ムッシュGPTと討論する全人的健康エクササイズ 「水氣道」入門(第 8 回)

 

前回はこちら

 

 

Dr.飯嶋からのメッセージ:

(再掲)新たに考案された生涯エクササイズに対する誤解や偏見を可能な限り減らすための手立てを提案してください。

 

この質問に対するムッシュGPTからの9箇条の回答のうち、後半の5箇条
について、引き続き検討していきます。

 

 

ChatGPT
新たに考案された生涯エクササイズに対する誤解や偏見を減らすためには、以下の手立てが役立つかもしれません:


5.アクセスの容易化:
エクササイズが手軽でアクセスしやすい場所や方法を提案することで、参加のハードルを下げることができます。


6.多様性への配慮:
様々な年齢層や体力レベルに合わせたエクササイズの提案を行い、全ての人々が参加しやすい環境を整えましょう。


7.効果を実感しやすい目標の設定:
参加者が短期的かつ実感しやすい効果を得られるような目標を設定し、達成感を味わいやすくすることでモチベーション向上に繋がります。


8.プライバシーの尊重:
参加者のプライバシーを尊重し、無理なく参加できるような環境を提供することで、抵抗感を軽減できます。


9.コミュニティの構築:
参加者同士が支え合えるようなコミュニティを構築し、ポジティブな雰囲気を醸成することで、エクササイズが楽しい活動となります。

 

 

<Dr.飯嶋による論点整理と課題>

アクセスの容易化
エクササイズが手軽でアクセスしやすい場所や方法を提案することで、参加のハードルを下げることができます。


<参加のハードルを下げるために>

1)エクササイズの簡便化:水氣道の所要時間は本稽古100分(正味)、半稽古50分(正味)を要します。


水氣道の「準備体操(イキイキ体操)」と「整理体操(のびのび体操)は、自宅でも実施できます。イキイキ体操は立位で15分程度で行い、のびのび体操は坐位(椅子に腰かけたまま)で7分程度で行うことができます。

心身のエンジンを掛けたいときには前者、リラックスをしたいときは後者がお勧めです。

 


2)アクセスしやすい稽古場所の確保:

水氣道は主に室内温水プールで稽古しています。上記の方法であれば、自宅でも行えます。

 


3)アクセスしやすい方法の整備:

自宅実施用の動画を作成することを検討中です。その場合、モデルを公募して、陸上、自宅用に、特別訓練をする必要があります。

 

 

 

多様性への配慮

<全ての人々が参加しやすい環境の整備>

 

1)様々な年齢層に合わせたエクササイズの提案:

水氣道は水浴が可能なあらゆる年代の参加者を想定したデザインになっています。

ただし、施設によっては年齢制限等が設定されていることがあります。ただし、水氣道自体が、年齢制限を設けている訳ではありません。


2)様々な体力レベルに合わせたエクササイズの提案:

水氣道は、杉並国際クリニック(旧、高円寺南診療所)の定期通院者を中核に発祥し、発展してきました。

そのため、体力や気力のいずれもが充実した方ではなく、デリケートな体質や気質の方でも無理なく継続的に実施できるプログラム内容になっています。

 

団体でのエクササイズであるため、「準備体操(イキイキ体操)や「整理体操(のびのび体操)は、原則として全体稽古ですが、それ以外の航法(水氣道の個別プログラム)は、段・級制に基づき、習熟度別の稽古の流れが確保されていますので、無理なく稽古を楽しむことができます。

 

 


効果を実感しやすい目標の設定

<参加者のモチベーション向上のための工夫>

 

1)参加者が達成感を味わいやすくする・・・

個別の目標を設定し、データをもとに進捗を追跡し、成果をフィードバックすることを続けています。

また、グループでのサポートを充実させ、挑戦的で楽しいエクササイズとなるよう氣(ポジティブなエネルギー)が共有できるのが水氣道です。

 

単調なプログラムではなく、バラエティ豊かなエクササイズであることも水氣道の強みです。

 

段・級制は参加者の到達度や参加意欲に対応して認定され、上級に進むほど、参加費が逓減され、4段以上の指導員・監督指導者には、報酬が支払われるシステムになっているため、生涯エクササイズとして、高齢の年金生活者に至っても継続可能となるよう、様々な工夫がなされています。

 

 

2)参加者が短期的効果を得られるような目標設定・・・

原則として四半期ごとに実施されるフィットネス・チェックとメディカル・チェ
ックとを組み合わせた統合型全人的ウェルネス・チェックを実施しています。

 

長短期的効果として単回参加での成果については、個人差が大きいですが、開始後1カ月程度であっても、食欲・便通・睡眠等の改善を見込むことができます。

 

なお、概ね3カ月の継続により、心身両面での改善成果を実感していただけています。

 

 

3)参加者が実感しやすい目標設定・・・

上記の1)2)以外にも、個別に準備した「生活リズム記録表」や、たとえば高血圧の方であれば「血圧手帳」、過体重の方であれば「体重、歩数記録票」の活用など、予め具体的な目標を設定した上で、目的意識をもって稽古に参加していただいています。

 

 

 

プライバシーの尊重

<参加者の抵抗感の軽減のための工夫>

1)無理なく参加できるような環境の提供・・・

稽古会場の確保・拡大に努めています。

 

 

2)参加者のプライバシーの尊重・・・

水氣道のコミュニティは「淡交」を旨としています。

 

これは、会員相互の信頼と敬意に基づく配慮(リスペクト)の態度を養うことを水氣道の基本的な姿勢としているからです。

 

これは<わだかまりがなくあっさりとした紳士淑女の交わり>によって、互いのプライバシーを尊重して、興味本位に深入りすることがないように、との配慮です。

 

それによって個々の参加者や組織全体が、ともに無理なく健全に成長できるという経験則に基づいています。

 

 

 

コミュニティの構築
<楽しいエクササイズ活動の場の構築>
1)参加者同士が支え合えるようなコミュニティを構築・・・

参加者のプライバシーの尊重しつつも、水氣道は「信頼・自助・互助・協働・創造」の五段階を踏まえたコミュニティの構築を目指しています。


2)ポジティブな雰囲気の醸成・・・

水氣道の「氣」とは、ポジティブな雰囲気に他なりません。このような健康的な「氣」と生命の根源である「水」とを媒介とした「淡交」の道を歩み続けていくのが「水氣道」であるということができるでしょう。