カテゴリー: 新着情報
<線維筋痛症 JFIQの経過報告>
(図1)
JFIQは線維筋痛症の経過観察に欠かせない指標です。
最高点が100点で、20点未満が正常値になります。
(図1)は左側が初期時の点数、右側が現在の点数でその2点を結んだものです。
( 図2)
(図2)は線維筋痛症の治療効果の割合を表したものです。
50以上点数が下がると「著効」です。
20以上50未満点数が下がると「改善」です。
20未満の点数の低下は「無効」の判定となります。
<今回の考察>
正規性の検定で初期値、現在値共に正規性がありました。
その後、関連2群の検定と推定を行いました。
1)統計的にみて、JFIQスコアが有意に改善したことが証明されました。P(危険率)=0.001%でした(図1)
pが0.05以下であれば統計学的優位である。
pが0.01以下であれば統計学的に極めて優位である。
2)JFIQスコアの判定基準として、20点以上改善されると治療が有効、50点以上改善されると著効となります。
今回、13名の平均で 34.9点改善していたため、全体として鍼治療は 有効であったと言えます。
個別でみると、著効4名(30.8%)、有効5名(38.5%)、無効4名(30.8%)でした。(図2)
杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭
本日、認定痛風医の証書が本日早めに届きました。
そこで、あらためてこれまでの診療歴を振り返ってみると、高円寺南診療所(現、杉並国際クリニック)は痛風協力医療機関として
平成10年9月30日付けで認定されていました。
およそ20年余りの痛風協力医療機関として診療経験を重ねてきたことになります。
この間、痛風関連の医学は大きく変化してきました。
2018年12月に8年ぶりの改訂となる「高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン 第3版」が出され、去年(2019年6月)にはそのダイジェスト・ポケット版が刊行されました。
最近の研究では、尿酸値が基準値を超える「高尿酸血症」を放置すると、痛風だけでなく、メタボリックシンドローム(肥満・高血圧・高血糖・脂質異常症)や尿路結石、腎障害、脳・心血管障害の危険因子となる可能性も指摘されています。
ですから、痛風認定医は、代謝疾患としての痛風だけを診ていればよいのではなく、循環器系、脳神経系をはじめ腎臓・泌尿器系、整形外科系などの総合的な診療がますます必要となってきます。
杉並国際クリニックとしては、上記の各疾患ごとの個人シートをデザインして、実際に使用しているので、すでにこうした変化にお気づきの方も多いものと思います。
また、痛風や高尿酸血症は精神的なストレスによって増悪することは知られていますが、私自身が心療内科指導医であるにもかかわらず、この方面の研究に関与できなかったことを大いに反省しております。
証書が少し早めに届いたというのは、正式な認定開始が令和2年4月1日からだからです。
認定痛風医の認定番号は0066です。
これは国内で66番目の痛風認定医ということです。
現在、都内痛風認定医の数は13名なので、
4月1日には都内で14番目の痛風認定医になる予定です。
痛風患者数は2016年の国民生活基礎調査を元に算出すると110万人。
高尿酸血症の患者「尿酸値が高めだけれども症状が出ない人」はその十倍以上、少なくとも1,000万人以上と推定できます。
今後、中高年の人口が増え続ける間は、患者の増加傾向がしばらく続くことが想定されています。
糖尿病が予備群合わせて2,000万人に対して糖尿病専門医 4,555 名(平成24年)ですから、痛風診療のエキスパートも2000人以上は必要となるはずです。
14人の痛風診療エキスパートだけで都内のすべての痛風患者を診療することは不可能です。
そこで私の役割とそしては、数少ない開業医の立場のエキスパートとして、これまでの診療スタイルを堅持しつつ、将来に向けての痛風診療実践システムのモデルを構築していきたいと考えております。
なお運動療法として水氣道®による高尿酸血症・痛風の治療には長年の実績があります。
また、4月中旬には、食事療法のテキストとして
「わかりやすい臨床栄養学第6版(三共出版)」が刊行される予定です。
4月中に改めてご紹介いたします。
令和2年3月26日
名古屋の医師、平田國夫先生からのメッセージが届きました。
そのまま掲載いたします。
ドイツのメルケル首相をはじめ、世界中のリーダーが結束と連帯を呼び掛けています。
バチカンのフランシスコ教皇様は国境を越えて蔓延するパンデミック・ウイルス感染症に対して、国境はもとより民族や宗教の壁を越え、世界中で一致して祈ることを呼び掛けております。
是非、お読みください。
名古屋の平田國夫です。
先生方は既にご存知かと思われますが、念のためにメールさせていただきました。
日本時間今夜8時に全世界で心を合わせて主の祈りを捧げましょう、という教皇様からのメッセージが発せられております。
急なことですので出来るだけ多くの方々へお伝えした方が良いのでは思われます。
新型コロナウイルス感染症の終息を主にお願いする意向でお祈り致しましょう。
イタリアでは死者が昨日の段階で6千人を超えています。
多くの医療関係者も亡くなられておりますが、それ以上に司祭が既に28人亡くなられています。
何十人もの終油の秘跡を危険を顧みず行われた為で殉教者とも言えるのではないでしょうか。
<はじめに>
前回は「動悸」に効果のあるツボを紹介しました。
「膻中」は乳頭を結ぶ線と胸骨の正中線と交わるところにあり、
「太淵」は親指の付け根の手のひら側にある手首にできるしわのある場所にあり、
「神門」は手のひら側で小指側のしわのできる部位にあるというお話でした。
今回は「胃痛・胃もたれ」に効果のあるツボを紹介しましょう。
<胃痛・胃もたれに効果のあるツボ>
今回は「中脘(ちゅうかん)」「足三里(あしさんり)」を紹介しましょう。
「中脘」は お臍から指4本分上にあります。
「足三里」は膝のお皿の下の外側にあるくぼみから指4本下にあります。
中脘は仰向けに寝た状態で息を吐きながら痛くない程度に押しましょう。
足三里はテニスボールやゴルフボールで正座をした状態で押し当ててみましょう。
毎回下手な絵で申し訳ないです。
杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭
<はじめに>
前回は「寝違え」に効果のあるツボを紹介しました。
「大椎」は首を曲げたときにできる出っ張りの下にあり、
「肩井」は首を曲げたときにできる出っ張りと肩の先を結んだ線のちょうど真ん中あたりにあり、
「四瀆」は手の甲の方、手首と肘を結んだラインの真ん中にあるというお話でした。
今回は「動悸」に効果のあるツボを紹介しましょう。
<動悸に効果のあるツボ>
今回は「膻中(だんちゅう)」「太淵(たいえん)」「神門(しんもん)」を紹介します。
「膻中」は乳頭を結ぶ線と胸骨の正中線と交わるところにあります。
「太淵」は親指の付け根の手のひら側にある手首にできるしわのある場所にあります。
触れると脈が拍動している部位です。
「神門」は手のひら側で小指側のしわのできる部位にあります。
痛くない程度に息を吐くのと合わせて押してみてください。
杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭
<線維筋痛症 JFIQの経過報告>
(図1)
JFIQは線維筋痛症の経過観察に欠かせない指標です。
最高点が100点で、20点未満が正常値になります。
(図1)は左側が初期時の点数、右側が現在の点数でその2点を結んだものです。
( 図2)
(図2)は線維筋痛症の治療効果の割合を表したものです。
50以上点数が下がると「著効」です。
20以上50未満点数が下がると「改善」です。
20未満の点数の低下は「無効」の判定となります。
<今回の考察>
正規性の検定で初期値、現在値共に正規性がありました。
その後、関連2群の検定と推定を行いました。
1)統計的にみて、JFIQスコアが有意に改善したことが証明されました。P(危険率)=0.001%でした(図1)
pが0.05以下であれば統計学的優位である。
pが0.01以下であれば統計学的に極めて優位である。
2)JFIQスコアの判定基準として、20点以上改善されると治療が有効、50点以上改善されると著効となります。
今回、11名の平均で32.2点改善していたため、全体として鍼治療は有効であったと言えます。
個別でみると、著効2名(18.2%)、有効6名(54.5%)、無効3名(27.3%)でした。(図2)
杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭
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