第一日曜日「聖楽」コラムの原稿は齋藤文香さんより届いていましたが、

 

掲載担当者、野口の作業ミスにより本日掲載いたしました。

 

コラムを楽しみにしていただいている皆様、

 

コラムを寄稿していただいている齋藤文香さんに謹んでお詫び申し上げます。

 

今後このような事が無いよう2重3重のチェックをしてまいります。

 

齋藤文香さんのコラムはこちらです(11月6日分)

 

 

「できることなのに、課題の先延ばし」

 

 

少し前までのMr.NoGucciの行動パターン①

 

ボクは少し成長した。

 

まず考える、ことにしたからだ。

 

考えることは苦手なので、苦手な思考から始めることにしたのだ。

 

何という勇気なのだろう。これはまさに『革命』だ!

 

いや、変革を望まないMr.NoGucciに革命なんか出来ようハズがない。

 

そこで「出来ない」と内外に宣言するための方法の探索に取り掛かる、

 

つまり、与えられたタスクを回避し、自己の成長を拒むため、

 

しなくて済む理由をこじつける作業なのだ。

 

課題や、仕事を始めなければならないとき、

 

できるかどうかを迷いはじめたとき、

 

あれこれ考えて、しなくて済ませるための計画を立てます。

 

 

いえいえ、計画を立てて、しっかりと考え、積極的に仕事に取り組んでいる、

 

そんなつもりのムードに浸っていたいのです。

 

自分で自分に思い込みを与えようとしているのです。

今月のテーマ「血液病の最新医療」

 

 

<再生不良性貧血>

 

 

再生不良性貧血は、血液中の白血球、赤血球、血小板のすべてが減少する疾患です。

 

 

この状態を「汎血球減少症」と呼びます。

 

 

重症度が低い場合には、貧血と血小板減少だけが異常であることもあります。

 

 

また白血球には好中球、リンパ球、単球などがあり、

 

再生不良性貧血で減少するのは主に好中球です。

 

 

そもそも好中球は私達の体を細菌感染から守る重要な働きをしています。

 

これらの血球は骨髄で作られます。

 

 

そこで本症の骨髄を調べると骨髄組織は多くの場合脂肪に置き換わっており、

 

血球が作られていません。

 

 

そのために貧血症状、感染による発熱、出血などが起こります。

 

 

再生不良性貧血のうち免疫病態が関与した非重症再生不良性貧血は、

 

血小板減少期が先行し、それを代償しようと

 

血漿トロンボポイエチンが高値(≧320ng/mL)となります。

 

 

汎血球減少症に至らず血小板が5万/μL以下の場合は、

 

まだ輸血依存性に至らず輸血を必要としない場合であっても、

 

免疫病態を疑わせる所見があれば、

 

造血回復を図るために早期に免疫抑制療法(シクロスポリンなど)を始めます。

 

 

発症後間もない再生不良性貧血の一部では、

 

特発性夜間血色素尿症(PNH)形質血球を平均0.1~0.2%程度認めます。

 

 

PNH形質血球は、CD55やCD59などのGPIアンカー蛋白を欠いています。

 

 

PNH形質血球陽性例では、免疫抑制療法が奏功しやすいです。

 

 

免疫抑制療法を開始する場合は、7番染色体の異常クローンの有無を調べます。

 

 

この異常がある場合、<骨髄異形成症候群(MDS)>や

 

<急性骨髄性白血病(AML)>に移行しやすいことが知られています。




皆さま、こんにちは。

 

第1日曜日『聖楽』コラム担当のピアニスト齋藤文香です。


コンサートのお知らせです。

 

12月10日(土)、栃木県総合文化センターサブホールで、

 

親子でも楽しめるフルートとピアノ+お話と切り絵のコンサート

 

ウィンターファンタジークラシック』に出演致します。



このコンサートは2本立てとなっております。

 

第1部 いざ鎌倉のお話「鉢の木」は日本伝統芸能の謡楽として

 

地元栃木県にもゆかりのある大変有名なお話です。

 

フルート、篠笛、ピアノの邦人作曲家の楽曲、民謡などの音楽と謡のコラボレーション。

 

字幕と切り絵による背景でわかりやすく演出します。

 

第2部 「くるみ割り人形」チャイコフスキーのバレエ音楽。

 

去年12月に1度公演し大好評だったので再演いたします。

 

私たちオリジナルのフルートデュエットとピアノによる編曲版で

 

幕から元レディオベリーアナウンサーのひろたみゆ紀さん

 

のMCと共に切り絵映像と素敵にお送りします。

 


チケットは11月末までは関係者に直接お申し込みいただけますので、ご連絡くださいませ。

 

皆様のご来場心よりお待ち申し上げております。

 

 

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今回は、主に肩こりに効くストレッチを行いましょう。

 

 

まず前回までに学んだ頚部の検査を行って下さい。

 

 

ストレッチの前と後で動き易さを比べるので

 

 

<痛み、怠さ、突っ張り>等の不快な症状が出るポーズがあったら記憶しておきましょう。

 

 

<注意>

・痛みが出るほど強くストレッチしない。

     

・やり過ぎは禁物です。後で痛くなったら、1日休んでもう一度 やってみましょう

    

1つの動作につき、深呼吸3~5(15~20)行ってください。 11~2回、朝、寝る前(風呂あがり)に行うのがよいでしょう。

 

 

胸部のストレッチを行いましょう。

 

 

腕を後ろにして手を写真のように組んでください。

 

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肩甲骨を背骨の方向に引き寄せます。

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横から見るとこのようになります。

 

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前から見るとこのようになります。

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深呼吸を3回ほどしながら胸部に集中しましょう。

 

このストレッチは首を反らす動きを楽にします。

 

次は、腕のうしろのストレッチを行います。

 

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横から見るとこのようになります。

 

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後ろから見るとこのようになります。

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深呼吸を3回ほどしながら腕の後ろに集中しましょう。

 

このストレッチは顔を下に向ける動きを楽にします。

 

次は、腕の横を伸ばすストレッチを行います。

 

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右腕の肘の辺りを左腕で押さえます。

 

 

横から見るとこのようになります。

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深呼吸を3回ほどしながら腕の横に集中しましょう。

 

 

反対の腕も同じようにおこないます。

 

 

このストレッチは顔を横に倒す動きを楽にします。

 

 

終わったら、頚部の検査を行いましょう

 

 

動きが楽になっていますか?。

 

 

それに伴い肩も楽になっていることと思います。

 

 

次回は今までのまとめをします。

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

これまで「馴化」や「情動処理理論」という言葉が出てきました。

 

 

人は脅威的な出来事に出くわすと、不安や緊張、恐怖といった強い感情が生じます。

 

 

最初、感情の度合いは最大ですが、

 

そこをピークとして時間が経つにつれて、その度合いは必ず軽減していきます。

 

 

そこで「曝露法」では、脅威にあえて立ち向かい、

 

強い感情が軽減するまで(馴れるまで)自らをその感情にさらし続けるのです。

 

 

そして次に再び同じ脅威を前にすると、今度は感情のピーク(最大値)が下がっている、

 

つまり一度目よりは不安や緊張、恐怖が軽くなっています。

 

 

これをくり返してピークを下げていき、

 

最終的に強いネガティブな感情の度合いを「苦手ではない」くらいまで軽減させて、

 

苦手なものの克服を目指します。

 

 

次回は、実際的にカウンセリングでよく用いられる、

 

もう少しソフトな曝露法についてお話しします。

 

 

私もよく用いる方法で、

 

「対人恐怖」「強迫性障害」「パニック障害」などの方をサポートしています。

 

 

臨床心理士 宮仕 聖子

 

今月のテーマ「感染症の最新医療」

 

 

<HIV感染症>

 

 

高額な医療費がかかる治療の医学的適応と患者の経済状況の間で

 

患者と共に悩みながら治療開始・継続を探るのが

 

現代保険医療特有の実情になりつつあります。

 

 

日本でのHIV感染者数は2010年頃からの新規登録患者数はほぼ横ばいです。

 

ただし、未診断の患者は登録患者数の数倍に上ると推定されています。

 

そのためエイズ感染拡大防止のための対策の重要性は増しています。

 

HIV感染患者では心血管疾患・慢性腎臓病の発症率が非感染者より高いことがわかっています。

 

 

近年、レトロウイルス療法の開始基準が早期化しています。

 

CD4陽性リンパ球数が350/μL以下であれば直ちに治療開始しますが、

 

それ以上でも治療開始を推奨されています。

 

 

こうした抗レトロウイルス療法の進歩により、患者の余命が延び、高齢化が進み、

 

そのため慢性疾患(心血管疾患・骨粗しょう症・慢性心疾患・慢性腎臓病など)

 

の増加への対応の必要性も増しています。

 

 

日本のAIDS指標疾患で最も多いのはニューモシスティス肺炎です。

 

感染してから数週間の潜伏期間の後、

 

急性期の症状として発熱・皮疹・咽頭痛・全身性リンパ節腫脹など

 

伝染性単核症様症状を起こすことがあり、HIV感染症を疑う1つのきっかけになります。

 

 

HIV感染症患者と疾患の進行度にしたがって、免疫機能障害の身体障害者手帳が取得可能です。

 

抗レトロウイルス療法の開始基準は早期化しているものの、実際は高額の医療費を賄うため、

 

より等級の高い身体障害者手帳を取得できるまで

 

疾患の進行を待たざるを得ないこともあるそうです。

今月のテーマ「感染症の最新医療」

 

 

コリスチン・カルバペネム耐性腸内細菌科細菌・肺炎球菌多価莢膜抗原ワクチン

 

 

薬剤耐性菌の蔓延地域は世界的に拡大傾向にあり、

 

その拡大防止は国際的な保健衛生上の重要課題となっています。

 

 

○コリスチン

 

ポリペプチド系抗菌薬に属し、グラム陰性菌に広いスペクトラムを持っています。

 

ただし、プロテウス、ブルコルデリア、ビブリオ、カンピロバクタなどには有効性が乏しいです。

 

 

βラクタム系、キノロン系、アミノグリコシド系抗菌薬とは作用機序が異なり、

 

使用頻度が低いことから、多剤耐性菌であっても感受性が保たれることが多いです。

 

 

主に多剤耐性菌(緑膿菌・アシネトバクター)、カルバペネム耐性腸内細菌症で、

 

他に有効な抗菌薬が無い場合の最終手段として用いられます。

 

 

たとえば、ESBL産生菌感染症は、

 

ペニシリン系・セファロスポリン系抗菌薬のほとんどに耐性化しますが、

 

他に耐性がなければカウバペネム系抗菌薬など感受性のある抗菌薬が残っていることが多く、

 

その場合、コリスチンは使用しません。

 

 

注意点は、高頻度で腎機能障害が出現し、投与中の腎機能のモニタリングが必須です。

 

 

また単剤での有効性は低く、

 

内服薬としては吸収率・組織移行率が低く有効な血中濃度に達しにくいことです。

 

 

○カルバペネム耐性腸内細菌科細菌(CRE)

 

5類感染症の全数把握疾患に指定され、全例保健所に報告します。

 

 

腸内細菌(腸内細菌科細菌)とは、グラム陰性桿菌に属し、

 

大腸菌、クレブジエラ菌、赤痢菌、サルモネラの他、

 

主に環境中に存在するエンテロバクタ、セラチアなども含みます。

 

 

広域抗菌薬の乱用が拡大の一因になっています。

 

とくに腸内細菌がカルバペネム系抗菌薬に耐性化すると、βラクタム系抗菌薬もほぼ無効となり、

 

また他の耐性遺伝子を同時に獲得して多剤耐性化し、

 

ニューロキノン系やアミノグリコシド系の抗菌薬の耐性も獲得することが問題になっています。

 

 

とくに大腸菌やクレブジエラなど市中感染症を起こす

 

病原性の高い菌の耐性化することも大きな問題になっています。

 

 

耐性化の機序は、プラスミド上に存在する耐性遺伝子を他の菌から獲得することによります。

 

 

耐性遺伝子の種類はKPC(クレブジエラ・ニューモニアイ・カルバペネメース)型、

 

 

NDM(ニューデリー・メタロβラクタメース)型などが知られています。

水氣道 准3級(特別訓練生) 野口将成

 

 

減肥航法の特訓を続けてきて、結果的には

 

「自分にやや厳しく、相手にやや優しく」という関係に近づきつつあると思います。

 

 

これこそが、中庸であり、自然で健全なバランスの取れた人間関係の在り方であること等、

 

気づくことがたくさんありました。

 

 

水氣道は、長所(競技的な強み)を限界まで引き延ばし、

 

超越させようとする並のスポーツではありません。

 

 

むしろ全体(心身両面および社会関係性)の中での欠点や弱点を発見して、

 

集団的ダイナミズムにより少しずつ着実に補って、

 

それを各人に相応しい水準まで回復させようとするものです。

 

 

人生いろいろ、長所も欠点もいろいろですが、欠点を長所に替えることで、

 

総合的、統合的に、全体として自然なバランスの取れた健康

 

あるいは調和のとれた人間性が育まれるのだと確信しています。