ムッシュM.ChatGPTの自己紹介、そのお手伝いをさせていただきました(その5)

 

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自然言語処理(NLP)について、初心者の私の勉強にお付き合いくださっている皆様に感謝いたします。

 

そもそも、このところNLPについて検索しているきっかけは、ChatGPTでありました。そのNLP モデルにもいろいろな種類があって、ChatGPTもそのうちの一つであることがわかりました。

 

そこで、良い機会ですから、このあたりで、ChatGPTとその他のNLPモデルとの違いについて学習したいと思います。

 

 

<質問26>

様々なNLPモデルの中で、GPT(Generative Pre-trained Transformer)は、BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)、T5(Text-to-Text Transfer Transformer)などと比較して、どのような長所や欠点がありますか?


ChatGPT
GPT(Generative Pre-trained Transformer)は、BERT(Bidirectional Encoder Representations from Transformers)やT5(Text-to-Text Transfer Transformer)などのNLPモデルと比較して独自の特長があります。以下に、GPTの長所と欠点、および他のモデルとの比較点を示します:


GPTの長所:

1. 文脈を考慮した生成:

GPTは、文脈を理解し、それに基づいてテキストを生成することが得意です。長い文脈を持つ文章や文章生成タスクにおいて優れた性能を発揮します。


2. 対話ベースのタスク:

GPTは、対話ベースのタスク(チャットボットなど)に適しており、自然な対話の流れを生成するのが得意です。


3. 文章のクリエイティブな生成:

GPTは文章を創造的に生成する能力に優れており、詩や物語などの文学的な作品を生成するのに適しています。

 


GPTの欠点:
1. 文脈の制約:

GPTはある時点での文脈しか持っておらず、長い文脈を持つタスクや文脈の一部を忘れる可能性があります。これは、非常に長い文脈を必要とするタスクには不利に働くことがあります。


2. 訓練データの制約:

GPTは大規模な訓練データを必要とします。限られた訓練データで訓練された場合、性能が制限される可能性があります。

 


他のモデルとの比較:
BERT:

BERTは、文脈を双方向で理解することが得意です。一方で、BERTは主に事前訓練されたモデルを微調整して特定のタスクに適用するのに適しています。


T5:

T5は「テキストからテキストへの変換」アーキテクチャを持ち、様々なNLPタスクを統一的に取り扱うことができます。T5は入力と出力がテキストで表現され、幅広いタスクに適用可能です。


それぞれのモデルは、特定のタスクや要求に応じて選択されるべきです。GPTは特に文脈を重視するタスクや対話型のアプリケーションに適していますが、他のモデルと組み合わせて使うことで、さまざまなNLPタスクに対応することができます。

 


飯嶋医師のコメント:
GPTの長所と欠点が端的に個別にわかりやすく説明されています。

それでも合点がいかない点が一つあります。

それは長所3.文章のクリエイティブな生成が得意なGPTが、同時に、欠点1.文脈の制約を受けて、非常に長い文脈を必要とするタスクには不利に働くことがある、という矛盾についてです。

 

この謎については次回、確認してみましょう!