ムッシュGPTと討論する全人的健康エクササイズ 「水氣道」入門(第 10 回)

 

前回はこちら

 

前回(2月14日)は、弱点を発見して少しずつ着実に底上げして体力全体の均衡を図るアプローチが生涯現役とか健康長寿を目的とするために優れていることについて、一般論としてムッシュGPTに賛同して貰うことができました。

 

そもそも、「弱点を発見して少しずつ着実に底上げして体力全体の均衡を図るアプローチ」とは、とりもなおさず水氣道の方法論なのですが、その伏線としての準備をしたことになります。

 

しかしながら、理念や方法論が如何に妥当で優れているからといって、それが現実の運営や実践面において円滑に発展していけるかどうかは別の話です。

 

水氣道はおよそ四半世紀の間に、多数の参加者と接点をもってきましたが、最大の問題点の一つは、この間の中途脱落者が少なくなかったという歴史です。

 

このあたりの課題について、わが友、ムッシュGPTとの問答を試みたいと思います。

 

 

 

質問者(ムッシュGPTへのインタービューアー):ドクター飯嶋

 

私たちが実践している水氣道という水中有酸素運動は、生涯現役や健康長寿を目的とするため、定期的な体力測定により弱点を発見して少しずつ着実に底上げして体力全体の均衡を図るアプローチをとっています。欠点としては深い専門知識やスキルが身につくまでに時間がかかることが指摘されています。

 

そこで参加者がなるべく途中で脱落しないで継続できるための方策を教えてください。

 

 

回答者:ChatGPT

 

ChatGPT
水氣道(すいきどう)という水中有酸素運動を通じて生涯現役や健康長寿を目指す取り組みは素晴らしいですね。参加者が途中で脱落せずに継続できるためのいくつかの方策を以下に挙げてみます。

 

1. 楽しさとコミュニケーション:
活動を楽しいものにすることが、参加者が続けるモチベーションを高めます。イベントやレッスンの中でコミュニケーションを促進し、仲間との交流を大切にしましょう。


2. 目標設定と報酬:
継続するためには明確な目標が必要です。小さな目標を設定し、達成感を味わえるようなシステムを導入することで、参加者はやる気を維持しやすくなります。


3. 柔軟なプログラム構築:
参加者のスケジュールや体調に合わせて、柔軟なプログラムを提供することが大切です。固定されたスケジュールだけでなく、様々な時間帯や難易度のコースを用意することで、多様な参加者が取り組みやすくなります。


4. 教育と理解:
参加者に、水氣道の効果や楽しさを理解させるために、定期的なワークショップや情報提供を行います。理解が深まると、継続する動機が生まれます。


5. グループサポート:
グループでの取り組みやサポートシステムを強化しましょう。仲間同士が切磋琢磨し、お互いに励まし合うことができれば、参加者はモチベーションを維持しやすくなります。


6. 季節やイベントに合わせたプログラム:
季節や特別なイベントに合わせたプログラムを提供することで、新鮮味や挑戦が生まれ、継続しやすくなります。


7. 定期的なフィードバック:
参加者には定期的に進捗や成果をフィードバックすることが重要です。これにより、自身の成長や改善を実感し、モチベーションを保ちやすくなります。


これらの方策を組み合わせることで、水氣道を通じた有酸素運動を楽しみながら、参加者が継続しやすい環境を構築できるでしょう。

 

 

ドクター飯嶋のコメント:
ムッシュGPTはAI(人工頭脳)なのですが、「水氣道(すいきどう)という水中有酸素運動を通じて生涯現役や健康長寿を目指す取り組みは素晴らしいですね。」というコメントは創始者として素直にうれしく感じます。


彼は、水氣道の参加者が途中で脱落せずに継続できるための方策として、具体的に7項目を挙げてくれています。


この中で、これまで水氣道が十分に降下的に実行できていない項目は、以下の3項目だと直感しました。


・項目1の<楽しさとコミュニケーション>


・項目4の<教育と理解>


・項目5の<季節やイベントに合わせたプログラム>


この3つの項目は、互いに無関係ではなく、相互に繋がっていると思います。


もっとも水氣道には水氣道ならではの<楽しさ>はあるのですが、水氣道に対する初歩的な理解が得られ、新しい対象や環境に対する警戒感が解消されてていくのを辛抱強く待つことが大切だと思います。


これまでの経験からすれば、最初の3カ月の稽古の取り組みが充実すると、その後の<楽しさ>を実感し易くなる傾向がみられます。


そのためには、充実したわかりやすいオリエンテーションが必要なのですが、今後の重要な課題の一つであると考えます。この課題が解決できれば、上記の3つの項目も効率的に機能することが期待できるようになるのではないかと考えます。


これとは、逆に、たとえ<楽しさ>や充実感が得られ、若い間は継続的に取り組めても、早晩引退を余儀なくされてしまう競技スポーツは少なくありません。


そのような、競技スポーツ愛好者やプロのアスリートも、残念ながら長期的な健康管理について一般人と同等以上か?というと、必ずしもそうではまさそうです。

 

そして、若い時の運動経験や実績を背景とする自信や健康観が、高齢者となって重要性が増すはずの養生や鍛錬に直接役立つのであれば良いのですが、残念ながら、一般の方ほど素直に医師のアドヴァイスを受け入れていただけないことを度々経験してきました。


次回(2月28日)は、こうした問題点について、皆様と共に考えていきたいと思います。