水氣道へのご招待:12月21日(木)

今回は40代、男性、MNさんです。

 

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<「水気道」に行くから水着を買いに行こう>と友人から誘われたM.Nさんは、12年前の当時は、突然なので驚きとまどっていらしたのではないでしょうか。

 

それにもかかわらず、御自分でも決断して水着を購入したM.Nさんは、思い切りが良く、柔軟な協調行動がとれたことが報告示されています。

 

 

一方<(友人からの勧めが)12年前、その後、ちゃんと始めてから10年たちました。>

 

という辺りには、M.Nさんらしさの本音(興味はあるが仕事が忙しいのできちんと続けるつもりはない)を垣間見ることができます。

 

2年間のためらいの理由は明らかではありませんが、決断と実行の後でもためらいが生じることはよくあります。

 

 

<体や気持ちがしんどい時もあります。>そのような時はだれにでもありがちなことですね。

 

そして、ややともすれば、定期的で周期的な健康行動のペースさえも崩してしまいがちになります。

 

本来であれば、いつもの通りに実行できることさえもためらってしまう傾向は水氣道の初心者である体験生や、少し慣れてきて気が緩みがちになる訓練生にしばしば見られる傾向です。

 

多くの場合は、ためらって過ごした稽古時間ばかりでなく、その後の時間までもがかえって非生産的になり、体や気持ちがますますしんどくなるのを経験した皆さんも少なくないことでしょう。

 

 

M.Nさんが立派なのは、そんな時の適切な対処法に気づいていて、しっかりと実践してできていることです。

 

<そんな時「えいや!」と気合を入れていきます。>私の場合もそんな時期があったように記憶しています。

 

因みにM.Nさんもかつては低体温で平熱が35.5℃程度だったのが現在では標準的な平熱である36.5℃になっているとのことです。

 

私の場合自己判断ですが体温が37℃以下(かつての平熱が36.1℃、現在は36.5℃なので、それより0.5℃上昇までの範囲)で、悪寒(寒け)が無ければ、多少不具合でも出向きます。

 

すると、M. Nさんが体験したように心身が軽やかになり、体が温かくなります。

 

程よい疲れは熟睡の効果を生むことになります。

 

すると、M. Nさんが体験したように、

<(水氣道の稽古が)終った後は体も気持ちもかろやかになります。> 

私の場合も心身が軽やかになり、体が温かくなります。

 

<疲れも感じますが、むしろそれは心地良く、その日の夜はぐっすり眠れます>

との報告ですが、程よい疲れは熟睡の効果を生み、心身の疲労をバランスよく自然な回復を促進させてくれます。

 

 

M.Nさんは<何をやっても三日坊主の私が>と述懐されておりますが、たとえ体調が悪くなくとも、納得して始めなければ、またやっていることの意味が腑に落ちなければ継続が不可能なのは当然だと思います。

 

水氣道は、少なくとも一年間の春夏秋冬の四季の稽古を継続すれば、必ず納得できる変化が現れ、頭でではなく体感や行動変容を通して腑に落ちる経験ができるはずです。それが水氣道の魅力でもあると思います。

 

 

また、こうした行動パターンがとれるならば、たとえば早起きも容易になります。

 

寒い日はつい布団が恋しくなり、休日ともなればなおさら朝寝坊して生活リズムを崩しがちになりますが、そうした不摂生とも無縁になっていくことができます。

 

 

M.Nさんの行動変容は立派ですね。彼を水氣道に導いてくれた友人の方にも感謝したいと思います。

 

たとえ紆余曲折しながらであっても<10年も続けてこられた>ということはM.Nさんにとって生涯の財産になっていると思います。正に継続は力です。

 

 

ドクターが常日頃話されているように「母親の羊水」に浮かんでいる胎児のような感覚の遺伝子やDNAを備えているのでしよう。

 

恵みあふれる水の偉大さに感謝して水気道の稽古に皆様と共に精進したいと思います。

 

 

日本水氣道協会 上席支援員 水氣道従弐段下

 

水氣道 活水航法 直伝 林 亮博(はやし あきひろ)