「つもりが積り…」の巻2

 

 

NoGuccciの≪つもり脱却デブの3原則≫

 

ブクブクと太りたい人は“絶対に”読まないでください!

 

 

1)対象や物事を明確にし、流さず、いったんは留めおく

 

理解していないことをそのまま流さない。垂れ流しにするな!

 

つまり、理解した「つもり」にならないこと!

 

何となく聞き流す、見流す(⇒見逃す)ことを厳に戒める。

 

2)焦点の合った引き締まった目で確認する

 

どんなに完璧に終えた「つもり」でも、

 

それは、ふやけて肥満化した主観の目、間違いがあるかも、

 

という引き締まった客観的な目が必要

 

つまり、怠け者の常套手段、希望的観測にすぎない。

 

 

3)自分だけで抱えこまず、チームの協力を仰ぐ

 

嫌なことを避けず、直面せよ、しかし、一人で潰されるな!

 

「さらけだせ、いまさら恥を怖れるな、

 

ミスぞ積りて癖(くせ)となりぬる」

 

多くの目と共にチェックしていただくこと!

 

 

 

なーんだ、出来る人にとっては当たり前のことじゃないか。

 

でもNoGucciは怠け者でした(過去形にするつもりです!)

皆さま、こんにちは。

 

今週水曜日の11月30日に、第36回 音海 特別 聖楽コンサートに出演させていただきました。

 

 

私は聖楽コンサートには3回目の出演になります。

 

 

今回は90分の特別プログラムで、ピアノソロを始め、

 

主宰のカウンターテナーの飯嶋正広さん、チェロ奏者の藤岳音さん、

 

ソプラノ歌手の小松奈津子さん、テノール歌手の藤原拓実さんの伴奏もさせていただきました。

 

<写真は、ソプラノ小松さんと>

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飯嶋さんとはお付き合いも長くなりましたが、

 

他の音楽家の方々とはすべて初めての共演でした。

 

 

演奏メンバーには様々な表現力と確かな実力がありました。

 

 

ご一緒させていただき、とても貴重な時間を共有することができました。

 

 

90分間ほぼ弾き通しでしたが、自分自身にとっても勉強になる濃いプログラムでした。

 

 

次回、聖楽コンサートへの出演は3月29日を予定しております。

 

 

この日から、コンサートの名称は、音海聖楽コンサートから音海聖楽院週例コンサートに改まります。

 

 

第一回音海聖楽院週例コンサートとして90分の特別プログラムです。

 

 

何を弾こうか今から考えて楽しみにしています。

 

 

今回は、「足の陽明胃経」の経絡と「足の陽明」の経筋を見ていきましょう。

 

<足の陽明胃経の経絡>

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(お手数ですが、クリックしてご覧ください)

 

 

 

足の陽明胃経は体内で胃に属します。

 

 

 

顔面から胸部、腹部を通り脛を経由し足の2指の外側に至ります。

 

 

 

鼻詰まり、上歯の痛み、消化器系の疾患に用いられます。

 

 

 

有名なツボに「足の三里」が挙げられます。

 

 

 

脛にあるツボです。

 

 

 

消化器系の疾患、足の疲労、自立神経失調等に用いられます。

 

 

 

松尾芭蕉がお灸をしたツボとして有名です。

 

 

 

 

<足の陽明の経筋>

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(お手数ですが、クリックしてご覧ください)

 

 

 

足の第2指から起こり、第3、4指も連なる。

 

 

 

足首から2つに分かれて太腿の前を通る。

 

 

 

腹筋を上がって頚部を通り頬を通ります。

 

 

 

<参考文献>

経穴マップ イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼     医歯薬出版株式会社

                                                                            監修  森 和

                                                                            著者  王 暁明・金原正幸・中澤寛元

 

 

図解 経筋学―基礎と臨床   東洋学術出版社       著者   西田皓一

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

 

 

<曝露法とは? 「パニック障害」のしくみを通して> (第26回の続き)

 

 

もし、「段階的曝露反応妨害法」を行うのであれば、自分を不安に徐々にさらして慣れていきます。

 

例えば、

 

一番破局的と考える乗り物(例:特急電車など)に乗る

 =予期不安にさらす。 <曝露法>

 

 

乗車したまま、途中下車をしない(できない状態にする)

 =安全行動や回避行動をしない。 <反応妨害法>

 

 

前回も書きましたが、不安階層表を作って、

 

不安の弱いものから <段階的> に挑戦していきます。

 

これを不安が下がるまで、段階的に克服できるまで徹底的に持続します。

 

 

まず不安10%くらいのもの、例えば「最寄駅から各駅停車に乗り、1駅で降りる」に挑戦する。

 

その後、1駅ずつ伸ばしていき、

 

慣れてきたら不安50%くらいのもの、例えば「最寄駅から快速電車に乗り、1区間で降りる」

 

に挑戦する。 …という具合です。

 

 

しかし、理屈ではわかっても、実際に感情(不安や恐怖など)や

 

身体反応(緊張や動悸、発汗など)を自力で抑えること、

 

コントロールすることはむずかしいものです。さて、ではどうするか?(続きは次回へ)

 

 

そうなると、やはり専門的なカウンセラーのサポートが大きな助けとなります。

 

 

ストレス対処 MIYAJI 心理相談室(高円寺南診療所内) 主任 臨床心理士 宮仕 聖子

新年あけましておめでとうございます。

 

 

皆さまには健やかに新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。

 

 昨年は、ホームページを一新し、高円寺南診療所内外の

 

関連諸活動を一覧していただくことが可能となりました。

 

それによって現代および将来の医療にとってコアとなる心身医療の具体的実践の姿、

 

日本から全世界へと発信すべきその姿を可視化することを大胆に試みました。

 

3月にはドイツのポツダム大学、9月にはフランスのボルドー大学を訪れ、

 

医学交流を経験する機会を得ました。

 

診療活動の最新情報の提供はもちろんのこと、

 

『水氣道』が9月に商標登録(水氣道®)されました。

 

 

皆さまのお陰で、生活習慣病、冷え性やアレルギー・リウマチなどの

 

体質性疾患、ストレス関連病、さらには難治性疼痛性疾患とされてきた線維筋痛症に至るまで、

 

多くの慢性疾患の患者さんが順調に改善し、

 

生き甲斐を取り戻し、希望をもっていただいております。

 

 

また、遠方にお住いの方や、英語等外国語での診療を希望する

 

外国の方の受診が日常的になってきました。

 

 

このような実績によって、当診療所が国内外で、

 

広く必要とされ、高く評価されていることを認識でき、

 

職員一丸となって、さらに研鑽を重ねていく決意を抱くことができました。

 

 

 さて、2020年開催予定のオリンピック・パラリンピック東京大会は、

 

<史上最もイノベーティブで、 世界にポジティブな改革をもたらす大会とする>

 

とうたわれています。

 

 

その目標を支える3つの基本コンセプトは

 

「すべての人が自己ベストを目指し(全員が自己ベスト)」、

 

「一人ひとりが互いを認め合い(多様性と調和)」、

 

「そして、未来につなげよう(未来への継承)」です。

 

 

これは、そのまま高円寺南診療所が平成元年開設以来目指してきたことと、

 

ピッタリと一致しています。

 

ただし、一点、大きく異なるポイントがあります。

 

 

それは、高円寺南診療所は

 

<他者と競って勝利することを目標としない>ということです。

 

この精神は生涯エクササイズである『水氣道』にも生きています。

 

水氣道は競技ではありませんが、

 

オリンピック種目以上にオリンピックの精神が活かされている活動体だと自負しております。

 

 

 高円寺南診療所の医療の本質としては、

 

基本理念である「生命と人権を尊重し、思いやりに満ちた医療を

 

良心と誠意をもってチームによる国際統合医療を実践する」

 

という医療機関を目指すことに変わりません。

 

 

そして、いつも相手の身になる『愛』という言葉を胸に、

 

職員一人一人が自分の役割を見直してより充実させていくことで、

 

働きがいのある職場となり、

 

さらには患者の皆様や家族、職員、国内および国際社会の

 

どなたからも愛される診療所となれることを願っております。

 

 

 私事で恐縮ですが、再来年で還暦を迎えます。

 

日々の生活の中で物忘れや体の動きが鈍くなるなど、

 

心身の機能低下が他人事ではなくなることを覚悟しなくてはなりません。

 

とくに医療や社会保障上の国家的課題は山積し、

 

国益に叶うはずの医療の実践に努めるほどペナルティが課されるなど

 

医療制度の矛盾など様々な不自由さや理不尽な制約にいらだつとともに、

 

ためらいがちになり萎縮することも増えました。

 

 

国際情勢の急展開についても想定外のことで戸惑うことばかりですが、

 

まずは目の前の診療に真摯に取り組でいくことにいたします。

 

それと同時に、いつまでも、みずみずしさを失わないように、

 

氣が衰えないように、『水氣道®』や『聖楽院』と共に

 

一個人としての成長を続けていきたいと思います。

 

 

本年3月にはドイツのベルリン自由大学で開催される

 

ドイツ心身医学会の日独交流プログラムで臨床報告のプレゼンテーションをします。

 

 

また4月には毎週水曜開催の聖楽コンサートが母体として

 

クラシック音楽自主学習塾である<聖楽院>の

 

開校準備が順調であることも大きな心の支えになっております。

 

 

診療所では患者の皆様をはじめ関係するご家族、地域の方々と向き合う日々にあり、

 

国内外の遠方にお住まいの皆様とのご縁も大切にしつつ、

 

職員に助けられながら本当にたくさんのことを学ばせていただき感謝しております。

 

 

 最後になりますが、皆さまにとりまして幸多い年となりますよう祈念しまして、

 

年頭のごあいさつといたします。

 

 

今年もあたたかいご支援とご助言をこころよりお願い申し上げます。

 

 

平成29年1月吉日 高円寺南診療所長 飯嶋正広

 

今月のテーマ<心療内科の周辺③ 神経内科>

 

 

心療内科と神経内科は、互いに重なる領域が少なくありません。

 

 

神経内科は認知症、 脳血管障害、運動疾患、炎症性疾患、感染症、末梢神経疾患、筋疾患など

 

広汎かつ膨大な 脳・神経・筋疾患の診断治療を担っています。

 

 

このように、神経疾患は、その種類と患者数の膨大さ、

 

また ADLやQOLを障害する度合いの大きさが特徴ですが、課題はその難治性にあります。

 

 

その理由は、神経組織の再生し難さによると思われます。

 

 

そこで現在ほとんどの疾患では本質的治療法がなく対症療法にとどまっています。

 

 

神経疾患には行政的な「指定難病」を含め膨大な患者数を有する難病が多く存在します。

 

 

たとえば、国内の患者数が 200 万人以上と思われるアルツハイマー病でも根本的治療法はなく

 

その意味ではまさに難病であることを銘記しておく必要があります。

 

 

 神経・筋疾患のスペクトラムは極めて広く、

 

国内の患者数約 460 万人の認知症や同約300 万人に上る脳血管障害をはじめ、

 

超高齢化社会を迎えた今、加齢とともに頻度の増加する 神経疾患の患者数は軒並み急激に上昇しており、

 

治療法や予防法開発の必要性がより一層高まっています。

 

 

神経疾患のうち、血管障害や炎症に対しては

 

それぞれ抗血栓・抗凝固療法および免疫抑制剤・免疫調節療法の開発により、

 

多くの患者が救われるようになってきました。

 

 

しかし、急性期を乗り切っても高度の後遺症が残る例も少なくなく、

 

後遺症状を軽減あるいは代償させるためのリハビリテーションの標準化、

 

およびその効果に関する科学的検証が必要となっています。

 

 

一方、アルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症などの神経変性疾患は

 

従来「治らない病 気」というレッテルを貼られてきましたが、

 

原因遺伝子変異が同定され発症の分子機構が解明され、

 

一部では QOL や ADL を向上させる補充療法が出てきています。

 

<経絡航法とは>

 

腕や脚の「経絡」「経筋」を意識し、水の抵抗を感じて動かすことにより、

 

体中に流れる氣の巡りを良好にしていくものです。

 

そのためには、「経絡」「経筋」の走行を知らねばなりません。

 

これから12週にわたり「経絡」「経筋」を紹介していきます。

 

 

<手の太陰肺経の「経絡」>

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太陰肺経です。

 

胸部から上肢の親指側を通り親指の外側に至ります。

 

この経絡は名前の通り肺に属し呼吸器系の疾患に効果があります。

 

 

ツボの紹介を1つ

 

「尺沢(しゃくたく)」というツボです。

 

肘にあります(図の肘の部分です)。

 

鼻炎に効果があるので、鼻の調子が悪い方は指圧してみてください。

 

鼻の通りが良くなりますよ。

 

 

<手の太陰の「経筋」>

 

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腕は肺経の経絡と同じ走行をしています。

 

その後は胸中全体を分布して横隔膜に結合しています。

 

通過する部位が引きつり、筋が引っ張られると側胸部が締め付けられます。

 

 

次回は「大腸経」を紹介します。

 

 

水氣道1級 坂本光昭

 

 

こんにちは。第4週日曜担当の吉田です。

 

今年は11月には珍しい雪も降り、寒さがひときわ堪えました。

 

 

そのためでしょうか、先週、私にしては珍しく風邪を引きました。

 

 

既に回復しましたが、風邪が流行っているようです。

 

 

皆様もどうぞお気をつけくださいませ。

 

 

私は、来月から第九の合唱の伴奏のため、都内の中学校に通うことになりました。

 

数年前は小学校でしたが、子供は覚えるのがとても早く、とても驚きました。

 

 

たとえばドイツ語の歌詞など、すぐに暗譜してしまうのです。

 

こうしたエピソードは次回以降のコラムでご紹介させていただきたいと思います。

 

さて私が先任ピアニストとして担当する第4週の聖楽コンサートは、

 

今年はカレンダーとの兼ね合いで、他の週のコンサートより一足早い10月で年内の演奏を終了しました。

 

 

そこで今度は聴衆の一人として第3週のコンサートにお邪魔させていただきました。

 

 

お客として聴くのは2回目でしたが、とても新鮮でした。

 

 

演奏自体も素晴らしかったです。

 

 

間近で聴くクラシックというのは、やはり、良い物ですね。

 

 

また、私たちのクラシック演奏に引き続いて、通例催されるジャズの演奏も、

 

本番後の緊張と反省の中で聴くのとは違い、純粋に楽しめました。

 

 

予定があえば他の週の聖楽コンサートにもお邪魔するかも知れませんので、

 

そこで皆様とお会いできますことを楽しみに致しております、

 

その折は、どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

以下は、年内の外部コンサートのお知らせです。

 

 

♬ 及川事務所 ベルタガラクリスマスコンサート

 

12月17日(土)17:40開演 ≪音楽の友ホール≫

 

 

飯嶋正広さんはカウンターテナーとして、

 

イタリア古典歌曲を数曲歌います。

 

私はピアノ伴奏者として出演予定です。

 

 

皆様の御来場をお待ちいたしております。

 

今月のテーマ<心療内科の周辺② 脳とこころ>

 

 

脳はヒトが人として生きる「こころ」の源です。

 

 

「こころ」は、認知、行動、記憶、思考、情動、意志などの全ての高次脳機能を担っています。

 

 

さらに、脳・脊髄・末梢神経・筋は、運動機能、感覚機能、自律神経機能など

 

人の持つあらゆる機能を全てコントロールしています。

 

 

ですから、これらの神経系と骨格筋のどこがどのような疾患に冒されても、

 

その機能障害は、ヒトが人らしく生きるために必要な認知機能、

 

芸術を鑑賞する、喋るといった社会文化的機能から、立ち、歩き、走るといった運動機能まで、

 

また生物として極めて重要な、

 

食べる、呼吸する、といった生命維持機能までが冒されることになります。

 

 

そうなると、その人のADL(日常生活動作)QOL(生活の質) の大幅な低下に直結する。

 

脳の研究は、20 世紀の終わり頃から現在に至るまで、米国の

 

「Decade of Brain」や我が国の「脳の世紀」等、様々な努力がなされ、多くの成果が上がっている。

 

 

ADLとは食事・更衣・移動・排泄・整容・入浴など生活を営む上で不可欠な基本的行動を指します。

 

 

QOLとは、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、

 

つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、

 

人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念です。