特集:シリーズ『新型コロナウイルス罹患者の体験から学ぼう』感染者 実名で証言 その思い ⑤

6月27日(土)

 

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症例12(その5)

 

第5節:注意していたのに感染 動かないで我慢を 

 

テレビに出ている有名な人も言ってたけど「すごく注意していたけどかかりました」って。本当にそうなんですよね。

無理もしていないし、むしろ毎日電車で通勤されている方よりは穏やかな生活をしていたと思うんですよ。

行動範囲だってすごく狭いですし。それでもかかってしまうというのは、しかも感染経路は分からないですし、心当たりも全くないので、すごく怖いものだと思います。

緊急事態宣言とかが出ましたけど、これからもどんどん増えていくんじゃないかなとは思うので、かからない方が少数派になってくると思うので。

 

正直ですね、取材を受けさせていただいたのも、みんなにわかっていただけたらなと思って受けさせてもらいまして。やっぱり、この事態はすぐに収まるものではないでしょうし、終息してからも社会が大きく変わると思うんですね。

 

だからやっぱり今できることを最優先に考えて、なるべく動かないという方法をとってほしいですね。会社を経営されている方ですと金銭面ですとかあると思うんですけど、思い切ってですね、自分のところの従業員の人達を動かさないようにするというのも判断の1つかと思います。

 

本当にこれは大変な病気ですし、1人でも多くの方が感染しないほうがいいには決まっているので、やっぱりみんなが少しずつ我慢をしてほしいなと思います。

 

これは絶対にかかってはいけないやつです。僕はそんなに重症ではなかったんですけど、人によってかかり方も違いますし、すぐに簡単に治るものではないので本当に自分が死んでしまうかもしれないというのを考えてほしいなと思います。

 

コメント

小島さんの証言は、多くの真理が示されていると思います。この証言は、医療従事者を含めて、今後のために最大限に活用させていただきたいものです。