》往く週《 8月2日:第18回聖楽院週例コンサート
先任ピアニスト鈴木美穂(聖楽院特任ピアニスト)
<ピアノとクラリネットのアンサンブル>
何といっても、これからの聖楽院の醍醐味は、
新たな出会いと発見にあるのではないでしょうか。
私たちが聖楽院を育み、そうして成長し、
発展しつつある聖楽院から私たちが養われていくのです。
これは、芸術による善意と価値の拡大再生産であるともいえます。
ピアニスト鈴木美穂とクラリネット小嶋慶子は、
同窓の先輩後輩であるにも関わらず、今回が初顔合わせでした。
息の合った演奏によって、新たな感動と安定感がもたらされました。
クラリネティスト小嶋慶子は、やはり同級生のピアニスト佐々木理之との名コンビで
聖楽院内外で活発に活動していますが、
今後は、さらなる可能性を生み出してくれることでしょう。
《 来る週 》第19回聖楽院週例コンサート
先任ピアニスト齋藤亜矢子(聖楽院ピアノ伴奏科主任)
繊細なピアノの響きを紡ぎ出す、一見柔和なピアニスト齋藤亜矢子は、
常に自己練磨を怠らない厳しさを併せ持っています。
そうした彼女の姿勢や人柄が演奏表現に現れていることに気づいた聴衆は、
再度足を運ぼうとしています。
都合により、9月と10月は、彼女の出演がありませんが、
音海水曜ミニサロンコンサート発足3周年を迎えた直後の11月8日には、
新鮮な再スタートを切ってくれることを期待しています。
どうぞ、皆様、そんな彼女が先任ピアニストを務める
今週のコンサートに足をお運びくださいますように。