<インフルエンザ検査>
年明けから「インフルエンザかどうか検査をしてほしい」という問い合わせがとても多くなっています。
「院長の意向で検査キットは使用していません」と伝えると、「わかりました」と言って電話を切る方がほとんどでした。
そこで、インフルエンザ検査キットってどんな物?と調べてみました。
インフルエンザの検査法には、ウイルス検出検査と血清抗体検査がありますが、現在、病院やクリニックで使われているのがウイルス検出検査のひとつである「迅速抗原検出キット」です。インフルエンザの治療薬が効果的である48時間以内に使い始めなければならないことから、どこの医療機関でも簡単に扱えて、迅速に結果のわかる検査が行われるようになりました。
主な特徴は、
- 高度な技術が要らないので、一般の診療機関で手軽に検査ができる
- 検査時間が30分以内
- 保存も室温でOK(冷蔵・冷凍など特別な設備が不要)
- 健康保険が適用できる
- 目視で(目で見て)判定できる
- A型ウイルスかB型ウイルスかが特定できる
とういうことです。
ただし以下の注釈がついています。
感染しても症状が出る前のウイルス量が少ない時期や、また検査する粘液などの採取が不十分な場合など、検体として採取できるウイルス抗原の量が少ない場合は感染しても陽性にならないことがあります。
また、検査キットでの反応が陰性でも医師の判断が優先されます。
検査キットではインフルエンザ初期には陰性と出てしまうことがあります。
症状で医師が最終的に判断することが原則ですが、現状では検査で陰性と出ると治療薬を処方してもらえないことが多いようです。
以下のような大変な経験をされた方もいます。
「インフルエンザの治療薬が効果的である48時間以内に使い始めなければならないことから、どこの医療機関でも簡単に扱えて、迅速に結果のわかる検査が行われるようになりました。」
ということですが、検査結果に縛られ、投薬が遅れてしまうのは皮肉なものです。
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