<はじめに>

 

 

前回は「膀胱経」のお話をしました。

 

 

「晴明」は目と鼻の根元の真ん中の窪みにあり、「眼精疲労」に効果的があります。

 

 

「天柱」は首の後ろ側、中央のくぼみの両脇にある太い筋肉の上端、左右両方外側の窪みにあり、「精神疲労」「肩こり」「疲れ目」「頭痛」などに効果があるというお話でした。

 

 

今回も「膀胱経」の続きといきましょう。

 

 

 

<膀胱経>

7膀胱経

 

 

 

今回は「志室(ししつ)」「承筋(しょうきん)」を紹介していきます。

 

2019-08-05 21-44

 

 

 

「志室」は、いちばん下の肋骨の先端の高さで、背骨から指4本分外に行ったところにあります。

 

 

「気力・精力を養う」「腰の痛み」「腰の重だるさ」 「排尿困難」「夜間尿」などに効果があります。鍼治療でよく使う重要なツボです。

 

 

「委中」は、膝の後ろの横皺の真ん中にあります。

 

 

「腰背部の痛み」「膝痛」「ふくらはぎのひきつり」に効果があります。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

<線維筋痛症 JFIQの経過報告>

 

 

 (図1)

スクリーンショット 2019-07-30 時刻 16.50.01

 

 

JFIQは線維筋痛症の経過観察に欠かせない指標です。

 

 

最高点が100点で、20点未満が正常値になります。

 

 

 (図1)は左側が初期時の点数、右側が現在の点数でその2点を結んだものです。

 

 

 図2)

スクリーンショット 2019-07-30 時刻 16.51.32

 

 

 

(図2)は線維筋痛症の治療効果の割合を表したものです。

 

 

 50以上点数が下がると「著効」です。

 

 

 20以上50未満点数が下がると「改善」です。

 

 

 20未満の点数の低下は「無効」の判定となります。

 

 

<今回の考察>

 

 

正規性の検定で初期値、現在値共に正規性がありました。

 

 

その後、関連2群の検定と推定を行いました。

 

 

1)統計的にみて、JFIQスコアが有意に改善したことが証明されました。P(危険率)=0.001%でした(図1)

 

 

pが0.05以下であれば統計学的優位である。

 

 

pが0.01以下であれば統計学的に極めて優位である。

 

 

 

2)JFIQスコアの判定基準として、20点以上改善されると治療が有効、50点以上改善されると著効となります。

 

 

  今回、 16名の平均で    35.6点改善していたため、全体として鍼治療は   有効であったと言えます。

 

 

個別でみると、著効3名(18.8%)、有効9名(56.3%)、無効4名(25%)でした。(図2)

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

 

令和元年7月31日18時頃~8月1日18時までおおよそ24時間

 

鍼灸予約の方の氏名が、当クリニックホームページ「鍼灸治療について」内のカレンダーに誤って掲載してしまうという事故を発生させてしまいました。

 

患者様より教えていただき、ただちに削除いたしました。

 

事故の原因は予約受付を担当している野口が今月よりタブレットでの予約管理を初めた際、該当カレンダーとタブレットが繋がっていることを失念していたためです。

 

ご指摘をいただきましたことに感謝いたしております。

 

皆様にご心配とご迷惑をおかけしたことをお詫びすると共に、今後このような事が無いようデータの管理を厳重に行ってまいります。

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科

鍼灸師 坂本光昭

 

事務次長 野口将成

<はじめに>

 

 

前回は「小腸経」の話しました。

 

 

「少沢」は 小指爪生え際にあり、「肩こり」「首のこり」に効果があります。

 

 

「聴宮」は耳の前にあり、「耳鳴り」「難聴」に効果があるというお話でした。

 

 

今回は「膀胱経」のお話です。

 

 

たくさんのツボがあるので、3回ほどに分けてお話していきます。

 

 

<膀胱経>

 

7膀胱経

 

 

 

「膀胱経」は目から頭、背中、下肢の後ろ側を通り、足の小指までつながっています。

 

 

67個のツボがあります。

 

 

では67個のツボを挙げていきましょう。

 

 

1.睛明(せいめい)

 

2.攅竹(さんちく)

 

3.眉衝(びしょう)

 

4.曲差(きょくさ)

 

5.五処(ごしょ)

 

6.承光(しょうこう)

 

7.通天(つうてん)

 

8.絡却(らっきゃく)

 

9.玉枕(ぎょくちん)

 

10.天柱(てんちゅう)

 

11.大杼(たいじょ)

 

12.風門(ふうもん)

 

13.肺兪(はいゆ)

 

14.厥陰兪(けついんゆ)

 

15.心兪(しんゆ)

 

16.督兪(とくゆ)

 

17.膈兪(かくゆ)

 

18.肝兪(かんゆ)

 

19.胆兪(たんゆ)

 

20.脾兪(ひゆ)

 

21.胃兪(いゆ)

 

22.三焦兪(さんしょうゆ)

 

23.腎兪(じんゆ)

 

24.気海兪(きかいゆ)

 

25.大腸兪(だいちょうゆ)

 

26.関元兪(かんげんゆ)

 

27.小腸兪(しょうちょうゆ)

 

28.膀胱兪(ぼうこうゆ)

 

29.中膂兪(ちゅうりょゆ)

 

30.白環兪(はっかんゆ)

 

31.上髎(じょうりょう)

 

32.次髎(じりょう)

 

33.中髎(ちゅうりょう)

 

34.下髎(げりょう)

 

35.会陽(えよう)

 

36.承扶(しょうふ)

 

37.殷門(いんもん)

 

38.浮郄(ふげき)

 

39.委陽(いよう)

 

40.委中(いちゅう)

 

41.附分(ふぶん)

 

42.魄戸(はくこ)

 

43.膏肓(こうこう)

 

44.神堂(しんどう)

 

45.譩譆(いき)

 

46.膈関(かくかん)

 

47.魂門(こんもん)

 

48.陽綱(ようこう)

 

49.意舎(いしゃ)

 

50.胃倉(いそう)

 

51.肓門(こうもん)

 

52.志室(ししつ)

 

53.胞肓(ほうこう)

 

54.秩辺(ちっぺん)

 

55.合陽(ごうよう)

 

56.承筋(しょうきん)

 

57.承山(しょうざん)

 

58.飛揚(ひよう)

 

59.跗陽(ふよう)

 

60.崑崙(こんろん)

 

61.僕参(ぼくしん)

 

62.申脈(しんみゃく)

 

63.金門(きんもん)

 

64.京骨(けいこつ)

 

65.束骨(そっこつ)

 

66.足通谷(あしのつうこく)

 

67.至陰(しいん)

 

 

たくさんのツボがありましたね。学生時代、よく覚えたなと思います。

 

 

今回は「晴明」「天柱」を紹介します。

 

2019-07-25 00-25

 

 

 

「晴明」は目と鼻の根元の真ん中の窪みにあります。

 

「眼精疲労」に効果的があります。

 

目が疲れたときに指で押すように刺激して下さい。

 

 

 

「天柱」は首の後ろ側、中央のくぼみの両脇にある太い筋肉の上端、左右両方外側の窪みにあります。

 

このツボは、私が鍼治療の時に必ず使う重要なツボです。

 

「精神疲労」「肩こり」「疲れ目」「頭痛」などに効果があります。

 

 

このツボも指で押してみて下さい。

 

頭と眼がスッキリしますよ。

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

 

 

<はじめに>

  前回は「心経」の話しました。

 

 

「神門」は手首のシワの小指側の窪んだところに あり、 

 

 

「精神的な緊張」「イライラ」「不安感」に効果のあるというお話でした。

 

 

今回は「小腸経(しょうちょうけい)」のお話です。

 

 

 

<小腸経>

6小腸経

 

 

 

小腸経は小指から耳の前までつながっています。

 

 

19個のツボがあります。

 

 

では19個のツボを挙げていきましょう。

 

1.少沢(しょうたく)

 

2.前谷(ぜんこく)

 

3.後谿(こうけい)

 

4.腕骨(わんこつ)

 

5.陽谷(ようこく)

 

6.養老(ようろう)

 

7.支正(しせい)

 

8.小海(しょうかい)

 

9.肩貞(けんてい)

 

10.臑兪(じゅゆ)

 

11.天宗(てんそう)

 

12.秉風(へいふう)

 

13.曲垣(きょくえん)

 

14.肩外兪(けんがいゆ)

 

15.肩中兪(けんちゅうゆ)

 

16.天窓(てんそう)

 

17.天容(てんよう)

 

18.顴髎(けんりょう)

 

19.聴宮(ちょうきゅう)

 

 

になります。

 

 

今回は「少沢」「聴宮」を紹介しましょう。

2019-07-17 22-35

 

 

「少沢」は 小指爪生え際に取ります。「肩こり」「首のこり」に効果があります。

 

 

揉んでみて下さい。

 

 

「聴宮」は耳の前にあります。軽く口を開けるとできる窪みが目安になります。

 

 

「耳鳴り」「難聴」に効果があります。特に耳鳴りに効果があるように思います。

 

 

指圧で効果があります。気持ちの良いぐらいの強さで押してみて下さい。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

<はじめに>

 

 

前回は「脾経」のお話をしました。

 

 

「血海」は膝蓋骨の内側から指3本分上にあり、

 

 

「生理痛」「生理不順」「不正出血」「膝の痛み」に効果のあるツボです。

 

 

「三陰交」はうちくるぶしの一番高いところから指4本上にあり、

 

 

「生理不順」「生理痛」「腹部膨満感」「下痢」に効果のあるというお話でした。

 

 

今回は「心経(しんけい)」のお話です。

 

 

<心経>

5心経

 

 

「心経」は脇から小指までつながっています。

 

 

9個のツボがあります。

 

 

では9個のツボを挙げていきましょう。

 

 

1. 極泉(きょくせん)

 

2.青霊(せいれい)

 

3.少海(しょうかい)

 

4.霊道(れいどう)

 

5.通里(つうり)

 

6.陰郄(いんげき)

 

7.神門(しんもん)

 

8.少府(しょうふ)

 

9.少衝(しょうしょう)

 

 

になります。

 

 

今回は「神門」を 紹介しましょう。

 

 

<神門>

2019-07-10 16-42

 

 

「神門」は手首のシワの小指側の窪んだところに あります。 

 

 

「精神的な緊張」「イライラ」「不安感」に効果のあるツボです。

 

 

  昔の人も不安になることが多かったのだと思います。

 

 

  このツボを押しながら深呼吸をしてみて下さい。

 

 

  気持ちが落ち着きますよ。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

※お手洗いを、済ませずにお越しください。

 

腎臓病は無症状のことがほとんどなので、尿検査は非常に重要な情報を与えてくれます。

 

尿は、腎臓で作られて、尿管、膀胱、尿道を通って出てきます。この通り道のどこかに問題があると、尿に異常がみられます。

 

当クリニックの尿検査では、尿蛋白、尿潜血、尿糖がわかります。それぞれ蛋白質、赤血球、糖分を検出しますが、これらは体に必要なものですので、通常尿に出てくることはありません。

なんらかの問題があったときに尿から検出されることになります。

 

 

<線維筋痛症 JFIQの経過報告>

(図1)

スクリーンショット 2019-07-01 時刻 22.25.52

JFIQは線維筋痛症の経過観察に欠かせない指標です。

 

 

最高点が100点で、20点未満が正常値になります。

 

 

 (図1)は左側が初期時の点数、右側が現在の点数でその2点を結んだものです。

 

 

 図2)

スクリーンショット 2019-07-01 時刻 22.27.00

 

 

 

(図2)は線維筋痛症の治療効果の割合を表したものです。

 

 

 50以上点数が下がると「著効」です。

 

 

 20以上50未満点数が下がると「改善」です。

 

 

 20未満の点数の低下は「無効」の判定となります。

 

 

<今回の考察>

 

 

正規性の検定で初期値、現在値共に正規性がありました。

 

 

その後、関連2群の検定と推定を行いました。

 

 

1)統計的にみて、JFIQスコアが有意に改善したことが証明されました。P(危険率)=0.001%でした(図1)

 

 

pが0.05以下であれば統計学的優位である。

 

 

pが0.01以下であれば統計学的に極めて優位である。

 

 

2)JFIQスコアの判定基準として、20点以上改善されると治療が有効、50点以上改善されると著効となります。

 

 

  今回、 17名の平均で    35.8点改善していたため、全体として鍼治療は   有効であったと言えます。

 

 

個別でみると、著効5名(29.4%)、有効7名(41.2%)、無効5名(29.4%)でした。(図2)

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

杉並国際クリニックへのお電話ありがとうございました。

Thank you for calling to Suginami International Clinic.

 

はじめてのご来院を希望される方は、まず杉並国際クリニックの公式サイトをご覧ください。

If it is your first visit to our clinic, please check and see our official site in Suginami International Clinic beforehand.

 

サイトのトップページにあるForeign Languagesのアイコンをクリックしていただきますと、英語、フランス語、ドイツ語およびイタリア語での案内メッセージをご覧になることができます。

When you click an icon of  Foreign Languages  on the top page of our  site, it's possible to see for your guidance message in English, French, German and Italian.

 

そこには、Gメールアドレスを表示しています。

An g-mail address is shown there.

 

不明な点は当クリニックまでのGメールで、上記のいずれかの言語で遠慮なくお尋ねください。

Should you have any question, feel free to contact our clinic by gmail in any language above.

 

予約情報は48時間以内にgmailで連絡します。

You will receive an appointment information by gmail within the next 48 hours.

 

当方の諸外国語の能力は完璧ではありませんが、英語にて連絡いたします。

Although our foreign language ability is limited, we will try to contact you in English.

 

以上です。

Thank you.

 

<はじめに>

 

 

前回は「胃経」のお話をしました。

 

 

「梁丘(りょうきゅう)」は太腿の外側膝蓋骨から指3本分上にあり、

 

 

「膝関節痛」に効果があります。

 

 

「足三里(あしさんり)」は膝の下の外側の窪みから 指4本分下にあり、

 

 

「胃痛」「食欲不振」「腹部膨満感」「体力増強」などに効果があるというお話でした。

 

 

今回は「脾経(ひけい)」のお話です。

 

 

 

<脾経>

4脾経

 

 

 

「脾経」は 足の親指から足の外側を通り脇の下方までつながっています。

 

 

21個のツボがあります。

 

 

では、21個のツボを挙げていきましょう。

 

1.隠白(いんぱく)

 

2.大都(だいと)

 

3.太白(たいはく)

 

4.公孫(こうそん)

 

5.商丘(しょうきゅう)

 

6.三陰交(さんいんこう)

 

7.漏谷(ろうこく)

 

8.地機(ちき)

 

9.陰陵泉(いんりょうせん)

 

10.血海(けっかい)

 

11.箕門(きもん)

 

12.衝門(しょうもん)

 

13.府舎(ふしゃ)

 

14.腹結(ふっけつ)

 

15.大黄(だいおう)

 

16.腹哀(ふくあい)

 

17.食竇(しょくとく)

 

18.天渓(てんけい)

 

19.胸郷(きょうきょう)

 

20.周栄(しゅうえい)

 

21.大包(だいほう)

 

 

になります。

 

 

今回は 「血海」「三陰交」を紹介します。

 

 

 

<血海>

2019-06-27 10-58

 

 

「血海」は、膝蓋骨の内側から指3本分上にあります。

 

 

「生理痛」「生理不順」「不正出血」「膝の痛み」に効果のあるツボです。

 

 

 

 

<三陰交>

2019-06-27 10-57

 

 

「三陰交」は、うちくるぶしの一番高いところから指4本上にあります。

 

 

「生理不順」「生理痛」「腹部膨満感」「下痢」に効果のあるツボです。

 

 

また、「逆子」を治すツボとして有名です。

 

 

専門学校時代、按摩のN先生が奥さんの逆子をこのツボをつかって治したそうです。

 

 

(奥さんから尊敬されたそうです(笑))

 

 

この2つのツボは「生理痛」「生理不順」にとても効果が高いツボです。

 

 

女性のためにあるツボと言っても過言ではありません。

 

 

「血海」「三陰交」を刺激して生理の辛さを乗り切って下さい。

 

 

女性の皆さん、このツボを知らずにいることは人生の半分損をしていると思いますよ。

 

 

 

杉並国際クリニック 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭