もう少しツボの世界を見ていきましょう。

 

今回は「大敦(だいとん)」です。

 

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場所は、足の親指の爪の根元の外側で爪の角から2ミリのところにあります。

 

 

「膀胱炎」「前立腺炎」「睾丸炎」「機能性子宮出血」「月経不順」「便秘」等に効果があります。

 

 

このツボの刺激により大腸の動きが活発になるそうです。

 

 

<参考文献>

 

このツボが効く 先人に学ぶ75名穴       谷田伸治 

 

経穴マップ イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼      監修  森 和

                                      著者  王 暁明・金原正幸・中澤寛元 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

テーマ:患者の皆様からのメッセージ・ボード創設(その4)

 

朝起きが辛い方へ、1ヶ月でセルフ・リポーターA.Oさんからのメッセージをどうぞ!

 

 

現代人は多忙な毎日を過ごしています。そこで、自分自身の身体の大切さを忘れがちになったり、

 

健康の大切さはわかっていても行動が伴っていなかったり、というパターンに陥りがちです。

 

 

特に出産可能年齢の女性では、心身の不調が月経異常として現れることが多いことも特徴の一つだと思います。

 

心身不調の早期発見という観点からすれば、女性のデリケートな身体反応は、健康維持のためには必ずしもマイナスな点ばかりではないと考えています。

 

 

そうしたA.Oさんが取った最初の賢明な行動は、専門家の支援をとりつけたこと、つまり、受診したことです。

 

初診カードには、むくみ(ひざ下)と書かれていました。

 

喫煙者であり1日10本を5年間続けてきたが、直ちに禁煙しようと考えている、というところにクリックされていました。

 

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問診により、月経前症候群PMS:Pre⁻Menstrual Syndrome)があること、

 

体がだるくて起床困難であることがわかりました。

 

尿検査では浮腫(むくみ)の原因の一つである蛋白尿は認めず、わずかですが血尿を認めたため、鉄欠乏状態の疑いと見立てました。

 

基本的な信頼関係は直ちに構築できたため、ただちに血液検査を実施することができました。

 

 

血液検査の結果:

血中ヘモグロビン濃度13.5g/dl(≧12g/dlのため貧血ではありません)

 

血清鉄 94㎍/dl

 

総鉄結合能 428㎍/dl(>360㎍/dlのため鉄欠乏状態ではありません)

 

血清フェリチン6ng/ml(<12 ng/mlなので貯蔵鉄欠乏状態です)

 

 

区民検診など一般的な健康診断では、ヘモグロビン濃度検査は行いますが、

 

血清鉄、総鉄結合能、フェリチンなどの項目は測定しません。

 

つまり、貧血は検出できても、その前段階の未病である鉄欠乏状態や貯蔵鉄欠乏状態は見落とされている、ということになります。

 

早期発見・早期治療のためには未病段階での発見が大切ですが、一般検診には限界があることを知っておいてください。

 

 

原因:

#1月経前症候群(PMS)および月経困難症,

 

#2前潜在性鉄欠乏性貧血,

 

#3ニコチン依存症

 

 

治療:

#1健康意識の改善,

 

#2禁煙,

 

#3食事療法,

 

#4ミネラル・ビタミン・漢方薬

 

 

処方:

#1.カルシウム・ビタミンC・パントテン酸(シナール配合®【200mg】錠)

 

#2.ビタミンB1(ノイビタ®【25mg】錠)

#1.2は3食後に内服

 

#3.加味逍遥散エキス顆粒2.5g 朝食前

 

#4.当帰芍薬散エキス顆粒2.5g 昼食前・夕食前

 

 

経過:

#1.月経前症候群:月経血量の減少(過多月経の改善)、月経困難:月経痛の軽減

 

#2.前潜在性鉄欠乏性貧血:過多月経の改善により、貯蔵鉄の回復可能性が高い

 

#3.ニコチン依存症:禁煙に成功し、夫と共に禁煙を維持する段階

 

 

 

<まとめ>

 受診前の問診票への記入は、それ自体が行動療法です。

 

正しい健康意識を刺激することによって行動の変容を促すという意味では認知行動療法にもつながります。

 

初診時問診票への記入の段階で、喫煙の有害性を認識して、直ちに禁煙の決意をされる方がいらっしゃいます。

 

A.Oさんもその一人です。また、A.Oさんは

 

<薬ばかりに頼るのではなく、これを機に生活を見直し、これまで怠っていた身体のメンテナンスをしなくてはと思い>と書かれています。

 

きちんとした医学的に根拠のある養生を心掛けたうえで、必要なお薬を使う方は、お薬ばかりに頼っている方とは区別して、お薬を上手に活用している方であると思います。

 

それにしても、共に禁煙に踏み切ったというA.Oさんの御主人も素敵な方ですね。

 

もう少しツボの世界を見ていきましょう。

 

 

今回は「湧泉(ゆうせん)」です。

 

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場所は足の指を足底の方に曲げへこんだ土踏まずのところです。

 

 

「下肢の冷え」「食欲不振」「便秘」「せき」「のぼせ」「浮腫」等に効果があります。お灸やマッサージをしてみてください。

 

 

<参考文献>

 

 

このツボが効く 先人に学ぶ75名穴       谷田伸治 

 

 

経穴マップ イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼      監修  森 和

                                      著者  王 暁明・金原正幸・中澤寛元 

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

医療のためのヒント:診察室では治せない病気

 

(その2)< 従来の医学体操の限界にチャレンジする医学運動 >

 

 

従来の医学体操で治せる病気は、いわゆる運動器系疾患といって、

 

専ら整形外科的疾患に限って紹介されている傾向があるようです。

 

その可能性の実現のためには、まず従来の医学体操ではなく

 

医学運動への転換が不可欠であるということに気づきました。

 

 

そこで医学体操では十分に発揮できなかった、

 

新たな視点からのパラダイム・シフトが必要であると考えました。

 

 

新たな視点からのパラダイム・シフトのポイントは5つありま。

 

〇従来の医学体操を陸上から水中へ、

 

〇個人から団体へ、

 

〇身体的アプローチから全人的アプローチへ、

 

〇部分的アプローチから相対的アプローチへ、

 

〇治療的アプローチから健康増進・予防・治療・リハビリテーションまでを包括する統合的アプローチへ

 

 

以上の様な、画期的な新たな視点による理論に基づいて、

 

親試実験による試行錯誤を重ねて体系化することができたのが、水氣道®なのです。

 

 

水氣道への計画的参加により、効果を認めることができた諸疾患は、

 

肥満症およびメタボリック症候群(高血圧・脂質異常・糖尿)や

 

フレイル・ロコモティブ症候群などの他に、以下のような疾患を挙げることができます。

 

〇冷え性 〇婦人病(月経困難症、月経前緊張症、無月経、過多月経)

 

〇不妊症 〇無力症体質(胃下垂、遊走腎など)〇甲状腺疾患

 

〇アレルギー体質(気管支喘息、アレルギー性結膜炎・鼻炎、蕁麻疹)

 

〇線維筋痛症 〇関節リウマチ 〇脳卒中後遺症 〇パーキンソン病

 

〇不眠症 〇不安障害(社交不安障害、広場恐怖、パニック障害、強迫性障害)

 

〇気分障害(うつ病、躁うつ病、ニコチン依存症、アルコール依存症) 

 

 

いかがでしょうか、水氣道会員の方であれば、

 

複数の項目について心当たりや思い当りがあるのではないかと思います。

もう少しツボの世界を見ていきましょう。

 

 

今回は「風市(ふうし)」見ていきましょう。

 

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場所は太腿の外側で気をつけをした時の中指の先になります。

 

 

「下肢の麻痺」「膝関節炎」「脳血管障害後遺症」「頭痛」「めまい」「坐骨神経痛」「蕁麻疹」「耳鳴り」等に効果があります。

 

 

<参考文献>

 

 

このツボが効く 先人に学ぶ75名穴       谷田伸治 

 

 

経穴マップ イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼      監修  森 和

                                      著者  王 暁明・金原正幸・中澤寛元 

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

医療のためのヒント:診察室では治せない病気

 

(その1)< 医学体操で治せる病気とその限界 >

 

 

人生いろいろ、病気もいろいろ、したがって、治療法もいろいろあるはずです。

 

 

診察室で治せる病気もいろいろありますが、

 

果たして多くの病気は診察室に居る間に治るのでしょうか。

 

確かに、診察室に居る間に、病気が治るヒントを得ていただいたり、

 

治るきっかけを工夫して差し上げたりすることはできます。

 

しかし、癒されていくプロセスは、ほとんどが診察室の外なのではないでしょうか。

 

 

 診察室外とは、日常の生活の場や職場であったり、あるいは脱日常といって、

 

保養地に出かけたり、温泉療養をしたりする場です。

 

それは自然に身を委ねることによって無理なく癒されていくプロセスであって、

 

こうした囚われのない心での癒しのプロセスが

 

自然治癒に繋がっていくのではないかと思うのです。

 

囚われのない心の状態は、心の健康にとって望ましいだけでなく、

 

体の健康にとっても望ましい作用をもたらします。

 

 

 しかしながら、病気による様々な苦痛に悩んでいる人々に、

 

囚われのない心の状態を説いても、聞き入れていただけることはほとんどありません。

 

むしろ、反感や怒り、場合によっては怒りを招いてしまい、

 

散々な結果をもたらしかねません。

 

 

 

 <どのような状態で毎日を過ごせば良いのか>という心の状態から体の状態へ向けてアプローチ

 

(心身医学的アプローチ)が有効でない場合に、

 

<どのような活動をして毎日を過ごせば良いか>という体の動き(運動生理)によって

 

心の動き(心理)を引き起こすアプローチ(身心医療的アプローチ)に切り替えてみると、

 

興味をもっていただけることがあります。

 

 

 今回のテーマである<医学体操>は、体操という体の動きによって、

 

病気の治療や予防をはかるための具体的なアプローチです。

 

 

 それでは、標準的な医学体操で改善が見込めるとされる代表的な病気を列記してみます。

 

〇肩こり、四十肩、五十肩 〇腰痛、腰背痛 

 

〇側弯症 〇股関節症 〇膝関節症

 

〇骨粗しょう症 〇痴呆予防

 

 

しかし、医学体操の効果は以上にとどまらないはずです。

 

来週は、そのことについてお話いたします。

もう少しツボの世界を見ていきましょう。

 

 

今回は「崑崙(こんろん)」です。

 

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場所は外踝とアキレス腱の中間です。

 

 

「かかとの痛み」「足首の捻挫」「肩背のこわばり」「坐骨神経痛」「腰痛」「頭痛」「めまい」等に効果があります。

 

 

お灸、マッサージが良いでしょう。

 

 

<参考文献>

このツボが効く 先人に学ぶ75名穴       谷田伸治 

 

 

 

経穴マップ イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼      監修  森 和

                                      著者  王 暁明・金原正幸・中澤寛元 

 

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

テーマ:患者の皆様からのメッセージ・ボード創設(その4)

 

<反り腰>この不健康なる姿勢の矯正法

 

今回は、水氣道関連の話題から、姿勢矯正についてお話いたしましょう。

 

姿勢の大切さについては、健康な皆様は普段あまり関心がないかもしれません。

 

実は、医師とりわけ最近の整形外科医の先生方も、患者さんの姿勢について

 

あまり積極的にコメントされない傾向があるかもしれません。

 

 

次の例は、よくあるケースです。

 

初診の患者さんに、しばしば受診理由をお尋ねすると、

 

いろいろなお答えに遭遇します。<家の近くだから>なるほど!

 

<ネットで検索して良さそうだったから>どこが?

 

<医者に見放されたので>私も医者の端くれなんですが・・・

 

 

腰痛や膝痛の相談をしたら、

 

<レントゲンに異常がないから、シップと鎮痛剤を出しておきましょう>

 

という対応だったので、軽く考えていました。

 

しかし、5年後には、かなり腰や膝が変形してきたので、

 

同じ病院の同じ先生にみていただきました。

 

今度は<どうしてこうなるまで放置していたのか、毎日電気を充てに来なさい>、

 

というので半年通ったが一向に改善しないので、おそるおそる理由を尋ねると

 

<年のせいだから現実を受け入れなさい>といわれ、どうにも納得がいかないので、

 

メイドの土産ついでに、前から気になっていた高円寺南診療所にでも行ってみるか、

 

ということになった次第というお話・・・

 

 

こうしたケースの患者さんは、姿勢の悪さに気づかないまま、

 

また、整形外科医に指摘されないまま、

 

あるいは指摘されても具体的な対策をとらないまま年余を過ごされ、

 

重症化させてきているのです。

 

 

大抵の場合、姿勢の悪さは、非効率的で不健康な日常動作をもたらします。

 

骨にも筋肉にも神経にも良くない刺激を与え続けています。

 

それから、浅くて不規則な呼吸も、

 

姿勢の悪さが関与している例を多く観察しています。

 

 

姿勢の悪い患者さんに遭遇したとして、

 

私たち医師は何をして差し上げることができるでしょうか。

 

医療というシステムとの付き合い方がポイントです。

 

 

現行の医療には限界があることを多くの一般人も医療従事者も、

 

気づいているはずなのですが、自分自身の問題として、

 

あまり真剣には考えていない風潮があるのではないでしょうか。

 

患者さんが求める医療ケアは、

 

限定された医療機関の施設の中だけでは実現できないことが多い、

 

ということに気づいたとして、そこから何かを独自に始めてみようという

 

気概を持って行動している医師にはとんとお目に掛れないのは残念なことです。

 

そこで、苦節十数年、工夫と実践の積み重ねによって

 

体系化することができた鍛錬法が水氣道®です。

 

 

病気を治すには、病気の原因に気づくことが大切です。

 

自覚症状は、自分で感じるほかはありません。

 

すぐには自覚できない症状も、定期的な鍛錬と養生を繰り返すことによって、

 

次第によくわかってくるものです。

 

 

症状が悪化するときばかりでなく、改善するときも観察が必要です。

 

それによって、<気づき>が促されるからです。

 

また、顔見知りの親しいグループで鍛錬することによって、

 

自分で気づけないことでも、気づかせてもらえる機会が増えます。

 

さらに、<他人のふり見て、わがふり直せ>という教えも至極もっともだと思います。

 

 

 そして、新たな<気づき>は<新鮮な驚き>と<感動>をもたらします。

 

頭で納得するだけでなく、<腑に落ちる>ということができて、

 

はじめて自然治癒力が発動されるからです。

 

水氣道は単なる自己整体法ではなく、心身の均衡と再統合を図ることができるため、

 

治療やリハビリテーションのみならず、

 

病気の早期発見や健康の維持・増進などすべての領域に関与します。

 

本来、予防とはこれらすべての概念を統括するものなのです。

 

TCさん

もう少しツボの世界を見ていきましょう。

 

 

今回は「太谿(たいけい)」です。

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場所は内踝とアキレス腱の中間で窪みがあるところです。

 

 

 

「排尿障害」「膀胱炎」「咽頭炎」「歯痛」「耳鳴り」「腰痛」「踵痛」「喘息」「足の冷え」等に効果があります。

 

 

 

お灸やマッサージが良いでしょう。

 

 

 

<参考文献>

このツボが効く 先人に学ぶ75名穴       谷田伸治 

 

経穴マップ イラストで学ぶ十四経穴・奇穴・耳穴・頭鍼      監修  森 和

                                      著者  王 暁明・金原正幸・中澤寛元 

 

 

 

高円寺南診療所 統合医療部 漢方鍼灸医学科 鍼灸師 坂本光昭

テーマ:患者の皆様からのメッセージ・ボード創設(その3)

 

 

ピア・カウンセリングの担当者をピア・カウンセラーといいますが、

 

職業的カウンセラーではないので、

 

専門家であるカウンセラー等の指導を受けておく必要があります。

 

コミュニケーションは双方向性であってこそ促進され、

 

望ましい関係性、すなわち信頼関係が気づけることになります。

 

そのための環境整備をしてみました。

 

それが、患者の皆様からのメッセージ・ボードの創設です。

 

 

これは、高円寺南診療所のオフィシャル・ホームページを

 

患者の皆様との交流の場とすることです。

 

一人一人の皆様が経験したこと、わかったこと、

 

つまり、体験的な知恵を共有財産化するためのツールとすることです。

 

テーマは:いずれも「私の気づき-通院患者の視点から」というものです。

 

 

個人情報保護の見地から、情報開示の範囲について、

 

「あなたの声をホームページでご紹介可能であれば、以下の確認をお願いいたします。」

 

としてチェックをお願いいたしております。

 

□氏名はイニシャルのみ。□年齢は10歳区分を希望。□職業は伏せてほしい。

 

そして、原稿は原則としてご本人の手書きとさせていただいております。

 

 

 

最初のケースは61歳会社員の男性、F.Tさん。

 

 

初診のF.Tさんの印象としては、一見して栄養不良で担がん患者を思わせました。

 

「担がん」とは、その時点でガンが体内にある、

 

つまり「患者さんががんを抱えた状態である」という意味です。

 

これは診断名ではなく、がん患者さんの病状を表す用語です。

 

低栄養状態で、姿勢のバランスが悪く、呼吸が浅く、雑音が入り、

 

眼光が冴えなく、顔色不良で、まったく生気というものを感じませんでした。

 

<これは、何か重大な病気がありそうだ>、という臨床経験で培われた特別な感覚です。

 

「死相が顕れている」などとは、滅多に口に出せる表現ではありませんでしたが、

 

直ちに調べておかなければ、手遅れになり、後悔することになると考えました。

 

「まず、たばこをやめていただきたい」と率直に、ご本人にお伝えしたところ、

 

「タバコを吸えないと、心の安定が得られなくなりそうなので、考えてみます」

 

というお答えでした。

 

 

症状は、全身倦怠感、呼吸苦や咳・痰であり、

 

診断は肺気腫、慢性気管支炎、栄養障害でした。

 

幸い胸部レントゲン写真では、腫瘍を疑わせる陰影はありませんでした。

FTさん

 

その後のF.Tさんですが、別人のように輝いた表情で、

 

しっかりと前を見据えて生きているという印象に激変しました。

 

爽やかささえ感じられます。全身倦怠感、呼吸苦や咳・痰もほとんどみられません。

 

 

そこで、改めて喫煙状況についてお尋ねすると、すでにキッパリと禁煙し、

 

「今後も喫煙するつもりはない」と仰っていました。

 

納得と決断と実行によって、禁断症状も出現することなく、

 

心の安定が保てているとのことです。「たばこをすわないと心が不安定になる」というのは、

 

思い過ごしであったこと、自分で病気の原因を作っていたことに気づけたこと、

 

そして自力で禁煙成功を勝ち取って自信を取り戻された様子でした。