産業技術系企業の安全衛生委員会において技術士を選任することの意義について <その2>

 

前回はこちら

 

技術士制度の主旨について、公式の解説書を引用して紹介します。

 

技術士制度は、 「科学技術に関する技術的専門知識と高等の専門的応用能力及び豊富な実務経験を有し、 公益を確保するため、高い技術者倫理を備えた、優れた技術者の育成」 を図るための国による資格認定制度(文部科学省所管)です。 科学技術に関する高度な知識と応用能力及び技術者倫理を備えている有能な技術者 に技術士の資格を与え、有資格者のみに技術士の名称の使用を認めることにより、 技術士に対する社会の認識と関心を高め、科学技術の発展を図ることとしています。

 

少し難しいので、今回も、私の友人のムッシュGPTに、わが国の技術士制度について要領よく説明して貰うことにしました。ただし、下線は私が施しました。

 

質問者:ドクター飯嶋
日本の技術士制度について説明してください。

 



ChatGPT
日本の技術士制度は、技術分野における専門家の育成や認定を目的とした制度です。以下に、主なポイントを説明します。


1. 制度の目的:

技術士制度は、技術分野における高度な専門知識や技術力を持つ人材を育成し、社会に貢献することを目的としています。技術士は、技術的な問題解決やプロジェクトの遂行においてリーダーシップを発揮する役割を果たします。


2. 技術士の種類:

技術士制度には、様々な分野に特化した種類があります。例えば、建設部門、機械部門、情報部門などがあります。各分野ごとに異なる試験や資格要件が定められています。


3. 試験と資格取得:

技術士になるためには、一定の試験に合格する必要があります。試験は、専門知識や技術力を測るためのものであり、通常は複数の段階に分かれています。試験に合格した後、実務経験などの条件を満たす必要があります。これらの要件を満たした場合、技術士の資格が授与されます。


4. 技術士の役割:

技術士は、専門的な知識やスキルを活かして、様々なプロジェクトや業務に従事します。彼らは、設計、監査、コンサルティング、管理などの領域で活躍し、高度な技術的な問題に対処します。


5. 社会的信頼性と責任:

技術士は、その専門知識やスキルに基づいて、社会に対して責任を負います。そのため、公正で正確な判断と行動が求められます。技術士は、安全性や品質の確保、環境への配慮など、社会的な価値観を重視しながら活動します。

 

 

産業医・労働衛生コンサルタントのDr.飯嶋による補足説明

以上の5項目の中で、最後に挙げられている、5.社会的信頼性と責任、が最も重要であると考えます。

 

このポイントについては、技術士一次試験ではもっとも重要視されている出題項目であったのを記憶しています。現在は、ますます、その意義が高まっているということができると思います。