【速報】 新たな認定医資格が与えられました。

第53回日本痛風・尿酸核酸学会総会(小倉・北九州国際会議場)にて正式発表

 

2月13日(木)に、痛風・高尿酸血症の診療のエキスパートとして、上記学会の認定痛風医に認定されました。正式には4月1日から認定医の資格が与えられることになります。

 

 

日本痛風・尿酸核酸学会認定痛風医

 

英語表記:

Board Certified Member of the Japanese Society of Gout and Uric&Nucleic Acids

 

 

認定期間は2020年4月1日から2025年3月31日まで、となります。

 

 

私は、開業医となってから資格取得のための準備をはじめたため、研修指定病院における業績報告等の代わりに筆記試験を受験し合格することが条件でした。

 

幸に試験に合格できましたが、合格後も業績を積み増すことが要件であったため、本年に至ってようやく認定されるに至りました。

 

伝統ある上記学会についてご紹介すると

「本学会は、痛風認定医をはじめとする痛風・高尿酸血症の診療のエキスパートのみならず、尿酸・核酸代謝をキーワードとする分子遺伝学、分子生物学、薬理学、栄養学、内科学、小児科学、腎臓病学、血液病学、泌尿器科学、整形外科学など多くの基礎医学・臨床医学分野の会員が参集し、一会場制で多様性に富む議論が展開されるところが魅力です。」

と総会会長が開催にあたって宣言しているとおりです。

 

食生活の欧米化に伴ってわが国の高尿酸血症患者数は年々増加し、2010年頃は成人男性の20~25%に高尿酸血症が認められ、女性でも5%に上ると報告されていました。

 

そして2016年の国民生活基礎調査で推定された痛風患者数は全国で100万人を超えていました。

 

これに対して、痛風・高尿酸血症の診療のエキスパートであると公認される認定痛風医は、令和2年4月1日の段階で私を含め新たに4名が新規に登録されても全国で55名に過ぎません。

 

このことは、日本全国の痛風・高尿酸血症の患者さんのほとんどが非認定医による診療を受けざるを得ないことを意味します。

 

 

以下が、総会で公表された令和元年度第9回認定痛風医(新規)4名の氏名・勤務先です。

 

No1 飯嶋正広 杉並国際クリニック 院長

 

No2 石井健夫 善仁会 横浜第一病院 副院長 (日本腎臓病学会学術評議員)

 

No3 川口真  防衛医科大学校病院 泌尿器科

 

No4 森田美穂子 福井大学医学部 血液・腫瘍内科 病院助教

 

 

新規認定医4名のうち3名が首都圏に勤務していますが、東京都では私一人のみであることを改めて認識しました。

 

令和2年度は、これまで実績を積み重ねてきた診療守備範囲の中でも、痛風・高尿酸血症を重要な柱の一つとして明確に位置付けて、新たな体制を汲んでいくことを計画しております。