心身医学療法としての水氣道®
水氣道®に対する、皆さんの思いは多様だと思います。
まず、一度も参加されたことのない方は、世間に浸透していないこの活動に対して、
怪訝な思いを抱いていらっしゃるかもしれません。
それは、あらゆる独創的な集団活動の草創期において、
避けることができない必然的な世間の心理的反応ですから、
それを受け入れざるを得ないと考えています。
ただし、多くの皆様に正しく理解していただき、きちんと認識していただき、
納得して目的をもって参加していただけるように努めることは大切なことだと思います。
また、すでに習慣的に稽古に参加されている皆さんの
水氣道®に対する想いも様々だと思います。
活動中の会員は目下69名です。
活動会員の皆さんが共有している理解があるとすれば、
それはどのような内容でしょうか。幾つか、想定してみました。
第一は生涯エクササイズによる健康法という理解です。
年明け早々に、厳寒の季節にもかかわらず、
いつものメンバーの顔を確認できたときの感動は新鮮でした。
<継続は力なり>と言いますが、メンバーの元気な笑顔に接するだけで、
私は大きなエネルギー(氣)をいただいております。
この氣というものは、見えないものなのですが、
動きがあり、変化があり、成長をもたらす根本の存在です。
また<病は氣から>といいますが、これは病気は気の持ちようによって、
良くも悪くもなるというふうに一般には理解されているようです。
たしかに心配事や不愉快なことがあったりすると、
病気になりやすかったり、病が重くなったりすることを経験している皆様も少なくないことでしょう。ただし、
気持ちを明るく持ち、無益な心配はしないほうが、
病気にかかりにくかったり、病気が治りやすかったりするということを知っていたとしても、
その知識を実際にどのように活用したらよいのかで迷っている人が何と多いことでしょうか。
水氣道®は、そうした多くの皆様に豊富なヒントを提供することができます。