<社会福祉士について>
どのような、資格かというと、「ソーシャルワーカー」と呼称される福祉業務全般を行う専門家で、厚生労働省管轄の国家資格です。
また有資格者でなければ「社会福祉士」と名乗ることができない「名称独占資格」です。
(業務は、資格が無くても従事できますが、社会福祉士を名乗って業務をしてはいけないということです。)
「医療ソーシャルワーカー」は、社会福祉の立場から患者およびその家族が抱える問題解決のための援助行ったり、医師・病院などとの調整役を担ったりしています。
認定開始年月日、制度がスタートしたのは、1987年5月21日です。
<どんな仕事?>
社会福祉士の名称を用い、専門的知識及び技術をもって、身体上若しくは精神上の障害があること又は環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導、福祉サービスを提供する者又は医師その他の保健医療サービスを提供する者その他の関係者との連絡及び調整その他の援助を行なうことを業とする者(法第2条)とされています。
<勉強する内容と試験につて>
試験科目(第30回)(18科目群)
1)人体の構造と機能及び疾病
2)心理学理論と心理的支援
3)社会理論と社会システム
4)現代社会と福祉
5)地域福祉の理論と方法
6)福祉行財政と福祉計画
7)社会保障
8)障害者に対する支援と障害者自立支援制度
9)低所得者に対する支援と生活保護制度
10)保健医療サービス、
11)権利擁護と成年後見制度
12)社会調査の基礎
13)相談援助の基盤と専門職
14)相談援助の理論と方法
15)福祉サービスの組織と経営
16)高齢者に対する支援と介護保険制度
17)児童や家庭に対する支援と児童・家庭福祉制度
18)就労支援サービス、更生保護制度
福祉や相談援助の理論等だけでなく、制度に関する法律も含まれます。
上記の科目を1年7か月で勉強していきます。
試験の合格基準です。
1 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者。
2 1を満たした者のうち、18科目群すべてにおいて得点があった者。
要約すると全科目0点なしで合計点数が60%程度(程度とあるのでボーダーラインは毎年上下します)、その年の基準点以上で晴れて社会福祉士です。
工夫して楽しく勉強していきます。