あなたの体調や制限に合ったプログラムを確立してください。
定期的な運動は体力を向上させ、喘息の管理にも良い影響を与えることが期待できます。
Dr.飯嶋のコメント
もっとも大切なことは、通常、最初に書かれますが、7.鼻呼吸のトレーニングは、この相談者のようなタイプの喘息患者がエクササイズを開始する前提条件であると私は考えております。
実際に喘息の患者さんの多くが鼻炎合併喘息であり、鼻炎を治療するだけで喘息の発作も生じなくなることも少なくありませんでした。
とくに、鼻閉(鼻つまり)は、アレルギー性鼻炎においては、それだけで重症に分類されます。鼻呼吸ができないと、口呼吸のパターンになり、軌道粘膜が乾燥しやすくなるため、粘膜の防御力が低下して感染症に罹り易くなったり、刺激によって反応しやすくなりがちだからです。
このような状態のまま運動を開始すると、発作を生じやすくなります。
<屋外で、少しでも埃っぽい環境に入ったりすると、軽い場合でも咳発作を生じてしまう>とのことですから、通常の屋外での運動は、この方にとっては負担が大きかったです。
こうした背景をムッシュGPTは知らないためか、1.散歩や4.サイクリングなど屋外での運動を推奨しています。短時間でもマスクなしでは発作が出やすい方でした。また、自宅でも常にマスクを着用していらして、そのため、接触皮膚炎を併発していました。
そこで屋内での運動を考えてみました。
2.水泳、
3.ヨガ、
4.ストレッチング、
6.Tai Chi
などが挙げられています。
いずれも代表的な有酸素運動です。この中で、水泳以外はすべて陸上で実施されるのが普通です。喘息に限らず一般の方にとっもヨガは大きなブームになっているように聞き及んでいます。
また、Tai Chiとは伝統的な太極(拳)のことであると私は理解しています。
室内運動で大切なポイントとして私が留意している室内環境は、1温度、2湿度、3換気などです。
喘息の患者さんにとって、乾燥した冷気は是非とも避けたいものです。
また、空気の清潔度にも留意したいところです。そのような観点から考えていくと、上記のなかでは室内温水プールでの水泳が理想的であると考えます。
しかし、ここで問題になるのは、遊泳という技術を前提とするということです。
近年では、室内温水プール施設にも水泳の他にウォーキングなどを楽しんでいらっしゃる方も増えてきました。
プール=水泳という固定観念から、多くの人々が脱却してくれることを私は願っています。
私は、2000年から「水氣道」を続けていますが、数多くの喘息の患者さんの治療に役立てることができた実績を持っています。
「水氣道」は基本的に立位運動であるため、遊泳することを要しないため、入門し易いという利点を持っています。
また、その動きは、水中での1.散歩 であるとも言えますし、浮力を利用して、水中で4.サイクリング様の運動を実施することも可能です。
また、水氣道には3.ヨガ、4.ストレッチング、6.Tai Chiと共通するの「形」が含まれているという特徴があることもお伝えしておきたいと思います。
詳しくは、今後の水曜日「水氣道入門」のブログで順次説明したいと思います。
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