私が愛読する声楽技術書 No.1

「言葉は神、人体は楽器、声楽は聖楽」

 

そして声楽を学び表現するという活動は、

 

まさに心身医学の研究活動と不即不離の関係にあります。

 

 

その意味でも、発声法や声楽理論書・技術書は、

 

心身医学の研究と実践に不可欠だと考えています。

 

そこで、これまで私が接してきた書籍、

 

今後、読んでみたい課題図書等をご紹介したいと思います。

 

 

 

マヌエル・ガルシア 2世 Manuel García “Hints on Singing”

 

(1805‐1906)スペイン人・英語

 

 

喉頭鏡の発明により、

 

反射鏡ではなく直接声帯を観察することに成功した声楽家兼教育者。

 

山内すみえ女史の翻訳が「ベルカント唱法のヒントー巨匠が教える実践法」

 

というタイトルでシンフォニアという出版社から出されています。

 

 

書籍というものは、読み易さが大切だということを学びました。

 

書かれている内容をしっかり読むと、

 

とても素晴らしいのですが、読み続けるには努力を要します。

 

 

この翻訳書の活字の組み方や掲載されている楽譜は、

 

必ずしも読譜し易いとは言えません。

 

 

ページ数削減のために行間のスペースを惜しむと、読みにくい本になり、

 

結局、本体も安売りすることになりかねなく、実にもったいないことです。

 

 

次にご紹介する感動的なリリー・レーマンより、

 

さらに古い人なので、腰を据えて読み直そうと考えているところです。