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金曜シリーズ < よくある問い合わせ >

 

朝、覚醒後になかなか起床できません。起床を容易にする方法があれば教えてください。

 


ChatGPT
起床を容易にするためには、以下のような方法が役立つ場合があります:


1. 規則正しい睡眠スケジュールを確立する:

毎日同じ時間に寝て同じ時間に起きることで、体内時計を整えることができます。規則正しい生活リズムを維持することで、朝の起床もスムーズになるでしょう。


2. 明るい照明を使用する:

朝起きたらできるだけ早く明るい照明を使いましょう。明るい光は体内時計をリセットし、覚醒を促進します。


3. 目覚まし時計を遠くに置く:

目覚まし時計をベッドから遠くに置くことで、ベッドから離れて起きる必要が生じます。これにより、ベッドでゴロゴロしながらの二度寝を防ぐことができます。


4. 自然光を利用する:

可能な場合は、朝日を浴びるようにして起床すると良いでしょう。自然光は体内時計を調整し、目覚めを促進します。


5. 寝室の環境を整える:

快適な寝室環境を整えることも重要です。静かで暗く、快適な温度の寝室で寝ることが、朝のスムーズな起床を助けます。


6. 積極的な朝のルーティンを作る:

起床後すぐに行う楽しい活動やリラックスできることを用意しておくと、起床がより楽しみになります。例えば、コーヒーを淹れる、ストレッチをする、音楽を聴くなどです。


これらの方法を試してみて、自分に合った起床のコツを見つけてみてください。

 

 

ドクター飯嶋のコメント:
それでは、実際に起床を容易にするために、呼吸法の工夫が有用であることを学んでいきましょう!

 

起床を容易にするために有用な呼吸法があれば教えてください。

 


ChatGPT
起床を容易にするために有用な呼吸法には、以下のようなものがあります:


1. ディープ・ブレス(深呼吸):

起床時に行う深い呼吸は、体内の酸素レベルを高め、気分をリフレッシュさせます。ゆっくりと鼻から息を吸い込み、口からゆっくりと息を吐き出すという方法で、数回繰り返します。


2. プラナヤマ(呼吸法):

プラナヤマは、古代のヨガの技法で、呼吸を制御して体と心を整える目的で行われます。朝に行うと、気力を高め、覚醒を促進します。例えば、カプァラバティ(腹式呼吸)、アーナロマ・ヴィロマ(交互鼻呼吸)、ウジャイ(海の音のような呼吸)などがあります。


3. 4-7-8 呼吸法:

この呼吸法は、リラックスしてストレスを軽減するのに役立ちます。ゆっくりと鼻から息を吸い込み、口を閉じて7秒間息を止め、口からゆっくりと息を8秒かけて吐き出します。これを4回繰り返します。


4. カウンティング・ブレス:

この呼吸法では、吸うときに数を数え、吐くときに数を数えることで注意を集中させます。例えば、4つの呼吸で吸い込み、4つの呼吸で吐き出します。このような方法で、自然なリズムで呼吸することが重要です。


これらの呼吸法を試して、起床後の気分やエネルギーを向上させる助けにしてください。ただし、何らかの健康上の問題を抱えている場合は、医師や専門家に相談することが重要です。

 


ドクター飯嶋のコメント:
私自身は、私独自のオリジナルな方法をいくつか使い分けています。

 

今回は、そのうち、最も簡単な方法をご紹介します。それは、朝、起床動作を容易にするために、臥位にて数回、徐々に深い呼吸をしたのち、最大吸気の直後に気合を入れるという方法です。

これは、単純な動作であり、楽に起床できます。そして、この方法の有効性は、生理学的に説明することもかのうです。


1)深い呼吸による酸素供給: 臥位で徐々に深い呼吸をすることで、体内の酸素供給が増えます。深い呼吸によって肺の中の空気が入れ替わり、血液中の酸素濃度が上昇します。これにより、脳や筋肉などの組織により多くの酸素が供給され、体内の代謝活動が活性化されます。

 


2)最大吸気の直後の気合い: 最大吸気の直後に気合いを入れることで、交感神経が活性化します。交感神経の活性化により、心拍数や血圧が上昇し、覚醒状態が促進されます。また、気合いを入れることで精神的な意欲やエネルギーが高まり、起床動作を容易にする効果があります。


この方法は、深い呼吸による酸素供給と交感神経の活性化によって、体内の代謝活動が促進され、覚醒状態が促進されるため、起床動作を容易にする効果があると考えられます。

 

また、気合いを入れることで精神的な意欲が高まり、起床時の気分を改善する効果も期待できます。

 

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<理想的な団体エクササイズの条件⑥ 専門家の指導>

 

理想的な団体エクササイズとしての諸条件の第六として、ムッシュGPTは、エクササイズが専門家の指導のもとに実施されるべきことを挙げています。


専門家が関与すべきなのは

1)エクササイズプログラムの設計、

2)エクササイズの実践指導、

ということを彼は指摘しています。

 

そして、参加者のサポート役として専門のトレーナーやインストラクターが想定され、指導の内容は1)適切なフォームや2)安全な運動の実行方法です。


水氣道のプログラムを考案したのは医師であり、また、水氣道は独自の段級制を採用して、独自に専門家を養成しています。これをもとに、エクササイズの実践指導を直接しているのは、ファシリテーター(5級、4級)、インストラクター(3級、2級、1級)、トレーナー(有段者)と段階的に分掌かつ統括もしています。そこで、ムッシュGPTに以下の質問をしてみました。

 

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋

 

健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズとして専門家によって設計され、指導する要素等も評価の一つに加えて総合的に勘案すれば、陸上で行うのと水中で行うのでは、どちらの方が優れているでしょうか?

 

 

ChatGPT


健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズにおいて、専門家によって設計され、指導される要素を評価する際に、陸上で行うエクササイズと水中で行うエクササイズの両方には利点がありますが、総合的に勘案すると、専門家によって設計され、指導される水中でのエクササイズの方が優れていると考えられます。
以下にその理由を示します:


1. 運動の安全性と効果性:
専門家によって設計された水中エクササイズは、適切な運動プログラムやテクニックが提供され、参加者の安全性と効果性が確保されます。水中での運動は身体への負荷が少なく、怪我のリスクが低いため、運動を始めたばかりの人や高齢者にとっても安心して参加できます。


2. プログラムの多様性と適応性:
水中エクササイズは様々なレベルやニーズに対応したプログラムが提供されます。専門家が参加者の個々の状況や目標に合わせて運動プランを設計し、運動の適切な強度や頻度を調整することで、効果的なトレーニングを実現します。


3. 技術指導とフィードバック:
水中エクササイズでは、専門家が運動の正しい技術やフォームを指導し、適切なフィードバックを提供します。これにより、参加者は効果的な運動を行い、効果を最大限に引き出すことができます。


4. 心理的な支援とモチベーション:
専門家による水中エクササイズは、参加者の心理的な支援とモチベーションの向上にも役立ちます。専門家は参加者のニーズや目標に応じて適切なサポートを提供し、参加者の達成感や満足度を高めます。


5. 科学的根拠に基づいたアプローチ:
専門家によって設計された水中エクササイズは、科学的な根拠に基づいて開発されています。最新の研究やエビデンスに基づいたアプローチにより、効果的な運動プログラムが提供されます。


以上の理由から、専門家によって設計され、指導される水中でのエクササイズの方が、総合的に優れていると考えられます。

 


ドクター飯嶋のコメント:
オリンピック種目をはじめ、ほとんどすべての競技スポーツが専門家によって設計されたものでないことは、あまり意識されていないようです。


これに対して、競技ではないエクササイズは専門家によって考案されたものも少なくありません。とくに近年の水中エクササイズは、科学的根拠に基づいてプログラムされているものも少なくないはずです。


そもそも競技スポーツは疾病の予防や健康になることを第一の目的とはしていませんが、水中エクササイズには、水氣道と同様の目的をもつものが誕生していく可能性はあるのではないか、と考えています。

 

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企業の衛生委員会における産業医の「衛生講話」


第16回:特論⑥視環境(その3)

 

情報機器作業による健康障害には、目の疲れ、腕や肩・頸部のこりや痛み、心理的な疲労などの自覚症状が先行します。この段階で適切に対処しておかないと、慢性的な局所疲労にもとづく眼精疲労、頚肩腕症候群などの疾患を引き起こしたり、全身的な慢性疲労をもたらしたりしてしまいかねません。

 

そのための予防対策として、以下は特に重要です。


・一連続作業時間は、60分以内とし、次の作業までに10~15分の作業休止時間を設けるようにします。かつ、「一連続作業時間内において1回~2回程度の小休止を設けるよう指導すること」とされています。


・ディスプレイ画面の上端の高さは、眼の高さと同じか、やや下になる高さが望ましいです。その際、画面までの視距離は、適切な視野範囲になるようにします。


・書類・キーボード面の照度は300ルクス以上とします。

 

○「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて」の一部改正について(抜粋)

 

(令和3年12月1日)

(基発1201第7号)

(都道府県労働局長あて厚生労働省労働基準局長通知)

 

改正のポイント:これまでVDT作業と表現されていた機器は、17年振りの「ガイドライン」改訂により、情報機器に変更されました。

 

 

照明及び採光


イ.室内は、できる限り明暗の対照が著しくなく、かつ、まぶしさを生じさせないようにすること。


ロ.ディスプレイを用いる場合の書類上及びキーボード上における照度は300ルクス以上とし、作業しやすい照度とすること。
また、ディスプレイ画面の明るさ、書類及びキーボード面における明るさと周辺の明るさの差はなるべく小さくすること。


備考:従来の「ディスプレイ画面の照度500ルクス以下」は削除された。

 

ハ.ディスプレイ画面に直接又は間接的に太陽光等が入射する場合は、必要に応じて窓にブラインド又はカーテン等を設け、適切な明るさとなるようにすること。


ニ.間接照明等のグレア防止用照明器具を用いること。


ホ.その他グレアを防止するための有効な措置を講じること。

 

 

 

ディスプレイ
(イ)おおむね40cm以上の視距離が確保できるようにし、この距離で見やすいように必要に応じて適切な眼鏡による矯正を行うこと。


(ロ)ディスプレイは、その画面の上端が眼の高さとほぼ同じか、やや下になる高さにすることが望ましい。


(ハ)ディスプレイ画面とキーボード又は書類との視距離の差が極端に大きくなく、かつ、適切な視野範囲になるようにすること。


(ニ)ディスプレイは、作業者にとって好ましい位置、角度、明るさ等に調整すること。


(ホ)ディスプレイに表示する文字の大きさは、小さすぎないように配慮し、文字高さがおおむね3mm以上とするのが望ましい。

 

 

 

<照明の種類と方法ならびにその効果>

 

照明の種類としては、全般照明と局部照明があります。


・全般照明とは、作業場全体を明るくするする照明です。
・局部照明とは、手もとなどの局所を特段に照らす照明です。


そして、全般照明と局部照明を併用する場合、
全般照明は局部照明の照度の10分の1以上にします。

 

照明の方法としては、直接照明と間接照明があります。


・直接照明とは、光源から直接照らす方法です。
この方法は強い影を作るため、目が疲れやすくなる(眼精疲労)欠点を伴います。
・間接照明とは、天井や壁に反射させた光を作業面に照らす方法です。

 

この方法は、影が出にくく、グレアの少ない照明になるという長所があります。
しかし、立体感を出す作業には不向きです。
つまり、影ができない照明がよいというわけではないことに注意する必要があります!

 

普通の作業では白色光を使用し、作業面や床面に強い影を作らないようにします。
一方、立体視を要する作業では、適度な影が必要です。

 

7月22日PDF

 

 

 

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<理想的な団体エクササイズの条件 ⑤ 適切な時間と頻度>

 

理想的な団体エクササイズとしての諸条件の第五として、ムッシュGPTは、エクササイズの時間と頻度適切さを挙げています。そして、理想的な団体エクササイズは、「適度な運動量を確保するために、セッションの長さや頻度が調整されるべき」ことを指摘しています。また「週に数回行われ、各セッションの時間が適切に設定されている
ことも指摘しています。


水氣道は、現在週に4回、各セッションは本稽古100分、半稽古50分で継続的に開催しています。


そこで、こうした適切な時間と頻度をコントロールしやすいエクササイズ、あるいは、それによってよりメリットの大きいのは陸上エクササイズなのか、それとも水中エクササイズなのか、という論点を見出すことができます。

 

 

インタヴュアー:ドクター飯嶋

健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズとして適切な時間と頻度の管理の要素等も評価の一つに加えて総合的に勘案すれば、陸上で行うのと水中で行うのでは、どちらの方が優れているでしょうか?

 


ChatGPT
健康寿命の延長と疾病防止のための団体での生涯エクササイズにおける時間と頻度の管理の要素を評価する際には、陸上で行うエクササイズと水中で行うエクササイズの両方には利点がありますが、総合的に勘案すると、水中で行うエクササイズの方が優れていると考えられます。


以下にその理由を示します:


1. 身体への負担の軽減:

水中でのエクササイズは、身体への負荷が軽減されるため、長時間の運動でも疲れにくい特性があります。このため、水中でのエクササイズは、より長い時間の運動を維持しやすく、効果的なトレーニングが可能です。


2. 持久力と筋力の向上:

水中でのエクササイズは、水の抵抗によって筋力を高める効果があります。また、水中での有酸素運動は持久力を向上させる効果があります。そのため、水中での運動を定期的に行うことで、持久力と筋力を効果的に向上させることができます。


3. 柔軟性と関節の健康:
水中でのエクササイズは、水の浮力によって関節への負荷が軽減されるため、柔軟性を高め、関節の健康を促進します。このため、水中での運動は、関節痛や関節疾患を抱える人にとって特に有益です。


4. 温度調節と快適性:
水中でのエクササイズは、水温が体温よりも低いため、長時間の運動でも体温が上昇しにくい特性があります。そのため、水中でのエクササイズは快適であり、より長時間継続することができます。


5. 心理的な側面:
水中でのエクササイズは、水の静かな環境と水の浮力によるリラックス効果があり、ストレス解消やリフレッシュ効果が期待できます。このため、水中での運動を行うことで、心身のリフレッシュ効果が高まり、運動へのモチベーションが維持されます。
以上の理由から、時間と頻度の管理の要素を評価する観点からは、水中で行うエクササイズの方が総合的に優れていると考えられます。

 

 

 

ドクター飯嶋のコメント:


「時間と頻度の管理の要素を評価する観点からは、水中で行うエクササイズの方が総合的に優れている」理由が複数挙げられていますが、共通しているのは、水中では、より長い時間の持続的エクササイズを無理なく効果的に実践できるということになるでしょう。

 

エクササイズ実施中に疲れにくく、心身がリフレッシュあれていることを実感し易く、その結果、運動へのモチベーションが維持されるということは、水氣道の実践者であれば、とても納得のいく説得力のある説明だと思います。

 

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企業の衛生委員会における産業医の「衛生講話」


第15回:特論⑤視環境(その2)


「視環境」とは、人間の視覚に関わる物理環境のことでした。この物理環境の要素としては、採光、照明方法、光源の種類、照度や輝度のレベルと分布、グレア、彩色などがあり、「視環境」とは、これらの要素が総合的に構成された人間の視覚に関わる物理環境のことです。


もっとも、これは作業現場における評価要素なのですが、作業現場における「視環境」とである、採光や照明、彩色は、快適性や作業能率、健康に大きな影響を与えます。

 

「視環境」には、このように数多くの要素がありますが、なかでも重要な3項目である
❶照度、➋グレア(まぶしさ)、および❸彩色、について解説することにします。

 

❶ 照度
照度は、単位面積あたりに供給された光の量の指標です。
単位はルクス(lx)で、これは明るさの単位です。1ルクスは、1カンデラ(cd)の光源から1m離れた場所でその光に直角な面が受ける明るさのことです。
なお、カンデラは光源から出る光の強さを示す光度の単位で、ルクスは照らされた場所にどれだけ光が入っているかを示します。


照度の理解が作業環境管理の実務上大切なのは、労働安全衛生規則で作業基準が定められているからです。

 

一般的な事務作業で求められるのは300ルクス以上
付随的な事務作業で求められるのは150ルクス以上

 

なお、付随的な事務作業とは、事務作業のうち、文字を読み込んだり、資料を細かく識別したりする必要がないものが該当します。

 

 

➋ グレア(まぶしさ)
照明の光源やその反射が作業者の視野に入るとまぶしさを感じることがあります。
そして視界内に過度のまぶしさ(グレア)が生じると不快感や疲労を発生させてしまいます。

そこで、照明の光源やその反射が作業者の視野に入らないように、作業位置を工夫したり、天井や壁に光を当て、反射光により作業面を照らす間接照明を利用したりすることが望ましいです。

 

ここで、明かりのとりかたについて、大切なポイントを示します。

 

前方から明かりをとるときは、眼と光源を結ぶ線と視線が作る角度を30度以上にします。

これで、まぶしさを避けることができます。

 

 

❸ 彩色
これは、あまりよく知られていない「視環境」要素であり、私自身も混同していたほどの概念なので、私が実際にした質問について、英国人のデザイン専門家からいただいた回答を紹介することによって、概説し、私が補足説明を加えることにします。

 

<質問者:Dr.飯嶋>

彩色と明度と彩度の関係を教えてください。

 

<回答者:デザイン研究者>

彩色、明度、彩度は、いずれも色彩に関する重要な概念です。これらは、色の特性を記述するための基本的な要素です。


彩色 (Hue) :彩色は色相とも呼ばれ、色の種類や色の名前を表します。例えば、赤、青、緑などが彩色の例です。色相環を考えると、色相は円状に配置され、色相の値が変わると色の種類が変わります。


明度 (Lightness):明度は色の明るさまたは暗さを示します。明度が高い色は明るく、明度が低い色は暗いと感じられます。明度は、白と黒の間のグレースケールで表される色の明るさです。色の明るさが異なる場合、色相が同じであっても、色が異なるように見えます。


彩度 (Saturation):彩度は、色の鮮やかさまたは色の深さを示します。彩度が高い色は鮮やかで、彩度が低い色は薄くまたは灰色に近くなります。彩度が高い色は、色相の純度が高いことを意味し、彩度が低い色は、色相に灰色が混ざっていることを示します。彩度が0の色は、灰色の色相になります。

 

これらの概念は、色彩を分析したり、デザインしたりする際に重要です。


例えば、彩度を変更することで色の鮮やかさを調整したり、明度を変更することで色の明るさを調整したりすることができます。

これらの要素を組み合わせて、色彩のバリエーションや調和を作り出すことができます。

 

 

<補足説明>
「視環境」の要素として室内の彩色を扱う場合には、明度(色の明るさ)と彩度(色のあざやかさ)とを区別して、両者の兼ね合いで考える必要があります。


彩度を高くし過ぎると交感神経の緊張を招きやすいため、長時間にわたって過ごしたり、作業を続けたりすると疲労しやすくなる、ということを知っておくことがポイントです。一方、明度を高くすると、光の反射率が高くなって照度を上げる効果があります。


したがって、部屋の彩色は、眼より低い位置は濁色(低めの彩度)、眼より高い位置は明るい色(高めの明度)にするとよいとされています。

 

7月15日PDF

 

 

 

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食事を摂ると、消化器官が活発化し、消化吸収のために体内の血液流量が増えることがあります。

これによって、睡眠中の呼吸にどのような影響を及ぼし、また、その場合の生理的メカニズムについて説明してください。

 

 

ChatGPT
食事を摂ると、消化器官が活発化し、消化吸収のために体内の血液流量が増えることがあります。これによって、睡眠中の呼吸に以下のような影響が及ぶ可能性があります。


1. 睡眠時の消化吸収に対する影響:

食事を摂ることで、睡眠中も消化吸収が行われます。特に大量の食事を摂ると、消化器官への血液供給が増え、睡眠中もその活動が続きます。このため、睡眠中の身体のエネルギー消費が増加し、睡眠の質が低下する可能性があります。


2. 睡眠時の呼吸に対する影響:

食事を摂ることで消化器官への血液供給が増えるため、胃や腸が活発に動作します。これによって、横隔膜や胸腔内の圧力が変化し、睡眠中の呼吸に影響を与える可能性があります。例えば、胃が圧迫されることで、横隔膜の動きが制限され、呼吸の深さや頻度が変化することがあります。


生理的メカニズムとしては、食事を摂ることで消化器官が活発になり、消化酵素の分泌や消化器官の収縮が増加します。これによって、消化吸収が促進されると同時に、血液流量も増加します。

 

特に食事後は、食べ物の消化・吸収に必要な栄養素を取り入れるために、消化器官への血液供給が増加します。この増加した血液流量が睡眠中の呼吸に影響を与えると考えられます。

 

 

 

ドクター飯嶋のコメント:


就寝前に食事を摂取すると、睡眠中の身体のエネルギー消費が増加し、睡眠の質が低下する主な理由はいくつかあります。


1)消化活動の増加:

食事を摂取すると、消化器官が活発になります。消化器官の働きにはエネルギーが必要であり、食事を摂った直後は消化活動がピークに達します。この消化活動によって、身体が就寝中でもエネルギーを消費するため、睡眠の質が低下する可能性があります。


2)体温の上昇:

食事を摂取することで代謝が活発化し、体温が上昇します。このため、睡眠中も体温が高い状態が続き、寝汗や目覚めの増加などの睡眠の質を低下させる要因となります。特に、消化活動が活発な脂肪やタンパク質を多く含む食事を摂った場合には、この影響が顕著になることがあります。


3)胃酸の過剰分泌:

就寝前に食事を摂取すると、胃酸の分泌が増加することがあります。胃酸の過剰分泌は胃内の不快感や胃もたれを引き起こすだけでなく、睡眠中の逆流や喉の炎症を引き起こし、睡眠の質を低下させる可能性があります。


これらの理由から、就寝前に大量の食事を摂取すると睡眠の質が低下しやすくなります。健康的な睡眠を維持するためには、夕食は軽めにし、睡眠前には消化が良く、胃に負担がかからない食事を摂ることが重要です。

 

<高円寺学園>


杉並区高円寺北1丁目4番11号

 

プールが夏休み期間一般開放されます。

 

※個人で稽古を行う際は、

水氣道とは別のスイミングキャップを使用して下さい。

 

開放期間

8月3日(土)~17日(土)

 

時間

昼:午前9時30分~正午

  午後1時30分~4時

 

夜:午後5時30分~8時30分

 

料金

200円

 

 

水深は

昼の時間は深さ80cm

夜の時間は100cm

 

2024年4月より参加されている、今井均さんより

感想を頂きました。

 

 

今年の4月から参加させていただいています。3月末に65歳の定年退職を迎え自由時間が格段に増えたこと、加齢に伴う運動能力(ありていに言えば身体機能)の低下防止等が主な理由です。

 

以前から休日にはプールで泳いだりしていたので水気道にはもともと関心があったという背景もあります。

 

実際に参加して驚いたのは、私より年若い方が何人か長く続けている、ということでした。

 

体力的にきついエクササイズではないのが長続きの最大の理由かと思われますが個人的には終了後の適度な疲労感と身体(特に上半身)が軽くなる感じがして肩凝りから一時的に解消されるのはとても心地よく感じています。

 

目下、個々の動きはまだまだマスターできていませんが今後経験を積むことで解決していけるかと楽観視してます。

 

今のところ、自宅近くの鷺宮での経験しかありませんが今後は運動時間の長い三鷹にもチャレンジしたいと思っています。身体機能の維持が最重要課題です

 

今井 均

 

 

今井様 

いつも稽古では積極的に動かれているのを拝見しております。

また、稽古終わりに私が「今日は大丈夫でしたか?」と尋ねると、「適度な疲労感があり充実しました」といつも笑顔でお答えになられるので、私も元気を分けて頂いております。

水氣道はスモールステップアップという飯嶋先生のお考えに基づき、無理なく少しずつ段階を踏みながら稽古していますので、年齢・性別等に関係なく各自のペースで出来る事が長く続けられる理由の1つだと思います。

別のプールに行くと水深が違うので、同じ動きをしていても身体への感じ方も違います。
ご無理のない範囲で是非色々な場所でご参加いただけますと幸いです。

水氣道准1級 高等修錬生補
植田栄喜

 

 

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企業の衛生委員会における産業医の「衛生講話」

 

第14回:特論④ 視環境(その1)

 

「視環境」という言葉は、ふだん聴き慣れない言葉かもしれません。これは簡単にいってしまえば、<人間の視覚>に関わる物理的環境のことです。しかし、それだけでは役に立つ情報にはなりえません。

 

そこで、私が嘱託産業医をしている企業の衛生委員会の委員から実際に受けた質問と回答をご紹介いたします。

 

 

 

<質問>労働現場における作業環境要素の中で「視環境

 

という言葉を当社の衛生管理者からはじめて聴きました。その意味と重要性について具体的に教えてください。

 

 

<回答>視環境という言葉は、労働現場における作業環境の一部を指します。具体的には、作業者が作業を行う際に目に関わる環境要素を指し、照明、視覚的な障害物、画面の見やすさなどが含まれます。視環境の良し悪しは、作業効率や作業者の健康に大きな影響を与えることがあります。

 

 

「視環境」は作業環境要素としてとても大切なキーワードです。
視環境の重要性は以下の点にあります。


「視環境」は衛生管理と安全管理の両面に重複的にかかわってきます。
作業効率の向上: 適切な照明や見やすい表示画面など、良好な視環境は作業効率を向上させます。作業者が作業内容を正確に把握しやすくなり、ミスや事故のリスクを減らすことができます。

 

作業者の健康保護: 悪い照明や見づらい画面は、作業者の目への負担を増加させ、視覚疲労や眼精疲労を引き起こす可能性があります。長時間の作業や不快な環境下での作業は、目の疲れや頭痛などの問題を引き起こす可能性があります。

 

安全確保: 視界が悪い状況下での作業は、作業者の安全に影響を与える可能性があります。例えば、見えない障害物にぶつかったり、作業中の機械や装置を正しく操作できなかったりするリスクがあります。

 

作業の精度と品質: 視覚情報が正確に伝わらない環境下では、作業の精度や品質が低下する可能性があります。特に、細かい作業や視覚的な判断が必要な作業では、良好な視環境が重要です。

 

視環境を改善するためには、まず、第1ステップとして、視環境そのものの理解が求められます。ついで、第2ステップとして、作業環境を測定して、評価をすることからはじめなければなりません。さらに、第3ステップとして、その測定評価結果に基づく必要な措置を講じます。


たとえば、適切な照明設備の導入や、見やすい表示画面の利用、作業スペース内の障害物の整理などが有効です。また、作業者の目の健康を保護するために、定期的な休憩や目のストレッチ、適切な眼鏡の着用なども重要です。

 

次回は、最初の第1ステップについて勉強していきましょう!

 

7月8日PDF

 

 

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睡眠中の呼吸パターンは、覚醒・起床や食事・運動によって変化するでしょうか?

 



ChatGPT

はい、睡眠中の呼吸パターンは覚醒・起床、食事、運動などの外部要因によって影響を受けることがあります。具体的には以下のような要因が挙げられます:


1. 覚醒・起床:

睡眠中から覚醒したときや朝起きたとき、呼吸パターンは変化します。通常、覚醒すると自律神経が交感神経優位になり、呼吸が浅く速くなることがあります。


2. 食事:

食事を摂ると、消化器官が活発化し、消化吸収のために体内の血液流量が増えることがあります。これによって、睡眠中の呼吸に影響を与える可能性があります。

 

3. 運動:

運動をすると、身体の代謝が上がり、呼吸が深く速くなることがあります。したがって、夜遅くに運動をすると、就寝直後の呼吸パターンに影響を与える可能性があります。

 

これらの要因は個人によって異なる場合がありますが、一般的に外部の刺激や活動が睡眠中の呼吸に影響を与えることがあります。

 

 

ドクター飯嶋のコメント:
睡眠中から覚醒したときや朝起きたとき、私たちの自律神経は副交感神経優位から交感神経優位に切り替わり、それに伴い呼吸パターンは変化します。交感神経は身体の活動を促進する神経系であり、ストレス反応や興奮状態に関与しています。そのため、交感神経が優位になると、呼吸が速くなり、浅くなることがあります。。


睡眠中から覚醒したときや朝起きたとき、私たちの自律神経は副交感神経優位から交感神経優位に切り替わり、それに伴い呼吸パターンは変化します。交感神経は身体の活動を促進する神経系であり、ストレス反応や興奮状態に関与しています。そのため、交感神経が優位になると、呼吸が速くなり、浅くなることがあります。


交感神経の活性化によって、体温や心拍数が上昇し、血圧が上昇するなどの身体の興奮状態が引き起こされます。呼吸もこの興奮状態に合わせて、速くなります。これは、体に酸素を速やかに供給し、活動をサポートするための反応です。


一方、副交感神経が優位になると、呼吸はゆっくりと深くなる傾向があります。副交感神経はリラックスや休息状態に関与し、心拍数や血圧を下げるなどのリラックス反応を引き起こします。そのため、呼吸も深くてゆっくりとなり、リラックスした状態に適応します。


交感神経と副交感神経は常にバランスを保ちながら活動していますが、状況に応じてどちらかが優位になります。例えば、ストレスや興奮状態では交感神経が優位になり、リラックスや休息状態では副交感神経が優位になります。