最新の臨床医学 9月28日(金)アレルギーの病気についてQ&A

ここで掲載する内容は、一般社団法人日本アレルギー学会のホームページ<一般の皆さま>から引用したものです。

 

最後に高円寺南診療所からのメッセージを加えています。

 

 

アレルギーの病気についてQ&A 

 

アトピー性皮膚炎①

 

Q

スキンケアはどのように行えばいいのですか?

 

A

皮膚を清潔に保つために、毎日の入浴、シャワーに心がけましょう。 以下に要点を列記します。

 

•汗や汚れは速やかに洗いおとしましょう。でも、強くこすらないようにしましょう。

 

•洗浄力の強い石けん・シャンプーを使用するのは避けましょう。

 

•石けん・シャンプーはよく泡立て、素手でしわを伸ばして丁寧に洗いましょう。

 

•石けん・シャンプーが残らないように十分すすぎましょう。

 

•痒みを生じるほどの高い温度の湯は避けましょう。

 

•入浴中・後にほてりを感じさせる沐浴剤・入浴剤は避けましょう。

 

•できれば1日2~3回の入浴・ シャワーで表皮表面の細菌の繁殖を防ぎましょう。

 

•風呂から上がる前に水をかぶると、体表温度が下がり痒みも押さまることがあります。

 

•入浴後には、必要に応じて適切な外用剤を塗布しましょう。

 

•入浴・シャワー後は速やかに保湿剤を塗付しましょう。入浴後の乾燥防止に有用です。

 

•保湿剤は市販のものでも構いません。使用感のよい保湿剤を選択してください。

 

•軽い皮膚炎は保湿剤のみで改善することがあります。

 

爪を短く切り、なるべく掻かないようにしましょう。手袋をはめたり、患部を包帯で保護したりして、ひっかき傷を作らないようにしましょう。

 

 

【高円寺南診療所からのメッセージ】

アトピーに悩む皆さん。水氣道をはじめましょう。

 

プールの水は塩素消毒されていますので、アトピー肌には刺激的であることもありますが、これまで悪化した例はありません。

 

塩素による殺菌効果もあり、伝染性膿痂疹(とびひ)なども少なくなります。

 

ただし、水氣道の稽古の後には念入りにシャワーを浴び、帰宅後には入浴してください。