<脱毛症の治療>

 

 

脱毛症でご相談のあったM様の鍼灸治療を担当しました。

 

 

同様の問題でお悩みの皆様にとっての励みとなるとても貴重な症例でした。

 

 

御本人 (M) のご承諾を得て経過報告させていただきます。

 

 

 

2018/8/24ー第1

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<治療前までの経過>

 

 

2018年7月24日ー洗髪時に左頭部の髪がいつもより抜けていることに気づく

 

 

                   近医ー『円形脱毛症』と診断され東京医大に紹介状

 

 

  8月8日ー東京医大にて『多発性・急速性の脱毛症』と診断される。

 

 

              東京医大で「これからもっと脱毛が進む」と予告されたそうです。

 

 

<所見>

 

 

頭皮が硬い。

 

 

肩より頭部が前にでているため肩の緊張が強い。

 

 

胸椎に硬さがある。

 

 

脈状ー沈で体が冷えやすい  (脈が触れづらい)。

 

 

    虚で「氣」が少ない  (脈拍の拍動の勢いが弱い)。

 

 

<治療内容>

 

 

    <座位>

 

 

頭皮を柔らかくするために頭部に鍼

 

 

肩こり緩和の目的で合谷に灸

 

 

自然治癒力強化のために足三里に灸

 

 

肩を赤外線で温める

 

 

<腹臥位>

 

 

脊中を揺らすーDRTの手技によって全身の筋肉の緊張が緩和されることが確認されました。

 

 

天柱肩井膏肓腎兪仙腸関節部承筋に鍼を実施しました。

 

 

上半身の緊張を緩和するために天柱、肩井、膏肓を、下半身の緊張緩和のために腎兪、仙腸関節、承筋を取穴し施鍼しました。

 

 

 

2018/09/25ー第4

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明らかに脱毛が進んできました。

 

 

東京医大での予告通りの経過でした。

 

 

「ここで脱毛が止まってくれ」と願うばかりの時期でした。

 

 

 

2018/10/23ー第7

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更に脱毛が進行してきました。

 

 

「時間はかかりますが希望を持って治療を続けていきましょう」

 

 

とサポートさせていただきました。

 

 

 

2018/11/27ー第10

 

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最も脱毛が進んだ状態です。

 

 

黒髪が白髪になることによって減少した毛髪量が更に減少したような印象を与えます。

 

 

とても辛かったと思います。

 

 

 

2019/01/29ー第15

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この頃から、脈状が沈、虚から脱し体に「氣」が増えてきました。

 

 

脈状から「氣」の量がわかります。「氣」は体を動かすエネルギーです。

 

 

そのため発毛のためのエネルギーを補給する準備ができつつあるように観察されました。

 

 

 

2019/02/14ー第16

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髪が生え始めてきました。

 

 

Mさんの気持ちに余裕が出てきたようです。

 

 

精神的な余裕も心の安定も「氣」(エネルギー)によるところが大きいといえます。

 

 

この「氣」が発毛を促進してくれることでしょう。

 

 

 

2019/03/07ー第18

 

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次第に白髪が黒髪に変わってきました。

 

 

2019/04/02ー第20

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 かなり、発毛が進みました。

 

 

ここまで、治療を受け続けてくださったことに感謝いたします。

 

 

 

 

<なぜ、症状が改善したのか>

(1) 症状が出てからすぐに治療を開始したこと。

 

 

(2) 東京医大で『多発性・急速性の脱毛症』と診断され、脱毛が進行していくことを了解していたことにより治療が長期になる覚悟ができていたこと。

 

 

そのため互いに焦らず治療にも臨めたことによって、全身の筋緊張の緩和に繋がりやすくなり、頭皮の血流に望ましい影響を与えたのではないかと思わます。

 

 

(3) 鍼灸治療により全身の緊張が緩和し、全身及び頭皮の血液循環が改善し薬が効きやすくなったこと。

 

 

(4) 脈状が虚から脱したことで、「氣」の量が増え「氣」を発毛に向けることができるようになったこと。

 

 

(5) 合谷、足三里の灸を行ったこと。

 

 

今までの円形脱毛症の治療では上肢のマッサージにより上半身の血流を改善させ発毛を促していました。

 

 

今回は合谷足三里の灸をしたことにより、冷えの改善や体全体の活力を高めることができたのだと思われます。

 

 

これからも灸をもっと活用したいです。

 

 

(6) 治療者である私自身、治療の長期化の覚悟ができたこと。

 

 

率直なところ、脱毛が進んでいたときに焦燥感におそわれそうになりました。

 

 

しかし、治療者としての心の修行(治療的自我の育成)と思って焦らぬように努めました。

 

 

過去に私の焦りが患者に伝わり、治療効果に悪影響が出たのではないかということが あり

ました。

 

 

今回はそのようなことは最小限にできたのではないかと思います。

 

 

最後に、ホームページにこの症例の掲載の許可をMさんからいただきました。

 

 

ありがとうございます。

 

 

さらなる発毛、再発の防止のためにもう少し治療にお付き合いください。

 

 

どうぞよろしくお願いします。

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

聖ヒルデガルドの医学と漢方医学との接点(2)

 

Although the human brain is mostly healthy and pure, sometimes disturbances of the air and the other elements rise up to the brain and pull various humors(fluids)back and forth to the brain, causing a foggy smoke to appear in the passages of the nose and throat, so that a harmful slime collects there like the smoke of foggy water. This slime draws the diseased parts of the weak fluids together, so that they are painfully secreted out of nose and throat; similarly, ulcers break open when they are ripe and the slime in the drains; and no food can be cooked without ridding itself of impurities through the cleansing foam. In the same manner the soul works in the human body, when all the body fluids in the eyes, ears, nose, mouth, and digestive tract- each in their own way- are cooked through the fire of the soul, like a food is cooked over the fire, until it brings up foam. (CC134,19)

 

人間の脳は、いつもは健康で純正なものですが、ときとして空気やその他の元素が混乱して脳に達すると様々な体液が脳を去来するようになります。そうすると鼻や喉の通路に霧状の煙をもたらし、その結果、霧状の水煙のように有害な粘液をそこに集めます。この粘液は弱った体液の病んだ部分から寄せ集められてきて、それらは鼻や喉から激しく分泌されます。同様に、それらの分泌物が熟腐していて粘液を排出すれば潰瘍が発現します。不純物を洗浄泡で取り除かずに食物を調理することはできません。それと同様に、魂が人体内で働くのは、あたかも食物が火の上で調理されるように、目、耳、鼻、口、消化管にあるすべての体液がーそれぞれ独自の様式でーそれが泡を吐き出すまで調理されるからなのです。

 

<解説> 聖ヒルデガルトは「脳」をどのように考えていたのかは、「魂」との区別がわからないと難しそうです。それから、聖ヒルデガルトの医学用語には神経(自律神経、感覚神経、運動神経など)という言葉は登場しないので、「通路」とか「霧状の(煙)」などの比喩で表現されている箇所があるようです。

 

ところで聖ヒルデガルト鼻や喉で分泌物が排出される発端として、空気やその他の元素の混乱を考えていることがわかります。聖ヒルデガルト医学において元素というのは、空気、火、水、土の4元素なので、4元素の混乱が、鼻や喉に異常分泌液をもたらす、ということになります。これら4元素は体内にも体外にも存在しますが、病気の原因としてわかりやすいのは、体を取り巻く環境としての4元素の混乱です。端的な例を挙げるならば、4元素とは気象を構成する要素であり、4元素の混乱とは気象の変動ということになるでしょう。これらは現代医学でも中医学でも外因とよんで同様な認識をしています。

 

より具体的に言うならば、外気の寒熱・乾湿ということになります。

 

こうした元素の混乱が脳に達するというプロセスを聖ヒルデガルドは想定していますが、これはどういうことなのでしょうか。私たちは外気温や風の強さを感じることはできます。そのわけは、私たちの皮膚や粘膜には触覚,圧覚,温覚,冷覚, 痛覚という五種の感覚受容器があるからです。皮膚や粘膜は、感覚情報を受け取り、神経へ感覚情報を伝達する器官• 感覚受容器は,への情報伝達を可能にしていることは確かです。

 

ただし、ここで私はとても興味深いことに気づくことができました。以前「乾湿感」という言葉を耳にしたときには不覚にも疑問には思いませんでしたが、温度とは違って、私たちには湿度を直接感じることができるセンサーを持っていないということです。特に瞬時的な乾湿状態を私たちは把握することはできません。それでも私たちは皮膚の荒れや鼻腔内の乾燥具合でどうにか乾湿状態を把握することはできます。それは乾燥状態、湿潤状態は、一定の時間が経過してはじめて鼻や皮膚の状態の変化をようやく感知できるものだからです。乾湿の感覚は健康や生命維持にとって大切であり、とくに脱水状態に陥らないことは極めて重要なことです。ひとは視床下部にある渇中枢が刺激されて口渇を感じて、飲水行動を取るような仕組みをもっています。

 

聖ヒルデガルトは目、耳、鼻、口、消化管にあるすべての体液について言及していますが、たしかに皮膚の乾燥以上に問題なのは粘膜の乾燥です。粘膜の生理的な体液が欠乏してしまうと、粘膜は諸感覚を含め機能を失ってしまい、生命の維持すら危うくしてしまうからです。鼻や喉から粘液が激しく分泌する生体反応も、病的反応あるいは病気の兆候としてばかりではなく、粘膜の異常乾燥を防ぐための身体の防御反応と見ることも可能ではないかと思われます。

 

聖ヒルデガルトは「脳」を粘膜や皮膚の感覚受容体から感覚神経を経て文字通り中枢である脳に達するまでのすべての入力プロセスを意味しているように思われます。これに対して「魂」とは「脳」に発して運動神経や筋肉を介しての身体の諸々の反応や働き、さらには思考や決断・意思に基づく行動に至るまでのすべての出力プロセスを意味しているように思われます。

 

養生の基本は、外界の寒冷・暑熱という病気の外因に対して適切な対応をすることですが、乾燥や湿潤に対する備えは疎かになりがちです。それが証拠に、現代においてもインフルエンザの大流行があり、また、夏の脱水症・熱中症などが問題になっています。

 

<班長・副班長・地区リーダーおよび特定掲示板モニター募集中>

 

皆様ありがとうございます!

 

なお、新たな地区リーダーとして25名の皆様を募集いたします。

 

皆様の多大な御支援によって区内128か所(うち1か所は閉鎖中)のうち、前回121か所に加え、新たに5か所貼布でき、計126か所に「水氣道」会員募集ポスターの貼布が完了しました。今後の方向性としては、残る2か所(当面は1か所)を残すのみとなりました。

 

残る1か所の「ゆうゆう阿佐ヶ谷館」は、私自身毎週土曜日の午前中に通りがかるので、今後もモニターを続けようと思います。

 

その際に、さらなる貼布のための空きスペースが残されている場合のみ、第2種の「でんごんくん」へのポスター掲示の許可期間は、貼布した日から起算して2週間以内とされています。そこで、今後も最低2週間ごとのポスターの貼替えが必要です。

 

 

今回は、はじめての貼替でしたが、残念なことに3か所で事件が発生しました。

ファイル内のチラシ抜き取り1件、消失1件、および明らかな破棄(敷地内に放棄)1件です。2週間に1回の貼替作業は、こうした事件発生を早期に発見して適切に対処するうえでも意味があることです。

 

そこで、皆様に提案がございます。第1回ポスター・ラリーに参加してくださった皆様の負担が加重とならないよう、無理なく楽しく続けていくことができるよう、班長・副班長および地区リーダー等のサポーターを募集していきたいと思います。

 

 

また、未貼布の掲示板の空き情報を事務局に提供してくださる特定掲示板モニターも大歓迎です!

 

 

なお、次回、第3回水氣道ポスター・ラリーでは、ポスターの新しい貼布場所として杉並区および隣接市・区域内に点在する各サミットストア「街のふれあい掲示板」を予定しております。

 

必要事項を記載した所定の申込用紙(予め事務局にて準備しておきます)とともに、希望掲示物をサービスカウンターに提出していただくと、店舗職員の方が空きスペースがあれば、その場で貼布していただくことができます。

なお、掲示期間は申込日から起算して1カ月間です。掲出した掲示物は期間満了とともに店舗側で処分してくれることになっています。

 

第1班 (和田、梅里、堀ノ内、松ノ木、大宮、方南地区14か所)

総班長 飯嶋正広(暫定正七段:水氣道創始者)

和田直轄地区 2か所完了

先遣隊長 中野礼子(6級:初等訓練生) 

 

5月13日ポスター資料渡し済

堀ノ内地区リーダー 高橋千晴(2級:中等修錬生)

5月12日ポスター3か所貼布完了

サミットストア妙法寺前店

 

松ノ木地区リーダー 飯石三三男(級外:体験生)

5月12日ポスター資料渡し済み

 

梅里地区リーダー 猪狩亜由美(7級:特別体験生

5月12日ポスター資料渡し済み 完了

 

方南地区リーダー 丸山真一(級外:体験生)

第3回ラリーから新規参加予定 

 

大宮地区リーダー募集中!

 

 

第2班 (高円寺南地区5か所) 5月15日完了!

班長 中川良子(正弐段下:中等支援員)

 前回貼付できなかった(馬橋会議室前)も、今回は貼布できました!

 

事故報告:高円寺中央公園で、水氣道を含む多数のポスターが剥がされ、3つのポスターが残っている状態を、班長の中川さんが発見しました!

 

第3班 (高円寺北地区3か所)5月13日完了!

班長 林亮博(従弐段上:中等支援員)

 

 

第4班 (阿佐ヶ谷北、本天沼、天沼、下井草、清水地区19か所)

5月15日完了!

指導班長 奥村順子(4級:高等訓練生)

班長サポーター 加藤博文(1級:高等修錬生)

サミットストア本天沼店:貼布済

 

清水地区リーダー 濱屋幸一(4級:高等訓練生)

 

阿佐ヶ谷北地区サポーター小池享子(6級:初等訓練生)

 

貼付できなかった場所:1か所(ゆうゆう阿佐ヶ谷館

<理由>貼付スペースなし

 

事故報告:天沼東公園は剥がされて無くなっていました。

 

阿佐ヶ谷北地区サポーター小池享子(6級:初等訓練生)

 

4地区リーダー(計4名)募集中!

 

 

第5班 (上井草、井草地区8か所)5月16日完了!

指導班長 細谷健太(2級:中等修錬生)

 

サミットストア井荻駅前店

 

2地区リーダー(計2名)募集中!

 

 

第6班 (今川、桃井、上荻、西荻北、善福寺地区18か所)5月12日完了!

指導班長 野口将成(3級:初等修錬生)

 

サミットストア善福寺店

 

前回貼付できなかった(桃井原っぱ公園)にも貼付スペースが生じたため、18か所すべて貼布達成!

 

 5地区リーダー(計5名)募集中!

 

 

第7班 (西荻南、宮前、高井戸西、上高井戸、松庵、久我山地区20か所)

5月16日完了!

指導班長 加藤博文(1級:高等修錬生)

副班長候補 羽鳥宏子(級外:体験生)

 

サミットストア久我山店

 

事故報告:久我山会館は剥がされて無くなっていました。

富士見丘中学では、剥がされて同学校内に廃棄されていました。

 

5地区リーダー(計5名)募集中!

 

 

第8班 (成田東、成田西、浜田山、高井戸東16か所)5月15日完了!

指導班長 金澤克彦(従弐段下:中等支援員)

副班長・成田東地区リーダー中西正子(2級:中等修錬生)

 

サミットストア成田東店、東高井戸店

 

前回貼付できなかった場所:2か所(浜田山公園、成宗児童遊園)も今回はすべて貼布できました!

 

事故報告:永福北公園では、ファイルのみでポスターが抜き取られていました!

 

3地区リーダー(計3名)募集中!

 

 

第9班 (荻窪、南荻窪地区9か所)5月12日完了!

班長 飯嶋園子、副班長 飯嶋志保(7級:特別体験生)

前回貼付できなかった場所:1か所(荻窪公園)<理由>工事中にて掲示板撤去

 

2地区リーダー(計2名)募集中!

 

 

第10班 (阿佐ヶ谷南地区3か所)5月12日完了!

特例指導班長 木村英一(4級:高等訓練生)

班長 小池享子(6級:初等訓練生)

 

 

第11班 (下高井戸、永福、和泉地区13か所)5月16日完了!

指導班長 田辺幸子(4級:高等訓練生)

 

サミットストア西永福店、和泉店

 

3地区リーダー(計3名)募集中!

 

 

 

追記:

水氣道のポスター・ラリーは、本年中は杉並区内の「でんごん君」およびサミットストア「街のふれあい掲示板」を中心に継続することを検討中です。

 

来年は、隣接市・区のうち中野区において水氣道「中野支部」設立を目指したいと思 います。そのための第一歩として、中野区内の以下の3件のサミットストア内の「街のふれあい掲示板」を積極的に活用していきたいと思います。

 

 

中野区   

サミットストア鍋屋横丁店(第1班;和田地区)杉十P

サミットストア鷺宮店(第4班別働隊;下井草地区)上井草P

サミットストア南台店(第11班別動隊;方南町地区)杉十P

 

以下は、今後検討したい候補店舗です。

 

練馬区   

サミットストア石神井台店(第5班別動隊)上井草P

 

三鷹市   

サミットストア三鷹台団地店(第7班別動隊;久我山地区)高井戸P

 

世田谷区、新宿区、武蔵野市には候補店見当たらず

 

 

令和元年5月17日

日本水氣道協会 理事長 飯嶋正広

 

 

IgE抗体

 

IgE抗体は、即時型アレルギー反応をおこす大切な役者です。アレルゲンによる感作がおこると、そのアレルゲンにだけ結合することができる特異IgE抗体が形質細胞で産生されます。

 

アレルゲンが卵白であれば卵白特異IgE抗体、ダニであればダニ特異IgE抗体が産生されます。産生されたIgE抗体は、血液中を流れて、私たちの皮膚や粘膜のすぐ下にいるマスト細胞や、血液中を流れる白血球の一種である好塩基球の表面にくっつき、アレルゲンと出会うのを待っています。

 

アレルギーの血液検査で測定しているのが、このIgE抗体の量であり、現在200種類以上のアレルゲンに対する特異IgE抗体を測定することができます。測定値は、クラスという段階的に量をわかりやすく示す方法でクラス0~6まで7段階で示す方法がとられています。

 

値が高い方がその特異IgEの量が多いことを示していますが、ここで気をつけなければいけないことは、この値が高いからと言って必ずしも臨床症状と相関しないということです。特に、食物アレルゲンでは、特異IgE抗体がある程度高くてもそのアレルゲンを摂取しても症状がでないことがしばしば経験されます。

 

診断の参考にしていると考え頂くのがよいようです。

 

マスト細胞や好塩基球の表面にくっついている二つのIgE抗体にアレルゲンが結合し、2つのIgE抗体につながりができるとそのシグナルが細胞内にはいりマスト細胞や好塩基球が活性化してヒスタミンやロイコトリエンを放出する仕組みがあります。この物質によって即時型アレルギー反応による症状がおこります。

 

 

<補足説明>

 この解説のポイントは、アレルギーの血液検査で測定することが多いIgE抗体についての扱い方です。

 

現在200種類以上のアレルゲンに対する特異IgE抗体を測定することができますが、当クリニックでは、代表的なアレルゲンの検索のみ検査して診断の参考にしています。

しかし、この値が高いからと言って必ずしも臨床症状と相関しないことは良く知られています。

 

ただし、特異IgE抗体ではなく、総IgE抗体(非特異的IgE抗体)量はしばしば検査しています。慢性のアレルギー疾患の患者さんは、複数のアレルギーを合併しているいことが多いため、個別的なアレルゲンに対する特異的IgE抗体量を測定するより、いろいろなアレルゲンに対する個体全体の反応の結果、すなわち、治療がうまくいっているかどうかの経過観察の血清免疫学的な目安として総IgE抗体量の測定はなお有用であると考えております。

今年の日本リウマチ学会総会・学術集会は、これまでの中で、もっとも大きな収穫がありました。それは、学術集会に先立つアニュアルレクチャーコースで最新の専門知識がアップデートできたこと、関節エコーライブ&ハンズオンセミナーといって、超音波検査の専門実習(参加者限定)で実践的なスキルアップができたこと、それに加えてMeet the Expertといって、特殊領域のエクスパートのレクチャーに続き、その講師を囲んで臨床に即した質疑応答(参加者限定)に参加でき、日常診療における専門的な課題の克服に大いに役立つ経験ができたからです。

 

そこで今月の木曜日のシリーズは4月14日(日)に開催された日本リウマチ学会総会2019アニュアルコースレクチャーの内容を、講義録のメモ〔講義録メモ〕をもとに要点を少しでもわかりやすく<まとめ>皆様にご紹介することにいたします。

 

 

アニュアルコースレクチャーは、2006年より、日本リウマチ学会の学術集会に併せて開催されています。リウマチ学会の中央教育研修会の中心となる7つの講演で、丸一日をかけて1年分のリウマチ医学の最新情報を得ようとするものです。

 

昔から難病とされてきた関節リウマチではありましたが、日進月歩の医学の発展により、関節リウマチの疾患活動性のコントロールも充分に可能な状況となりつつあります。そして、寛解状態を目指すことが現実的な治療ゴールになってきました。

 

とりわけ、関節リウマチの薬物療法の進歩は大学病院のみならずリウマチ専門医が勤務する地域のクリニックで高度な対応ができる時代になってきました。

 

しかし、そこで重要なことは、やはり、早期に診断し、速やかに治療を行うことです。

 

医師免許や博士号などの学位とは異なり、専門医のタイトルは、常にアップデートな情報に触れ、新しい知識を取得しておくことが必須の条件になっています。また、社会環境の変化も重要です。なぜなら、社会が医療に求める内容は、日々めまぐるしく変わって、より高度で有益で安全なものが求められていくからです。それについても、絶えずアップデートされた知識や技術が求められていることを実感しています。

 

 

〔講義録メモ〕

 <日本リウマチ学会総会2019アニュアルコースレクチャーのリポート③>

4月14日(日)

11:55~12:45am

 

ACL4:最近の副作用発現状況を踏まえたMTXの適正使用

演者:鈴木康夫(東海大学リウマチ内科学)

 

最近の関節リウマチ治療では、メトトレキサートをアンカードラッグとして高容量まで使用し、効果不十分であれば積極的に分子標的薬を併用することで、治療成績は画期的に向上した。しかし、最近の副作用に動向やリウマチ患者の高齢化などの背景から、今後は長期寛解維持後の免疫抑制の緩和が必要です。

 

メトトレキサートは単剤あるいは従来型合成抗リウマチ薬、生物学的製剤やJAK阻害薬との併用で、80%以上の関節リウマチ患者に投与されています。

 

メトトレキサートを週8㎎から週8㎎を超えて増量した場合、寛解症例の比率は約3倍増加し、特にメトトレキサート開始1年未満の症例では、その傾向が顕著でした。なお、2016年に改訂されたメトトレキサート診療ガイドラインでは増量の目標は週10~12㎎とする一方、増量のタイミングも迅速増量について言及し、より積極的な使用法を推奨されています。

 

 

メトトレキサートとの関連が否定できない死亡例の内訳:

感染症25.1%、骨髄障害24.0%、新生物(リンパ増殖性疾患:LPD)21.7%、間質性肺障害17.7%など

 

70歳以上が75%を占め、2年以上の服用例が約半数、メトトレキサート週10㎎以上の症例が35%でした。

 

感染症関連死に関して、死亡例を含む重篤な感染症の60%以上が生物学的製剤やJAK阻害薬の併用例、メトトレキサート週10㎎以上内服が36.7%でした。

 

重症感染症では、肺炎やニューモシスティス肺炎など急性感染症をはじめ、結核、真菌感染症、帯状疱疹・ヘルペス感染症、非結核性抗酸菌症などの慢性の日和見感染症も増加傾向にあります。

 

新生物(LPD)関連死では、70歳以上が53.8%、メトトレキサート週10㎎以上の症例は15.3%と少ないのに対して、2年以上服用例は54.4%(LPDとしての集計例中ではの88.0%)と多数に上りました。DLBCLが最多、次いでホジキンリンパ腫。

 

免疫不全との関連があるものでは100%

 

DLBCLでは自然退縮例もあり比較的良好であるが、ホジキンリンパ腫は退縮率が低く予後は不良。

 

イクティマブが未承認であるのが我が国の問題。

 

 

 

<まとめ>

当クリニックのリウマチ診療の特徴は、これまで、ほとんど生物学的製剤を行っていないということです。

 

その第一の理由は、関節リウマチを比較的早期に診断できていることです。メトトレキサート(リューマトレックス®)を単剤で使用しているか、あるいは従来型合成抗リウマチ薬を併用することによって良好なコントロールが得られているのは、何よりも早期発見と早期治療に負うところが大きいです。

 

第二の理由は、大学病院等のリウマチ専門外来で適切な治療を経験されて安定期を見換えてから当科を紹介されて来院され方の比率が多いからです。そうした患者さんの中で気になるのは、合併しやすい骨粗鬆症の治療や予防が放置されていることが多いことです。そのままでは将来、要介護状態に至ってしまうので、当科では、長期的展望に立って丁寧に、計画的なケアにて対応しています。

 

メトトレキサート(リューマトレックス®)を単剤で使用といっても、骨髄抑制の予防のため、当然ながら葉酸(ビタミンB群の一種)を用いる他、カルシウムなどのミネラル、ビタミンCやDなどのビタミン類、漢方薬を組み合わせることが有用であると考えています。その理由は最少量のメトトレキサート(リューマトレックス®)で、最大限の治療効果を挙げるための工夫をしているからだと思います。

 

第三の理由は、関節リウマチは先天的遺伝的な生まれつきの体質による要因よりも、後天的な生活習慣や環境因子に大きな影響を受ける病気であることを、患者さんにしっかりと伝えているからです。身体的ばかりでなく精神的なストレッサーも自律神経やホルモンや免疫の働きを損なうことはよく知られています。ですから、薬ばかりで直そうというのではなく、生活リズムをはじめとする習慣の改善の他、水氣道®など関節リウマチの患者さんに過剰な負担のかからないエクササイズ、聖楽院でのボイストレーニングなど、楽しく継続できる方法を導入していることも少なからず貢献できているものと自負しております。

糖尿病は病型にかかわらず、膵β細胞の休息を!

 

 

第116回日本内科学会総会・講演会(ポートメッセ名古屋)

第3日目

2019年4月28日(日)

 

教育講演13<1型糖尿病の病態と治療の最前線>

 

1型糖尿病:

膵β細胞の破壊により発症し、通常はインスリンの絶対的欠乏に至る糖尿病

 

発症因子:

他因子疾患。遺伝的素因を有する人に何らかの環境因子が働いて発症

 

遺伝的素因:

HLA。DR4およびDR9が感受性、

まれにDR8ハプロタイプ(強い疾患感受性、疾患の家族集積)

DR2が抵抗性。

 

成因による分類:

自己免疫性および特発性

 

日常臨床経過による分類:

劇症、急性発症および緩徐進行

高血糖症状出現からインスリン依存状態に至る期間が基準

急性発症1型糖尿病では3カ月以内:内因性インスリン欠乏    or 膵島関連自己抗体陽性

正常なインスリン分泌パタンが喪失

内因性インスリンは自己調節能を有するので投与インスリンの過不足をも緩衝

 

β細胞の病態による分類:

完全廃絶群、微小残存群

 

最近のトピック:

発症の環境因子として、他疾患に対する免疫療法により自己免疫を増強させると、膵β細胞障害を促進。インターフェロン療法や免疫チェックポイント阻害薬治療に伴って発症することが示唆。とくに癌の免疫チェックポイント阻害薬に伴って発症する1型糖尿病には、高率に劇症1型糖尿病が発症。劇症1型糖尿病は、発症時から膵β細胞が完全に廃絶してしまうので対応の遅れにより生命危機に直結。

 

 

治療:

インスリンポンプ(ASI)によるインスリン補充

内因性インスリン完全廃絶例でのコントロールは対応困難

残存β細胞を如何に温存させるかが重要

細胞性免疫によるβ細胞破壊を防ぐためには、

クリティカルなβ細胞の残存率は10~20%、

それ以下ではケトアシドーシスを発症し、インスリン依存状態に至る

初期治療によって、残存膵β細胞を休息させる

 

 

ポイント:

インスリンは膵臓に点在するランゲルハンス島組織を構成する細胞の一種であるβ細胞で産生され、分泌されています。

 

日本人のβ細胞は、とてもデリケートで、欧米人と比較して簡単に疲弊し、機能廃絶(インスリン産生不能)に陥りがちであることが知られています。

 

糖尿病の大多数を占める生活習慣病としての2型糖尿病ばかりでなく1型糖尿病であっても残存膵β細胞を休息させることが大切です。

 

決行期限:令和元年5月15日(水)もしくは16日(木)まで

 

すでに、第3班、第6班、第9班および第10班が初回貼布を実行しました

 

<班長・副班長・地区リーダーおよび特定掲示板モニター募集中>

 

 

今回のお知らせは、「でんごんくん」に掲示する

2種目のポスター「聖楽院」貼布ラリーへの参加者募集のためのポスターです。

 

今後は、2週間ごとのポスター・ラリーに際して、これらの2種の貼布を御願いできれば幸いです。

 

 

2種目の「聖楽院」参加者募集ポスターは、本年11月14日(木)に、杉並公会堂小ホールにて予定している杉並国際クリニック開院記念イベントコンサートの開催準備の一環でもあります。

 

皆様の多大な御支援によって区内128か所(うち1か所は閉鎖中)のうち、現在123か所に第1種の「水氣道」会員募集ポスターの貼布が完了しました。

今後の方向性としましては、残る5か所(当面は4か所)を含めて、区内での貼布を完成させることを優先課題としました。

その際に、さらなる貼布のための空きスペースが残されている場合のみ、第2種の「聖楽院」参加者募集ポスターが、貼布していただければ、と希望いたしております。

 

「聖楽院」参加者募集ポスターの目的は、杉並国際クリニックの関連健康事業の発展・普及のためばかりでなく、当クリニックにご縁のある音楽家等の皆様の区内での芸術活動を積極的に支援することにあります。今後区内の「でんごんくん」への掲載をご希望の方は、直接担当者のフナリー野尻( Mr. Funary Nojiri )にお申し出ください。

 

「でんごんくん」へのポスター掲示の許可期間は、貼布した日から起算して2週間以内とされています。そこで、今後も最低2週間ごとのポスターの貼替えが必要です。

 

そこで、皆様に提案がございます。第1回ポスター・ラリーに参加してくださった皆様の負担が加重とならないよう、無理なく楽しく続けていくことができるよう、班長・副班長および地区リーダー等のサポーターを募集していきたいと思います。 

 

お陰様で、本日もまた地区リーダーの応募がありました。皆様ありがとうございます!

 

なお、新たな地区リーダーとして25名の皆様を募集いたします。

 

また、未貼布の掲示板の空き情報を事務局に提供してくださる特定掲示板モニター

大歓迎です!

 

 

第1班 (和田、梅里、堀ノ内、松ノ木、大宮、方南地区14か所)

総班長 飯嶋正広(暫定正七段:水氣道創始者)

先遣隊長 中野礼子(6級:初等訓練生) 

5月13日ポスター資料渡し済

堀ノ内地区リーダー 高橋千晴(2級:中等修錬生)

5月14日ポスター資料渡し済

松ノ木地区リーダー 飯石三三男(級外:体験生)

5月12日ポスター資料渡し済

梅里地区リーダー 猪狩亜由美(7級:特別体験生)

5月12日ポスター資料渡し済

次回より方南地区リーダー 丸山真一(級外:体験生)

 

大宮地区リーダー募集中!

 

 

第2班(高円寺南地区5か所) 5月14日ポスター資料渡し予定

班長 中川良子(正弐段下:中等支援員)

 

 

第3班 (高円寺北地区3か所)5月13日完了!

班長 林亮博(従弐段上:中等支援員)

 

 

第4班 (阿佐ヶ谷北、本天沼、天沼、下井草、清水地区19か所)

5月14日ポスター資料渡し予定

指導班長 奥村順子(4級:高等訓練生)

班長支援 加藤博文(1級:高等修錬生)

本天沼地区リーダー 濱屋幸一(4級:高等訓練生)

阿佐ヶ谷北地区サポーター小池享子(6級:初等訓練生)

阿佐ヶ谷北地区サポーター小池享子(6級:初等訓練生)

 

4地区リーダー(計4名)募集中!

 

 

第5班 (上井草、井草地区8か所)

5月15日ポスター資料渡し予定

指導班長 細谷健太(2級:中等修錬生)

 

2地区リーダー(計2名)募集中!

 

 

第6班 (今川、桃井、上荻、西荻北、善福寺地区18か所)5月12日完了!

指導班長 野口将成(3級:初等修錬生)

今回貼付できなかったのは7か所(桃井原っぱ公園、桃井第一小学校前、西荻地域区民センター、西荻北児童館、西荻北中央公園、井荻公園、上荻保育園前)でした。

 

5地区リーダー(計5名)募集中!

 

 

第7班 (西荻南、宮前、高井戸西、上高井戸、松庵、久我山地区20か所)

5月13日ポスター資料渡し予定

指導班長 加藤博文(1級:高等修錬生)

副班長候補 羽鳥宏子(級外:体験生)

 

5地区リーダー(計5名)募集中!

 

 

第8班 (成田東、成田西、浜田山、高井戸東16か所)

5月13日ポスター資料渡し済

指導班長 金澤克彦(従弐段下:中等支援員)

副班長・成田東地区リーダー中西正子(2級:中等修錬生)

 

3地区リーダー(計3名)募集中!

 

 

第9班 (荻窪、南荻窪地区9か所)

5月12日完了!

班長 飯嶋園子、副班長 飯嶋志保(7級:特別体験生)

貼付できなかった場所:1か所(荻窪公園

<理由>工事中にて掲示板撤去

 

2地区リーダー(計2名)募集中!

 

 

第10班 (阿佐ヶ谷南地区3か所)

5月12日完了!

特例指導班長 木村英一(4級:高等訓練生)

班長 小池享子(6級:初等訓練生)

貼布できなかった場所2か所:阿佐ヶ谷東公園、阿佐ヶ谷南公園

 

 

第11班 (下高井戸、永福、和泉地区13か所)

5月11日ポスター資料渡し済

指導班長 田辺幸子(4級:高等訓練生)

 

3地区リーダー(計3名)募集中!

 

 

令和元年5月14日

聖楽院 主宰  飯嶋正広

 

令和元年5月15日(水)もしくは16日(木)

 

<班長・副班長・地区リーダーおよび特定掲示板モニター募集中>

 

 

今回のお知らせは、「でんごんくん」に掲示するポスターを2種とする計画についてです。

 

皆様の多大な御支援によって区内128か所(うち1か所は閉鎖中)のうち、現在123か所に「水氣道」会員募集ポスターの貼布が完了しました。今後の方向性としましては、残る5か所(当面は4か所)を含めて、区内での貼布を完成させることを優先課題とています。

 

その際に、さらなる貼布のための空きスペースが残されている場合のみ、第2種の「でんごんくん」へのポスター掲示の許可期間は、貼布した日から起算して2週間以内とされています。そこで、今後も最低2週間ごとのポスターの貼替えが必要です。

 

そこで、皆様に提案がございます。第1回ポスター・ラリーに参加してくださった皆様の負担が加重とならないよう、無理なく楽しく続けていくことができるよう、班長・副班長および地区リーダー等のサポーターを募集していきたいと思います。

 

お陰様で、本日もまた地区リーダーの応募がありました。皆様ありがとうございます!

 

なお、新たな地区リーダーとして25名の皆様を募集いたします。

 

また、未貼布の掲示板の空き情報を事務局に提供してくださる特定掲示板モニター

大歓迎です!

 

第1班 (和田、梅里、堀ノ内、松ノ木、大宮、方南地区14か所)

総班長 

飯嶋正広(暫定正七段:水氣道創始者)

先遣隊長 中野礼子(6級:初等訓練生) 

5月13日ポスター資料渡し済

 

堀ノ内地区リーダー 高橋千晴(2級:中等修錬生)

5月12日ポスター資料渡し済

 

松ノ木地区リーダー 飯石三三男(級外:体験生)

5月12日ポスター資料渡し済み

 

梅里地区リーダー 猪狩亜由美(7級:特別体験生)

5月12日ポスター資料渡し済み

 

方南地区リーダー 丸山真一(級外:体験生)

第3回ラリーから新規参加予定

 

大宮地区リーダー募集中!

 

 

第2班(高円寺南地区5か所) 

班長 中川良子(正弐段下:中等支援員)

5月15日ポスター資料渡し予定

 

貼付できなかった場所:1か所(馬橋会議室前

<理由>貼付スペースなし

 

 

第3班 (高円寺北地区3か所)5月13日完了!

班長 林亮博(従弐段上:中等支援員)

 

 

第4班 (阿佐ヶ谷北、本天沼、天沼、下井草、清水地区19か所)

指導班長 奥村順子(4級:高等訓練生)

班長サポーター 加藤博文(1級:高等修錬生)

5月14日ポスター資料渡し予定

 

本天沼地区リーダー 濱屋幸一(4級:高等訓練生)

 

阿佐ヶ谷北地区サポーター小池享子(6級:初等訓練生)

貼付できなかった場所:1か所(ゆうゆう阿佐ヶ谷館)

<理由>貼付スペースなし

 

阿佐ヶ谷北地区サポーター小池享子(6級:初等訓練生)

4地区リーダー(計4名)募集中!

 

 

第5班 (上井草、井草地区8か所)

指導班長 細谷健太(2級:中等修錬生)

5月15日ポスター資料渡し予定

2地区リーダー(計2名)募集中!

 

 

第6班 (今川、桃井、上荻、西荻北、善福寺地区18か所)5月12日完了!

指導班長 野口将成(3級:初等修錬生)

前回貼付できなかった(桃井原っぱ公園)にも貼付スペースが生じたため、18か所すべて貼布達成!

 

5地区リーダー(計5名)募集中!

 

 

第7班 (西荻南、宮前、高井戸西、上高井戸、松庵、久我山地区20か所)

指導班長 加藤博文(1級:高等修錬生)

副班長候補 羽鳥宏子(級外:体験生)

5月14日ポスター資料渡し予定

5地区リーダー(計5名)募集中!

 

 

第8班 (成田東、成田西、浜田山、高井戸東16か所)

指導班長 金澤克彦(従弐段下:中等支援員)

副班長・成田東地区リーダー中西正子(2級:中等修錬生)

5月13日ポスター資料渡し済

 

前回貼付できなかった場所:2か所(浜田山公園、成宗児童遊園

<理由>貼付スペースなし

 

3地区リーダー(計3名)募集中!

 

 

第9班 (荻窪、南荻窪地区9か所)5月12日完了!

班長 飯嶋園子

副班長 飯嶋志保(7級:特別体験生)

前回貼付できなかった場所:1か所(荻窪公園

<理由>工事中にて掲示板撤去

2地区リーダー(計2名)募集中!

 

 

第10班 (阿佐ヶ谷南地区3か所)5月12日完了!

特例指導班長 木村英一(4級:高等訓練生)

班長 小池享子(6級:初等訓練生)

 

 

第11班 (下高井戸、永福、和泉地区13か所)

指導班長 田辺幸子(4級:高等訓練生)

5月11日ポスター資料渡し済

3地区リーダー(計3名)募集中!

 

 

令和元年5月14日

日本水氣道協会 理事長 飯嶋正広

 

 

杉並国際クリニックでは『健康会員』資格認定証を発行していきます。

 

会員証の資格は以下の通りです。

 

 

 

『健康会員』資格認定証

私は、以下の健康管理上の基本的諸条件を順守していることを申告します。

 

1、喫煙者でない方。

 

2、予防接種の必要性を理解し、毎年インフルエンザ・ワクチンを接種しており、かつ適応年齢であれば肺炎ワクチン接種を心がけている方

 

3、杉並国際クリニックとともに健康管理に関して生涯学習を実践し、継続的かつ計画的な健康管理を実践している方。

 

 

以上3点です。

家庭血圧を測定しましょう‼ー仮面高血圧のはなし

 

家庭血圧を測定しないと仮面高血圧や白衣高血圧を見逃してしまいます。

 

実際には高血圧であるにもかかわらず、診察室で正常域を示す場合があります。この場合でも、家庭血圧測定により、高血圧であることがわかれば、仮面高血圧とされます。

 

仮面高血圧では、高血圧性臓器障害や心血管イベントのリスクが、正常域血圧のみならず白衣高血圧に比べて有意に高く、持続性高血圧によるリスクと変わりません。仮面高血圧の一つが早朝高血圧です。

 

 

ヒトの血圧は、一日を通じて変動します。夜間から早朝にかけて上昇します。早朝に高血圧を呈すれば早朝高血圧ですが、その評価は家庭血圧で評価するのが実際的です。家庭血圧での高血圧の基準は135/85㎜Hg以上です。早朝高血圧は、心血管イベントの引き金になることが知られています。

 

また、これとは反対に、早朝血圧が135/85㎜Hg未満で、就寝前血圧が135/85以上を就寝前高血圧、両者とも高い場合を持続性高血圧といいます。これらは正常血圧と比較して脳卒中のリスクが高いです。特に治療中の高血圧患者において、早朝高血圧であると脳卒中のリスクが明かに高くなります。

 

杉並国際クリニックの対応は、早朝血圧が他の時間帯よりも高い(就寝時の血圧が正常域で早朝血圧が高い早朝高血圧もしくは就寝時血圧よりも早朝血圧が15㎜Hg以上高い)場合には、就寝前の降圧薬の処方を検討します。

 

杉並国際クリニック誕生以前の高円寺南診療所30年の臨床経験において、新規脳卒中患者をほとんど発生させず、予防に成功できたことは、目立たない地味な実績ではありますが、ささやかながら確かな実感を伴う誇りとしております。

 

そこで、皆様にアドヴァイスがございます。それは家庭血圧の測定習慣をもつことです。

 

記録のための血圧手帳を差し上げますので、診察のたびごとに血圧手帳をご持参ください。その都度チェックして具体的なアドヴァイスをします。

 

そして正しく家庭血圧を測定する際には、若干の注意点があるのでご紹介いたします。

 

①早朝血圧測定のタイミング:起床後1時間以内、排尿後、朝食前、服薬前

 

②早朝血圧測定ではリラックス状態の確保を:背もたれのある椅子に座り、1~2分の安静後に測定

 

なお、就寝前血圧の測定は、食事、服薬、入浴などにかかわらず測定することができます。