インフルエンザの流行がピークのようです。
薬局サーベイランスによると、2019年1月21日~1月27日(19年第4週)の推定患者数は約228万人にのぼり、過去10シーズンの最大数を上回りました。
問い合わせも多くなっています。
その中で多いのが
「熱が出ているのでインフルエンザかどうか(検査キットで)調べてほしい。」
というものです。
検査キットは精度が低く、当院では使用しておりません。
その旨をお伝えすると、
①それでよいので診てほしい。
②キットを使用していないので諦める。
パターンが多いです。
中には
「検査キットも使わんで、どんな診療しとるんや!」
と怒りだす方もいました。
検査キットは精度が高くないことは、ドクトル飯嶋がお伝えしています。
キットでインフルエンザ陰性と出て、インフルエンザの薬を処方されなかった方のお話しをよく聞きます。
今日も別の医院で、迅速検査キットで陰性となった方が重症化して来院されました。
「検査キットの結果は参考で、医師の臨床判断が優先されます。」このことを知らない方が多く、検査キットで陰性となったため、仕事や学校で活動を続ける人がいます。
このことが、インフルエンザにかかった人が過去最大となった一因ではないでしょうか?
最後に
「インフルエンザの予防接種はできますか?」
という問い合わせが1月末にありました。
「流行しているのにワクチン無いの?」と笑われてしまいました。
当院では11月末にインフルエンザの予防接種を終了しています。
理由として、予防接種の効果が出るまでには、接種後1週から2週間後に抗体が上昇し始め、1か月後までにはピークに達し、3か月から4か月後には徐々に低下傾向を示します。
つまり、流行してから予防接種を受けてもすでに遅いのです。
今年は、ぜひ11月までにインフルエンザ予防接種を済ませることをお勧めします。
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