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過敏性腸症候群のガス(腹部膨満)型について、情報を段階的に整理していきたいと思います。


最初は、健康人でも観察される生理的なメカニズム、次いで、病名が付けられる状態に至ってからの病態生理についてです。

 

 

インタビューワー:ドクター飯嶋

無意識に空気を嚥下してしまう際のメカニズムについて教えてください。

 


ChatGPT

無意識に空気を嚥下(飲み込む)するメカニズムは、通常、嚥下反射と呼ばれる生理学的なプロセスによって制御されています。以下に、そのメカニズムの概要を示します。

 

1. 気道の閉鎖:

嚥下が開始されると、最初に気道が閉鎖されます。これは、誤って食物や液体が気道に入るのを防ぐための重要なステップです。気道の閉鎖は、喉頭(喉の上部)の声帯や軟口蓋などの構造によって行われます。


2. 舌の後退:

嚥下が始まると、舌が後退して口蓋弓(口の奥の軟口蓋の部分)を持ち上げ、口蓋弓と舌の間に舌圧が生じます。これにより、食物や液体が気道に入らないようになります。


3. 嚥下筋の収縮:

嚥下が続けられると、嚥下筋と呼ばれる筋肉群が収縮します。これらの筋肉には、喉頭下筋、舌骨筋、咽頭横筋、食道などが含まれます。これにより、食物や液体が咽頭を通過し、食道に送られます。


4. 食道の開口:

嚥下が終了すると、食道の下部が開口し、食物や液体が胃へと移動します。この過程は、食道の収縮と拡張によって制御されます。


これらのプロセスは、通常、無意識的に制御されます。ただし、状況によっては、意識的なコントロールが必要な場合もあります。例えば、食べ物や液体を誤って気道に送ってしまった場合、咳反射が起こります。

 


ドクター飯嶋のコメント:
ムッシュGPTは、嚥下という生理機能を司る嚥下反射のプロセスを説明しています。この説明は、食べ物や飲み物を消化管ではなく気道に送ってしまう「誤嚥」のメカニズムの説明には適しています。

要介護の高齢者でしばしば観察される誤嚥性肺炎は重要なテーマです。

しかし、「空気嚥下症」は、これとは逆で、空気を氣道ではなく消化管へ送ってしまう病態です。両者は全く異なる病態ですが、ここでも大切なヒントが得られました。

 

つまり、誤嚥と空気嚥下との関係性に注目してみるという視点です。これについては、来週検討してみることにして、いよいよ「空気嚥下症」のテーマに入ります。

 

 

インタビューワー:ドクター飯嶋

空気嚥下症の原因について教えてください。

 


ChatGPT
空気嚥下症(Aerophagia)は、主に無意識のうちに過剰な空気を嚥下する状態を指します。この状態の原因はさまざまですが、一般的な要因は以下の通りです:


1. 食事や飲み物の摂取中の空気の摂取:

食べ物や飲み物を摂取する際に、口を開けていることで口腔内に多くの空気が入り、それが嚥下されることがあります。特に急いで食事をする場合や、飲み物を飲む際にストローを使うと、これが起こりやすくなります。


2. 口呼吸:

口呼吸をすると、口腔内に大量の空気が取り込まれる可能性があります。口呼吸は、鼻が詰まっている場合や口が開いている状態で寝ている場合などによく見られます。


3. 緊張やストレス:

緊張やストレスがあると、人は無意識のうちに浅い呼吸や口呼吸をすることがあります。これによって過剰な空気を摂取しやすくなります。


4. 消化器系の問題:

消化器系の問題、特に胃腸の運動異常や消化不良が空気嚥下症の原因となることがあります。消化器系の問題によって、胃腸の動きが滞ると、消化ガスが蓄積され、それが嚥下されることがあります。


5. 咀嚼不良:

食べ物を十分に咀嚼せずに飲み込むことで、口腔内に空気が含まれる可能性があります。これは、歯の問題や嚥下機能の障害が原因で起こることがあります。


空気嚥下症の治療には、原因に応じてアプローチが異なります。たとえば、食事の際にゆっくりと食べることや、鼻呼吸を促進するための訓練、消化器系の問題に対する治療などが考えられます。場合によっては、ストレス管理やリラクセーションテクニックも役立つ場合があります。

 


ドクター飯嶋のコメント:
原因のメカニズムが解明されると治療法が見つけやすくなります。

 

ただし、病気の症状が発生している領域と、病気の原因の部位が異なると治療がスムーズでないことがしばしばあります。

 

医学の素人の患者さんは、苦しい場所への直接の手当てを望みます。

 

長引く苦痛にさらされていると洞察力も低下するため、新しい発想や気づきに乏しいために、病気が長引いてしまうことも少なくないようです。たとえば、難治性の喘息の原因が、合併するアレルギー性鼻炎による鼻の閉塞にあったり、アトピー性皮膚炎の原因が精神的ストレス発散のための自傷行為であったり、また腹部膨満による腹痛の原因が消化器内科領域ではなく、呼吸器内科あるいは心療内科領域であった、などという症例にはさんざん遭遇してきました。

 

器官臓器別のスペシャリストが匙を投げてしまいがち、その結果、私がお引き受けする、という長い歴史を経験してきました。

 

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その3:水中運動性

 

水氣道を特徴づけ、また不可欠な本質的要素として、水氣道が、陸上運動ではなく、水中運動であるということです。

 

水氣道は、水中での団体エクササイズですが、陸上で行われている多くのエクササイズとの違いについて検討していきましょう!

 

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋
健康寿命の延長と疾病防止のために理想的な団体エクササイズの場について、陸上と水中とでは総合的に勘案すれば、どちらの方が優れているでしょうか?

 



ChatGPT
健康寿命の延長と疾病防止のために理想的な団体エクササイズの場について、陸上と水中の両方にはそれぞれ利点がありますが、総合的に勘案すると、水中でのエクササイズの方が優れていると考えられます。以下にその理由を示します:


1. 身体への負担の軽減:

水中でのエクササイズは、水の浮力によって身体への負荷が軽減されます。これにより、関節や筋肉にかかる負荷が減り、怪我のリスクが低下します。特に高齢者や関節疾患を持つ人にとって、水中エクササイズは安全かつ効果的な選択肢となります。


2. 全身のトレーニング:

水中エクササイズは、水の抵抗を利用して全身の筋肉を均等にトレーニングすることができます。水の中では身体のあらゆる部位が抵抗を受けるため、バランスやコアの強化にも効果的です。


3. 心血管機能の向上:
水中での運動は、心臓と呼吸器系に負荷をかけ、心血管機能を向上させる効果があります。水の抵抗によって、心臓がより効率的に働き、血流が改善されます。


4. リラックス効果とストレス軽減:
水中での運動はリラックス効果が高く、ストレスを軽減する効果があります。水の中での静かな環境や水のマッサージ効果によって、心身がリフレッシュされることが期待されます。


5. 社会的なつながり:
水中エクササイズは、グループで行うことが一般的であり、参加者同士の交流やコミュニケーションが促進されます。水の中での運動は共通の体験を共有することで、コミュニティ感を高めます。


総合的に見て、水中でのエクササイズは身体への負担が少なく、全身のトレーニング効果が高く、心理的なリフレッシュ効果や社会的なつながりもあります。これらの理由から、健康寿命の延長と疾病防止のために理想的な団体エクササイズの場として、水中エクササイズが優れていると言えます。

 


ドクター飯嶋(水氣道創始者・実践指導者)のコメント
「健康寿命の延長と疾病防止のために理想的な団体エクササイズの場として、水中エクササイズが優れている」というのがムッシュGPTの回答です。


その根拠として、身体への負担が少ないこと、、全身のトレーニング効果が高いこと、心理的なリフレッシュ効果が得られやすいこと、そして社会的なつながりを再構築できることなどを挙げています。

 

しかし、これだけの根拠を列挙するだけでは、水中エクササイズである水氣道がエクササイズとして卓越していることを十分に説明できているとはいえません。それは、水氣道は、既存の水中での団体エクササイズでは気づかれていない、したがって、実践されていない、独自の要素をもっているからです。

 

そこで、水氣道がもっているその他の側面や、大切な要素について、次回以降も引き続きご紹介していきたいと思います。

 

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第2回:衛生講話年間計画(案)


一般的に「産業医による衛生講話」のテーマは、

 

A.関係法令分野

B.労働衛生分野および

C. 労働生理分野

の3分野から選ばれています。

 

これらは、「第2種衛生管理者試験」の出題範囲と完全に重なっています。なお、「第1種衛生管理者試験」の出題範囲は、これらの他にD.有害業務関係が加わるのみです。
 

それでは、全体を俯瞰して、イメージを把握しておくことにいたしましょう。

 

さっそく、オリエンテーションを始めます。

 

まずは、上記の3分野であるA、BおよびCの内容をご紹介いたします。

以下の具体的な内容は今後の総論および各論でレクチャーする予定です。

 

もっとも、産業医からの衛生講話とは、
産業医が、健康管理や衛生管理を目的に、社員に向けて実施する研修のことです。

 

これは、企業の希望に応じて行うもので、頻度・開催方法などが法に定められているものではありませんが、管理の行き届いた企業様においては、衛生講話が主(60分の衛生委員会の内の30~45分)となることもあります。

 

そして健康教育の一環として企業・組織の自発的な要望により開催されるものです。
ですから、本来であれば、産業医から自主的に提案するものではないのですが、衛生委員会の立ち上げからの支援が必要な企業、衛生委員会が完全に構築されていないまま継続中の企業、衛生委員会が十分に機能できていない企業等は決して少なくないため、産業医による積極的で系統的な「衛生講話」が有効に機能するケースも少なくないのが実際です。

 

以下は、カリキュラム一覧ですが、このリストの中から、毎回いくつかのテーマを企業の希望により選択していただき、産業医としては、工夫を凝らして、それらのテーマを組み立てて統合的で実践的なレクチャーになるように試みることにいたします。


なお、安全衛生委員会に参加する労働者側の委員の中の有志が、衛生管理者の資格取得を目指す際の有益なツールになるようなレクチャーに心掛けることによって、安全衛生委員会という会議体の質的向上が効果的に図れるものと考えております。


以下は、今後も活用できる目次(項目の体系的リスト)です。

 

・・・・・・・・・

 

A.関係法令分野
 

A-1:労働安全衛生法および関連法令
   

労働安全衛生法:職場における労働者の安全と健康を確保するとともに、快適な職場環境を形成する目的で制定された法律
  

1)報告義務:労働基準監督署への報告義務
  

2)安全衛生教育:雇入れ時・作業内容変更時の安全衛生教育
  

3)労働安全衛生規則
    

① 気積・換気    

➁ 採光・照度    

③ 休養・清掃、食堂・炊事場
  

4)事務所衛生基準規則

① 事務室の空気環境の調整
➁ 事務室設備の定期的な点検
  

5)健康診断・面接指導
    

① 一般健康診断
➁ 健康診断実施後の措置
③ 面接指導

④ ストレスチェック

 

A-2:労働基準法:労働時間、賃金、休日などの労働条件について最低基準を定めた法律。
1)解雇の規制
2)労働時間および休憩、休日・休暇
  ① 法定労働時間・時間外労働
  ➁ 休憩・休日
  ③ 割増賃金
  ④ 変形労働時間制・みなし労働時間制
  ⑤ 年次有給休暇

3)妊産婦や年少者に対する特別な保護規定

4)就業規則

 

B.労働衛生分野
作業環境要素、職業性疾病(職業病)
労働者の生命を衛るための基本:3管理

 

① 作業環境管理、➁ 作業管理、③ 健康管理

労働衛生管理統計
救急処置
<労働衛生管理>
<労働衛生管理統計>
<健康の保持増進対策>

 

1)健康保持増進計画・健康測定

 

2)受動喫煙防止対策

 

3)メンタルヘルスケア:
  労働者の心の健康の保持増進のための指針

 

<作業環境要素と管理>

1)温熱環境(温熱条件)

2)視環境(採光・照度)

3)必要換気量

4)事務室等の作業環境改善

 

<作業管理>

1)情報機器作業時の労働衛生管理:
  情報機器作業における労働安全衛生管理のためのガイドライン

2)腰痛予防対策
<救急処置>

1)救急:一次救命処置

2)脳血管障害

3)虚血性心疾患

4)食中毒

5)骨折・脱臼

6)熱傷(火傷)・凍傷

15)出血および止血法

 

 

C.労働生理分野

人体の構造や機能について

1)循環器系(心臓の働き)

2)血液系(血液の組織と機能)

3)呼吸器系(肺・気管支・鼻腔など)

4)消化管系(胃・小腸・大腸)

5)消化器系(特に肝臓・膵臓)

6)腎・泌尿器(腎臓)

7)神経系

8)感覚器系(特に視覚)

9)運動器系(筋肉・骨・エネルギー)

10)内分泌・代謝系

11)免疫系

12)生体恒常性(ホメオスターシス)

13)疲労生理学(分類・回復と予防)

14)睡眠

 

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<入門編:その2>

 

声楽家は、通常、舞台の左の袖から姿を現わします。すでに、その前から演奏は始まっているという意識をもって歩いてきます。

つまり、このときの「歩行」も演奏にとって不可欠な要素であることは、プロの声楽家であれば、だれでも知っていることです。「歩行」は基本的な日常「動作」なのですが、舞台の上では芸術的「歩行動作」として表現されなければなりません。

 

そして、この「歩行」や「動作」は、「姿勢」の基礎の上に成立します。前回は、喘息と「姿勢」との関係について、とりあげましたが、今回は、「歩行パターン」についてムッシュGPTと対話してみることにしましょう。

 

 

喘息の患者に特有な歩行パターンがあるでしょうか。もしあれば、その特徴と矯正法を教えてください。

 


ChatGPT

喘息患者に特有の歩行パターンは一般的には認識されていませんが、喘息の症状が進行すると、呼吸困難や疲労が影響を及ぼす可能性があります。これにより、歩行に変化が現れるかもしれません。以下に、喘息患者の歩行に関連する一般的な特徴と、その矯正法をいくつか挙げてみます:


一般的な特徴:

 

1. 遅い歩行:

喘息発作中や症状が悪化した場合、呼吸が浅くなり、疲労が蓄積する可能性があり、それにより歩行が遅くなることが考えられます。


2. 動作の制約:

喘息により呼吸が制約されると、動作が制限されたり、歩行の際に身体の動きが制約されることがあります。

 


矯正法:

1. 呼吸トレーニング:

正しい呼吸法(腹式呼吸)を学び、呼吸トレーニングを行うことが、呼吸が浅くなることに対する対処法として有益です。深くゆっくりとした呼吸により、歩行中でも適切な酸素供給が期待できます。

 

2. 身体の柔軟性向上:

呼吸に制約が生じることで、筋肉や関節が硬くなることがあります。ストレッチや身体の柔軟性を向上させる運動を導入することで、歩行の制約を軽減できます。


3. 身体活動の調整:

体力や症状に合わせて、歩行のペースや距離を調整することが重要です。適切なペースで歩くことで、疲労を最小限に抑えつつ運動効果を得ることができます。


4. 医師の指導を受ける:

喘息の管理は医師の指導のもとで行われるべきです。症状の進行や体力の変化に合わせて、適切な治療や対策を医師に相談することが重要です。


これらのアプローチは、喘息患者が歩行時における症状や不調を軽減するのに役立ちます。喘息の管理と健康状態の維持には、医師の定期的なフォローアップと共に、生活習慣や運動療法の工夫が重要です。

 

 

ドクター飯嶋のコメント 
声楽家や声楽指導者は医師ではないので、生きた楽器である人間の構造(解剖)・機能(生理および心理)についての専門家ではありません。

そのため、心身に不調を来した場合にはセルフケアで克服するか、さもなければ医師などの専門家に相談して解決をはかることが多いようです。

 

その相談相手は、概ね耳鼻咽喉科専門医のようですが、耳鼻咽喉科の医師は「姿勢」について声楽家にアドヴァイスすることは一般的でしょうか?

また、「姿勢」についての問題を解決するために運動器疾患の専門家である整形外科医を受診する声楽家を容易に想像することはできるでしょうか?

 

前回のテーマは「喘息」と「姿勢」についてでしたが、今回のムッシュGPTの回答の中には、「姿勢」という言葉は直接には出現していません。しかし、「歩行」には当然、「姿勢」の要素が含まれ、たとえば「歩行姿勢」という概念があります。

 

 

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先週は過敏性腸症候群Irritable Bowel Syndrome(IBS)のガス型を巡って、ムッシュGPTと複雑なやりとりを展開してしまいました。

しかし、私は、ムッシュGPTから有益なヒントを貰うこともできました。

それは、私が不満に思っていた医学的常識の不備について、彼も一定の情報を得ていることがみえてきたからです。それでは、質問というより、対話と討論を続けることにします。

 

 

対話者:ドクター飯嶋

便の形状によるIrritable Bowel Syndrome(IBS)のローマⅣ分類の4類型にはガス型の記載はありません。私はガス型と呼ぶべき症例を多数経験しています。そして、あなたは過剰気腸症候群をIrritable Bowel Syndrome(IBS)の一形態と説明していることは理解できます。しかし、過敏性腸症候群こそがIrritable Bowel Syndrome(IBS)の正式な日本語訳であり、説明に混乱が生じてしまっているようです。一般的ではありませんが、IBSには腹部膨満を来すガス型がある、という記述の方が適切なのではないでしょうか?

 


ChatGPT
ありがとうございます。確かに、IBSのローマⅣ分類では便の形状に基づいて4つのサブタイプが定義されており、ガス型という具体的な分類はありません。IBSのサブタイプは、症状の特徴や便の形状に基づいて区分されますが、ガス型はそれぞれのタイプに特有の特徴ではなく、複数のタイプに共通する可能性があります。


また、私の前の説明において、過剰気腸症候群をIBSの一形態として説明しましたが、その表現は不正確でした。IBSの正式な日本語訳は過敏性腸症候群です。誤解を招く表現を使ってしまい申し訳ありませんでした。


一般的に、IBSには腹部膨満を来すガス型があるという指摘は、そのような症状を経験する患者にとって重要な情報であるかもしれません。したがって、それを説明する際には適切な表現を使うことが重要です。

 


ドクター飯嶋のコメント:
ムッシュGPTよ!貴殿はローマⅣ分類による診断基準からは見落とされてしまいがちなガス型について、適切な言及を加えています。


そして、誤りをきちんと是正してくれたので、今後は、安心して本論に戻れます。
私は、ガス型の過敏性腸症候群の患者さんをたくさん診療してきたので、ムッシュGPTと接点が持てたことをうれしく思います。


そこで、皆様に理解を深めていただくために、私にかわって、彼に過敏性腸症候群についての説明をして貰うことにしました。

 

 

インタヴューアー:ドクター飯嶋

過敏性腸症候群の発症頻度について教えてください。

 


ChatGPT
過敏性腸症候群(IBS)の発症頻度は、一般的に一定ではなく、地域や人口集団によって異なります。しかし、世界中でかなり広く見られる疾患であるとされています。一般的な推定によると、成人の約10〜15%がIBSの症状を経験しているとされていますが、これは一般的な統計であり、個々の地域や集団での実際の割合は異なる場合があります。


IBSは女性に男性よりも多く見られる傾向があり、一般的に若い成人から中年にかけての年齢層でより頻繁に発症することが報告されています。ただし、高齢者や子供でも発症することがあります。


IBSの正確な発症頻度を特定するのは難しいため、疫学的な研究やデータ収集が継続されています。また、IBSの診断が一貫してされていない場合もあり、そのため正確な発症頻度を把握することがより困難になっています。

 

 

ドクター飯嶋のコメント:
ムッシュGPTは無駄の少ない説明を展開しています。ここでも、再び、IBSの診断の不備を指摘していますが、診断基準の不備が、患者さんをどれだけ苦しめる結果を招いているのか、私には実体験があります。

 

来週は、空気嚥下のメカニズムという基礎的な話題に立ち戻ってムッシュGPTと議論していく予定です。

 

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水氣道は健康寿命の延長と疾病防止のために有利な団体性を持っています。それでは、この目的のために理想的な団体エクササイズとは、どのような特徴を備えたものなのでしょうか?

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋(水氣道創始者)

健康寿命の延長と疾病防止のために理想的な団体エクササイズの諸条件について教えてください。

 


ChatGPT
健康寿命の延長や疾病の予防を目的とする理想的な団体エクササイズには、いくつかの重要な条件があります。以下に、それらの条件をいくつか挙げます。


1. 適切な運動強度:

エクササイズの強度は適切でなければなりません。運動強度は個々の参加者のフィットネスレベルや健康状態に合わせて調整されるべきです。適切な運動強度で行われるエクササイズは、心臓血管機能を向上させ、筋力や持久力を向上させます。


2. 安全性の確保:

エクササイズが安全であることが最も重要です。参加者のけがや事故を防ぐために、正しいフォームとテクニックの指導が必要です。また、適切なウォーミングアップとクールダウンも含め、運動前後のケアが重要です。


3. 多様性とバラエティ:

エクササイズのプログラムには、多様な運動が含まれるべきです。有酸素運動、筋力トレーニング、柔軟性向上のための運動など、さまざまなタイプの運動が組み込まれることで、全身の健康を促進し、モチベーションを高めます。


4. ソーシャルサポートとコミュニティ:

グループエクササイズは、ソーシャルサポートとコミュニティの提供も重要です。仲間と一緒に運動することで、モチベーションが高まり、継続的な運動の習慣を形成しやすくなります。


5. 適切な時間と頻度:

エクササイズの時間と頻度も重要です。理想的な団体エクササイズは、週に数回行われ、各セッションの時間が適切に設定されています。適度な運動量を確保するために、セッションの長さや頻度が調整されるべきです。


6. 専門家の指導:

エクササイズプログラムは、専門家によって設計され、指導されるべきです。トレーナーやインストラクターが参加者をサポートし、適切なフォームや安全な運動の実行方法を指導することが重要です。


これらの条件が整った理想的な団体エクササイズは、参加者の健康寿命を延ばし、慢性疾患の予防や管理に役立ちます。

 

 

ドクター飯嶋のコメント:

「参加者の健康寿命を延ばし、慢性疾患の予防や管理
に役立つ理想的な団体エクササイズの諸条件をムッシュGPTが示してくれました。

 

既に、水氣道に参加して、継続的に活動している会員であれば、以上の6つの条件のすべてが水氣道に当てはまっていることを、実感をもって確認することができるはずです。


逆に言えば、これらの条件下でエクササイズしていることが、習慣化しているため、改めて、これらの個々の条件の意義について再認識できるかもしれません。

 

これに対して、水氣道を全く知らない、ほとんどの読者の方にとっては、以上の6つの条件を兼ね備えたエクササイズを具体的にイメージすることは簡単ではないかもしれません。

 

しかし、そうした皆様にとっても、水氣道は水中で実施する団体エクササイズであるという情報を提供することによって、幾分イメージしやすくなるのではないかと思います。

 

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第1回:オリエンテーション:企業の衛生委員会とは

 

社内の(安全)衛生に関する計画や報告を審議する場

 

年間活動計画の審議については、骨子を事業者側で作成し、委員会で承認するスタイルが多いようです。その際、「衛生委員会の議事録」は毎回作らなければなりません。
そして、衛生委員会では下記のような内容を優先順位にしたがって報告、審議していきます。


• 災害報告(労災発生事例の共有)


• 職場のヒヤリハット事例報告


• ケガや病気の報告


• 休職者の報告


• 前回の指摘からの改善報告


• 長時間労働の状況の報告と対応についての協議


• 健康診断実施状況や結果の報告、共有


• ストレスチェック実施計画の審議


• ストレスチェックの実施状況や組織分析結果の報告


• 前回の指摘からの改善報告


• 産業医からの衛生講話※(5分~10分程度)

 

 

産業医からの衛生講話とは、産業医が、健康管理や衛生管理を目的に、社員に向けて実施する研修のことです。

 

これは、企業の希望に応じて行うもので、頻度・開催方法などが法に定められているものではなく、健康教育の一環として企業・組織の自発的な要望により開催されるものです。

 

一般的に、衛生委員会はあくまで企業主導で行うべきものです。

産業医が年間スケジュールや、議事録の作成などを行う必要はありません。
ただし、何もしない産業医は、俗に「名義貸し産業医」と呼ばれます。


わたしは、議事録に目をとして確認し、コメント欄に記載して、記名捺印をさせていただいています。


企業の都合で、そのような形ばかりの産業医の登録が、労基署に指摘されれば安全配慮義務違反に問われる可能性もあります。


基本的には企業が安全衛生委員会を開催し、産業医は議題についてアドバイスや意見を述べる立場となります。

 

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<喘息のオペラ歌手たちから学ぶホリスティック健康医学>

 

武蔵野音楽大学大学院修士課程声楽専攻の1年生最後の締めくくりは、1月29日(月)の声楽実技試験でした。私の受験曲は全てロシア語の歌で、チャイコフスキー2曲、ラフマニノフ4曲でした。これをブラームスホールという学内のホールで歌ったのでした。


翌1月30日(火)からが春休み、そして4月からは2年目に突入です。

 

音大の声楽専攻というと呼吸器系統がタフな方ばかりか、というと必ずしもそうではないようです。たとえば、一流の声楽家のなかにも、しばしば喘息の方がいらっしゃいます。


もっとも、私自身がアレルギー内科専門医であり、その中心的な対象疾患が気管支喘息であるためか、そうした情報に敏感であるせいかもしれません。

 

意外に思われるかもしれませんが、喘息は、声楽家にとって必ずしも不利な病気だとは、私は考えていません。むしろ、天与の御恵みかもしれません。それには医学的な根拠があります。

 

ですから喘息でも歌うのが好きな方は、むしろ、これからも是非、歌をお続けになったらよいと思います。

ただし、花粉症などのアレルギー性鼻炎を未治療のまま放置していたり、たびたび風邪をひいてしまう状態を長引かせたりすることはご法度です。

 

この件に関して、私はムッシュGPTとの対話を試みることを思いつきました。

 

ただし、彼は専門家ではないので、予め信頼性をテストしたうえ、質問の仕方に工夫が必要であり、なお回答に対しては妥当性を検討したうえで、皆様にフィードバックさせていただく方法を考案しました。

 

入門編5回、本編6回および発展編4回、計15回のシリーズをまとめました。

 

 

<入門編:その1>

喘息の患者に特有な姿勢があるでしょうか。もしあれば、その特徴と矯正法を教えてください。

 


ChatGPT

喘息患者には、喘息発作時や症状が悪化した際に、呼吸をしやすくするために特有の姿勢を取ることがあります。

 

これは、呼吸困難を和らげるための自然な反応であり、以下にその特徴と、矯正法をいくつか挙げてみます:

 

特有の姿勢: 

1. 前かがみの姿勢:

患者が前かがみになり、手でテーブルや壁をつかむような姿勢をとることがあります。この姿勢は、腹式呼吸を助け、気道の開放を促進することを意図しています。


2. 座位での前かがみ:

座位の際にも前かがみになり、手を膝に置いて呼吸をしやすくすることがあります。この姿勢も同様に腹式呼吸を助けるためのものです。


3. 上半身を支える姿勢:

寝ている際に上半身を多少起こして寝ることで、気道の圧迫を軽減し、呼吸しやすくなることがあります。

 


矯正法:

1. 正しい呼吸法の学習:

患者には正しい呼吸法(腹式呼吸)を学習させ、発作時や症状が悪化した際にも適切な呼吸を心がけるよう指導することが重要です。


2. 姿勢の改善:

前かがみの姿勢が喘息の症状を和らげる場合でも、その姿勢が続く場合は、適切な呼吸法を妨げないようにするなど、姿勢の改善に取り組むことが重要です。


3. リラックス法の導入:

ストレスが喘息のトリガーになることがあるため、リラックス法やストレス管理のテクニックを導入して、患者が冷静になり、呼吸が楽になるようサポートします。


4. 体力の向上:

適切な運動や体力向上のプログラムを組むことで、呼吸筋の強化や全身の健康を促進し、喘息の症状の軽減に寄与します。


これらのアプローチは、患者ごとの状態に合わせて専門家によって評価され、個別化されるべきです。

 

患者が適切な姿勢や呼吸法を習得し、症状を管理できるようサポートすることが喘息のケアにおいて重要です。

 


ドクター飯嶋のコメント 
入門編の5回のシリーズでの質問の内容は、奇異に感じられるかもしれません。

 

この質問は、ドクター飯嶋がムッシュGPTとどの程度までの対話が可能か?ということの見通しを事前に評価することを第一の目的としたものだからです。

 

まず喘息の方が自分自身の姿勢をどの程度意識しているでしょうか?

 

喘息の診療を30年以上続けてきましたが、姿勢の悪さに気付いている方は滅多に遭遇できるものではありませんでした。

 

何事にも例外があります。それは、モデル、俳優、声楽家、ダンサーなど人前で身体表現をする職業についている方々です。

しかし、プロである彼らでさえ、自分自身で姿勢の悪さに気付いたというケースよりも、指導者から厳しい指摘を受けて気付かされた、というケースの方が圧倒的に多かったです。

 

ただし、その姿勢の悪さが喘息に由来していることに気付いている方は、ほぼ皆無です。

 

残念ながら、医師、とりわけ耳鼻咽喉科医や喘息を専門とする内科医ですら、喘息患者の姿勢について評価し、適切なアドバイスをする機会には、ほとんど恵まれていないのが現状です。

入門編の最初に「姿勢」を取り上げたのは、上記のような背景があるからです。ムッシュGPTは、一般的な喘息専門医より、喘息と「姿勢」との関係を深く<認識>していることを確認することができました。

それから、ムッシュGPTは正しい呼吸法(腹式呼吸)とまとめていますが、この点については、呼吸筋強化のための具体的な方法を含め、いっそうの解明が必要だと思います。そして彼は、
「発作時や症状が悪化した際にも適切な呼吸を心がける

と述べ、また、喘息発作とストレスとの関係までは言及していますが、「発作時や症状が悪化した際」の喘息患者の心理状態についてまでは言及していません。実は、このあたりをしっかりと検討しておかないと効果的な指導はできません。

ムッシュGPTは、「前かがみの姿勢」を冒頭からズバリと指摘しています。この姿勢は、喘息発作の際には観察しやすいですが、発作間欠時(非発作時)には目立たなくなることもあります。しかし、長年にわたって発作を繰り返してきたような方は、呼吸苦がないときでさえ、「前かがみの姿勢」になっていることが少なくありません。

それでは、喘息をもつプロの声楽家は「前かがみの姿勢」になっていないか、というと、どうやらそうとは限りません。これは、観客席からは判別しにくいのですが、ステージの袖から側面を見守っているとわかりやすいです。この姿勢は、喘息患者が腹式呼吸を維持するために有利に働くことがあるからなのかもしれません。ただし、「前かがみの姿勢」と「前傾姿勢」は明確に区別しておく必要はあるでしょう。

この「姿勢」の基礎の上に「歩行」や「動作」、さらには「呼吸」が構築され、または大きな影響を受けることになります。

これらの論点については、全15回の本シリーズに続く「研究編」で検討する予定です。

 

前回はこちら

 

 

今月のテーマは「空気の嚥下」と「腹満」についてです。


腹痛を訴える杉並国際クリニックの受診者の中で最も多い原因は、無意識に空気を嚥下してしまうことによるものでした。

 

これは、過敏性腸症候群のガス型(腹部膨満型)と呼ぶべき病態であると私は考えているのですが、便の形状による過敏性腸症候群のローマ分類Ⅳにはガス型がありません。

 

大学病院の消化器内科から私のクリニックへ紹介を受けることが多かったのは、一般の消化器内科専門医が、あまりにもローマ分類Ⅳに忠実であったために、分類不能となり、診断未確定のまま適切な治療が選択できなかったせいではないかと考えていました。

 

そこで、試みに、ムッシュGPTに、このような病態の患者さんがどの程度認知されているのかどうかについての問いかけを試みました。

 

 

質問者:ドクター飯嶋

無意識に空気を嚥下して腹部が膨満して腹痛を来すことを経験したことがある人々の頻度について教えてください。

 


ChatGPT
そのような経験をした人々の頻度については、具体的な統計情報が利用可能であるかどうかによって異なります。一般的に、無意識に空気を嚥下して腹部が膨満して腹痛を引き起こす現象は、特定の医学的条件や疾患に関連している場合があります。


例えば、過剰な空気を嚥下することによって引き起こされることがあるのは、過剰気腸症候群(過敏性腸症候群の一形態)です。この症候群では、腹部膨満感や腹痛、消化器症状が現れることがあります。


また、無意識のうちに空気を嚥下することが病気の症状として現れることもあります。例えば、過剰気腸症候群だけでなく、胃食道逆流症や消化器系の他の問題も関連している可能性があります。


一般的な人口全体でこのような経験をした人々の頻度についての統計情報は限られており、個々の医学的状況や個人の健康状態に基づいて異なります。したがって、具体的な統計情報を提供することはできませんが、医師や専門家に相談して個々の症状や状況について詳細を知ることが重要です。

 


ドクター飯嶋のコメント:
ムッシュGPTの悪い癖の一つは勝手な翻訳による造語です。医学分野においてこの傾向が顕著なので、我々医師は十分に警戒し慎重に吟味しておかなければなりません。

 

「過剰気腸症候群」という病名は聞いたことがありません。

ましてや、過剰気腸症候群(過敏性腸症候群の一形態)などと記述されるもっともらしく聞こえるだけに恐ろしいです。


このような疑問が生じた場合には、適切な質問を謙虚に試みることが良いと思います。

 

 

質問者:ドクター飯嶋
過剰気腸症候群という病名を初めて知りました。これは英語の病名の翻訳なのですか?

 


ChatGPT
はい、その通りです。"過剰気腸症候群"という日本語の病名は、英語で言うところの "Irritable Bowel Syndrome (IBS)" の翻訳です。IBSは、消化器系の疾患の一つで、腸の動きが異常に活発または不規則になり、腹痛、腹部膨満感、便秘、下痢などの症状が現れる病気です。IBSは、症状の程度や出現頻度が個人によって異なることがあり、その症状が生活や日常活動に影響を及ぼすことがあります。

 


ドクター飯嶋のコメント:
これで判明しました。ムッシュGPTは、英語で言うところの "Irritable Bowel Syndrome (IBS)" の翻訳として"過剰気腸症候群"という日本語の病名を捏造するという過ちを犯しています。

 

私たちは、「過敏性腸症候群」という病名を用いています。これは、大腸および小腸に潰瘍や腫瘍などの器質的異常がないにもかかわらず、下痢あるいは便秘などの便通異常と腹痛、腹部膨満感などのおなかの症状がある病気です。


このまま引き下がるわけにはいきません。さらに質問を続けてみます。

 

 

質問者:ドクター飯嶋
過剰気腸症候群という病名は、日本語の病名として適切でしょうか?医学用語集に収載された病名でしょうか?

 


ChatGPT
申し訳ありませんが、私のデータには日本の医学用語集が含まれていないため、特定の用語が医学用語集に収載されているかどうかを確認することはできません。しかし、一般的に、医学用語は医学的な正確さと理解しやすさの両方を考慮して選ばれます。


"過剰気腸症候群"という表現は、一般的に日本の医学界で使用されている用語であり、過剰気腸症候群は特定の疾患を指す日本語の名称です。ただし、この用語が医学用語集に収載されているかどうかは、その医学用語集の内容に依存します。


医学用語が広く受け入れられ、一般的に使用されるかどうかは、専門家や学術機関、関連する医学団体などがその用語を使用し、支持するかどうかによって決まります。

 

ドクター飯嶋のコメント:
「私のデータには日本の医学用語集が含まれていない」という回答も残念ではありますが、正直な所でしょう。

 

ただし、<"過剰気腸症候群"という表現は、一般的に日本の医学界で使用されている用語であり、過剰気腸症候群は特定の疾患を指す日本語の名称です。>という回答は、明らかにこれと矛盾しています。

 

そのあとのムッシュGPTの透かしたような説明は、いかにOpen-AIとはいえ看過できません。

 

このような、議論は、本来であれば月曜日のシリーズで行うべきでありましたが、4月1日(月)から産業医学に関するシリーズを開始するため、已むをえず、ここで採りあげることにしました。
 

この議論の決着は来週に持ち込むことに致します。

 

新年度が始まりました。


最初の四半期の4月から6月までのテーマは、水氣道の意義と卓越性について、様々な角度から検討していきます。

 

まず、水氣道とは何かについて、もっとも簡単に、その目的とともに提示してみることからはじめてみます。

 

水氣道は、生涯エクササイズです。


水氣道の目的は、健康寿命の延長と疾病防止にあります。

 

水氣道は競技スポーツではなく、また、活動の引退も予定していません。
なぜならば、生涯現役を目指す、生涯エクササイズだからです。

 

既存の競技スポーツの目的は、健康寿命の延長と疾病防止にはありません。以上のことは、水氣道は既存の競技スポーツとは明確に区別できる活動であるということになります。

 

次に、水氣道において大切にしている本質的な柱としては、「団体エクササイズ」である、ということです。

 

なぜ、水氣道を単独のエクササイズではなく、団体のエクササイズとしてデザインしたかというと、理由があります。


水氣道に限らず、健康寿命の延長と疾病防止のための生涯エクササイズとしての目的により適切なのは、単独のエクササイズよりも団体のエクササイズであるからです。

 

それでは、ムッシュGPTとの間での質疑応答を始めたいと思います。

 

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋(水氣道創始者)

健康寿命の延長と疾病防止のための生涯エクササイズとしては、単独エクササイズと団体エクササイズとでは、総合的に勘案すれば、どちらの方が優れているでしょうか?

 



ChatGPT
単独エクササイズと団体エクササイズの両方には利点がありますが、健康寿命の延長と疾病防止の観点から総合的に勘案すると、団体エクササイズが優れていると考えられます。以下にその理由を示します。


1. モチベーションの向上:
団体エクササイズでは、他の参加者と一緒に活動することでモチベーションが高まります。仲間と競争したり、サポートしあったりすることで、運動を続ける意欲が向上します。


2. 社会的絆の形成:
団体エクササイズは、参加者同士が交流する機会を提供します。新しい友人を作ったり、コミュニティに参加したりすることで、社会的な絆が形成され、孤独感の軽減や心理的な健康の向上につながります。


3. 指導者のサポート:
団体エクササイズでは、専門の指導者やコーチが運動の指導やアドバイスを行います。正しいフォームやテクニックを学ぶことで、ケガや運動障害のリスクが低減し、効果的な運動が行えます。


4. 多様な運動の提供:
団体エクササイズでは、さまざまな種類の運動やトレーニングが提供されることがあります。これにより、身体の様々な部位を均等に鍛えることができ、トータルな健康維持に貢献します。


5. 楽しさとストレス軽減:
団体エクササイズは、楽しい音楽やグループの雰囲気の中で行われることが多く、ストレス軽減やリラックス効果が期待できます。運動を楽しむことで、継続的なモチベーションが維持されます。

 


以上の理由から、健康寿命の延長と疾病防止の観点からは、団体エクササイズが単独エクササイズよりも優れていると考えられます。しかし、個々の好みや体力レベル、ライフスタイルに応じて最適な選択を行うことが重要です。

 

ドクター飯嶋のコメント:

「健康寿命の延長と疾病防止の観点からは、団体エクササイズが単独エクササイズよりも優れている」とムッシュGPTも私と同じ判断をしています。

 

しかし、だからといって、私は単独エクササイズを否定しているのではありません。単独エクササイズのメリットもたくさんあります。「個々の好みや体力レベル、ライフスタイルに応じて」選択することが容易だからです。そして私もムッシュGPTと同様に最適な選択というのは個人差があると考えています。


また、最適な選択というのは、必ずしも択一的でなければならないということもありません。むしろ、両方を上手に組み合わせて行うことは賢明な方法だとすら考えています。

 

それでは、水氣道を団体エクササイズとして規定したのかというと、基本を団体エクササイズに基本を置くことによって、単独エクササイズをもより有効に併用できるからなのです。日頃、単独エクササイズを中心に活動していて、適宜、団体エクササイズを取り入れようとしても、なかなか容易ではありません。

 

水氣道のエクササイズの団体性が優れているという積極的な側面については、今後も、多くの健康要素との関連で、次第に明らかになっていくことをご期待ください。