第五日曜日コラム

皆様、はじめまして。藤 岳音(ふじ がくと)と申します。

 

 

チェロを弾いております。聖楽コンサートの新人協力アーティストです。

 

 

これから『音海』聖楽コンサートに出演させていただくことになりました。

 

 

また、第5日曜日に、この音楽コラムを担当させていただくことになりました。

 

このような貴重な機会を与えていただき感謝しています。

 

 

昔、お隣駅の新中野の鍋横交差点付近に5年程住んでいたことがあります。

 

『音海』の近くに広がる蚕糸の森公園によく散歩に来ておりました。

 

 

先日、『音海』での「試演会」(オーディション)に向かう道すがら、

 

チェロを担ぎながらこの公園を散策しました。

 

 

とても懐かしく私にとっても縁がある場所なので、

 

再びこの地に係わることができ、とても嬉しく思います。

 

 

最近『サロン演奏』というものにはまっています。

 

今まで大小色々なホールで演奏をしてきました。

 

 

< 聴き手の方々とより近く、こじんまりした空間を共有して、一緒に音楽会を作る >

 

そうした活動の魅力に取りつかれてしまいました。

 

 

ホールはステージと座席との間に距離があります。

 

聴衆のお顔がはっきり見えるのは、照明の関係で前から5列目程度迄なのです。

 

 

しかし、『音海』ではお客様全ての存在を、

 

その息遣い・瞬きまでも感じることができます。

 

 

弾いていますと、まるで一緒に演奏をしている様です。

 

 

とても暖かい雰囲気に包まれます。

 

 

これこそが『サロン演奏』の醍醐味だと思っております。

 

 

 

かのシューベルトやショパン、リストといった人達。

 

彼らも聴衆がぐるりとピアノを囲んだ中で演奏していました。

 

彼らがそのような小空間での演奏を通して、

 

音楽力と演奏力を高めっていったことはよく知られています。

 

 

たとえば、シューベルトの出演する『サロン演奏』は、

 

『シューベルティアーデ』という名前で知られていました。

 

 

この様なスタイルの演奏会は、

 

特に自由闊達なアカデミア精神が浸透していた19世紀のパリで盛んになりました。

 

 

そこから転じて、やがてパリのあちこちにカフェが生まれました。

 

音楽や絵画、彫刻、文学等の芸術家や文化人達がその場を行き交いました。

 

 

その結果、芸術文化の化学反応が至る所で起き、多くの才能を世に輩出しました。

 

 

 

クラシック音楽や芸術文化好きの皆様、

 

水曜日の夜は、是非、高円寺の聖楽サロン『音海』にお立寄りください。

 

 

まさに、21世紀の東京の『サロン演奏』の発信スポットであります。

 

 

19時より、お店の中から暖かい光が窓からもれ、

 

感動的な音楽が流れている筈です。

 

 

私達と一緒に『聖楽コンサート』を楽しみましょう!

 

 

 

≼ 私の出演する演奏会をちょっとだけ。。。。⋟

 

 

♬ 2016 年8月27日(土)18:00開演(17:50 開場) 

 

タカギクラヴィア松涛サロン

 

 

♬ 2016 年9月19日(月・祝)18:40開演(18:30 開場) 

 

文京シビックホール

 

 

曲目は、いずれも

 

ブラームス作曲 チェロソナタ第1番ホ短調作品38

 

 

とても渋過ぎるチェロの名曲中の名曲です。

 

お問合せは下記リンクより宜しくお願い致します。

 

 

及川音楽事務所 http://oikawa-classic.com/

 

 

それでは今後は『音海』でも、

 

しばしばお会いすることが叶いますように!

 

私の次回のコラムは、10月30日です。

 

皆様に、どんなメッセージをお贈りすることができるか、

 

とても楽しみにいたしております!!

 

 

cello 藤 岳音